さてさて、第八回はこの方だ!
苗可秀(ノラ・ミャオ)
とにかく李小龍映画の常連ヒロインだったことによって、 功夫映画迷永遠のヒロインとなった苗可秀(ノラ・ミャオ)さん。それでいて、ヒロインと呼ばれて然るべき美貌を備えていたことが素晴らしいす。後に大スターとなるジャッキーとこうやって共演しているのも不思議な縁ですね。
それではレビュー済みの作品紹介へ、どうぞ。。
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「ドラゴン危機一発 :唐山大兄」('71)
氷屋でゲスト出演。なんかやっぱここに運命めいたもんを感じるやね。
「ドラゴン怒りの鉄拳 :精武門」('72)
清純派アイドルヒロイン絶好調。
スチールでは彼女と日本人が戦ってる姿もあるのだが。
「最後のブルース・リー/ドラゴンへの道 :猛龍過江」('72)
李小龍先生が強引に出演させた話は有名。
思うんすけど、黒澤明、山田洋次、伊丹十三監督などなんちゅうかファミリーを作るよね。同じメンバーにどしてもなりやすい。李小龍だと彼女、劉永、林正英、小麒麟とかかな。本作での彼女は「怒りの鉄拳」と違ってカジュアルであり、この辺なんか李小龍の彼女に「イメージと違う感じで演じさせてみよう」とした意気込みを感じないでもない。
「レッドドラゴン :新精武門」('76)
前作「精武門」から引き続いてヒロインを務めた。
劇中では看板持って歩いてくるジャッキーに陳真(李小龍)の姿をダブらせる苗可秀さんだったが、実際にはどうだったのだろう。
「何よ、この一重まぶた?」
とか思ってたかもしんない。
「蛇鶴八拳 :蛇鶴八歩」('77)
というわけで、ジャッキーも格好良くなって再共演。
ジャッキー映画の中ではこれが一番お綺麗です。ほんと。
それどころか"秘伝書"求めて、なんとジャッキーに体まで許すことに(しませんが)。俺なら秘伝書渡すかも・・・
いやいやそんなことはどうでもよくて、秘伝書だけを求めて・・じゃなくてジャッキーへの恋心も併せ持ってというところが良いですね〜
功夫もそれなりに披露してます。
「龍拳 :龍拳」('78)
「何だ、この大御所は?」
と今度は逆にジャッキーに思われたかもしれない寂しい一作。苗可秀さんともあろうお方が全然印象に残らないのよね。こりゃいかん。
「風流残劍血無痕」('80)
「蛇鶴八拳」と同じく縦笛みたいなので攻撃する苗可秀お姉さま。ただ残念ながらはどちらかというとよりヒロインな役どころは施思に持っていかれてます。彼女自身の美貌に衰えを隠せなくなってきてたりする。一緒に出てる施思も既にこの当時で芸歴長くてデビュー当時より可愛いのだから、ご自身の責任かと。
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