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■ドラゴン佳作・珍作選11  
 


忍拳威震巴黎/艾曼〔女丑〕火〔手弁〕功夫良
Kung Fu Leung Strikes Emmanuelle
Zen Kwun Do Strikes in Paris


・・・もうあかん!ぼくわからん!
と途中でなってしまう映画。
こんなの映画と言っていいのか?
ああ、もう。
ふつうな〜、例えば小学生の作文的物語創作でもな、頑張って物語の整合をつけようとするだろ?
最初に書いたことを後になって慌ててでもまとめようとするだろ?

まとめようとしろよ!


■流れなんかあるか!


よくわからん!
劉忠良の父さんが誘拐されたらしいのよ、パリで。
ということは早速チンピラ蹴散らして師匠に挨拶して忍拳道開祖にしてアクションスターの劉忠良が向かうわけよ。

パリに行ったらそりゃアクションスターですからマスコミ責めに遭うわけですよ、人気者ですよ。お前は本田圭佑か。
しかし、パリに行った本当の目的は観光(笑 にあったみたいで、物語ほっといてカメラは凱旋門エッフェル塔・・・と完全な観光地周り(笑
ということは、その昔に劉忠良のパツキン恋人は殺されてるわけよ、このパリで。もうたぶん幼馴染で恋人で何故か昼間からおっぱい丸出しでデートするようなパツキン美女を殺されてるわけよ。そりゃいかんですよ。

んで、とにかく劉忠良は知り合いから悪役から全員に
「功夫良、功夫良。」
とあだ名呼びされてるわけよ。だからタイトルにも"功夫良"とあるわけよ。
んで、その度に「南拳北腿」とかでも有名な彼のテーマ曲・・・に勝手にしちゃったらしいセイヤ♪セイヤ♪セイヤ♪ってのが流れるわけよ。

とりあえずその亡き恋人の墓参りということで、もうお洒落の街・パリなのにさっきから空手胴着にグラサンというファッションはどうなのよ、この野郎。
墓の合間合間に隠れている敵(何の敵かわかりません)をサクサクと蹴散らしてから墓参り。

墓参り後に登場するのは王將(ワン・チェン)で、ロケ地の風が強かったようでバサバサとヘアスタイルが乱れまくりの中、そんなこと気にせずに今やすっかり悪役と成り果てた彼と対決して倒しました。

もう、みんなから「功夫良、功夫良。」て。

んで、普段は空手胴着にグラサン。
デートの時はちゃんと私服。
これを着こなす劉忠良さん。
いったい何時からいたのかわからない今現在の新たなパツキン恋人(誰やねん)とデートを重ねる劉忠良さん。パリは恋人の街ですか。ああ、そうですかそうですかとエスカレータでディープキスを繰り返す二人。

この辺で流石に「もういい加減にしてくれよ!この映画!」
と思いましたよほんまに。

しかし盛り上がりは更にここからなんです。
もう、みんなから「功夫良、功夫良。」て。
挑戦者がいっぱい現れるわけですよ。
嘘日本人やアメリカ国旗のジャケット着たアメリカ人(上のパッケージに写ってるやつ)とかが対決をしてきて、なんだかんだで全部倒すわけですが、敵が(だから何の)パツキン美女ダブルの剣道でやって来て劉忠良ノックアウト!?負けたじゃん!?

だから色々あって最後は度重なる隠し撮りでパリ政府から睨まれたのかどうか知らんが、何故か船上という戦うには全く狭い場所でロジャー・パスキーとラストファイト!ちゃんとしたロケ地探してこいよ!

父が誘拐とかどうとかどうなったんだよ!
最初にそんな事言ってなかったか!?



終劇





・・・なんと、呂小龍(ブルース・リ)の方がまだマシか?
と思ってしまう作品でした。
もう何の人物設定も背景設定もしてないし、誘拐された父を助けるとか殺された恋人の仇討ちとかそういう展開も全く無し。じゃ、何でそんな設定があるのか?ってのも語られるわけもなく適当に戦い続けるだけですよ。これほんとに"初めて撮る自主製作映画"のパイロット版って感じですね。成り立っていません。

しかし!
恐れ入ったかどうだ!
とばかりに武術指導は劇中スーツ姿で登場する徐忠信である!
武術指導家として一流の彼が付けた立ち回りは流石は何度もコンビを組んでいる劉忠良ということでアクションは良いんですよ!
もう困ったな!
めったくたに酷い映画だけど功夫良のアクションはいいですよ!
もう困ったなぁ!!
相手が白人多しだからと言ってモタモタすることも無くラストバトルも船上という狭い場所が不満でしたが、スピードも迫力もあるもので良かったですよ!
ああ、もう困ったなぁ!!!

そんな作品です(笑
最後に謎が残りました。
データベース云々とかでも本作の監督・脚本は劉忠良となっているのですが、実際のスタッフロールではジーン・デ・ルイスって出てくるんですよ。他スタッフも相違があってこの辺はどういうことなのかなぁ?と思っております。とりあえずは実際のフィルムにあったスタッフロール表示に準じて掲載しておきますね。


■CAST&STAFF
監督・脚本 ジーン・デ・ルイス
出演 劉忠良(ジョン・リウ)
ロジャー・パスキー
ダン・シュワルツ
楊國基
鄭碧蓮(エマニュエル・チュン)
徐忠信
王將(ワン・チェン)
劉少梅
ジャーマニー・レネ
黄志明
蕭コ虎
林光榮
彭剛
茅敬順
朱少華
何漢洲
李恆
武術指導 劉忠良(ジョン・リウ)
徐忠信
音楽 ファーディナント・ボディエル
策劃 李安迪
製作 ロジャー・グランド
製作総指揮 ピーター・チャップリン
制作年度 1981


形手螳螂腿
Death Duel of Kung Fu


羅維(ロー・ウェイ)監督が

「ドラゴン怒りの鉄拳」の成功を後の終始の映画作りにおいて引っ張ったように、結局劉忠良(ジョン・リウ)も最初の成功を引っ張った男だ。
主演に劉忠良と王道(ワン・タオ)ンとくれば、当然連想されるのは「南拳北腿」で、本作は見事にそれを踏襲した作品である。てか同じ。


流れ


いきなり一将軍の首を獲った王道。
「凄い刺客が現れた!」
ということで朝廷は騒ぎとなるが将軍の1人である韓鷹(ハン・イン)が王道征伐を命じられる。

王道は反政府軍の一員で、アジトに帰る時にも刺客に狙われるが返り討ち「南拳北腿」時と同じくとても強いのである。
アジトに帰ってみればそこに謎の男・劉忠良の姿が。
劉忠良は軽く王道と手合わせするとその強さを確かめて何処へなと消えてゆく・・・こういう謎めかしい役柄が彼は多いが、はっきり言って顔がいやらしい。

それを証明するシーンが次で、

場面変わって賭場で女賭博師(韓国女優さんかな?)がイカサマ。
※金清子(キム・チョンジャ)さんという韓国女優さんでした。
さすらい拳士様より情報頂きました。ありがとうございます。

イカサマの方法は単純でおっぱい丸出しにして男の視線は釘付け、その間にちょろまかそうみたいな感じで。
んで、劉忠良がさぁ、その博打に参加もせずに少し離れたところからそのオッパイだけをニンマリニヤニヤ見ています。もう顔がいやらしい。
オッパイとオッパイの間のペンダントを確認すると、イカサマ成功で逃げようとするオッパイを捕まえ・・・いや女賭博師を捕まえてオッパイを・・・いやいやペンダントを確かめようとする劉忠良であったが、ここに王道が助けに現れて
ニヤニヤニヤニヤ、おっぱい見ながら劉忠良は立ち去った。なんだこれ?
ま、もここで思うけどこの奇妙な三角関係も「南拳北腿」と一緒やね。

女賭博師ゲットした王道だったが、こちらは口説き慣れているのでニヤニヤニンマリ封印で硬派を貫く・・・お嬢さん!こういう男こそ実は危険ですよ!
こういう奴こそ居酒屋行けば下ネタばかりですよ!まじですよ!
ある意味、ニヤニヤニンマリを止められない劉忠良の方が素直なんですよ!

・・・ええと。
変なこと力説してる合間に王道がアジトに帰ってみると反政府軍拠点は韓鷹と手下の鍾發(チュン・ファット)らによって全滅。それもそのはずで反分子が皆朝廷側に寝返っていたのだった。
裏切り者の同志たちをやっつけた王道であったが、鍾發(チュン・ファット)らに追われてさらに韓鷹登場で形勢不利!これを助けたのは当然ながら
ニヤニヤニンマリ
ニヤニヤニンマリ劉忠良さん。

王道1人にてこずっている韓鷹は逆に上からの閑職辞令(かな?)を貰ってしまうが、逆ギレしてこれを拒否すると独断行動開始。先の劉忠良をむしろ、仲間に引き入れてしまおうと企むが失敗。この韓鷹がイマイチ何をしたいかわからんのだよな。

というわけで、今度は女賭博師の全裸行水をニヤニヤニンマリ堂々見学の劉忠良さん。せめてこっそり見ろよというか見るなよというか。
改めて鋭気を養い・・・何で養ってんねん!おっぱいで養ってんねん!
来るラストバトルに向けて修行開始の劉忠良さん。
というか、「南拳北腿」のラストバトル場所と全く同じ場所で、恋の鞘当対決をする王道vs劉忠良であったがここに韓鷹が乱入して、王道がボコられたりなんかして、こっちはこっちでラストバトルに向けて修行開始。

修行後に改めて鍾發へリベンジを王道が果たしている間に、また女賭博師の前に現れた劉忠良は遂に彼女の唇を奪う。失楽園略奪愛刺馬・・・
というわけで実は韓鷹の手下だった彼女は死んでしまう。
普通に考えりゃこれで王道は劉忠良を勘違いして恨む展開になるのだが、そこまですると話がまとめられなくなるため、意外とあっさり一致団結した二人はラストバトルvs韓鷹に挑んでったりして。


終劇





脚本に倪匡(イ・クオン)と来たもんだから、少しは期待したのだが、本作は「南拳北腿」のリメイクと言っても良い作品で、ダブル主演もヒロインも敵も配置はほぼ同じ、違いはヒロインがおっぱいを出しただけじゃないのか、というような展開だけだったのが残念。

というのも、本作は元々は張徹(チャン・ツェー)らと共に数々の傑作を書いた脚本家倪匡の執筆で、武術指導にはショーブラザーズに恐らく参加せず、独立プロを渡り歩いていた孟海(マン・ホイ)と錢月笙(チェン・ユーサン)、洪金寶(サモ・ハン・キンポー)組の印象強い鍾發に韓国テコンドー悪役ファイターにのしあがっていく韓鷹と結構プロダクション異種混合な珍しい取り合わせなのだ。
珍しい取り合わせだと新しいものが産まれやすいと思ったもんだからつい期待しちゃったのね。

てなわけでストーリーは期待に応えてくれなかったがアクション面ではやっぱ武術指導家が良いので期待に応えてくれました。功夫アクションはたっぷり用意してあるのでその辺は満足かな。

本作の他にも「南拳北腿」の匂い漂わす劉忠良主演作品(「雜家高手」は「南拳北腿鬥金狐」を連想させるし)は結構あり、一度目の成功の方程式を信じてどうしても作ってしまうけど成功しないジレンマってのは劉忠良自身も感じてはいたのかもしれない・・・「忍拳威震巴黎」観ると感じていなかったかもしれんが。


■CAST&STAFF
監督 張旗
出演 劉忠良(ジョン・リウ)
王道(ワン・タオ)
韓鷹(ハン・イン)
金清子(キム・チョンジャ)
陳耀林
鍾發(チュン・ファット)
陳龍
呉家驤
李フ柱
林克明
唐迪
張天河
孟海(マン・ホイ)
武術指導 孟海(マン・ホイ)
錢月笙(チェン・ユーサン)
脚本 倪匡(イ・クオン)
製作 張仁道
制作年度 1979


投名状
The Warlords
ウォーロード/男たちの誓い


久々に新しい作品行ってみようか。
ま、改めて言うと本作は

「ブラッド・ブラザーズ/刺馬」のリメイクで脚本の変更からかタイトルは「投名状」となっているが・・・んで脚本家何人使ってんだという感じですが。


■主なストーリー

19世紀の中国。太平軍との戦いで1,600人の兵士を失った清の将軍、李連杰(ジェット・リー)。街に出た李連杰は盗賊のリーダーの劉コ華(アンディ・ラウ)、その養子の金城武と出会い、昨夜ともに過ごした徐靜蕾(シュー・ジンレイ)が劉コ華の妻と知る。劉コ華と金城武は清軍に入り、3人は義兄弟の契りを結ぶことになるが……。コピペすまぬ。






うーん
当然主観だけど、イマイチかなぁ。
ほぼ同じ展開でありながら描写のディテールに於いて、作品に込められたメッセージはすっかり変わってしまっているというか、うーん・・・

「ブラッド・ブラザーズ/刺馬」には張徹監督が伝えたい明確なテーマが込められており、それは簡単に言えば「若気の至り」。
ちょっと簡単に言い過ぎたかな?
「ブラッド・ブラザーズ/刺馬」本編では善悪定かならぬ行動を起こし、形定まらぬ夢を見ながらやがては後悔と悲哀のパノラマの中で儚くも散っていく主演の若者たちを描いていることに注目してほしい。

野心と国と進路と友と女。
目の前にある人生課題を全て同レベルで捉え、プライオリティを付ける判断力も無いまま全てを手にしようとし、全てを失う。
それこそ正に若気の至り、彼らこそが世の中がわかって来つつもあらゆる事象に免疫が無く、人生に恋に宿題に頭を悩ませる現実のティーンエイジャーを投影した姿なのだ。
極論かもしれないが、「ブラッド・ブラザーズ/刺馬」と

徐克(ツイ・ハーク)監督「ミッドナイト・エンジェル暴力の掟」、そして陳果(フルーツ・チャン)監督・李燦森(サム・リー)主演の

「メイド・イン・ホンコン」全て同じ、脆き若気の勢いを儚んだ作品である。

しかし、リメイク作である本作からそれは感じられない。
主演の李連杰は歴戦を戦い生き残った元将軍であって血気盛んな若者ではなく戦いに疲れたベテラン戦士、劉コ華は盗賊団の頭でその稼ぎで貧しい村を建て直そうとする戦士、金城武は李連杰、劉コ華両巨頭の前で自分のアイデンティティーを確立出来ずに右往左往する若者ということで、唯一金城武の役柄に若気のエッセンスは残ってはいるが、基本的には若気云々を伝えようとする物語で全くないことがわかる。

主張が元と違うものになっている、というのは別に構わない。
だがじゃあ本作に込められた想いとは?
が、どーも私にはよくわからない。
景気も上向きの中国でこのバリバリ封建的な世界観の作品が作られたわけは?
何処へ?誰へのメッセージ?
その辺がどーにもどこを向いてるのか分からないのだ。
製作者の想いがイマイチこちらまで伝わってこない。
確かに主演三人は実に力の籠った演技を見せてくれたし、特に李連杰の演技はデビューから彼をツブサに見てきた私にとって、中国武術チャンピオンにして笑顔の可愛い天才少年だったあの彼がここまで役者として大成したのか、というのを確認できて非常に微笑ましかったりもする。ほんと、よくここまで頑張ったよねと思う。
アクション面でも、動作指導・程小東(チン・シュウトン)なのでどこまで非現実的なアクションになってしまうのかといった杞憂があったのだが上手く現実との折り合いを付けたアクションを構築、彼が柔軟性の高い武術指導家であることも証明してみせた。
大凡のところで本作は悪くないし、とてもよく出来た作品だ。

ただ結局場面設定のボヤカシ云々で疑問は残る。
つまり本作は

「レッドクリフ」のように詳細な場面設定を明らかにしていない。時代が何時で朝廷は誰で誰と誰が争っているのか分かりにくい(よく見ていればそれほど難しくは無いが)。
だから一角の感想に"設定をはっきり説明して欲しい"なんてのが出てくるのだ。
しかし、実のところはそこが問題なのではない。
歴史政治劇に重きを置いていないから場面設定の詳細描写はいらないわけで、別にそこを伝えたいから本作を撮ったわけではないはずだ。だから、年号が何時で誰と誰が戦っている最中で・・・なんてものは細かには必要ない。
必要無いが、じゃあ何を伝えようとしているの?
ってところが明確に伝わって来ないからやっぱり困るのだ。
そこをぼやかすなら明確なテーマを込めてもらわないと。結果として、テーマが見えないので場面設定がわかりにくいという印象がマイナスになってしまうのである(そんなもの吹き飛ばすメッセージが無いから)。

娯楽映画としてはとても良く出来ている。
だが、明確なテーマを送るのに失敗した。
娯楽映画なんだからそんなもの無くてもいいだろう?
否、娯楽映画だからこそテーマがあってさらに映画は面白く奥ゆかしくなるのだ。
テーマやメッセージは映画を生真面目にするものではない、映画をもっと面白くするための一素材なのだ。

■CAST&STAFF
監督 陳可辛(ピーター・チャン)
葉偉民(イップ・ワイマン)
出演 李連杰(ジェット・リー)
劉コ華(アンディ・ラウ)
金城武
徐靜蕾(シュー・ジンレイ)
魏宗萬
顧寶明
王奎榮
周波
郭曉冬
石兆h
郭鵬
丁凱
余皚磊
孫堅
王東棟
陶海
汪亞潮
王孝隕
李崇霄
張優
動作指導 程小東(チン・シュウトン)
脚本 須蘭(スー・ラン)
秦天南(チュン・ティンナム)
林愛華(オーブリー・ラム)
黄建新
許月珍
何冀平
郭俊立
阮世生
音楽 陳光榮(チャン・クォンウィン)
金培達(ピーター・カム)
高世章
Chatchai Pongprapaphan
策劃 葉偉民(イップ・ワイマン)
馮鳳珍
何麗嫦
陳戎
製作 麥安禮
黄建新
陳可辛(ピーター・チャン)
許月珍
製作総指揮 林建岳
麥安禮
韓三平
制作年度 2007


鴻勝蔡李佛/無刀快斬
Choi Lee Fat Kung Fu


なんか気がつけば功夫映画の主演として意外と重宝されている金童(クリフ・ロク)の主演作品である。

監督はベテラン武術指導家の陳少鵬で、武術指導担当の作品は数多く観てきたが監督作レビューはこれが初めてか?・・・違った。「天羅・飛沙・夕陽紅」というドンデン返し返し返しのすげー作品があったな。あれは信じられない作品だ。

うむ・・・
・・・また悪役が高飛(コー・フェイ)なんだよな。
彼も相当ウチのレビュー常連だし、一度これやっておくか。


【高飛出演レビュー作品一覧】


小殺星 (1970) 覚えてない
拳撃 (1971) 覚えてない
雙侠 (1971) 覚えてない
惡客 (1972) 覚えてない
馬永貞 (1972) 覚えてない
水滸傳 (1972) 覚えてない

燃えよドラゴン (1973)
観戦者の1人

鐵娃 (1973) 覚えてない

怒れるドラゴン/不死身の四天王 (1974)
おおこれは非常に目立つ悪役で何と巨乳女優と濡れ場を演じた。
後に鹿村さんに殺されますが。

邪拳迫る!死守せよ少林秘伝 (1976)
少林僧にして裏切り者の悪役で結局大悪役の張翼に裏切られて殺される。

キラー・ドラゴン/流星拳 (1976)
おお最弱四天王の1人で王羽さんにいともあっさり殺される。

南拳北腿活閻王 (1976)
・・・早速書くのが面倒くさい・・・
悪役でいともあっさり殺される。

神拳大戰快鎗手 (1977)
二心流 荒木武夫さん役。卑怯な手で試合に勝利!そんだけ

南拳北腿鬥金狐 (1977)
黄正利の付き人してるだけ。

神腿鐵扇功 (1977) 覚えてない

獨臂侠大戰獨臂侠 (1977) 覚えてない。いたか?

鷹爪鐵布衫 (1977)
おおこれは黄正利とナイスなファイト!善役!

神刀流星拳 (1978)
悪役でいともあっさり殺される。

六合千手 (1979)
ラスボス。

ブルース・リィの『大金塊』 (1979)
ラスボス。厳密には違うが。

廣東鐵橋三 (1979)
ラスボス。

プロジェクトD(デブゴン) (1979)
悪役だがラスボスにあらず。

〔足易〕舘 (1979)
ラスボス。

鶴拳 (1979)
ラスボス。

雜家高手 (1979)
ラスボス。

鴻勝蔡李佛 (1979)
ラスボス。

秘帖 (1979)
悪役だがラスボスにあらず。

タイガー&タイガー〜猛虎激突〜 (1979)
張午郎とW主演!

必殺のダブルドラゴン (1980)
梁家仁とW主演!

扮豬吃老虎 (1980)
ラスボス。

賊賍 (1980)
ラスボス。

蛇形醉歩 (1980)
悪役だがラスボスにあらず。少々良い役。

非情のハイキック〜黄正利の足技地獄〜 (1980)
単独主演ですぞ!

勇者無懼 (1981)
悪役だがラスボスにあらず。

獵魔者 (1982)
悪役でもないが良い役でもないか。またも濡れ場あり。

激突!キング・オブ・カンフー (1982)
主人公のお父さん役。

少林羅漢拳 (1983)
ラスボス。

少林寺秘棍房 (1984)
師匠役。

ファースト・ミッション (1985)
悪役だがラスボスにあらず。

七福星 (1985)
元彪(ユン・ピョウ)とバトルのゲスト出演的悪役

バカ拳 (1985)
ラスボス。

マジック・クリスタル (1986) 覚えてない

上海エクスプレス (1986)
悪役だがラスボスにあらず。

クラッシュ・エンジェルズ 失われたダイヤモンド (1986)
善役側にいるが実は裏切り者。

イースタン・コンドル (1987)
悪役だがラスボスにあらず。

復讐は夢からはじまる (1987)
悪役だがラスボスにあらず。

タイガー・オン・ザ・ビート (1988)
麻薬のバイヤーで無残に殺される。

恋はいつも嘘からはじまる (1988)
サモハンと試合して負ける。

サイクロンZ (1988)
悪役だがかなり情けない役。

香港極道/野獣刑事 (1988) 覚えてない

オン・ザ・ラン非情の罠 (1988)
悪役。

ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち (1989)
冒頭にちょろっと出演

タイガー・オン・ザ・ビート2 (1990) 覚えてない

ジョイ・ウォンの時空伝説 (1991) 覚えてない

ソルジャー・オブ・マフィア/愛と復讐の戦士 (1991)
悪役だがラスボスにあらず。

越軌之狼 (1994)
そもそもこれは何と言ったらいいのか・・・

いつの間に何という多さか・・・
疲れたぁ・・・これやると自滅するんだよなぁ・・・パワーがえらい減った・・・

とりあえず翌日。
昨日は↑これ書いてやめました。
ええと。
レビュー作品だけで既にラスボスが11作品。主演が3作。
はぁ・・・すげーな高飛。
何がすげーって私のとこ、これからも彼がラスボスらしき作品まだまだ紹介予定ですからね!まだまだ増えます。

せっかくだからこれも選んでおくか。

【高飛五大バトル】

六合千手 (1979)
雜家高手 (1979)
必殺のダブルドラゴン (1980)
賊賍 (1980)
非情のハイキック〜黄正利の足技地獄〜 (1980)

こんな感じで。
それ以外のも全部良いですよ!



流れ


ほんで今回高飛さんは反清勢力を取り締まる殺し屋さん。

「笑拳」の任世官(ニン・シークァン)"鉄の爪"ですね。
高飛さんは鉄爪ならぬ辮髪爪?が武器で三つ編みの髪が武器です。
反清派にあたる陳少鵬と林蛟は部下に犠牲を出しながらも逃げた。

時間軸がわからないが、高飛の魔の手から逃げ延びた林蛟さんは道場経営・・・いや堂々経営してたらバレバレのような・・・
そこに酔っ払った?金童が登場。
いきなり酔八仙拳を披露して良い感じ・・・
ただ酔ってただけ?それでこんな良い動き?つーかこれ、神打術?
それを見た林蛟は彼に非凡なる武術センスを見出すのであるが、何かしら掟があって(巻き込みたくなくて?)弟子にはしない感じ。
実は武術が習いたくてたまらんの金童は弟子入り志願、仕方ないので取り敢えず使用人として雇用する林蛟さん。

ここからやっぱ

「蛇拳」よろしく使用人の金童が蒋金(ジャン・ジン)に虐められ・・・といういつものパターンに移行するのだが、彼は非凡なセンスと武術学びたい欲マンマンなので、昼は練習横目にチラチラ、夜はこっそり練習ということであっと言う間に強くなる。

いつの間に強くなっとんねん!?
びっくりした林蛟さん。もう彼の意気込みに根負けしたのかどうか知らんが、とにかく正式に弟子入りを許して本格修行へ。

しかしもってここに楊〔目分〕〔目分〕(パメラ・ヤン)&何柏光が来訪。
たぶんですけど、
「高飛さんが近くまで来てますよ」
ってことかしら?
身の危険を感じた林蛟は、まず今や愛弟子となった金童を山奥に隠れ住む同志・陳少鵬に預けて別れる。
んでやっぱり高飛の襲撃を受けた林蛟は・・・死なないんだよな、これが。
もう十中八九殺されると思ったんだけど、蒋金が犠牲になって(笑
いや、笑っちゃいかんけど(笑

んで今度は陳少鵬に弟子入りした金童。
いや今までも修行シーンや演舞シーンが長いのですが、ここからの修行シーンは長いのなんの。もう幾らなんでも長すぎないか?よく出来てるけどさ。

長い修行を終えた金童。
まぁ師匠二人が反清派だということも知っているので、取り敢えず自分も武芸者であることを隠して就職活動?
縁故を頼ったのか(?)金持ちボンボンの魚頭雲の付き人となった金童。
石天(ディーン・セキ)的キャラクターを担う魚頭雲であったが、実は武術道場に通って熱心に習う身でもあった。ちなみにそこの道場長は趙志凌先生で今回も熱のこもった演舞を見せてくれます。

しかしもって石天的役割を担っているので食堂で出会ったパメラさんに一目惚れして猛烈アタック。これをケチョンケチョンに蹴飛ばすパメラさん(笑
ここがようわからんのだけれど、途中介入でいともあっさりパメラと戦ってその実力を知らしめる金童さん・・・なんでここでいきなりバラしたの?翻訳する私がバカでようわかりません。

強いやんけ!?
びっくりした魚頭雲さんが一番弟子になること条件で出資して道場を開設してもらう金童さん・・・いやだから隠れてなきゃダメなんじゃないの?もうこれ見よがしに道場オープン祭りやって獅子舞も暴れて大盛り上がり(笑
もうむっちゃくちゃ当然に高飛の手下である楊威や杜偉和がガン見!(笑
逆にバカにしてんのかと思うわ(笑

なので(笑 もう超バレタので(笑
楊威や杜偉和とかラスボス・高飛とラストバトルに突入です。


終劇





うーん佳作止まりだなぁ。
確かに武術顧問まで付けた功夫シーンはよく出来ていて、修行シーンから型演舞シーンまでディテール深く丁寧に作られてはいる。
功夫シーンはたっぷりでその辺の頑張りっぷりは大いに認める。

しかし一方ストーリー面に於いて、
林蚊さんがしっかりと貫禄があって厳しく優しい師匠役を好演しており当時結構高齢だと思うのだがアクション面でも非常に頑張っており、そこだけは印象に残るも他はてんで見栄えがしない。
パメラさんも功夫シーンは爽快で面白いのだが、とって付けたような出演で勿体無い。
盛り上がるはずのラストが明らかに尻すぼみしており、だからこそパメラさんが実はラストバトルで死ぬのですが、その死で主人公・金童に戦う強い動機を与えてはいるのだがそもそも金童とパメラは物語上そんなに絡んで無いので説得力に欠ける。何しろ師匠は死んでおらずピンピンと健在ですし。
そして一番の問題は主人公が何者かよくわからない、これはちゃんと翻訳出来ていない私の問題も大いにあるのだが、やっぱり主人公が一生懸命修行する、そして戦うといった動機は弱い。だからこそ終盤尻すぼみなのだが。

ちなみにこの作品は金童が師匠達にその非凡な武術センスを認められて修行してあっと言う間に強くなって道場開いてってストーリーなのでこの作品のラストから

天才カンフー」の冒頭にほぼぴったり繋がったりしそうなんですよ。いやだからなんだと言われても困りますけどね。

あっ、高飛さんも出番はそんなに無いです。
ラストバトルは標準を満たしていますし良いバトルですが、もう一味欲しかったかなぁ・・・


■CAST&STAFF
監督 陳少鵬
  金童(クリフ・ロク)
楊〔目分〕〔目分〕(パメラ・ヤン)
高飛(コー・フェイ)
林蛟
陳少鵬
李壽祺
蒋金(ジャン・ジン)
魚頭雲
曾楚霖
李冠雄
趙志凌
楊威
杜偉和
莊威
何柏光
李發源
岑潛波
方萍
鐘榮
呉傑強
武術指導 陳少鵬
杜偉和
崔廣源
朱俗基
武術顧問 李冠雄
羅棋
曽超宇
脚本 馮偉霖
音楽 陳勳奇(フランキー・チェン)
策劃 蔡李佛聯會
製作 盧美芬
制作年度 1979


冰雪情關英雄膽
Heroic Love And Helpless Passion
The Inheritor of Kung Fu


以前に紹介した強烈オリジナル時代劇Wolf Devil Woman三部作「狼女白魔」「金粉遊龍」「蓋世奇花」(三部作じゃないけど)を製作した張玲(チャン・リン)さんの監督デビュー作「蝶無影」を拝見したのでレビューしようかと思ったが、保留とした。

何故かと言うと「蓋世奇花」でも話が理解しきれなくて申し訳なくレビューしたのだが、「蝶無影」はそれに輪をかけてワケがわからなかったからである。そもそも整合性がとても取れてるとは思えない作品で、シーンごとに面白さはあるのだがどうしてこうなるの?と欽ちゃん風に叫びたくなる展開の連続でレビューを書く気が失せてしまったのだ。
んで、張玲さんの監督作というのは三本だけみたいだがプロデューサーとしての活躍はもっと目覚ましく、プロデュース作品は多い。その作品のキャスティングを眺めるだけでも思わずニヤリとしてしまうラインナップで、「さすが、わかってるな」と思わず言ってしまいたくなるが、まだ作品を観てないな(観たらレビューしたいけど)。

本作は張玲プロデュース作品ではないのだが、なんかこの人が入ると俺様色(この場合はアタシ様色)が強くなるのか、ショーブラザーズ時代も含めて実は傑作の多い鮑學禮監督が今回は一体どうしたことか!?
といったこれ張玲作品なんじゃないの?といった無茶苦茶さに溢れている。
原作が「射G英雄伝」「鹿鼎記」等など名著の数々を残した金庸(カム・ヨン)って本当かよ!?「雪山飛狐」とかのエピソードにあったりするのかなぁ?


流れ(例によって張玲作品はようわかりまへん)


馬に乗って狄龍(ティ・ロン)登場
早速、張玲と付き人の范丹鳳が誰かしらに襲われていたので
待て待て。俺に任せろ。
って助けに入って、格好良く戦って・・・いない!?
狄龍様が敵に負けてる!?
逆に殺されそうになって張玲に助けてもらうという展開ですか!?
なにしにきとんねん君は。
と、張玲に怒られるかと思ったが、お優しい張玲さんはそのまま狄龍を連れて旅をすることに。
いや、今回狄龍さんはちょっとドジっ子な兄ちゃん役です。珍しい。

・・・もうそのまま書きます(見たまま)。
悪そうな奴らが集会していて、ボスは權永文!
おお、これってラストは狄龍vs權永文だったりすると嬉しいな!

場面変わって(ほんとにすぐ変わるんです)
キャンプファイヤーしている狄龍、張玲、范丹鳳。ところで、
おてんば范丹鳳たん
始めて見る女優さんですが、おてんばで可愛いです。
何かこの辺にも張玲様のアイドルプロデュース的先見の明センスを感じるんだよな。勿論、単なる勘繰りですが。

キャンプファイヤーしてた横の民家で(家の近くで火使うなよ(笑)
老人が拷問にかけられていたので、それを助ける狄龍様・・・って、
また助けられないんだよな。そんなに強くありません。勇気だけ人一倍。
格好良いのは張玲様ばかり
やっぱ張玲の助力を得て老人を助け出すと、息子への遺言を託して事切れた。

んで、狄龍は自分の道場(?)に二人を連れて帰るのだが、
これって張玲の出身がまずかったのかなぁ?
とにかく張一道師匠が激怒で結局追い出されるハメに。
さらに厄介ごとを持ってきたということで(?)
狄龍さん、逆立ちというシンプルな罰
カメラ回ってる!回ってる!
同じ道場仲間役の蔡弘さんですが、なんか撮影前みたいな素の表情でいらっしゃるのが面白い。蔡弘さん、撮影始まってますよ!

場面変わって、
だから權永文の前で誰かが自殺。

場面変わって(ほんとにすぐ変わるんです)
罰の後で弟分と楽しく酒を呑んでいた狄龍さんは、突如何者かに獲られた酒瓢箪を追って、氷の鍾乳洞に落ちてしまいます。
・・・なんかいきなり氷雪地帯の話になったな。
さっきまで雪なんかどこにもなかったぞ?
もうね。
酔いどれ師匠と酌み交わす
鍾乳洞で出会った酔いどれ師匠・祁浩サ(なんでこんなとこいるんだよ)が汚いのなんの。
でもやっぱり酔いどれ師匠って奴はどこの功夫映画でも強いです。
さらに今回は右手が時々二本あります。あるったらあるんです。
さらにさらに瞬間移動まで会得してます。テレポートです。もう・・・
ふざけてるのか修行してるのか
なのでやっぱり修行開始。
もう絶対にどんな映画でも酔いどれ→修行ってことになりますな。
しかし、ここの修行シーンは何だか面白いですぞ。
修行シーンのアクションも何だか良い感じですぞ。

というか、ここまで全く全体像が見えない作品ですが、奇妙なBGMも合わせて何となく見続けてしまう力を持った作品です・・・変だよなぁ。

この酔いどれ師匠と修行してるのは実際の張一道師匠には内緒。
その張一道師匠が門弟連れて狄龍さんの前に現れたら
「実は私です」
ってさっきからずっと道場にいた気がする若者が言い出して
「おお!君が俺が偶然助けた老人の息子か!!」
いや待て待て。こいつさっきからずっといなかったか?俺の見間違いか?
見間違いなんでしょう、画質は凄い荒いから。

その遺言にあった場所に向かう張一道とか狄龍とか。
そこは廃墟の寺で探し物開始してると狄龍が何かを見つけるのですが、謎の人影にそれを獲られてしまい、おまけに老人の息子は気を失う。
他誰も謎の人影を見てないので、張一道師匠に疑われる狄龍は遂に
vs張一道師匠
になるのですが、酔いどれ師匠の修行の成果・・・・え、まだ?
もうね、微妙にしか強くなってないようです。なぜそこはリアル描写?
まだまだ師匠の方が強く、正直性格が破綻してる気がする師匠に殺されそうになったので逃げ出しますが、
俺たち旗軍団。ふれー
いいから誰かしら応援しとけっ
ここから何かしらの秘密を得たと疑惑を持たれた狄龍は恐らく權永文関連のターゲットになって襲われます。
ふざけた奴らばかりが敵として現れますが、何しろ狄龍さんがそないには強くないので傷を負うばかり。

もうへとへと。実は狄龍さんにも気になる女性がいて同門の李烈さんなのですが、彼女が目の前に現れたのでホッとしたかと思ったらオカマが化けてて(笑 そのオカマが放った
俺たちなまぐさ坊主。なむー
坊主四人に頭突き地獄で短刀で背中刺されて、
ここまでずっと出番の無かった張玲様がやっと登場。

「短刀には毒が!!」
・・・いや、毒じゃなくても背中ブッサリ刺されたら死ぬんじゃ・・・
主人公じゃなかったら間違いなく一発死のところに短刀が刺さってましたが、張玲様が登場したら全て安心完全復活よかったですね。

そしたらやっぱりそうかよって感じで
完全に素の状態
カメラ回ってることに気づいて演技始める
やっと撮影してることに気づいた蔡弘さんが悪役の演技しだして、悪役裏切り者だったのですが、これをすこーしずつ微妙に成長していた狄龍がなかなかいいバトルの末に倒して、もう李烈にはフラレた?

いやでも張玲がいるじゃないかと。
ちょっとお化粧厚いけど。
個性豊かな人じゃないかと。
まぁその辺で綺麗な滝流れる


終劇





・・・あれっ!?
權永文との戦いとかは!?

いや本当にこんな感じで終るんですよ!
これで物語は終ったというのかなぁ・・・

うん。
総評として・・・総評できるかっ!!

というわけで。
予想通りわけわからんことになってしまいました。
わけわからん。だってわけわからん。
全てが中途半端で中途半端ランド誕生みたいな感想なんですが、ドラマも途中、恋模様も途中、アクションも途中、って何か一つぐらいシメてくれよと。もう最後の方になって書きようがないじゃないかと。頼みの英語字幕が潰れて読めないし、この辺で勘弁してくださいって気持ちになりました。

いや全体を包む何だかバカっぽい雰囲気は良いんですよ。BGMもバカっぽくてそれが良い感じでなんとのう楽しいものはあります。功夫シーンは師匠と竹の輪を使って修行するシーンが良かったですよ。全体的に功夫シーンは結構面白いし、張玲さんのマントをヒラリと回転させる立ち回りも良かったですが、權永文がせっかく出ていたのに戦うどころか絡んでもいないのは勿体ない。
狄龍の詠春拳と權永文のテコンドー対決見たかったのに。

人物模様は何せあんまり進行してないからどうしようもない。狄龍は大して強くなってないようだし、誰かと仲を深めたという程でもない。

これ、本当に張玲さんは出演のみの関わりなんだろうか?
場面場面はそれなりに楽しいけど繋げると断片の寄せ集めって作風が如何にも張玲作品っぽいんだけど。

・・・すいませんが、狄龍迷にも別にオススメしません(笑


■CAST&STAFF
監督 鮑學禮
  狄龍(ティ・ロン)
張玲(チャン・リン)
李烈
范丹鳳
蔡弘
權永文
祁浩サ
張一道
金萬希
蘆葦
李龍吟
藍文青
趙咏馨
錢彦
馬紀仁
武術指導 祁浩サ
脚本 〔革斤〕蜀美
原作 金庸(カム・ヨン)
音楽 黄茂山(ウォン・ムーサン)
製作 黄卓漢(ウォン・チェクホン)
製作総指揮 〔革斤〕蜀美
黄卓漢(ウォン・チェクホン)
制作年度 1981

龍門五鐵衛/追獵
The Five Invincible Guards


いやこれ、王冠雄、王道(ワン・タオ)、戚冠軍(チー・クワンチュン)、張翼(チャン・イー)、宗華、龍飛(ロン・フェイ)と結構な台湾功夫オールスター集合の映画なんですが、うーん。
「怒れるドラゴン/不死身の四天王」でお馴染みのテーマ曲と共に早速始まる王冠雄vs龍飛戦が良い感じで惹き付けられたのですがはてさて。


流れ



いきなり対決する王冠雄vs龍飛

勝負は王冠雄が勝ちますが、龍飛さんの出番終わり。
単なるゲスト出演だったみたいです。

たぶん?
なのですが、宗華の屋敷にやって来た王冠雄。
実は宗華の妹と近々結婚するということでそのご挨拶。
宗華もこんな強い男と一緒になってくれるならと喜んでいたが、そこに宗華の部下が息も絶え絶えと現れ、宗華が隠し持つ金塊を狙う悪漢が現れたと言って事切れます。
かつて、五鐵衛と呼ばれる国の護衛が護っていた金塊は今は国の命により(?)宗華が請け負ってどこかに隠した、ということでその事実を知っている五鐵衛、宗華は彼らの中に金塊を狙う奴が出てきたのでは?と推測します。
王冠雄はいずれ義兄となる宗華に協力を買って出ますが、
五鐵衛は
軽功・猿拳の達人である王圻生
剛拳の蔡弘
鷹爪拳の王道
根棒術・無影手の達人・戚冠軍
と当たり前ですが強敵揃い。

まぁそれよりもやっつけ気味に物語が進んでしまうのですが(ここがダメなんだよ)、
まず王冠雄はお調子者でありながら頭のキレる親友・曽超を仲間に引き入れると捜査開始・・・捜査開始も何も五鐵衛みんな近所に住んどるがな(笑

しかし、王冠雄が五鐵衛面子に会う前に
程清&小黄龍の嫌なコンビ
こいつらが先んじます。
荊國忠も当然のように出演
意外と面白い荊國忠vs王道戦

鷹爪拳を駆使する王道でしたが・・・
無影手が格好良い戚冠軍でしたが・・・
見ていて非常に悔しいことに程清&小黄龍コンビに上に挙げた4人全てが殺されてしまいます。この展開はないな〜
もう小さくてよく動く小黄龍のアクションのキレの良さがうざいこと(笑

程清&小黄龍を雇っていたのは宗華の親族であった張鵬で彼が妻と共に金塊を手にしようと画策。
張鵬の妻により宗華も毒殺され、金塊の在り処を標したペンダントを持っていた宗華の妹もペンダントを奪われて殺されます。

戚冠軍がいまわのきわに遺した言葉をヒントに(?いやわからんが)、既に金塊の隠し場所に到着していた王冠雄&曽超が張鵬をフルボッコ。
そのひょんな拍子に遂に金塊が発見されるのですが、最早頭のおかしくなった張鵬は妻を金塊で殴り殺すと自分も息絶えるのでした。

というわけで、金塊は王冠雄&曽超のものか!
と思ったらそんな訳なく、五鐵衛隊長にして最後の将
乞食姿がなかなかナイスミドル
張翼が最後の最後で登場。

こっから前代未聞の展開というかなんちゅうか、
張翼は何と"蛇鶴八歩"の使い手!
王冠雄が勝てる気配が全然ありません。
そしたら何と、
曽超 「これじゃ勝てへんから一回修行させて!」
って曽超が助け舟出してすぐ場面変わって
ラストバトルの途中に修行!?

金塊がかかってたのによく張翼さん一回戦い止めて修行させることを許しましたね!?
改めて丁寧にお出迎えする張翼
・・・いやまぁさぁ、張翼と王冠雄の間には遺恨も何も無いんだけどね。
そもそも金塊は国のものだからといって手にしようともしなかった王冠雄、だったら張翼と戦う必要も全然無い気がしますが、そして張翼の方は金塊を手中に収めているわけで尚更戦う必要が無い気がしますが・・・


終劇





また勿体無い!
もう主演を務める王冠雄のスケジュールさえしっかりと抑えられなかったんだろうと思うしかない作品である。
というのも、どう考えたってせっかく出演しているスター達の相手を
何であんたらの戦いばっかなんだよ
何でこの二人にほとんど任してしまったのかということで、観ながら私は
「ああ、王圻生は負けたけど王道が倒すんだな・・・負けるんかい!
  じゃあ戚冠軍が・・・負けるんかい!」
んで結局、王冠雄と誰も戦わず。
いやいやいや、ここは王冠雄がスター達一人一人とカッチョイイ駆け引きして勝負!ってならなきゃダメでしょ。宗華なんか戦いもしないけど。
そこが違うだけでも随分違うと思うんだけどなぁ。

期待値に反比例して結局そんなに面白くなかったなぁ。
主な登場人物は王冠雄と曾超以外全員死んでるし、途中コメディに行くような雰囲気見せても何だってことないし、それはまぁいいとしてもハードボイルドさも無いのは痛い、痛いぞ。

結局スターをいっぱい出した映画を面白くするには?
って考えると魅力のぶつかり合いだと思うんですよ。
俺って格好良いだろ?
いやいや俺の方が格好良いだろ?
ワイの方がイケてるで!
そうやってお互いに魅力をぶつけ合うところが楽しいと思うんですね。
だからこそこれは絶対に王冠雄が龍飛戦を皮切りに次々とスター達とケレン味たっぷりに連戦して欲しかったんですけどね。
功夫シーンそのものはなかなか質の高いものを見せているだけに、そしておオールスターという作品を面白くする素養があっただけに残念な作品です。

・・・で、監督誰?
(スタッフロールはトリミング関係で読めず)


■CAST&STAFF
監督
  王冠雄
王道(ワン・タオ)
張翼(チャン・イー)
宗華
戚冠軍(チー・クワンチュン)
曽超
龍飛(ロン・フェイ)
蔡弘
王圻生
周瑞舫
張鵬
程清
小黄龍
荊國忠
武コ山
史亭根
王國輝
扈漢章
歐立保
葛長生
武術指導 黄龍
曽超
音楽 周福良
策劃 胡台富
製作 周光第
製作総指揮 王王道
制作年度 1978


功夫七戒
The Seven Commandments of Kung Fu



またも周福良がナイスなBGM選択してる大袈裟なサントラに乗せて演舞オープニングを迎える主演の李藝民(サイモン・リー)入魂(たぶん)の作品が本作である。

今回は音楽、サントラの視点から功夫映画について話してみたり。
そもそもオリジナル楽曲をちゃんと作っていない、どこかから拝借していることが非常に多い当時の功夫映画であるので
「あの曲良かった」
って曲のほとんどがパクりだが、そこは置いといてサントラが印象に残っている作品はたくさんある。

許冠傑(サミュエル・ホイ)主題歌は別格として、その許冠傑とも仕事している願嘉輝(ジョセフ・クオ)が一番に思い出されるか。

「ドラゴン怒りの鉄拳」、「ドラゴンへの道」、「ジャッキー・チェンの少林門/秘龍拳」、「ドラゴン太極拳」、鄭少秋(アダム・チェン)が熱唱する「激突!少林拳vs忍者」主題歌、そして「男たちの挽歌」等々と名曲揃い。
映画の内容が影響するので当たり前だが勇ましいメロディラインにマーチ調のリズムを好んでよく使っているのが特徴的だ。どれも口ずさみ易く、ついつい私の鼻歌にさせてしまうあたりは流石である。さしずめ、香港のジョン・バリーと言ったところか。

香港映画の音楽家を語る上で外すことが出来ないのは陳勲奇(フランキー・チェン)になるが、彼の場合だと劇中でどれが彼のオリジナル楽曲でどれが違うのか非常にわかりにくいのが正直な感想で、それ故に何と評価すべきか、いや評価は止めておこう。ただ一つ言えるのは「ピックポケット」の主題歌は軽快でとても良い曲です。

・・・それで、
個人的にとても評価したい、良い仕事しましたね!と伝えたいクルーが実は日本にいましてね。
テレビ東京系の功夫映画を放映してくれた時の音響スタッフといった表現でいいのかしら?
まぁ日本で新たに音楽を付けてって話をするとジャッキー映画の主題歌まで話が及んじゃうのであれだが、「復讐のドラゴン」「ドラゴン少林拳」「少林寺マスター」という一連の孟飛(メン・フェイ)主演の方世玉モノ3作品に及ぶBGMの加筆差し替えはとても良い仕事ぶりで、サイケデリックな音楽に乗せて戦う孟飛の姿が格好良いんですわ。後アレね、

ジャッキー「燃えよ飛龍神拳・怒りのプロジェクトカンフー」ね。これはTVスタッフが全て付けたんだか、それともソフト化された際に加工が施されたのかわからんけれども、オープニングBGMも違うし、差し替えてる部分が多いんですよ。オリジナル主題歌である巨人三重唱の"飛渡捲雲山"と相俟って良い音響効果を生み出していましたね。
その差し替えシリーズの中でピカイチなのが「ドラゴン修行房」。
もしこの作品がソフト化されるのならば、TV放映時吹替え版は入れて欲しいよなぁ。音響スタッフさんが本当に良い仕事をされてて、オープニングもラストファイトも見事に良い効果を挙げています。

さてさて、まこんなところで。
2011年、一発目はこれにしてみました。功夫七戒。
何となく名前が良さそうでしょ。
李藝民と言えばショーブラから台湾流れの功夫スターであるが、日本でメジャーな台湾功夫映画に出てないので日本での知名度は抜群に低い。ビデオ化された主演作は昔だと「復讐!少林胡蝶拳」だけか。出演作として「忍者大戦」があるがゲスト出演。近年出演作では

「ドランク・マスター酒仙拳」「少林寺列伝」があるがそれで注目されたと言うわけでもないし。
にんともかんともであるがやはりポスト"ジャッキー・チェン"としても活躍した彼のポテンシャルは凄いものがあるのだ。


流れ


いきなり最初から

張翼(チャン・イー)vs馬金谷。
んで、張翼が勝ちます。

場面変わって、いきなり吊り輪修行してる李藝民。
まだ何にも物語が始まってないのにいきなり功夫修行ですか。
李藝民は叔父さん同居で薬屋さんに勤める青年。
お客さんに精力増強剤作ってくれと頼まれて作って
ビンビンだぜ!
自分が飲んでどうすんねん!

そんな感じで幸せにやってましたが、
町でも有名な悪者である龍飛を探しに来た張翼が登場。
逆に龍飛が部下の荊國忠らと罠を張って待ち受けたので手負いになってしまって、これをたまたま助けた李藝民ってことで、

なぜか二人して逃走。
いつの間にか弟子と師匠の関係に。

良いとこなしの荊國忠。
こんな感じで今度は龍飛が放った刺客たちに罠を仕掛けて二人で次々と倒していきまして・・・
やっぱヒゲがないと
遂には龍飛を追い詰めて倒しましてさらに、
それは違うやろ!
張翼が李藝民の叔父さんまで倒してしまいました・・・あかんやろ!

実は李藝民は冒頭で倒された馬金谷の息子で、叔父さんは馬金谷の弟。
いつの間にか師匠・張翼に父も叔父も殺されていたことに気づいた李藝民は叔父が残した秘伝書頼りにたった一人で功夫修行、
ラストバトルに臨みますが、張翼としては別に彼に恩こそあれ、恨みはないので戦いたくないとか思ってたりして・・・



終劇





・・・結局、張翼が何をしたいんかあんまりわからんかったな。
別に悪い人でも無かったと言えば無かったんだが。

まぁまぁでした。
ただ、得意の?腕輪体操で魅せる体のバネの強さは流石でしたね。あんだけやってりゃそりゃ得意なんでしょう。
なのでアクション面はまぁまぁ良かったのですが、物語は何の形にもなっていないようなもんでした。


■CAST&STAFF
監督 葛士豪
  李藝民(サイモン・リー)
張翼(チャン・イー)
龍飛(ロン・フェイ)
馬金谷
古錚
荊國忠
孫樹培
張宗貴
白怡マ
張泰倫
裴コ雲
武術指導 孫樹培
小弟
脚本 姚慶康
音楽 周福良
製作 王安〔女尼〕
製作総指揮 李藝民(サイモン・リー)
制作年度 1979


霹靂拳
The Thunderbolt Fist


これクレジットでは施思(シー・ズー)主演が一番デッカく表示されるんだけど、どう見ても上パッケージ画像のように濃すぎる男の濃すぎる戦いがメインの映画なんで女ドラゴンものとは言い難いんだよなぁ。だからこっちのカテゴリーなんだけど。
ただ、話はごくオーソドックスでありながら今振り返ってみれば結構意味のある作品だったりもするかなぁな作品。


流れ


ものすごくいつものありがちな流れ。
当然、中国では日本人がやりたい放題。
なので実際日本人の染野行雄さん見せ場たっぷり。
そんな日本人武道家と試合をすることになった武術道場を営む房勉師匠はその試合で日本人をやっつけるのだが、逆恨みされて夜襲されてズタズタに斬られて殺される・・・というか、この房勉さんは何回この同じような役柄やっとんねん。この人そればっかりやで。

目の前で父・房勉を殺された少年は叔父さん(?)金h珠のとこに逃げ込んで修行。
こ、これが主役か・・・
少年は立派な青年?おっさん?川原さんに。
また川原て。
日本人と勘違いされても仕方が無い芸名ですな川原さん。
そして幾ら何でもこの顔で主役ですか、そうですか。
さらに、この顔でも
ダヴかDHC使ってますか
いつもお肌が美しい、いや地デジで見たらわからへん。
幼馴染の施思(シー・ズー)さんとイチャイチャ修行が楽しいな。


しかし主人公が全然逃げてないのよな。
少年の頃は命からがら逃げたくせにごっつ近所に敵も味方も住んでる。

房勉に倒された日本人武道家の息子は南宮勳(ナン・ゴンクン)になってその父と同じように横暴三昧。
んでこの人も日本人みたいな名前ですよね、勳さんて感じで。
そうやって見たらほんまに勳さんて感じがしてきた。
そりゃとにかく昔から対日本人の図式は何も変わってないということで、
このショットが格好良い
決意を秘めて立つこのスタイルがよかです。
一計を案じたのは施思さん。


1人で南宮勳の屋敷に忍び込んで、
金塊ゲット!
1人キャッツ・アイしてます。おおホットスタッフ(わかる人にしかわからんな)
俺の金が無ぇ!?
勳さん、金取られましたよ(笑

とこの辺までは仕返し復讐順調だったのですが、
南宮勳の罠に川原さんが引っかかってしまって右手を潰されて片腕ドラゴン。
親友もその親友の妻も死んでしまったので、鍛えた左腕で改めて復讐に臨むという・・・


終劇






・・・考えてみれば、「キング・ボクサー/大逆転」だって手を潰されてから復讐に転じるわけで、1972年は片腕潰され功夫映画がやたら作られたわけですね。ハンディキャップを背負って戦うものが流行ったんでしょう。
その全ての作品に共通しているのがやはり残酷描写で、必要があるとも思えない残酷描写があるのは本作も同じ。
また本当に濃すぎる男達だらけってのも共通で、ラストファイトの川原vs南宮勳は濃すぎる血まみれバトルとして屈指のものであろう、特にキメの一発が凄い。あれ、なかなか発想として出ないよ。北斗の拳じゃないんだから。

んで、もう一つ特筆なのはもちろん

左丸は黄元申(ウォン・ヤンスン)?
右丸は許冠英(リッキー・ホイ)ですな。
という感じでチョイ役とかでたくさん有名人が出ていますね。
林正英(ラム・チェンイン)はハッキリわかったし、小麒麟(ユニコーン・チェン)もいたいた。
梁小龍(ブルース・リャン)もいましたよって、これはそりゃ武術指導が叔父さんの梁少松だもんな。
サモハンもいるらしいけどわからんかった!

また個人的女ドラゴンランキングでも好みのタイプで上位に位置する施思さんにも見せ場は多く、また彼女の出ているシーンだけは陰惨さも無くて結構爽やかに可愛い感じがよかです。

ただ施思さんは体重が変動しやすいのかな?
他作品に比べてややふっくらしてる印象でしたね。可愛いけど。
いつもの「香港電影百科」(芳賀書店)によるとですな、
"普段は読書と洋服ショッピングがお好き♪"
あら可愛いらしい♪
一緒にユニクロ行きたいですな♪あそこ同じ服ばっかりやな。
しまむらファッションセンターですか?いやいやguもよかですよ。

でもさぁ、アウトレットモールってやつですか?
あれってどこ行ってもお食事処がいっぱいでさぁ・・・


■CAST&STAFF
監督 張一湖
  施思(シー・ズー)
川原
王金鳳
南宮勳(ナン・ゴンクン)
〔人冬〕林
房勉
金h珠
陳鳳真
賀雲泰
許玉
沈勞
王清河
解元
周宇慶
江龍
金剛
蘆葦
馬影
李壽祺
李家鼎(リー・カーティン)
染野行雄
朱今
董〔王韋〕(ツン・ワイ)
曾楚霖
爾峰
張照
凌漢
金軍
林正英(ラム・チェンイン)
黄志明
陳嶺威
李允武
周小來
黄元申(ウォン・ヤンスン)
許冠英(リッキー・ホイ)
呉明才(ウー・ミンサイ)
林克明
湛少雄
李フ柱
梁小龍(ブルース・リャン)
楊世鈞
金銘(トミー・リー)
祁浩サ
張作舟
小麒麟(ユニコーン・チェン)
張石庵
黄公武
金天柱
徐慶春
武術指導 梁少松
脚本 李卓堅
音楽 王福齡(ワン・フーリン)
陳勲奇(フランキー・チェン)
※クレジットは陳永U
製作 邵仁枚(ランミー・ショウ)
制作年度 1972
 
 
 
 
 

形手螳螂腿
ウォーロード/男たちの誓い
鴻勝蔡李佛
冰雪情關英雄膽
龍門五鐵衛
功夫七戒
霹靂拳
なるこうのお店!
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