■CAST&STAFF |
監督・製作・動作指導 |
甄子丹(ドニー・イェン) |
出演 |
甄子丹(ドニー・イェン) |
呉辰君(アニー・ウー) |
黄家諾(ジミー・ウォン) |
于榮光(ユー・ロングァン) |
雷宇揚(サイモン・ルイ) |
谷コ昭(ヴィンセント・クック) |
湯寶如(カレン・トン) |
駱應鈞 |
陳子聰 |
周蕾 |
侯永財(侯永財) |
米高活斯 |
顏智霖 |
陳志豪 |
麥偉章 |
武術指導 |
陳志豪 |
雷コ偉 |
谷垣健治 |
何賽舟 |
麥偉章 |
音楽 |
西村由紀江 |
制作年度 |
1998 |
マッスルヒート
Muscle Heat
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■
つーか、俺は橋本真也vs盧惠光(ロー・ワイコン)見れただけでかなり満足なのですが、まぁこれを劇場で金払って見た人は可哀想だったかもねってとこかな。ごめんTVで見ただけ。
「主演映画おめでとう」
というジャッキーからのお言葉を頂いたケーン・コスギ君の功夫アクション映画。やったね。
現実的に考えて、日本人で若くてアクションできてアクション俳優目指してて、ある程度名前が知られてて・・・・・・と考えると出てくる名前はほとんどいない。実力からいってもやっぱりケーン・コスギくんが抜擢されるのは必然というか、それ以外誰がおるねんって話になる。
■
2009年東京。
そこは無法地帯と化し、ドラッグを売りさばく犯罪シンジケートの黒幕・加藤雅也のシマとなっていた。
ここに潜入捜査に入ったケーンと哀川翔だったが、
捕まってマッスルドームの試合に出させられた哀川翔は盧惠光にボコボコにされて行方不明に。
身元不明のケーンは腐ってしまっていた日本の警察に逮捕されるも、哀川翔の妹である刑事の橘実里と一緒に脱出。
シマの地下に潜って反撃の機会を伺っていた。
ついにはケーンも組織に捕まってしまい、 vs盧惠光に。
そんな時、加藤雅也の支配に嫌気がさしていた地下に住む"どぶねずみ"は反撃の機会を伺っていた。
ドラッグでハイパー化した盧惠光を何とか倒したケーンだったが、
次には恐るべき強敵が待ち構えていた。
おしまい
■
文体にやる気がなくて、すまぬ。
だって、余りに予想通りにコトが進みすぎて、ちっとも面白くないんだもん。
まず設定からしてバカバカしいというか、例えば同じように怖い世界観作ってる徐克(ツイ・ハーク)
「ブレード刀」なんてのは、全てがその世界の中で描かれているから納得できるんだけど、こっちだと
「ここだけじゃない。今や日本全体が加藤雅也に牛耳られているのさ。」
とか、語られても現実の日本を舞台にしてるからアメリカ村みたいな1画を仕切っているだけのヤクザが何で日本全体仕切っているのよ とまるでリアリティが感じられないというか「うそつけ」な気分になる。
無法地帯というが、"どぶねずみ"のガキども5,6人に一気に組織を潰されてる奴らのいったいどこが強いのかもわからんし、いくら警察が腐っているからといってもガキども5,6人でケリつけられる組織ぐらい壊滅させられるだろう。
展開も今起きているシーンの顛末が全てわかる感じだし、その展開も疑問が多い。お母さんが娘を逃がすシーンがあるが、その先にケーンを見てのこと、そしてケーンが強くて正義の味方と知っていれば話は別だが、それも知らないのに、あんな小さい女の子が逃げ出したところで、屈強な大人たちならすぐ捕まえてしまうだろう。そんな危険を冒してまで逃がそうとするだろうか。そりゃ違うだろう。そしてここもケーンが助けに来ると予想もつく。
哀川翔ゾンビには大爆笑したが、出てきた瞬間に次の展開もバッチリ読めてしまう。しかもその通り。
さらに困っちゃうのは主演のケーンくん。
あんまり活躍してる動機が感じられないのだ
なぜ彼がここまで命を懸けて頑張ってるのか。
哀川兄貴がボコボコにされたから?いやいや彼はその前から必死だったぞ。そこの描写が出来てない。だから、その辺にも感情移入できない。
これではあまりに稚拙ではないだろうか。
残念ながら正面から見て物語に感動することは俺は出来ない。
ハスから見れば笑えるところは結構ある。
哀川兄貴vs盧惠光!
なんて対決は昔、長渕にボコボコ蹴られて
「英二さん!すいやせん!」
なんてメモリー思い出して大爆笑。
"マッスルドームでは社会に見捨てられた奴が戦っていた!"
そんなナレーションで出てくるのが、高山善廣さんが暴れてるとこ。
捨てられてるよ!高山さん!ノーフィアー!わっはっは!
後は橋本真也vs盧惠光の3点で結構笑えた。
また少ない出番ながら渡辺いっけいの悪徳警察役は良かった。
ケーンくんのポテンシャルは高いほうだと思うので、頑張って欲しいところ。
英語のほうは滑らかなんだから。
■CAST&STAFF |
監督 |
下山天 |
出演 |
ケイン・コスギ |
哀川翔 |
橘実里 |
金子昇 |
李耀明 |
盧惠光(ロー・ワイコン) |
橋本真也 |
高山善廣 |
冨家規政 |
渡辺典子 |
竹中直人 |
渡辺いっけい |
加藤雅也 |
動作指導 |
黄明昇(サム・ウォン) |
陳文清(チャン・マンチン) |
脚本 |
大石哲也 |
金剛 |
音楽 |
遠藤浩二 |
製作 |
児玉守弘 |
制作年度 |
2002 |
Challenge the
Ninja
■
何誌強(ゴッドフリー・ホー)作品。
説明のしようがないのでまずは起こってることそのまま書きます。
■流れみたいな
ダイヤの取引に成功して帰って来た覆面の子分を褒めるボス。
今度は山奥で空手の練習してるフィリピンかベトナムかタイか、
その辺の方々の空手軍団登場。
どうやら彼らがボスの実行部隊のようだ。
日本刀で練習してる白人がいる。
白人ニンジャ刑事登場
白人は泥棒したニンジャを見つけると自分もニンジャに変身してこれを捕まえた。
プールで4組のカップルがいちゃついている。
バイクが集団走行。
理由は何でかわからんが、フィリピーナっぽい主人公の功夫使い・ビリーを襲うバイク集団。これを得意の功夫で退治したが、警察に捕まってお説教されて保釈。
帰りの車で父(?)にどやされながら家路に着こうとする。
先のニンジャ刑事が組織のボスに詰問する。
いぶかしむボス。
敵の白人ニンジャが練習している
さっきのボスが
邪魔なニンジャ刑事とさっきのビリーの殺害を部下に命じた(?)
家路の途中で早速さっきの敵ニンジャに襲われる一行。
ビリーは半殺しにされ、家族も殺されてしまう。
墓場にて。
ビリーとニンジャ刑事が話し合う。
ニンジャ刑事 「1人でどこへ行く気だ!お前1人じゃむりだ!」
ニンジャ刑事の忠告を無視して去っていくビリーであった。
ニンジャの里へ!
ということで山奥に入っていくビリーだったが、
途中でニンジャの罠に引っかかってしまい失神。
お色気担当の奥様
これを露出度の高いエッチな奥さんがいる家族が助ける。
奥様、旦那、功夫使いの兄ちゃん、ガキ
がここの家族構成だ。
ビリーはこの功夫使いのもとで改めて功夫修行を開始。
ニンジャ刑事は自分の車が故障中
そこに敵ニンジャ刺客現るでこれを倒す。
そして今日も功夫修行に明け暮れる
川で洗濯をしていたギャルたちがチンピラどもに強姦されそうになる。
これにビリーたちが現れて助けた。
そして今日も功夫修行に明け暮れる
ニンジャ刑事は腹痛で苦しむ人発見。
やっぱり刺客だったのでこれを倒す。
そして今日も功夫修行に明け暮れる
修行中に空手軍団がこれを襲ったが撃退。
一通り倒した後に功夫使いの兄ちゃんが思い出話をはじめる。
兄ちゃんも悪いニンジャだったが、仲間が子供を殺すのを引き止め、
この子供を引き連れて逃走していた人物だったのだ。
業を煮やしたような気がする空手軍団がついにこの家族を襲う。
兄ちゃんは勇敢に立ち向かったが多勢に無勢で殺されてしまい、
エッチな奥さんとガキがさらわれてしまう。
(臆病な旦那は隠れてて助かった)
ニンジャ刑事は尾行してきた敵ニンジャを倒す。
ニンジャ刑事は(幾らなんでも以下同文。こればっか)
師匠になっていた兄ちゃんを殺され、エッチな人妻誘拐されて怒り爆発のビリーは
敵のアジトに潜入して大暴れして嫁と子供を助け出した。
慌てて残りの空手軍団がこれを追う。
どこだかさっぱりわからない山奥でビリーと軍団との果てしなく、ああくだらない戦いが始まる。倒しても倒しても出てくる空手軍団。
その全てを倒したビリーは最後に軍団のボスも打ち倒し、遂に仇を討つのであった。
一方で、実行部隊を失った組織のボスはニンジャ刑事と最後の決闘に臨んでいた。
ここに始まる白人ニンジャ同士の壮絶な戦い!
勝敗の行方はどちらに!?
終劇
■
・・・自分で自分を擁護するが
日本語はちゃんと勉強してるつもりですよ
これは目の前で起きてることそのままなんです。
アホみたいな表現はそのまま起きてることなので信じてくださいまし。
何誌強(ゴッドフリー・ホー)一番得意の形とする
"勝手に他映画からシーン抜き取り+追加撮影=勝手に一本の映画に"
という形である。とすると、これは多分
フィリピンかどっかのビリーって役名(ま、これも勝手に付けたのかもしれんけど)の主人公の作品に白人ニンジャ刑事のシーンを追加撮影して完成させた一本ということになると思われる。
劇中でビリーとニンジャ刑事は一度も一緒に出てこない。
前述の通り、ニンジャ刑事は1人で敵ニンジャの刺客と戦うだけ。
"墓場にて。 ビリーとニンジャ刑事が話し合う。"
と書いたが、実際に一緒に映っているショットは無い。
会話も全て差し替えだろう。
功夫使いの兄ちゃんの思い出話も勝手に作ったものだと思われる。
というわけで、
色んなとこにツッコミ入れる以外に楽しむ方法など無いのだが、
ラストの白人ニンジャの一騎打ちはなかなかアクションも頑張っており、
動作指導Philip Koが高飛(コー・フェイ)なのかどうかはわからんが、
合間に失笑を買いながらも面白い決戦ではあった。
また、ビリーが頑張る作品の方もジャッキーコメディ功夫よろしく、
その辺を真似した修行をたくさんしており、
「この辺の人たちもやっぱり変てこ修行に憧れたんだなぁ・・・」
と共感したりする。
アクションももし本当に本場の人が殺陣つけていたとしたら、ビリーさんのパートも結構良いものになったのかもしれない。
|
■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
何誌強(ゴッドフリー・ホー) |
出演 |
Bruce Baron |
Pierre Tremblay |
Richard Berman |
Eric Redner |
Silvia Rod |
Allison Elis |
Michael Wong |
Gerry Broad |
Pedro Ernyes |
Alex Yang |
Janet Hansen |
Louis Getz |
Billy Lee |
Peter Harris |
Mike Powell |
動作指導 |
Philip Ko←高飛(コー・フェイ)? |
武術指導 |
David Lee |
音楽 |
Stephen Tsang |
製作 |
Joseph Lie |
Betty Chang |
制作年度 |
? |
Ninja and Dragon
Ninja Destroyer
忍者伝説/シナンジュの秘宝
またもBruceBaron、ニンジャ刑事
■
こちらも何誌強(ゴッドフリー・ホー)作品。同じく、
説明のしようがないのでまずは起こってることそのまま書きます。
■もうむちゃくちゃ
「仮面ライダー」のラストみたいなとこで対峙する白人2人。
まずは小銃やボーガンで戦うが決着つかず。忍者服に2人とも変身。
ちょろっと剣で戦うとお互い実力を認めたのか戦いを止めた。なぜ?
主人公は上記「Challenge the Ninja」と同じBruceBaron、ニンジャ刑事である。
疑問の説明どころか、舞台はどっかの山中へ。
村で銃撃戦が繰り広げられている。
フィリピンかタイかその辺からパクってきたと思われる映画の一部にしてはなかなかのスペクタクルだ。
ひとしきり全滅させると小隊は馬で立ち去った。
その後、スキンヘッド(以後、スキン)をボスとするスキンファミリーがやってきて村の現状を憂う(?)
メンバーは
スキンヘッド
おばさん
鞭使いギャル
無力ギャル
その他のおっさん
という感じだ。
赤忍者軍団がトレーニングをしている。
この展開はやっぱり「Challenge the Ninja」と全く同じだ。
ボスは冒頭でBaronニンジャと戦ったニンジャだ。
Baronはこの前の対決と赤忍者軍団がトレーニングしてるフィルムをチェック。上官から何やら指令を受けている。(
「燃えよドラゴン」の潜入前のミーティングのようなもの)
"ある男"をサポートするよう指令を受ける。
さっきの村で農夫の1人が逃げ出す。
そしてこの農夫がさっきBaronが指令を受けた"ある男"で、とりあえず題名が「Ninja
and Dragon」だから、この男がドラゴンってことにしておこう。俺が。
追ってきた小隊をあっという間にドラゴンが殺すのだが、倒すシーンはなくて音だけだ。実際では他の奴が倒してるのだろう。監督ゴッドフリーの絶妙な合わせ技である(笑)
さらにゴッドフリー神の手による、巧みな演出が光る。
この後、ドラゴンとBaronニンジャが会話するのだがお互いのアップしか映らず、やり方はやっぱり「Challenge
the Ninja」と全く同じだ。実際は全く関係ない。
先に紹介したギャル・・・といっても
鞭使いギャル
無力ギャル
新たなギャル
どれなんだかわからんのだが、たぶん鞭使いギャルが敵に囲まれるがこれを打破。 なかなか強くて可愛いフィリピンかタイかどっかのギャルである。
ドラゴンは
先に紹介したギャル・・・といっても
鞭使いギャル
無力ギャル
新たなギャル
どれなんだかわからんのだが、たぶん無力ギャルが倒れていたので
さっそく マウス to マウスの人工呼吸開始!・・・なんでやねん!
溺れてるわけでもないのに!
そしてさっきのスキンファミリーに届ける。 しかしスキンが
「お前はだれやねん」
ってことで疑う。女の子が気を取り戻したところで、スキンがジョンに金を渡して
「ありがとよ。はやく行けこのやろ」
って感じだ。スキンファミリーはジープで立ち去る。
立ち去った後でドラゴンはペンダントを拾う。
「なんだろうこれ?」
ってことで、さっそくなんでも鑑定団!
・・・ってあれ?ペンダントじゃなくて翡翠みたいなものを鑑定してもらってる。 なぜ? そして2000でした。
しかし鑑定士が
「こ、このペンダントは!?」
とドラゴンが持ってたペンダントに驚く。
「こっちなら4000だ!」
「いや5000だな。」
いきなり相場を上げるところはドラゴンも結構貪欲である。
そして最初の銃撃戦での小隊隊長と新たに出てきたギャルがエッチッチ。
・・・というか、皆さんあれですよ。
ちゃんと説明し切れていないのは私の英語読解力の低さから来てますが、起こってることも展開の順番もほんとです、まじです、Realです。
なんかここまで適当な展開を適当に書いていると、私自身がおかしくなってきます。私は正常です・・・いや、こんなどうでもいい作品を細かく書いてどうすんだと言われると正常じゃないかもしれませんが。たぶん正常です。
なにぶん正常です。それがしは正常です。いみじくも正常です。
・・・・・・はぁ(疲)
そしてさっきの宝石店に小隊が。
「ペンダントはどうした?」
ってことでしょう。
ドラゴンの居場所を尋問する小隊。
赤忍者軍団特訓中。
せめて礼ぐらいはちゃんと日本の正しい作法でやっておくれ。
ドラゴンがスキンに捕まる。
やっぱペンダント売ったのがいけなかったか。さっきの村に連行される。
スキンに殺されそうなドラゴンだったかここを先の小隊が襲って銃撃戦に。
小隊が退散した後に小隊の仲間であるさっきのボスとエッチしてたギャルがスキンらに捕まる。
このうやむやのうちにドラゴンは隠れて隙を見て
「動くな」
ギャルを連れてジープで逃亡。
しかし今度はドラゴンの自宅に小隊が現れ今度はこっちに捕まる。
こっちもまたドラゴンは隙をみてギャル連れて逃亡。なぜギャルを連れて?
それはギャルに惚れてたから。
というわけで、高笑いしながらドラゴンとギャルがエッチ開始。
これさー
だれが悪い奴で良い奴でなんだかさっぱりわからんよ。
ドラゴンは一体何が目的で動いているのよ。
いつの間にかギャルはほだされてドラゴンと出来てしまう。
ほんまに、もう。
赤忍者軍団の1人をBaronニンジャが倒す。
エッチの後、ギャルはペンダントを見つけると
昼間から野外エッチのドラゴン
パンツ一丁のドラゴンを置いてジープで逃亡。
その後、またもドラゴンはファミリーの無力ギャルを助けたがそのスキンファミリーに捕まる。なんなんだこの繰り返しは。そして、
どうしてこんな映画なんかパクってくるんだ!
さらに、こっから夜のシーンになってわけのわからんもんがさらにわけのわからんものになり、もはやわけわからん。
とりあえず幽閉されていたドラゴンはスキンファミリーに協力するようになったらしい。もはやどのギャルがどのギャルだかもしっちゃかめっちゃか。
赤忍者軍団の1人をBaronニンジャが倒す。
小隊とスキンファミリーの最後の大銃撃戦が始まる。
ここだけはなかなか頑張っているが、彼らが何のために戦っているのか、ペンダントだけのためなのか?さっぱりわからなかったが。
赤忍者軍団の1人をBaronニンジャが倒す。
大銃撃戦
赤忍者軍団の1人をBaronニンジャが倒す。
大銃撃戦
明らかなやっつけ編集というか
「頑張ってBaronニンジャだけで一本作りなさいよ!」
というのが一番の気持ちだ。
銃撃戦は小隊のボスとスキンとで結局和解したのかなんだかさっぱりわからんまま終焉を迎える。
そしてBaronニンジャは赤忍者軍団ボスとの最後の対決へ!
終劇
■
しかし、このページはもの凄い作品群だな。
間に入った
「ドニー・イェン COOL」が可哀想にさえ思えてくる。
で、なんちゅうかごめん。
「Challenge the Ninja」より話がわからなかったよ。
いやくっつけなんだからわからなくてもいいのだが、英語読解力は勉強しないとダメだね。
まぁ目くそ鼻くそを比べるって感じだけど、「Challenge the Ninja」の方がまだマシだったかな。
こっちは出てくるギャルがそこそこに美人で、いやそのアジアの牧歌的な雰囲気まで含めて垢抜けしてないとこが逆にそそるというか、
最近の洗練されたヌードグラビアとかAVとかより、
懐かしのエロ本やAVの方が泥臭さがあって逆に魅力的になるようなそんな感じ。こんなの温故知新じゃないけど。
本当の見所は銃撃戦の戦争シーンなんだろうけど、まぁそれは良いものいっぱいあるからねぇハリウッドや香港に。
戦いがなんだか
「ドラゴン危機一発」で李小龍(ブルース・リー)が戦いに参加していないところ、つまり李昆(リー・クン)や林正英(ラム・チェンイン)が戦ってるところみたいな印象を受ける。そりゃ同じタイかフィリピンだからなのか知らないけど。つまり、パクってきた方のアクションシーンがつまらないというわけ。
その分、Baronニンジャが戦ってるシーンは武術指導Philip Koだから(同じく高飛かどうか知らないけど、多分違うと思うけど)そこそこ面白い。
だから頑張ってBaronニンジャだけで一本作りなさいよ!
ただし、Baronニンジャがアクロバティックな動きのときは
スタントダブルでしょうね。香港の方の。
|
|
■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
何誌強(ゴッドフリー・ホー) |
出演 |
Bruce Baron |
Stuart Smith |
Sorapong Chatri |
Na Yen Na |
Richard Berman |
Timothy Nugent |
Pedro Ernyes |
Rick Jenkins |
Roger Seller |
Richard Chit |
Peter Ramwa |
Surian Suryoog |
Luck Apichart |
Anne Aswatep |
Jack Wong |
Payak Chang |
武術指導 |
Philip Ko←高飛(コー・フェイ)? |
音楽 |
Stephen Tsang |
製作 |
Joseph Lie |
Betty Chang |
制作年度 |
? |
Ninja Hunt
■
これはさすがに無理やったかな。
途中で見る気力がすっかり失せたな。薄らいだ気力で何とか見たけど。
というわけで、またしても何誌強(ゴッドフリー・ホー)のNINJAものです。
もう展開はわかりますよね。
ちなみにPCのDVD-ROMドライブでは認識してくれませんでしたので、画像は無しです。
■流れ(今回めちゃくちゃ省略しました)
煙幕の中から登場するニンジャたち。時代は現代。
ビルに忍び込んだニンジャたちは"Top Secret"とラベルにあるビデオテープを盗む。帰還してニンジャのボスは大層お喜びだ。
そしてこのニンジャボスは「Challenge the Ninja」「忍者伝説/シナンジュの秘宝」に引き続いてまたしても同じ白人だ。ということは、恐らく展開も全く同じだろうってことで、はぁーあ。
一方の警察ではNINJAが潜入時に使った手裏剣を手がかりにハリソンニンジャ刑事を香港へ送り込む。
香港に忍者なんかいないのですが、NINJAはいるんでしょうね。
場面変わって、ニンジャ刑事より先に香港へ到着した部下の刑事兄ちゃん。
香港の町を写しながらのオープニング。
だがしかし、ここは香港じゃなくて台湾じゃないの?
というわけでこの部下刑事が出てくるシーンは台湾の古い映画の何かから持ってきているんでしょう。そういうことです。
後はお色気姉ちゃんのサービスカット
↓
どうでもいいその台湾映画の切れ端
↓
ニンジャ刑事と敵ニンジャ対決
後はお色気姉ちゃんのサービスカット
↓
どうでもいいその台湾映画の切れ端
↓
ニンジャ刑事と敵ニンジャ対決
これ何回か繰り返して敵のニンジャボスといつもの対決して
終劇
■
はい。
もうなんか呆れて何も言う気なくすな〜
まぁ言わなくてもわかるとおり、「Challenge the Ninja」「忍者伝説/シナンジュの秘宝」そして本作は全く同じパターンです。
どっかの映画+白人ニンジャの戦いを追加撮影
もう最初から金儲け以外に何も考えていないところが凄すぎて呆れます。
要は当時起きていたニンジャブームに乗って、間違って買ってくれさえすりゃいい、ただそれだけのものです。
そうではなくて先に出てきたBaronニンジャ一本で押し通せば、ルーチンのバカバカしい楽しさから何か生まれたかもしれませんが、まぁそれも望めない気がしましたね。なぜならアクションシーンはほとんど吹替えに見えたからです(あの動きは功夫習得者の中国人独特のものでしょう)。
そうすると覚悟して入手してみた私みたいなタイプは構いませんが、マジで騙された人はほんとお気の毒なことです。
それでも無理にこの一連の作品の楽しみ方があるとすれば、
・とにかくツッコミ入れて楽しむ
・エッチなねーちゃんが必ず出てくるので無理にでも楽しむ
・「つまんねえ!」と吐き捨てて楽しむ
まぁ・・・そんなところで・・・
|
■CAST&STAFF |
監督 |
何誌強(ゴッドフリー・ホー) |
出演 |
Richard Harrison |
Stuart Smith |
Scott Smith |
Geoffrey Brown |
Jens Harlow |
Krirger Klaus |
Wallace Choi |
Linda Chan |
Edward Yung |
Kenneth Lam |
Hakim Cheung |
Willie Lung |
Patsy Chong |
Yvonne Ying |
音楽 |
Stephen Tsang |
製作 |
Joseph Lie |
Betty Chang |
制作年度 |
? |
穴門鷹爪
Eagle Fist
イーグルマスター決死拳
※中国原題は醒龍さんより情報提供して頂きました。ありがとうございました。
■
際立って「こりゃ酷い」ってもんじゃないけど、特にあんまし面白くなかった。
ゴッドフリーと同じランクで見られるのは可哀想だけど、まぁ常人にしてみればクズ映画に近いから勘弁してちょ。
■流れ
刑事の威冠軍(チー・クワンチュン)と友人は旅の途中で
「気をつけてな」
と別れる。
その後、賭け博打してる連中をやっつけて捕まえる威冠軍。
ここに強いジジイが突然現れて威冠軍の邪魔をする。
得意の功夫で立ち向かう威冠軍だったが、メッチャ強いジジイ。
「弟子にしてください!」
ジジイの強さに感動した威冠軍は思わずそう頼んだが、ジジイ拒否。
しかし、ジジイが落とした寺の名前の入った木魚を拾って後を追う。
寺でジジイ師匠と再会した威冠軍は遂に功夫を教えてもらうことに。
鳥を捕まえる修行、
重石をつけて習字をする修行、
アクロバティックな修行と訓練を繰り返す毎日。
で、なんのため?
具体的な修行の動機が威冠軍から感じられないため、
彼が一生懸命練習している姿がどうしても退屈に見える。
ともかく厳しい修行の末、威冠軍は師匠の技を習得した。
この師匠は"師匠の師匠"を殺されて秘伝の巻物を奪った仇を探していると打ち明けた。
できればそれを探し出して仇討ちして欲しいとも。
「なんで威冠軍がそんなことしなあかんのよ。」
と俺は思ったが、正義感の強いそして恩義ある師匠に対して
「仇討ちしてきます!」
と決死の旅に赴く威冠軍であった。
旅の途中をキセル持ったジジイに今度は邪魔される。
威冠軍のイスやお茶を奪ったりと実に厄介なジジイだ。
戦ってみるとどうやらさっきのジジイ師匠のいとこらしく、
同じ師匠を殺された同志らしい。キセルジジイは
「気をつけろよ・・・色んな意味でな。」
と変な言い方をして去っていく。
なんつーかその・・・ぶさいくばっかりな映画やなぁ
次から次からブサイクばっかり出てくる。男の俺でもこれはつまらん。
なんだかんだあっていつも端役でちょこっと登場。
当HPでも特集を組んだことのある岑潛波が結構大きな役で登場。
でも省略。
ついに威冠軍は仇討ち相手を発見。
流石に猿拳の身軽さに加えて強力なパワーを持つ敵に苦戦したが、
なんとかKOさせる。
サクッと劇終
かと思ったが、ここに最初の師匠が登場。
師匠は仇討ち相手がグロッキーになっているのを見るとすぐさま
威冠軍に襲い掛かった!!
なんと師匠はこの敵と以前は仲間で2人で共謀して巻物を盗もうと企んでいたのだ!!
ところが裏切られてこいつに巻物を奪われ、さらに自分では歯が立たないので(なんでやねん)威冠軍に自分の技を教えて倒してもらおうとしたのだ!
てゆーか、みんなブサイクだ!!
威冠軍は
「例え1日でもあなたは師匠・・・・・・師匠!」
と、どっかの耳の聞こえないフリをしていた青年同様、師匠に攻撃できずにただただやられる。ここに助け舟を出したのがさっきの意地悪したキセルジジイだった。彼こそが本当の被害者だったのだ。さっきのメッセージはそういうことだったのだ。
キセルジジイと協力して師匠を打ち倒す威冠軍。
しかしそれは空しい勝利に過ぎなかった・・・
終劇
■
不満が三つ。
・功夫シーンもうちょっと頑張れ
・出演者がブサイクすぎる
・威冠軍本人の行動の動機付けが薄すぎる
よくもまぁこんだけブサイクばっかり集めたなという感じで、困ったもんだ。
お話はどんでん返しなんかいっチョ前にあったりするが、本人が一体何が目的で功夫を習ったのかもようわからず、最初から最後まで他人の運命に右往左往している感じで感情移入できるものではない。
例の通り、功夫シーンがもうちょっと頑張ってれば「まぁいいか」と傑作選に入れたりしたかもしんないが。
|
■CAST&STAFF |
監督・脚本・製作 |
鄭麒膺 |
出演 |
威冠軍(チー・クワンチュン) |
鄭麒膺 |
潘冰嫦 |
鐘榮 |
林國華 |
劉志堅 |
關嘉麗 |
岑潛波 |
制作年度 |
1981 |
潮州笑漢
Little Mad Guy
ウ・ミンサイの爆笑少林寺
■
本当にあれですねぇ・・・
この作品とか「秘法睡拳(スリーピング・モンキー・睡拳)」とか「カンフー・シスター・魔柳拳」とかねぇ、
日本の会社も出さざるを得ない状況になってしょうがなく販売する
って感じなんでしょうか。
例えばゲームソフトにも客観的に見てよくあるでしょう。
何でこんな売れなそうなゲーム出すのよ
って奴が。
あれの顛末ってのはだいたいねぇ、
企画書の段階では良さそうなゲームになる予定だった
↓
いざ開発
↓
予算、技術力、そしてプログラマー、デザイナーなどのスキルの低さからくる都合上、企画書にあったアイデアをどんどん削除
↓
クソゲー誕生
↓
ここまで予算かけて作った以上は何とかごまかして出さざるを得ない
って感じ。
こういったビデオはどうなんだろうなぁ。バータなのかなぁ、やっぱ。
というわけで、
まぁ正直な話、こういったどこのプロダクションかもわからんような映画掴まされてる暇があったら
ショー・ブラザーズの名作を買って来いと言いたくなるような作品ではある。
とはいっても、今となってはこの日本版ビデオが一番入手しやすいんじゃないかというか、
香港にこの映画のソフトが販売されているのかさえも不明。なので貴重では在るのかも。
主演は呉明才(ウー・ミンサイ)
ウー・ミンサイ!?
あの
「燃えよドラゴン」で楊斯(ヤン・スエ)に首をボキッとやられたあれ?
あの顔で?その体格で?
失礼。
呉明才はジャッキーと同じ中国戯劇学院出身で
「ドラゴン怒りの鉄拳」にもちょろっと出演しているが
後に胡金銓(キン・フー)監督に可愛がられた役者である。
「空山霊雨」「忠烈圖」での出演が印象深い。
さらに後に自分でプロダクションを興し、その胡金銓監督の遺作である「ペインテッド・スキン」をプロデュースする。
■流れ
"ハゲ頭"の呼称を持つ警察上官の樊梅生(フォン・メイ・サン)は転勤お引越し中。
その道中で兄弟分の袁小田(ユアン・シャオティエン)に久しぶりに会う。
何でも袁小田の息子が悪党の楊虎をやっつけるために家出したから捜してるそうだ。
樊梅生 「ワシにまかせろ!」
って感じでその場を後にする2人。
っていうか袁小田は出てない
つまり、袁小田が出てるシーンはどっかの作品から失敬してきたか、追加撮影。
げろげろげろげろげろげろげろげろげろげろげろげろげろげろげろげろげろ
カエルだらけの水泳大会
なんちゅうオープニングだ。カエルばっかり出てきます。
カエルと戯れる変なというか、現代にこんな奴がいたらグリーンの119になりそうな若者・呉明才を樊梅生が発見。
「こいつこそが袁小田の息子ではないか?」
と思った樊梅生は呉明才をいじめたり殴ったりして問い詰めるが(素直に聞けよ)結局わからず。
んで、呉明才はやっぱり袁小田が捜してる息子だった。
何度か vs樊梅生が続いてやっと呉明才が白状するが、呉明才は隙を見て樊梅生の馬を奪い逃走。
そのまま楊虎を見つけて対決を迫る。
しかし、楊虎は蛇拳の使い手で強かった、ああ強かった。
逆に楊虎に馬も衣服も奪われて逃走されてしまう。
さらに楊虎は警察上官の印である印鑑も入手したので、そのまま樊梅生に成り代わって転勤先の上官になってしまう。
一方で呉明才。
ジャッキーならやられてへこんで・・・ってところだが、コイツはタフ。
平気な顔して町で同じ潮州出身の親子がいじめられているのを見て助けたりなんかする。
が、この娘が病気で治すには金が要る。ここで考えた呉明才。
賞金が掛かってる悪党・楊虎に親子の親が成り代わって呉明才が連れて行き賞金ゲット作戦敢行。
しかしそこの警察部長に成り代わっているのは当の楊虎。
裁判所長が同州だったためと何とか隠れて難を逃れる呉明才。
でもそれじゃー親父が楊虎にされて死刑じゃん
というわけで、今度は呉明才がハゲ頭警察上官に化けて何とか死刑を阻止せんとするが、
これに楊虎扮する偽警察上官が気づいて襲い掛かる。
すんでのところで、本当の警察上官である樊梅生がやっと呉明才を捕まえ、
「お前の功夫じゃどっちにしたって楊虎は倒せん!」
ということで功夫修行。
最後は樊梅生、呉明才の師弟コンビで楊虎を追い詰め、遂にはやっつけるのだった。
終劇
■
俺これね、
小学生の時からビデオ借りるチャンスなんか幾らでもあったんだけど、
"絶対面白くない臭い"
を幼きながらも察していてずっと手を出さなかったの。
そのうちにそのビデオそのものがレンタル屋に出回らなくなって(そりゃそうだ)、結局鑑賞するのがこんなに遅くなっちゃった。
この映画のウリ・・というか、ウリにしようとしていたのは
呉明才のやられっぷりである
嫌になるほど(嫌になったが)ジャッキーが袁小田師匠に虐められたが如く、
呉明才が樊梅生との騙しあい化かしあいを繰り返す。
となると、やっぱり
彼個人のスターの器がモノを言う
と思うのよね。
大きなスクリーンに耐えられるだけの顔かって言われれば、出ずっぱりだときついよ正直。
だからそのウリの部分がとても見てて疲れるのがどうも・・・
功夫シーンに関しては'82年ならもうちょっと頑張れよとも言いたくなるが、
このメンバーで恐らく相当の低予算だろうと考えればまぁ及第点なのかな。
ちなみに少林寺は無関係です。
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■CAST&STAFF |
監督 |
王星磊←沈幼芳は同一人物? |
出演 |
呉明才(ウー・ミンサイ) |
樊梅生(フォン・メイ・サン) |
高妙思 |
楊虎 |
劉一帆 |
元彬 |
何柏光 |
徐愛心 |
周江 |
方舟 |
曾楚霖 |
李自興 |
葉貴生 |
袁小田(ユアン・シャオティエン) |
音楽 |
呉大江 |
制作年度 |
1982 |
老虎出更2
Tiger on the Beat2
タイガー・オン・ザ・ビート2
タイガー・オン・ザ・ビート2老虎出更II/Tiger
on the BeatII
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うーん・・・・・・はずれ。
前作
「タイガー・オン・ザ・ビート」も周潤發(チョウ・ユンファ)という大スターがいて何とか成り立っている作品だと思ったが、改めて今回の作品でそれが証明されたって感じがする。
代わって主演になった李修賢(ダニー・リー)をそんなに責める気も無いがもう少し良い主役像を作った上で臨めなかったものか。
■流れ
刑事・李修賢(ダニー・リー)の甥である船員の李元覇(コナン・リー)が香港に到着する。李元覇はケンカが趣味の暴れ野郎、悪い奴ではないのだがトラブルメーカーとしていつも頭を悩ます存在だ。
というわけで、早速李修賢の家には行かずに船員仲間とバーに行って遊びほうける李元覇。
「何やってんだ、あいつは」
李修賢が探し出す。
チンピラから泥棒して逃げてきたコソドロギャルの陳雅倫(エレン・チャン)がバーに逃げ込む。
このチンピラと陳雅倫のいざこざにケンカ大好き李元覇が早速参加。唐偉成と功夫バトルを展開する。
「ほら、やってる」
って感じで、探しにきた李修賢が事なきを得た。
李元覇を叱りながら今度は外で昼飯。
そこでは偶然にも他刑事たちのマフィア取引現場を押さえる張り込みが行われていた。
が、ここぞと言う時に李元覇が関係ないスリを発見して大暴れ!
警察の存在に気づいたマフィアは逃げ出してしまい、計画はおじゃんに。
それにしてもここで見せる李元覇のジャンプアクション、
歩道橋からポールに飛び移って滑り降りる、というスタントになる予定だったと思うが、完全に失敗している。
ポールにジャンプ!
掴まれずに落下!
恐らくこれはそのまま失敗テイクを使っているものと思われる。心配なのはスタントをやった人で李元覇ではなくスタントマンがやったのかなと思うが、アスファルトに頭をモロに打ち付けて倒れているので、重傷は避けられないもしくは命を落としていても何ら不思議は無い危険すぎるシーンである。
マフィアのボスである劉家輝(リュー・チャーフィ)は今日も別組織のボス、黄錦〔火木〕(メルビン・ウォン)と取引の密談。んでもって、その黄錦〔火木〕(メルビン・ウォン)が気に食わなかったので部下の張耀揚(ロイ・チョン)に命じて刺殺。
ここにパーティギャルとしてもぐりこんでいた先のコソドロギャル陳雅倫が殺人現場を目撃。殺した張耀揚(ロイ・チョン)に見つかって危機一発だったが、ボートピープルとのお見合いから逃げてきた李修賢らに助けられる。改めて死体を捜すが見つからない。
「かくまってよ家まで送ってよ」
と保護を求める陳雅倫だったが、死体が見つからなかったことと恐らく娼婦だろうってことで李修賢は拒否。
しょうがないので李元覇が家まで送ることに。
しかし既にここに刺客の張午郎(チェン・ウーロン)が送り込まれていた。
取引に必要な指輪を彼女が盗んでいたためである。 張午郎はすったもんだの末に自滅するのだが、
「やっぱりここには怖くていられない」
ってことで、李修賢の家へ。
翌朝、陳雅倫は友人がいる美容室へ電話するがここにも既に劉家輝の手が回っていた。
美容室で劉家輝と大暴れする李元覇。
その後もトラブルばかり起こす李元覇とそれを抑えられない李修賢ってことでついに李修賢は停職に追い込まれる。
一方で取引までに時間の無い劉家輝組織は陳雅倫を強引に誘拐、李修賢、李元覇に最後の対決を迫る・・・
終劇
■
んで、ラストは前作と同じく
李元覇vs劉家輝
しかし、前作の2人のチェーンソーマッチの方が面白く、この狭いそして暗いバスの中での戦いはイマイチ盛り上がりに欠けた。
決して悪くは無いのだが、アクション、ドラマ、コメディ全てのパートで前作に負けている。1つも勝っているところが見当たらないのが本作の如何ともしがたいところである。
怒ってばっかりの李修賢(ダニー・リー)さんにそないに魅力を感じなければ、一徹バカを貫き通す李元覇(コナン・リー)にも魅力を感じない。前作はもうちょっとキャラクター設定も細かいところがあったし、今回のヒロイン陳雅倫(エレン・チャン)のキャラ設定もあまりに中途半端。何考えてんだがわかんない。
とすると、残りはアクションシーンに期待するしか無いのだが、そりゃ劉家良(リュー・チャーリャン)作品だけにそれなりのものを残してはいるが前作には及ばず、期待ほどでもなかったというところか。
功夫映画の巨匠も現代アクションは苦手かな。
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■CAST&STAFF |
監督 |
劉家良(リュー・チャーリャン) |
出演 |
李修賢(ダニー・リー) |
李元覇(コナン・リー) |
陳雅倫(エレン・チャン) |
劉家輝(リュー・チャーフィ) |
徐少強(ツイ・シャオチャン) |
黄霑(ジェームス・ウォン) |
張耀揚(ロイ・チョン) |
李殿朗 |
高飛(コー・フェイ) |
張午郎(チェン・ウーロン) |
黄錦〔火木〕(メルビン・ウォン) |
唐偉成 |
麥コ羅 |
林偉健 |
マーク・ホートン |
ケン・グッドマン |
ブラッド・カーナー |
韓麓芳 |
夏占士 |
熊欣欣(ション・シンシン) |
徐寶華 |
ケ志豪 |
武術指導 |
熊欣欣(ション・シンシン) |
徐寶華 |
林偉健 |
脚本 |
張麗玲(レイリン・チュン) |
黄浩義(ウォン・ホーイー) |
音楽 |
魯世傑 |
策劃 |
會國賜 |
製作 |
麥嘉(カール・マック) |
制作年度 |
1990 |
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