さてさて、第五回はこの方だ!
梅艷芳(アニタ・ムイ)
先のニュースの通り、アニタ姉さんは現在子宮頚癌と戦っています。
これ以上の大事に絶対至らないことを祈りつつ、ゆっくりと治療に専念してもらいたい限りです。
というわけで、今回は急遽アニタ姉さん特集にしました。
ところがアニタ姉さんの場合、観てはいるけれどレビューしてない作品が多いな。まぁ見切り発車で。
まず歌い手として高く評価されるべきは言わずもがなですが、演技、アクション、コメディとどの分野でも結果を出してるのが凄いです。
さらには"大御所の風格"を持つべくして出てきたような独特のキャラクターは他女優さんの追随を許しません。
「審死官」を観ていない俺が痛いな〜
それではrose rose I love you!
※2003年12月、誠に残念ながら梅艷芳(アニタ・ムイ)さんは他界されました。享年40歳。心よりご冥福お祈り申し上げます。
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「壞女孩」('86)
初々しいアニタ姉さんが見られますが、演技がイマイチ吹っ切れていない印象がちょっと残念。主題歌は彼女にしては珍しい(?)ポップな「Why
Why Tell Me Why」です(英語題通り)。これって元唄ってたの誰だっけ?
「奇蹟/ミラクル :奇蹟」('89)
こちらは妖艶さと可愛らしさが良いバランスで表現されていますね。
ジャッキー監督作で唯一、ジャッキーが主題歌を唄わない映画がこれで、(「龍兄虎弟」はジャッキーも譚詠麟もそれぞれ主題歌アリ)替わりにアニタ姉さんの登場です。当たり前ですが、それだけ歌い手としてのアニタ姉さんが評価されていたのでしょう。実際に「rose
rose I love you」はとっても良い曲で、私も鼻歌がよく出ます。(オリジナルではなく昔からある唄で「上海ブルース」でも確か出てくる)
「愛と欲望の街 上海セレナーデ :亂世兒女」('90)
とりあえずストーリーがようわからんまま進んで終わるので作品全体としてはイマイチなのですが、ガチンコで行われるサモハンvs元彪もあります。
アニタ姉さん自身はセクシーな役柄で色気(それも上品な)に功夫に活躍し 美しい脚線美から繰り出すパンチラチックな蹴り技が素晴らしいです。アニタファンとしては押さえておくべき一本でしょう。
「酔拳2 :醉拳U」('94)
アニタ母さんの活躍がなければ本作の評価はどうなってしまったのだろう? と思うぐらいに、コメディリリーフとしてピカ一に頑張っている作品がこれです。コメディ部分ではハッキリ言って完全にジャッキー喰いました。
ジャッキーの恋人役と母ちゃん役と両方演じるなんて、稀有な方ですね。
「レッド・ブロンクス :紅番區」('94)
引き続きジャッキーとのコンビも抜群に出演ですが、今回ヒロインとしてはフランソワーズ・イプに水を開けられてしまったかな。
壊されたトイレからパンツ脱ぎっぱなしでジャッキーに怒鳴り散らすなどもう後半は完全にコメディエンヌとして頑張っております。
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