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激突!殺人拳 The Street Fighter ■ ソニー千葉扮する超極悪空手家【テリー・ツルギ】の殺人拳シリーズ第一弾。ちなみにこれは日本語が収録されてました。 とにかくメチャクチャ残酷というか、ここまでやれば残虐空手映画という一つのジャンルとさえ思った。エグすぎる。 テリー・ツルギのキャラクターが凄すぎ。ほんまに誰がこんなキャラ立てたんや。これほど主人公に共感しないどころか、 嫌悪感を覚える映画なんか知らん。 冒頭、死刑囚の前に現れたテリー・ツルギ。 「徳の高いお坊さんだからどうのこうの・・・・・・・」 と警察達は紹介したが、いきなり牢屋での格闘。上の画像ね。 その後、死刑囚が乗るパトカーを襲い警官をブチ殺し、死刑囚を密輸船に乗せお仕事完了。さっそくテリー・ツルギは報酬を貰いに。 ところが、死刑囚の二人の弟、妹は前金の300万を払うだけで精一杯だった! 「売り飛ばしてやる!!」 ブチギレしたテリー・ツルギは妹(志穂美悦子)の唇をいきなり奪いこの一言。叙情酌量のかけらもなく、まさにコイツは人間じゃない! 「俺は約束を守らねーのは、でーきれーなんだっ!!」 見てこの顔!悪魔!鬼! 約束もクソも、 罪の無い一般人を次々ブチ殺すあんたにそんな事言われたかねー!! 二人をボコボコに。 「それでてめー、空手のつもりかっ!おりゃああああああ!!!!!」 「よくも兄さんを・・・・」 「とおりゃー!!」 デビュー当時の志穂美さんのパンチラ戦法が、当然テリー・ツルギに勝てるわけもなく、(でもここが個人的に一番の見所) 弟は窓から突き落とされて死亡。 宣言通り、志穂美さんは中国マフィアに売り飛ばされて、売春婦にされてしまいます! (いくらなんでも酷すぎる) 千葉はブルース・リーをちゃんと観たのか!? 対峙している空手家の人は「中華丈夫」に出てましたね。 その後も、ヤクザの事務所や空手道場や道ばたとかで、大暴れのやりたい放題! 数々の罪無き人、罪有る人をブチ殺していきます。 出番は終わったと思ったのに・・・スー・シオミ 脱走した死刑囚(兄)の手によって助け出された志穂美さん(でも散々遊ばれた後です・・・無念)。当然、二人の敵はテリー・ツルギ! テリー・ツルギをぶち殺せ!! もうここで話が終わっていいからブチ殺せ!! しかし、巧みにテリー・ツルギに逃げられてしまいます。 テリー・ツルギ危機一髪! 構うことねー!! さっさと撃ち殺せねーちゃん!! こいつに主役の資格は微塵もない!! しかしここでもテリー・ツルギは死にません。この野郎・・・・ 敵が牛耳る船舶へ乗り込むテリー・ツルギ。 某管理人さんのお言葉 「燃えよドラゴンの牢屋シーンを意識しているが、演出のアプローチは全く違う。」 まさにおっしゃる通り。 ここまでも、画像こそ載せていませんが、 ・歯をボロボロに叩き折る ・目をえぐる ・金タマを引きちぎる 等々、 目を覆ったシーンが続出で、この船舶戦闘シーンは引き続き残虐オンパレード。 お食事中に鑑賞するのは絶対に避けて下さい。 そして豪雨が打ちつける甲板で、 死刑囚(兄)vsテリー・ツルギの最後の闘い! 頑張れ死刑囚! ・・・しかし全く持って残念ながら、テリー・ツルギの方が一枚上手か ・・・・とそこに! 助けに現れたスー・シオミ! やっぱ可愛かったよな〜・・・・・・ などと呑気な暇もなく、何とかテリー・ツルギを羽交い締めにした志穂美さん! 「あたしと共に〜!!!!」 死刑囚は志穂美さんの身体ごとテリー・ツルギを遂に貫きます! 死ね!死ね!死んでまえっ!! 志穂美さんは当然絶命。 トドメを刺そうと、近づいた死刑囚・・・・・・しかし! 息も絶え絶えに見えたテリー・ツルギが死刑囚の喉を引っこ抜き(うげーっ)! 死刑囚も死亡。 豪雨の中、 「ぐひひひいひひいぃ・・・・」 とテリー・ツルギは笑いながら立ち上がり 「殺人拳2でお会いしましょう」 (つまり生きてる) ・・・・・・いや〜、俺はもういいです。 2は志穂美さんも出てないし、本当にもういいです・・・・・・ とにかく、自分のレビューの中では全く異様な作品となりました。 今更ながら私はスプラッター映画は大っ嫌いです。クエンティン・タランティーノはなんでこんなもん好きなの? (この作品はアメリカで人気を博しました。やっぱアメリカってインパクト強いの好きね。)
忍者武芸帖 百地三太夫 Shogun's Ninja ■ 真田広之忍者シリーズの一作(別にシリーズじゃないけど)。 子供の頃、これ観たことがあってタイトルとか知らなかったけどこれやったんや。 もうアクションやる気無いのかな・・・ 今なんかハリウッドをメインに香港アクションは大きなブームになり気味なんだけど、こういうタイミングで真田アクションは復活しないもんかね? 例えば、この前の水野美紀とウッチャンが演じてた「恋人はスナイパー」なんか 真田復活の舞台にピッタリだと思うんだけど・・・(悦ちゃんはあきらめてますが・・・) ゲスト出演というか、元嫁はん。 アメリカのソニー千葉マニアなんかはこの方が元嫁はんだと知っているのだろうか? 冒頭登場、すぐ自害しはります。 出た!極悪テリー・・・いや千葉ちゃん。 しかし、今回も悪役! まぁテリー・ツルギ以上の悪役なんて、他を探してもそうそういないわけで・・・ 本作の悪役振りなんかかるいかるい・・・ JACアクションの基本ですな。 わざとらしいチャイナ服と構えが「魔拳!カンフーチェン」を彷彿とさせます。 ああ・・・それにしても「魔拳!カンフーチェン」のDVDとか出たら買ってしまいそう・・・・ 結局、未だ霊界には行かず、現役です。 丹波師匠! 彼の元で真田はジャッキーっぽい修行を展開します。修行の最後は真田自ら「丹波殺し」という「北斗の拳」の「サウザーとお師さん」みたいなことに。 このシーンだけ完全にコミッククンフーです。 いつの間にか、 「千葉チャン特集」のつもりが、俺の趣味で「悦ちゃん特集」に。 ああ、そうさ。 ここまで来たら認めるしかない、悦ちゃん大好き!(でもマニアほどじゃないです) 上記の悦ちゃんスマイルのように、本作の志穂美さんはとっても可憐です。 「てあっ!!」っと金タマ蹴りっ! まるで「鉄拳」のリン・シャオユウやな。 こっちがシャオユウ→ こんだけ可愛らしい役柄の志穂美さんは珍しいな・・・ 「あら!いやだ!?」 お尻が破けて「お恥ずかし」の図。 志穂美マニアにとったら「超ナミダモノの1シーン」だと思われます! クライマックスのダブルヌンチャク炸裂!! やっぱ死亡・・・ 本作のもう一人のヒロイン(名前がわからん)の方より、ずっと美人なんだけど 結局、真田とは結ばれずこういう運命に。しかもわざわざ中国から来たのに・・・ しっかしな〜 長渕に取られて引退したのが改めて痛いな〜 ほんでもって、 長渕が極真に「特別待遇で鍛えてもらった」のがムカツクな〜 長渕だろうがチャゲアスだろうが、新入りは殴られてなんぼの極真だろうが。 友人なんか早速、前歯無くしてたぞ。 「世の中金や」 ってのを長渕が表してるのがまた腹立つな〜 貧乏臭い歌ばっか書いてるくせに・・・ ・・・ えっと、 ソニー・トリオ。 後ろのお付きの二人にセリフ与えてやって〜 もうちょっと長かったらよかったのに・・・・ JACの新旧スター、ガチンコバトル! 一瞬でケリが着いてしまうのでちょっと消化不良やな。 Princess Yokoshimaru's!? ・・・・って、あれ? なんかこのページの上の方で観たようなエンディング・・・・ あと、渡辺典子がヒロインで出てるのも同じ様な終わり方だったので 「真田忍者シリーズ」 と呼ばせて貰いました。 こうなるとそれもレビューしたいな・・・ 適当に書いてるだけで全然レビューになってないが(特に最近は)。 ちなみにこのDVDはPCだと正常に閲覧できませんでした。
伊賀忍法帖 Ninja Wars ■ 普通に「伊賀忍法帖」のレビューでもしようかなと思って数年振りにTV放映見たけれども、「なんつーか、レビューする気にもならんつーか、うちのサイトと関係ない映画」 みたいな印象だったので、全然そっちの方はやる気無し。 ガキの時から印象的だったのは、 ・惚れ薬飲まされたデブ女がほだされて悪僧侶に抱きついて、悪僧侶が嫌がるかと思ったら、そのまま嬉しそうにデブ女持っていった「タイプなんかいっ!!」 ・後は首が飛んでブシュー!首が飛んでブシュー! ガジローが汚い胃液ブシュー!ガジローが汚い胃液ブシュー! お前は寺掃除してろって。 ・なんつーか気持ち悪い濃すぎる悪役しか印象に残らない で、そんなもんで「どうでもいいや」とっとと終わりたい気分。 なので、まぁJACとかも含めて日本人が「功夫映画みたいなことをやった」 形跡なんかを記憶の限りでダラダラと書いてみたい所存でございます。 ■始まりはソニー? ってかソニーだかサニーだか千葉ちゃんなんだが。 千葉ちゃんと言ってもチェリーベイブの社長の事ではなく真一さんね。やっぱ「空手モノ」やりだしたのは彼になるのかしら。古くは高倉健さんまで空手映画に駆り出されたとかどっかの本にも載ってたなぁ〜 ただし、わしゃ生まれてないので詳しくはカットに等しい雰囲気。知ってるのは「殺人拳シリーズ」「女必殺拳シリーズ」とかだけかな。 印象的なのは千葉ちゃんの「激殺!邪道拳」で、 PLANET KUNG-FU TRASHの管理人さんが 「なんじゃこりゃー!」 ってな感想をお持ちだったように、確かにごもっとも全くなのですが、 ・麻薬中毒患者だったけど空手の達人で兄弟子サモハンの密輸組織を ぶっつぶすも中毒患者なので勝手に死んでいく千葉真一の涙で劇終 「何でも終わらせようと思えば、終われるもんだな」 と訳のわからない理論を子供ながらに教えられたよな映画だったりする。 「サモハン」ってのはデブゴンではなく、劇中での役名。当然、サモハンだったから印象に残った訳だけれども。以外に千葉ちゃんvsボロヤンのベストバウトだったような気がしないでもない。他に対戦したのか調べる気もないけど。 ■魔拳!カンフーチェン ジャッキーのコミックカンフーブームに乗っ取ってもあったり、JACそのものに勢いもあったのだろうが、高木淳也という新人を起用して作られたのが 「魔拳!カンフーチェン」である。 これはTVシリーズで毎週土曜日19:00という超ゴールデンタイムに放映が始まってたりなんかする。ストーリーは・・・・・・忘れた。 覚えてんのは、お師匠様が柳生博で第一回の放送で自ら心臓から何やら 「宝玉」みたいなもんを取り出して死亡。弟子の「カンフーチェン」が悪い武術組織を闘う感じ。それにしても役名カンフーはそのまますぎる。 アクション的には日本にしてみれば十分頑張っていた・・・だろうけども (高木さん本人のコラムにも苦労話が書いてあったし) 既に「酔拳」「蛇拳」などのアクションを見た後では物足りなく、ジャッキーが流行っていた当時に関わらずアクションは実に 「ブルース・リー的であり」 もっと直で言えば、「仮面ライダー変身前の戦いがちょっとだけ豪華になった」ぐらいのもんにしか映えてなかった。これは当時の私にも辛く全話見ていない。 後に「魔拳!カンフーチェン」は現代モノの「〜刑事まるかじり」(タイトルはっきり覚えてない。これも高木さん主演に番組を変える。 と同時期に日本では「カンニング・モンキー・天中拳」が公開され同時上映が JACが放ったコメディアクション「伊賀野カバ丸」。大ヒットを記録(ジャッキーのおかげじゃん)。 とは言っても、個人的にこっちの「伊賀野カバ丸」は今でも大好きで、JAC作品の中で一番のお奨めと言っていい。主演のカバ丸役はこれもJAC新人だった黒崎輝さん。 この後、続けて 「コータローまかりとおる」にも出演して、その後時代劇なんかで顔を見掛けていたが引退。現在は沖縄でダイビングのインストラクターをやってらっしゃる(とTVでやってた)。 個人的にはやはりカバ丸役が大好きだったので、それからの日本映画の陰りとアクション映画の作られない時代に生きられなかったのが凄く惜しまれる。時代によってはそのまま「ハリウッド!」なんてこともあったかもしんない。 劇中でカバ丸のライバルを演じてたのは高木淳也さんで、中盤では「カンフーチェン」(わざわざ衣装着替えて)になったりするサービスもある。 後発の「コータローまかりとおる」も出来は決して悪くないが「カバ丸」にはちょっと及ばずって感じか。 ただし、クライマックスには 「黒崎輝vs真田広之」 「黒崎輝vs志穂美悦子」 という対戦カードが用意されており、特に「黒崎輝vs志穂美悦子」は年代的に考えて、シオミ様がJACで見せた最後のアクションシーンだったりと何気に貴重。(2年後に作られるシオミ様「二代目はクリスチャン」は除いて) ■なんもない そっからしばらく何かあったやろか。 日本ではうーん・・・ 「香港ドラゴンカンフー少林寺」なんて香港製作TVシリーズを 放映していたが、当時実家では放映ローカルが映らなかったので一度も見ていない。 JAC衰退が大きな原因であることは間違いない。千葉ちゃん渾身の一作、 「将軍家光の乱心 激突」が最後かな。 これはお金もスタントも素晴らしくなかなかお奨めの一本です。「阿羅漢」に出てた胡堅強(フー・チェン・チァン)も大活躍します。また見たらレビューしよう。 他には合作の「孔雀王」があったりしたな。ちょっと年代バラバラで申し訳ないが。ワイヤーで吹っ飛ばされた緒方拳に何となく大笑いした映画だ。香港では元彪主演で編集し直されて出ているらしいが、当たり前だ。三上博史は大して活躍していない。これで主演と言われても香港では納得されないだろう。 キョンシーブームが起きたけどここではテンテンちゃんの話は飛ばして、実は劉家輝が日本に呼ばれてキョンシーものを一本作っており(TV番組で)、 それが「少林寺VS霊幻道士」である。だけれども劉家輝なんて超武芸者を呼んでおいて、アクション部分の出来は正直悪く、番組自体見るに耐えないシロモノだったりした。 ■長きを経て 本当に不遇だなぁ。ずっとなんも作られてなかった気がする。 最近になってやっと甄子丹をアクション指導に迎えた「修羅雪姫」や日本女優の香港進出、「恋人はスナイパー」なんかが出てくる。 つかなんとか言ってる間に自分が何を何のため書いているかよくわからなくなってきたので、この文章から逃げ出したい気持ちだったりする。 ■ごめんちゃい でもそれはここまで読んでくれた人がいれば申し訳ないので、お詫びにもならんですが、ついでにこれも千葉ちゃん最近作の簡単レビューなんかを書いてみたりする。 ■「風雲 雄覇天下」(「風雲ストームライダーズ」) 「簡単にレビューするんかい!」 と思ったあなた!簡単にレビューする理由は一つ! 「つまんなかった」 からです。期待もソコソコだったわけですが個人的には実につまらなかったです。 ポイントは千葉ちゃん!それだけ。 この辺のキャラ濃さっぷりは追従を許さないモノがありますよなぁ。今回は大悪役を演じており、その圧倒的な存在感はホントに流石です。テリー剣(「激突!殺人拳」)なんて昔のえぐいキャラが思い浮かばれます。 「何言ってんだ注目すべきはアクションやCGだろ」 ってな感じが一般的なんでしょうけど、それがつまんないから困ったもので。 スー・チーだって別にスー・チーでもサッチーでもみたいな役柄だったし。アーロンはあんまり好みじゃないし・・・いやいや役者さん責めるつもりはないんですけど(言うてるやん)、 肉体アクションにCGが加わるのはまだ構わないんですが、 CGに肉体アクションが付加されたのなら途端に興味が無くなりますね。 ホントに好みだけなんで、あれこれ議論にもならんですが。 今回は一層、下らぬ文章スマヌ。 ■で、この伊賀忍法帖 ジャッキー自らカメオ出演したって自伝に書いてあるんだけど、いったいどこに出ているのだろう?
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