Contents
 
トップへ
掲示板

 


無極
The Promise
PROMISE


どんどんどんどん外れていく。
最近の武侠片映画はみんなそんな感じがする。
勿論、これは好みの問題も絡んでくるので一意見に過ぎないが、荒唐無稽な物語の中にあるキャラクター描写とほのかなファンタジーを感じさせてくれるチャンバラアクションが魅力だったはずの武侠片はいつの間にか西洋ファンタジー+中華式ワイヤーアクションという別物に変わってしまった。「ハリー・ポッター胡蝶剣」とか「リング・オブ・ザ・ソード」といった西洋ファンタジーをチャイナ風味でやるだけのものに変わってしまったと言っていい。
本作はそんな現代のなんちゃって武侠片の中でも極めて西洋ファンタジーに分類したくなるような作品である。タイトルに「無極」とあるが正にその通りだ。


流れ


架空の中国と時代。
戦乱の中でノーボディになってしまった少女は光臨した女神から、愛を失うことを条件に全てを手に入れるPromiseを交わす。
しかし、ご利用は計画的に。

無敵の将軍であった真田広之は今日も戦果を挙げて名を轟かす。
この時の囮作戦に使った奴隷・張東健(チャン・ドンゴン)がQちゃんもびっくりの足の速さだったため専属奴隷にする真田。
勝利を喜ぶの下に知らせが届く。
ライバル関係にあったNo.2の将軍・謝霆鋒(ニコラス・ツェー)が王姫である張柏芝(セシリア・チャン)を奪うために城を向かったというのだ。

急いで城に向かう真田であったが、途中に謎の刺客に遭遇。手負いに。
真田の代わりに華鎧を着けて城に向かったのは奴隷の張東健。
城に着いた張東健はご乱心の張柏芝姫にそれを襲う皇帝というわけのわからない遭遇に出くわすが、わけのわからぬままに皇帝を斬ってしまい、そのまま張柏芝姫を連れて逃げ出す。ところが華鎧を着けたままだったため謝霆鋒らは彼が真田であると勘違い。真田の知らぬところで彼は皇帝殺しの汚名を着せられてしまう。

奴隷のせいでそんなことになったなら当然斬ってしまいたい真田であったが、とりあえず我慢。こっちも奴隷契約してるのでやっぱご利用は計画的に。
張柏芝姫に出くわした真田は一目惚れ。
真田を城から助け出してくれた華鎧の人と勘違いする張柏芝姫もまたラブラブって感じで愛を深めていくのだが、この張柏芝姫こそが女神とPROMISEしていた少女であった・・・・


終劇





感想としては
「陳凱歌もやっぱこういうの撮るのかぁ・・・残念」
って感じであまり芳しくないのが正直なところ。
前半は特にチキチキマシン猛レース豪華バージョンみたいな映像を延々と見せられて最初は笑ってみていたもののだんだん飽きてしまって眠くなっていたのが正直な体感。
話の内容としても流石にクライマックスになって盛り上がりを見せるが、元々アクション映画に必要不可欠であるドキドキワクワクさせるような展開を見せてくれないのも無念。繰り返すが張東健の逃げるそれで連想させるものは

「トム&ジェリー」である。仲良くけんかしな。

「カンフーハッスル」で逃げる周星馳(チャウ・シンチー)とそれを追う元秋(ユン・チウ)のギャグシーンと張東健の逃げるシーンとどこがどう違うというのだろう。

結末としてこの作品はタイトル通り、極めたものは無である。
役者陣の演技面での頑張り以外に収穫が無い。
武侠片はその魅力を全て失い、無極。
あまりに皮肉な話ではないか。
改めて胡金銓(キン・フー)監督や張徹(チャン・ツェー)監督がこの世を去ってしまっていることが無念。

うーん・・何だか上手く語れないのだがその辺はここでレビューしている武侠片作品の評を読んで頂ければいいのだが、とにかくカルボナーラ食べに行ってるのにナポリタンが出てくるみたいな思いをするのはもうやだ。

すっげーつまらん作品ではないが・・・
■CAST&STAFF
監督・脚本 陳凱歌(チェン・カイコー)
出演 真田広之
張東健(チャン・ドンゴン)
張柏芝(セシリア・チャン)
謝霆鋒(ニコラス・ツェー)
劉Y(リウ・イエ)
陳紅(チェン・ホン)
武術指導 董〔王韋〕(ツン・ワイ)
林廸安
音楽 クラウス・バデルト
製作 陳凱歌(チェン・カイコー)
陳紅(チェン・ホン)
制作年度 2005


虎姑婆/人虎戀
Tiger Love/Tiger Kralle


私はUSで発売されている何とかパックが好きである。即ち、
「The Art Of Fighting 10-Movie Set」とか
「Martial Arts 10-Movie Pack」である。
つまり、基本的に単体で買うことは有り得ない作品群も安価の十把一絡になれば
「買ってみようかな」
という気にさせてくれる。
買ってみれば以外に1,2本ぐらいは"当たり"と言える作品にも出くわすだろう。後は画質も音質も最悪で大体作品の質が最悪といったクズ映画の山となるだけなのだが、わかっていてもそれを鑑賞するのは面白い。
ちなみにこのPackシリーズは画質最悪だけならまだしも、元より再生不可だったり作品が大幅にカットされていたりとソフトの質までもが最悪で個人的には購入をお奨めしない。USオンラインショップの紹介頁を翻訳してみると
「購入してトラブルがあっても本当に知りませんよ!!」
とハッキリ書いてある。しかし、

「Martial Arts 50-Movie Pack」
50!?
50回も冒険が出来るのか!!
となれば個人的には購入する手を止めることは出来まい。
実際は一つの作品が分割されていたりしてそれで二つとカウントしていたりで正確には50も入っていないのだが、相当数作品は入っているのでクズ映画の冒険が十分に楽しめるというもの。今のところ再生不良などの問題は起こっていないのでこれでも良質なパックの方だと思われる。

今のところ、数本見ただけに過ぎないが
「こりゃすげぇ!」
って作品にいきなり出会ってしまったのでここに紹介したい。
私が出会った功夫映画の中でもかなり屈指の珍作、
なんつったってこの作品の製作にゴーサインを出した映画会社の神経を疑わずにはいられない。
「虎姑婆」である。
大体、タイトル自体初めて聞くのだがいったいどんな作品だと言うのだろう・・・??

さぁ皆さん、流れ説明の前にタイトルから物語を想像してみよう!


流れ


想像しましたか?
これから間違いなく想像以下のなんだこりゃ物語が始まります。

村に名家が二つあり、
一つは羅烈(ロー・リエ)家。
一つは王侠家。
しかし王侠家に住んでいた娘・胡錦(フー・チン)と駆け落ちした羅烈は、王侠家から追われる身に。
山岳に逃げ込む2人であったが崖に追い詰められ、胡錦は崖から転落。

崖から落ちて木の上で気絶していた胡錦を助けたのはであった。
そう虎。動物のナチュラルな虎。
虎に助けられた胡錦はそこでそのまま虎と一緒に暮らし、羅烈との間に身篭っていた赤ちゃんを出産する。

十数年後(!)

未だに虎と一緒に住んでいる胡錦親子。
何故かギャートルズな原始人の格好をしているが、そんな格好する意味がわからない。
赤ちゃんは立派な青年・董〔王韋〕(ツン・ワイ)(以下、ツンワイ)に成長し、ちょっとしたターザンボーイだ。そして虎は友達。ナチュラルにじゃれ合う。

この映画のウリの一つは虎が本物の虎というところで、
着ぐるみなどは一切使っていないのだ。
少年時代に虎と戯れるシーンもあるが、まさに本物の虎とじゃれ合っている映像で、よっぽど大人しい虎を連れてきたのか何だかわからんが、とにかく凄い映像である。ムツゴロウさんでも出来ますまい。

さて。
木を引っ掻いて爪を研いでいる虎を見たツンワイ青年。
その引っ掻くポーズを真似していた結果、虎拳を編み出す!

なんで編み出すねん!!

ずっとここにおったのに何故か功夫を編み出すノウハウを持っているツンワイ青年であった。
そして自分の出生の秘密を母・胡錦から聞かされた(今更聞かされたのかよ!)ツンワイはその足で村へと繰り出す。

お父ちゃん!!

もう見つかったんかい!!

町に出た途端に崖で胡錦と生き別れになった羅烈パパ登場!
・・・というかそもそもですな。
彼らが駆け落ちして山に逃げて崖から落ちて虎に育てられた場所は村から5分のところやないかい!!

そしてあっさりと再会を果たす、羅烈と胡錦(そりゃ村から5分ですから)
羅烈パパは息子のツンワイを羅烈ファミリーと認めるのであるが・・・


一方で以前の駆け落ち事件で羅烈家と確執のあった王侠家は山岳に現れる虎退治をしようと部隊を繰り出していた。
これにいち早く気づいたツンワイは部隊の一人であるヒロイン・夏之夢を捕まえる。母・胡錦がセクシー女優であることからツンワイも色気づくのが早かったか出会った先からいきなり夏之夢を口説きだすツンワイ。・・・しかし、夏之夢っていう芸名は凄いですね。

宴会。
虎退治は失敗に終わったがとにかく宴会している王侠家。
この宴会にこっそり忍び込んだツンワイは夏之夢を誘い出す(下心だらけ)。
逢引でラブラブになった2人であったが、ここに以前から夏之夢のことが好きだった王侠ファミリーの1人が顔を出しバトルに。いつの間にか、
王侠ファミリーvsツンワイになってしまって必死で戦うツンワイは編み出した虎拳でその男を殺してしまうのだった。

ただでさえ王侠家とは確執があるのに!
ということで、羅烈パパはツンワイを追い出してしまう。
女で身を持ち崩すという道をパパも息子も辿ったのが皮肉な話だが追い出したパパの真意や如何に?

「もう許せん!」
怒った王侠は羅烈ファミリー皆殺し決定。
夜中に忍び込むと次々と羅烈ファミリーを殺して、遂には羅烈に迫る。
得意の棒術で対抗する羅烈ではあったのだが、哀れ遂には王侠の前に倒れ羅烈ファミリーはツンワイを残して全滅。これを予期していた羅烈はツンワイを逃がしたのだ・・・・いや、たぶん。

父を殺されたツンワイ。
怒りの鉄拳が炸裂するかと思いきや、王侠一派の怒りの方が凄まじく殺されそうになる。これを助けたのはツンワイの友人であった(突然、誰ーっ!?
この友人は死に物狂いでツンワイの実家に辿りついて、胡錦ママに事の真相を話して事切れる。

胡錦ママは王侠家へ。
元々王侠家にいた胡錦ではあったが、王侠は最早彼女がファミリーに戻ることは無いと悟ると強襲!これに得意の虎拳で応戦した胡錦であったが・・・って、
いつママまで拳法使いになっとるねん!!

実家に逃げ帰るツンワイ(場面が実際いきなり飛ぶのです)
そこで見たのは息も絶え絶えの胡錦ママであった。
息子の顔を確認すると息絶える胡錦。
さぁ今度こそツンワイの怒りが爆発だ!!・・・・?

・・・と思ったらそうではないのだ。
ここからが本作の珍作たるところで、
胡錦を救って彼女とツンワイと共に楽しく暮らしてきた虎。
そう動物の虎。
虎は彼らの墓の前でストップモーションになり(画が止まったまま)、

私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ私が復讐しなければならない王侠ファミリーは全員殺してやるわ

ストップモーション長すぎ!!
いつまで止まったまま台詞繰り返しとんねん!!


かくして虎の復讐は始まる。
ところでお気づきだろうか。
「殺してやるわ」
と書いてみたとおりこの虎はメスなのである。
というわけで、

虎姑婆妖怪誕生!!

さぁまさに文字の通りでしたね!
このタイトルは虎の姑ババアの妖怪、そういう意味だったのです!
んがががぁぁぁ!!俺の神経がぁあああ!!

だいたい虎がなぜ虎妖怪に化けるのだぁ!
ちなみに化けた妖怪は人がやってます。

さて虎爪で次々と王侠ファミリーを地獄に追いやる虎姑婆。
王侠がどんな最期を迎えるのかと思ったら、
実にあっさりと虎に殺られる王侠さん。
あのさ、王侠は虎妖怪じゃなくて虎に殺されてるんだよね。
つまり妖怪にならなくても復讐してるのよ。何のために化けてるのよ。

残る王侠ファミリーはただ1人、ツンワイの恋人・夏之夢である。
虎妖怪になったり虎に戻ったりして夏之夢に襲い掛かる!!
これをツンワイが何とか止めようとするが既に妖怪の虎は聞かない。
そもそも言葉が通じないともいう

このラストの虎バトルはどうなるというのか!?


終劇





さらにエンドシーンもある意味、凄いなんだこりゃ度なのでそちらの方は実際に拝見してもらいたい。

まずはかなり最初の方で気がつくはずだ。
功夫映画にするには無理がある!!
物語は悲恋ストーリーから始まり、ターザンのアドベンチャーアクション、中盤での功夫アクション、クライマックスは怒涛の変てこホラームービーと化す。
この脚本を書いた人も製作した人もみんなラリっていたのではないかと思うような衝撃のなんだこりゃ作品だ。

ちなみに本作の監督・金翁(カム・ヨン)はサモハンの「デブゴン太閤記」を撮った人。
主演の董〔王韋〕(ツン・ワイ)がこの作品の上でレビューしている「PROMISE」で武術指導を担当しているのも何だか不思議な縁である。

■CAST&STAFF
監督策劃 金翁(カム・ヨン)
出演 董〔王韋〕(ツン・ワイ)
胡錦(フー・チン)
羅烈(ロー・リエ)
王侠
夏之夢
音楽 陳勳奇(フランキー・チェン)
クレジットは陳永U
製作 許強
制作年度 1977


搏紮
The Killer in White/Ghost of the Ninja/Killer Wears White


なぜか董〔王韋〕(ツン・ワイ)関連の作品を3連発でお届けする頁になっちゃったな。
残念ながら私の英語力不足も大きく影響して事の顛末がよくわからない。なかなか複雑そうな物語なので説明が中途半端になっていることをのっけからすいません。


流れ

刑事であった喬宏(ロイ・チャオ)はライバル関係にある同じく官憲の陳龍と犯人を捕りあったりする間柄。
しかし喬宏の人望は中々厚いもので街の人からは慕われていた。
喬宏は陳儀馨という妻を持ち、街も一見平穏を装っているようだったが密かに犯罪という暗闇が街を包む。

若手ながら凄腕の刑事・董〔王韋〕(ツン・ワイ)がこの街に赴任してくる。
喬宏とコンビを組まされて、この老獪刑事と若手刑事はいがみ合いながらも街の小競り合いを解決していく。
しかし、街の賭博場で犯罪が行われていると知った董〔王韋〕がその場で大暴れし、街の名士であった任世官(ニン・シークァン)の縄張りに踏み込んだ頃から物語りは急変する。
実は任世官や陳龍らは何事かを企むグループで賭博場での捜査をきっかけに董〔王韋〕に企みごとを知られるのを危惧し一案を練る。

その名士に雇われていた娘が何者かに惨殺される。
現場に居合わした董〔王韋〕は犯人に間違われるがこの場を逃走。
その後はまたも他で惨殺事件が起き、董〔王韋〕は殺人犯の汚名を着せられてしまう。
その度に現場に現れていた白い衣装の老人を追っていた董〔王韋〕であったが、老人はすばしこく董〔王韋〕の前で次々と惨劇を繰り返す。

遂には陳儀馨も殺されてしまい、怒り心頭の董〔王韋〕は遂に白い衣装の老人・黄哈(ウォン・ハー)を追い詰めそのままバトル!
流石は黄哈の腕前も中々のもので死闘になるのだが、すんでのところでこれを打ち倒し、事件は解決かと思われたのだが・・・


終劇




スタッフ&キャストは「プロジェクトD」とサモハンが抜けた以外はほとんど同じで、そうするとあっちはほのぼのムードなコメディ功夫なのでこっちもそうかと思わず思ってしまうのが当然の流れ。その通り前半はコメディ功夫な展開で進むのだが後半、殺し屋が暗躍しだすと全く違う映画と化し、登場人物は次々殺されコメディの欠片もない非常に陰湿な物語へと姿を変える。「癲螳螂」や「蛇形醉歩」など後半になって物語が異常な展開になってしまう作品も多々あるが、本作も前半コメディ功夫的から後半悲劇的残酷物語へと何故か姿を変えてしまう作品と言っていいだろう。

なので物語は個人的に好みではないのだが、
流石に一流の功夫猛者たちが揃った作品だけあって、その功夫アクションのレベルは高い。前半は功夫シーンが非常に少ないのであるが、後半物語が変わってから董〔王韋〕怒り爆発で一気に見せるアクションそのものは素晴らしいものである。
董〔王韋〕は上記の「虎姑婆」では後半の見せ場を虎にさわられてしまったが(笑
今回はキレの良いアクションを存分に披露していて
「流石は李師父の弟子!」
と思わせるに至る(勿論、あれは役柄ですよ、念のため)。

役を選べるだけの格があったのか、気がついてみれば例えば毎日撮影所に通って仕事があれば何の役であろうとどんどん演じて日銭を稼いで家族を養っているかのような仕事を選ばない本作に出演している陳龍や馮敬文に比べてこういった低予算映画の出演が非常に少ないと感じる喬宏の出演は珍しい。彼は

「燃えよドラゴン」や「侠女」や「インディ・ジョーンズ」、後年も「プロテクター」や

「スペクターX」など大作出演となれば彼みたいな印象が強く(「燃えよデブゴン」にも出演してはいるが)、こういった決して大きくない役柄での出演はあまり見たことがない。ただ本作の役柄も全く美味しいものではないのだが・・・

本作は個人的には物語は好きになれないが、アクションシーンだけは良いという功夫映画特有の持ち味を残す作品である。功夫映画依存症の方には一見の価値もあるかもしれない。

■CAST&STAFF
監督 張同祖(ジョセフ・チェン・ツン・ジョ)
出演 董〔王韋〕(ツン・ワイ)
喬宏(ロイ・チャオ)
任世官(ニン・シークァン)
陳儀馨
馮敬文
黄哈(ウォン・ハー)
陳龍
宋錦成
武術指導 董〔王韋〕(ツン・ワイ)
林正英(ラム・チェンイン) 他
制作年度 1980


黒名單
Black List/Ninja Terminator/Ninja Heat


当HPで何度か登場している書籍「香港電影百科」(芳賀書店)は個人的なバイブル的書籍である。
小学五年の時に初めて1人で街まで繰り出し買ってきた書籍がソレである。未だにこの書籍を初めて購入したエピソードを覚えているように、今でもこの書籍は当HPでのレビュー更新で非常に役立っている。
で、その書籍には"香港における年間配収ベストテン"が1970年から1983年まで掲載されており、ここに掲載された作品の題名を眺めては
「どんな作品なんだろう?」
と妄想を繰り返してきた。
今では掲載作品の大抵のものをレビューしていたり、未見であっても購入可能なものがほとんどとなったがまだ詳細を全く掴んでいない作品があるのも事実である。

さてその中で1972年の第9位にランクインしているのが本作。
黒名單/BlackListとあるようにそれだけである程度映画の想像がつくというものであるが、さてどうだったか。


流れ


刑務所。
何かしらの罪で投獄されていた陳星(チン・セイ)がいる。
刑期を終えてシャバ!
刑務所前には弟分の于洋(ユー・ヤン)が迎えに来てくれていた。
「アニキ、アニキをはめたのはこいつらだ!」
と紙を渡す于洋。
「こいつらか・・・」
とそこにはアニキをはめたメンバーの名前が。

Black List

わかりやすいなぁ!おい!

誰かしらの墓の前で復讐を誓う陳星。
恐らくブラックリストメンバーに殺されたんでしょう。

ってなわけでまず山怪を追い詰めて決闘!
の末に打ち倒す。
ってなわけでまず陳元(チェン・ウェン)を追い詰めて決闘!
の末に打ち倒す。
ってなわけでまず陳惠敏(チャーリー・チャン)を追い詰めて決闘!
の末に打ち倒す。
ってなわけでまず方野を追い詰めて決闘!
の末に打ち倒す。


終劇





終わりかい


死ぬほどタイトル通りな展開が素敵というかなんちゅうか。

しかしもって当時にヒットを飛ばした理由は作品を見てればわかるというもので、シンプルにわかりやすいストーリーながら香港西部劇とでも言いたくなるような渋い演出と流石は香港のチャールズ・ブロンソンという異名をとった陳星だけあってその渋い演出に渋い彼が格好良く決まっており、新規的・・・にしようしたカメラワークも相まって他のいわゆるB級功夫作品とは明らかに一線を画しているのがわかる。というか、異名はこの本作から生まれたんでしょうね。

アクション面についてはトラディショナルな中国拳法ではなく現代劇なのでストリートファイト形式になっている分、凡庸に見えてしまうのも否めないが、ビルの屋上を跳ね回って場所を変え戦い続けるvs陳惠敏は当時の現代アクションと考えればなかなか迫力があったのではないか。

しかしこれがなんで洋題になると「Ninja Heat」になるんだろうな?

■CAST&STAFF
監督 羅馬(ロー・マ)
出演 陳星(チン・セイ)
于洋(ユー・ヤン)
方野
陳惠敏(チャーリー・チャン)
陳元(チェン・ウェン)
山怪
施明
李司祺
李文泰(リー・マンチン)
李家鼎(リー・カーティン)
陳流
梁小龍(ブルース・リャン)
制作年度 1972


火爺/偸情
City Ninja/Ninja Holocaust


こうやって色々観て行くとわかることがあって、

「ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳」
という作品、これは傑作である。
もちろんいわゆる"くっつけ映画"として。

本作も元は崔永哲が監督した作品に後から〔上下〕薩伐(カサノバ・ウォン) の追加撮影や、他の編集追加を経て誕生しているくっつけ映画で、数々のくっつけ映画を見てきたがその辺の考えると「まぁそこそこ」な出来のほうか。テイストは何誌強(ゴッドフリー・ホー)と何ら変わりはないが・・・というかこれも彼が関わってるのかもしんないけど。


流れになってません


1940年(と出てくる)に忍者軍団に襲われた白人のジョンさんは謎のネックレスを持っていたから狙われたわけだが、致命傷を負いながらも忍者の強襲から逃れるといまわのきわにその辺の人にネックレスを託して事切れる。

1985年。
といきなりここから凄い映像が!
何と陳惠敏(チャーリー・チャン)の現役キックボクサー時代の試合映像である。これは実に実に興味深い。興味深いというかこのフィルムを持ってるのなら、これをメインにドカンと作れよ!と言いたい。

さぁ試合後、勝利の美酒に酔いしれて女のお尻やおっぱいに塗れて戯れる陳惠敏・・・ああ、なんかこの人、どの映画見てもこんな感じがするなぁ。
この後は試合のプロモーターがネックレスを持っていたかどうだかで物語は進む。
こっちもキックボクサーの選手である(こっちは映画の中で)カサノバは今日も自分より巨体のボクサーといきなり死闘を展開してくれる。何だかファイトがいつもテンション高い人だ。

そのネックレスの争奪戦にはお色気担当の女3人ぐらい加わって、さらには知らない人には知らないが知ってる人には有名な金英一=韓鷹も加わってバトルを展開。カサノバvs金英一で抜群のファイトを見せるとそのままvs陳惠敏戦闘へ突入!

カサノバを倒した陳惠敏は凱旋した香港で捕まった。


終劇





なんじゃこりゃ


見れば一目瞭然だがこの作品、印象に残るのはとにかくバトルバトルでとにかくエッチエッチである。もうバトルの合間はエッチ、エッチの合間はバトル、そればっかり。はっきりいってくっつけ如何の問題の前にこの作品は元からそんなんなのでどうしようもない。
救いはやはりそのエッチ・・・じゃなくてラストバトル。
金英一=韓鷹は知る人ぞ知る韓国ファイターで一般的にはジャッキー

「龍拳」で任世官道場の二番弟子(そういえばこれ韓国ロケだから彼が出てるんやね)、同じくジャッキー

「笑拳」で冒頭に任世官に殺される若者といえばわかりやすいか。「香港の竜・酔八拳」では強大な悪役に扮して劉家輝(リュー・チャーフィ)とバトルを繰り広げてもいる。そんな彼とカサノバの韓国人同士の対決はなかなかのものだろう。

それにしても改めて思うが陳惠敏という男は凄い。
ここ最近レビューした作品で
「獵魔者」('82)
「黒名單」('72)

「エンター・ザ・フェニックス」('04)

「恋のQピッド」('01)
そして本作('83)
製作年度様々な作品に全て出演している。
1970年代から活躍した他俳優のほとんどが一線を退いている中で振り返ってみると彼のキャリアは実に厚みのある多彩なものだ。

「燃えよドラゴン」が日本で大ヒットして空手映画ブームが起き、一時期日本にも功夫映画が大量に入ってきたが、「燃えよドラゴン」の次に公開されたのが

片腕ドラゴン」、そして第3弾的に公開されたのが陳惠敏主演の「怒れ!タイガー/必殺空手拳」である。もうここからスタートしている。
その後の出演作を振り返ってみても「空手ヘラクレス」、何と日本発売予定である彼主演にしてゴールデンハーベストの怪作

「クンフー・キッド」、ショーブラザーズの「笑傲江湖」、ジャッキーと共演した

「ドラゴンロード」、日活との合作であるポルノ「チャイナ・スキャンダル」、石天さんが監督した「アラン・タムの特撮SFX/異星人大騒動」、李國豪(ブランドン・リー)の

「ファイヤードラゴン」、ジャッキーと再共演の

「プロジェクトA2」、ノワールアクションの傑作「風にバラは散った」、周星馳(チャウ・シンチー)「マッドモンク 魔界ドラゴンファイター」、友人・倉田さんとの

黄龍」、爾冬陞(イー・トンシン)監督の「忘れえぬ想い」・・・
挙げたら疲れたな。
デビュー当時はいわゆる李小龍(ブルース・リー)フォロワー的な功夫スターで、段々と悪役に移行、コミカルな役柄も演じれる幅の広さを見せながらも香港ノワールが確立されると年季と風格とそして本職なので当然マフィアのボスといった役柄がめちゃくちゃ多くなるが、マフィアのボスが定番になってからのところが興味深いところで是非確認できる人はしてほしいところなのだが、このボスの役柄も彼はちゃーんとその作品によって芝居を変えているのだ。つまり、
・怖くて冷酷で無口なボス
・怖くて冷酷でおしゃべりなボス
・怖そうで実はただお喋りなだけの怖くないボス
・子煩悩なボス
・単なるバカボス
と同じ役柄でも同じ演技はしていないのである。
是非見比べてみてほしい。
確か
「頭の良いマフィアは映画をやる」
との台詞は彼だったと思うが、これだけ重宝され続けているところをみると、今にして思えばこれは彼なりの役者としての謙遜だったのかもしれない。

話は反れたが本作はバトルとエッチばっかの作品なのでその辺を流しておくには良いかもしんない。1人暮らしの男はね。

■CAST&STAFF
監督 崔永哲
楊駿邦
〔上下〕薩伐(カサノバ・ウォン)
出演 〔上下〕薩伐(カサノバ・ウォン)
陳惠敏(チャーリー・チャン)
金英一
韓國材(ハン・クォツァイ)
金燕玲
盧大偉
ジョン・ラダルスキー
ジョン・レズウィック
制作年度 1983(1985)


The Last Dragon
ベリー・ゴーディ〜ラスト・ドラゴン


そもそも現代の若者は"ジャッキー・チェン"というものをどれぐらいに知っているのだろう、知らないのだろうという点が

ラッシュアワー3」が公開された今も非常に興味を持っている。
それはともかく、その現代の若者には考えられないことであろうが、私が小学生の時にはまだビデオデッキも登場していたかいないかでとにかくまだ普及しておらず、いわゆる自宅でジャッキーを楽しむ、映画を楽しむ、ってのはTV放映をひたすら待つか、TV放映をひたすら待つか、TV放映をひたすら待つか・・・Movieコミックスを買うか(映画をコマ割してマンガにしたもの。結構今でも大きい古本屋で売ってたりします)、それだけだった。
それゆえに貴重だったのが、地元では確か朝7:30にTV放映してた15分の「映画ダイジェスト」である。
この「映画ダイジェスト」は要は今上映中または上映予定の映画の予告編と劇場の時間割を淡々と紹介するだけの番組ではあるが、公開前或いは公開中の映画をTVで拝見できるとあって、私も欠かさず見ていた。ここに広川太一郎氏がナレーターを務めた

「蛇鶴八拳」や「カンニング・モンキー・天中拳」などの良質な予告編も登場したわけである。
んでもって、この「映画ダイジェスト」でやたら流れてたような印象を受ける作品がこの本作なのだ。めちゃくちゃ個人的な話だが。

予告編は大抵どんな映画でも面白そうな感じに見えちゃうからこそ予告編である。
しかし、まさに小学生のただのカンフー映画好きっ子にこの映画は早すぎた。
当時は実際スクリーンで観て、そのアクションのしょぼさと少なさにがっかりして帰っただけだったことを覚えている。


流れ(・・・というか・・・)


李小龍(ブルース・リー)を敬愛するタイマックは空手道場を経営する道場主・・・ではあるが、道場も小さなもので彼の家族はタイマックの空手マニアぶりに怪訝気味。
道場破りが現れても、

「ドラゴン怒りの鉄拳」霍元甲先生的教えを重視していたのか無抵抗にやられる始末。

「正義を守りたい、でも武術は使えない、どうしたもんか?」
といったところで思いついたタイマック。
忍者に変装してバレないように悪漢をやっつけていく・・・


終劇





やっぱ展開書くのバカらしくなってきたな。
こんなもんストーリーなんかどうでもいいぞ。
それこそが本作の魅力である。

劇中にも登場する李小龍

「ドラゴン危機一発」の少年時代の初見はそのストーリーの陳腐さにある種驚きながらも李小龍の素晴らしい動きに魅了されたというのが感想だが、本作に至っては少年時代の自分では何も見出せなかったのが正直なところで、振り返ってみれば当たり前である。

今になって見れば本当に良く出来た面白い作品だ。
当時流行っていたブラックポップ(こういう表現は不味いかな)のBGMに乗せて黒人とアジア人の軽快な動きと小洒落たジョークを楽しみながら、軽い気持ちで見ていればなかなか楽しい映画である。アクション面はクライマックスに盛り上がりを見せるも全体としてはユルイのが今でも否めないが、それそのものもそういう映画であり、別に李小龍映画のリメイクではない。あらゆる意味で黒人中国人マーケット向けとも考えられる計算されたB級映画である。
まぁジャッキーアクションみたいなのを期待して観に行く少年の期待に応えられるはずはないわな。

ちなみに昔から邦題の先頭に「ベリー・ゴーディ〜」とつくのでずっと主演はベリー・ゴーディだと思っていたが、主演はタイマック。ベリー・ゴーディはモータウンレコードの社長である。ああ、なるほど。

■CAST&STAFF
監督 マイケル・シュルツ
出演 タイマック
ヴァニティ
トーマス・イケダ
クリス・マーニー
グレン・イートン
ジュリアス・J・キャリー三世
フェイス・プリンス
レオ・オブライエン
ウィリアム・H・メイシー
脚本 ルイス・ヴェノスタ
音楽 ミッシャ・シーガル
製作 ルパート・ヒッツィグ
製作総指揮 ベリー・ゴーディ
制作年度 1985


中國超人
The Super Inframan
中国超人インフラマン


流石に再放送されなかった

「ウルトラQ」に関しては私も知らないのだが、私の世代ならウルトラマンシリーズは大体見ていることだろう。
ウルトラマン
ウルトラセブン
帰ってきたウルトラマン
ウルトラマンA
ウルトラマンタロウ
ウルトラマンレオ
再放送ではなくリアルタイムで見たのは長谷川初範の「ウルトラマン80」だけであるが、この「ウルトラマン80」こそ一番覚えていない。
こっから先は自分が大人になっていってしまったので全く知らないも同然だが、同世代なら誰しもウルトラマンに1つや2つの思い出があるはずである。
あくまで当時のことを思い出してのうろ覚えであるが、一番好きだった「ウルトラセブン」はメッセージ性のある娯楽色が強かった気がするし、「帰ってきたウルトラマン」は子供番組なのに人物模様が非常にダークで、途中でウルトラマン役団次郎の世話になっていた家族が全員惨殺される(しかも怪獣に殺されるというより、車に轢き殺されるなどといった現実的な殺され方)など、子供にとっては衝撃的なシーンもある暗くて前衛的な作品に感じた。
次の「ウルトラマンA」は画期的でウルトラマンになるのは1人ではなく、男女合体変身という今考えてみればなかなかエッチなウルトラマン(笑 何度か合体していくうちに子供が出来たらどうするのだろうとか幼い自分が考えるはずもない。結局男女合体変身は不評もあってか、女優さんは降板し後は1人で変身してたな。
「ウルトラマンタロウ」になって来ると視聴者から見てても完全にネタ切れの感が強く、ウルトラ兄弟の可愛い末っ子ということもあって頻繁に他兄弟が登場。タロウを助けまくるような印象が強く残っている。
「ウルトラマンレオ」に関しては弟にウルトラマンアストラってのがいたな・・・ってだけで何も覚えていない。

その「ウルトラマンレオ」の放映が終了したのが1975年(私は再放送でしか見てません)。
日本ではこのヒーローものブームに一応の終焉を迎えつつあった年であるが、香港ではバンバン放映されていた・・・のか?

さぁ。
まずは豪華なスタッフである。
監督に傑作武侠片「殺絶」の華山(ファ・シャン)、
脚本はあの倪匡(イ・クオン)、
武術指導に唐佳(タン・チァ)、
スタント演出は袁祥仁(ユアン・チョンヤン)、
さらに撮影は

「大酔侠」「香港ノクターン」「ドラゴンへの道」等を撮った賀蘭山(西本正)、
だいたい製作は大予算が組めるショーブラザーズである。

通常ならば単なるヒーローもののキッズ向け映画をわざわざ紹介するまでも無い思いたいが、この陣容ならそうもいくまいと鑑賞・・・


流れ


のっけから・・・
バリバリウルトラマン的なオープニングですな。
テーマ曲はやはり陳勳奇(フランキー・チェン)が作曲したのでしょうか。
色んな意味でワクワクしてきます。

さぁいきなり!
「地球はもらった!」
と氷河魔王女(劉慧茹)が現れます!
もうこれ!
日本で付けた字幕からして笑わそうとしています。
魔王女って・・・女王でいいじゃん。
中国のそういった怪獣たちを倒すために作られた・・・ような気もする科学研究所所長・王侠によりますと、
「氷河の下にいた魔族たちが今頃になって地上が大丈夫だと気づいた」
気づくのおっせ!

しかし流石は所長。
このように魔族の怪人が溢れ出て来た時のための発明をしておりました。
研究所隊員の李修賢(ダニー・リー)を呼ぶと、人体を改造して中国超人インフラマンになることを薦める王侠。
「はいっ!なります!」
即決かよ!悩まないのかよ!

改造だぞ!改造!
さぁすぐもう改造だ!ほら改造だ!
よっこらどっこらよっこらどっこら・・・
確かにここで人体解剖を見せられたりしたら気持ちが悪いので、この程度の改造描写でいい・・・わきゃない!
体の上にガラクタの機械ごちゃごちゃ置いてるだけ!
こんなことでインフラマンになれるというのか!

なりました。
中国超人インフラマン誕生!

しかし流石はマーケティングの早い氷河魔族。
「一番の敵は科学研究所よ!」
という計算が弾き出されました。
・・・軍とか・・・いいや!軍などハナから魔族の敵ではないのだ!
早速、植物怪人が研究所を強襲!
巨大化して伸びる触手に隊員たちは苦しみますが、ここで袁信義(ユアン・シュンイ−)の美味しい活躍もあって、遂にインフラマン登場!

「あっインフラマンだ!」
と言ってもらい、すっかり町の人気者。
今誕生したばかりなのに早すぎ!

インフラマンの前では植物怪人など敵ではありません。

「なかなかやるな」
氷河魔王女は次の作戦を考えました。
インフラマンの設計書をコッソリ盗んでこようということで、まずはその辺を呑気にドライブしてた研究所隊員を捕獲・洗脳。
洗脳された隊員は研究所から設計書を持ち去り。
これを怪しみ追いかけたのが出ました呂小龍(ブルース・リ)!
洗脳隊員を追いかけた呂小龍は逆に敵に待ち伏せくらい!
ここに偽ショッカー軍団&怪人と呂小龍の功夫一騎打ち!!
ななな、なんとこんだけの偽ショッカー&怪人をもってしても呂小龍の功夫技が一枚上手か!?お前ら、それでも魔族か!?
なので怪人が怪人らしい爆発とかの卑怯な手に攻撃を変えるの巻。
「呂小龍の危機だ!」
というわけで、李修賢隊員ら一同はバイクに乗って助けに!
こここ、これは・・・
このシーンはまるでジャッキー

新ポリス・ストーリー」のあのシーンではないか!!

こんなところにあの映画の原点が!(ないない)

偽ショッカー軍団と隊員ら入り乱れて功夫バトル!
しかしよく見りゃ

ヤング・マスター/師弟出馬」のいつもの丘!
結局何の映画撮るにしてもこの場所かよ!
これじゃ着ぐるみ着てる以外はいつもの功夫映画ですがな。
しかしオチは凄かった。
巨大化した怪人に対してこちらも巨大化したインフラマン。
怪人を一方的にボコボコにしてわざわざ発電所に向けて投げ飛ばす!
わざわざかー!
建造物の無いところに投げろやー!
発電所の中の人たぶんいっぱい死んだやんかー!
いっぱい停電したやんかー!
さらにグロッキーな怪人に向けて非情なスペシウム光線!
・・・うーわっ、光線ほそっ!

「なかなかやるな」
氷河魔王女は次の作戦を考えました。
さぁコッソリ研究所に爆弾仕掛けるために忍び込む怪人・・・
あんたら怪人さぁ・・・冒頭は
「大暴れしてやる!!ぐひひいひぃ!!」
とか大ボラ吹いて、やることはテロリストですがな。
正々堂々いけや。

爆弾は上手いこと李修賢が見つけて捕獲。
しかもインフラマンは新たな電撃パンチやロケットキックの開発でアップグレードされて更に強大に。
なんつったってこのロケットキックがすげぇ!物理学無視だ!
靴のそこから炎のバーナー出して飛ぶのだが、飛ぶ方向が逆!
スペールシャトルがケツから炎出しながらケツ方向に飛ぶようなものだ!
(意味がわからなかったらこの映画観れ)

そんなこんなで所長の娘・袁曼姿が魔族に誘拐されます。
あっさり娘を取り戻すためにたった1人で魔族のアジトに向かう所長。
アジトは・・・

プロジェクトA」で海賊がアジトにしてたやっぱあの場所だぁ!
これも結局いつもあの場所だぁ!

色々ごちゃごちゃあったがどっちにしろ、李修賢隊員らが乗り込んでアジトで大暴れ!
スタントアクションと功夫アクションが合体した見事なアクションシーンである。さすがは香港、アクションではこの当時から全然日本の上をいく!
お色気担当の怪人エレキアイたん(岑淑儀)を色気の無い殺し方で処断するインフラマン!もうちょっと気つかえ。
さぁ最後の氷河魔王女が真の正体を現す!
その氷河魔王女の攻撃で氷漬けにされてしまうインフラマン!
一歩間違えば

「ドラゴン危機一発」である。
しかしとっくの昔に氷漬けにされてもOKな回避方法を教えてもらっていたインフラマンは氷解して氷河魔王女を首チョンパ!
と思ったら頭がまた生えてきた!
氷河魔王女を首チョンパ!
と思ったら頭がまた生えてきた!
氷河魔王女を首チョンパ!
と思ったら頭がまた生えてきた!
氷河魔王女を首チョンパ!
と思ったら頭がまた生えてきた!
氷河魔王女を首チョンパ!
と思ったら頭がまた生えてきた!
氷河魔王女を首チョンパ!
と思ったら頭がまた生えてきた!
氷河魔王女を首チョンパ!

いい加減、別のとこ攻撃しろっ!

別のとこ攻撃して遂に氷河魔王女を倒す!


「面舵いっぱいー!」
「おい、あれは朝日じゃなくて夕日だぞ!」
「んじゃ方向逆だ。面舵いっぱいー!」
「いいかげんにしろっ!」


ラ、ランラランララララー、ラララララー♪・・・


終劇





ラストの台詞のオチはありませんのでよろしく。
まぁジャッキー映画好きなら最後の創作もわかってくれると思います。


いやぁ実にレビューの書きやすい作品である。
何も考えることありませんな。つっこんでるだけでOK。

「ウルトラマン」シリーズには常にテーマがあり、ドラマとしても傑作とされているエピソードが幾つもあるのだが、このインフラマンには1つとしてそんなもんは無い。ちなみに、決定的な違いは全員李修賢が変身してインフラマンになっているのを知っているという点か。
その点はともかく、んじゃ日本を凌ぐポイントはどこかと言えばそりゃ勿論、アクションである。
この映画は着ぐるみをひっぱがしゃ完全な功夫アクションであり、唐佳(タン・チァ)率いる袁家班が体を張って頑張るスタントアクションやアクロバットも満載の良質な肉体アクション映画なのだ。
爆笑の展開と良質なアクションが楽しめる作品であれば十分それで合格点ではないか。
不器用にドラマを作ろうとして中途半端な出来になるよりは余計なドラマを徹底的に廃し、ただひたすら悪い怪人を爽快にぶっ倒す娯楽映画に仕立てたことが本作を成功に導いた・・・成功したか知らんが。

かなりのバカ映画ではあるが、それでもやはり強く娯楽映画としての輝きを放つこの作品を観るとやはり華山監督ら一流スタッフの腕前を感じてしまうのだ。

ただ難を言うならせっかくだからテーマ曲ではなく、ちゃんと歌詞の付いた主題歌を作ってほしかったな。

■CAST&STAFF
監督 華山(ファ・シャン)
出演 李修賢(ダニー・リー)
王侠
劉慧茹
袁曼姿
呂小龍(ブルース・リ)
※クレジットは黄健龍
江洋
岑淑儀
林女偉
睦勝
梁曼儀
袁信義(ユアン・シュンイ−)
袁和平(ユアン・ウーピン)
武術指導 唐佳(タン・チァ)
特技演出 袁祥仁(ユアン・チョンヤン)
脚本 倪匡(イ・クオン)
音楽 陳勳奇(フランキー・チェン)
※クレジットは陳永U
製作 邵仁枚(ランミー・ショウ)
制作年度 1975


福建少林拳
Shaolin Boxers
必殺!少林拳・涙の復讐


少林寺映画と言えば"焼き討ち"されるのが定番で、
大抵の映画は焼き討ちされてからか、途中で焼き討ちされて物語が展開する。

少林寺列伝」は一応、焼き討ちされるまでを描いているのが珍しい。
んで、この焼き討ちされている少林寺は大抵の映画で"福建少林寺"である。初めて本物の崇山少林寺でロケされた

「少林寺」はその崇山少林寺が焼き討ちされる話なので例外。
この福建少林寺、あったかどうかも未だよくわからんが(遺跡が見つかったけどもさぁ・・・)、それだけに尾ひれはひれと英雄が出まくった英雄養成所みたいなとこで、焼き討ちされて逃げてった少林の勇士たちのその後の活躍を描いた作品は数知れない。

んで、この作品は「福建少林拳」。
そのままやなぁ・・・と思いながら内容を見たらかなり、
「なんじゃそりゃ」
って内容だった。


流れ(簡単に)


福建少林寺の流れを汲む・・・らしい道場は、
今日も師範代の田俊(ジェームス・ティエン)を筆頭に練習に汗を流していた。
ところでこの村では李敏郎をボスとするギャングが暗躍しており、罪の無い村人を殺したりレイプしたりと横暴を振るっていた。

何よりもまず李敏郎ギャングをどうにかしなきゃいけない気がするが、
村で武術大会が開かれる。
田俊のライバルである道場の主・朱牧(チュー・ムー)は、武術大会の優勝を狙っており、李敏郎ギャングと結託して大会の内外から田俊らの邪魔をし続ける。
ただこれ、どーも物語で李敏郎ギャングらが横暴振るっている時に田俊は1人でどっかで練習してたり、佇んでいたりと物語に関わってこない。苛められるのはヌード担当の女優とか韓國才(ハン・クォツァイ)とか。

朱牧の思惑通りに事は運ばず、大会では順調に勝ち上がる田俊。
「なんとかせえや」
と朱牧に言われた李敏郎ギャングらは、大会の裏で田俊の師匠らに襲いかかる!

さらに決勝戦を戦っていた田俊の試合に殴りこんだ李敏郎ギャングら。
李敏郎が流石に強く苦戦するが、場所を変えて戦い続け勝利。


終劇





やっぱそこで終わりかい。
蓋を開けてみたらなんのことはない、福建少林拳の全貌に迫る内容なんかではなく

吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー」の亜流みたいな、いつもの道場争い映画で、展開はかなりつまらない。
ゴールデンハーベスト制作のはずなのに鄒文懐(レイモンド・チョウ)の名前が無いのも不思議だ。小プロの作品をゴールデンハーベストが買ったのだろうか。
李敏郎が最後の敵ってのも迫力と実力に欠ける。

んじゃこの作品が全くダメかと言えばそんなこともない。
というのも、この作品の武術指導は程小東(チン・シュウトン)で1974年当時にどのような殺陣を構築しているのかという点に興味があったのだが、既にこの当時で他の武術指導者にはなかなか見られない、数多い手技と足技、アクロバットなアクションが取り込まれており、そのアクションは当時の功夫映画と比べて抜きん出ている・・・と言ってもいいほど特色がある。これは流石、程小東といったところだ。
ただその殺陣を実際に演じた役者の方に若干の問題があり、主演の田俊や李敏郎よりも、大会の前哨戦をやった
火星(マース)vs銭月笙(チェン・ユーサン)
という変わったマッチメイクの試合が一番面白かった。これは勿論、2人の功夫マンとしてのポテンシャルが主演の田俊より高いからである。

ちなみに、大会が行われる場所は"方世玉"がやった闘技場なのだが、後ろにでっかく"武"の文字が大丸の中に描かれており、その前で戦う様子は誰がみても鳥山明の「ドラゴンボール」を連想させるだろう。

■CAST&STAFF
監督 黄達(ファン・タ)
出演 田俊(ジェームス・ティエン)
田蜜
李天鷹
李敏郎
梁天(リャン・ティン)
蔡水清
韓國才(ハン・クォツァイ)
馬劍棠
陳飛龍
火星(マース)
銭月笙(チェン・ユーサン)
朱牧(チュー・ムー)
武術指導 程小東(チン・シュウトン)
脚本 黄天
音楽 王居仁(エディ・ワン)
製作 羅嘉甫
制作年度 1974


英雄出少年
The Young Heroes Of Shaolin
香港カンフードラゴン少林寺


むさぼっていた。
そういうのが一番正しい表現だろう。
ジャッキー大好き功夫映画大好きっ子だった当時の幼き自分は、その幼きながらも自分のアンテナを張り巡らせて功夫映画の情報を集めていた。幸運にも視聴率が取れる功夫映画、そして人気のあるジャッキーがいたこともあって、当時は書籍も多く出ていた。それも子供向けの。大抵のものは買った。その中には当HPで前述したように「ドラゴン大全科」のような書籍は日本では未公開の功夫映画が多く紹介されており、興味を持たすだけ持たせておいて実際は観ることが出来ないといったやきもき感たっぷりの書籍であった。他にもそのような書籍はあった。
と同時に当然目を凝らして見ていたのはTVガイドである。
なんか功夫映画を放映しないか?なんかジャッキーに関係のある番組はやらないか?
そこで功夫映画放映を知りでもすれば、その日を楽しみにして待つ。
ビデオデッキなど無かったので録画することも出来ず、そのまま楽しみにして待つ。それが日課だった。

その中でいつも新聞のTV欄には出ているのに、実際は電波が家には入らず映らないので非常にやきもきさせた番組があった。それがこの、
「香港カンフードラゴン少林寺」
である。
テレビ東京系で放映された香港のTVドラマで、またこれ映画ならそのやきもき感も1回の放映を見逃すだけで済むのだが連続ドラマなもので、毎週毎週やきもきさせやがってこの野郎。

これが一体どのようなものなのか。
当時はこのテレビ東京系が映る友人も当然同じ地元ではいるわけもなく聞けるわけもなくネットなんかあるわけもなく・・・・今の今まで番組の正体は苗僑偉(ミウ・キウワイ)が出てるとか・・・とはいっても苗僑偉ってブレイクしたとはいえないし、董〔王韋〕(ツン・ワイ)といってもピンと来なかったのだが果てさて。


第8回


少林寺で修行を重ねていた董〔王韋〕扮する方世玉、石修(シェク・サウ)扮する洪熙官、そして何故か少林寺入門を許されていた謎のヒロイン(詠春?)とかは・・・まぁ彼らは反政府レジスタンスなので隠れ蓑にしていたわけだが、その割にはちょっとした恋模様なんて描いちゃってたりなんかして、でもあっさりとヒロインが少林寺出て行っちゃったりして。
さぁ少林寺免許皆伝のために色々修行だ!

続く





まぁ続きものの30分なんで、ここだけだったのですが蓋を開けてみればこれって方世玉や洪熙官が活躍した明朝末期のあの有名な話を扱っていたのですねぇ・・・いやぁ方世玉ものだったのかぁ・・・

その出来というものは思ったよりも良いもので、ドラマも軽快に進みダレることなくあっと言う間の30分でちゃんと続きを楽しみにさせてくれる展開。今回は免許皆伝の修行がテーマということで、その難関イベントも30分の中で豊富に用意しておりダレることもないし、なかなかお金もかかっている。
そして一番評価したいのはそのアクション面で、今回は難関突破がテーマということでバトルはあまり無かったがそのダイジェストを見る限りは流石'80年代の香港ということもあってレベルが高い。
主演を務める董〔王韋〕もなかなか飄々とした方世玉ぶりがあっており、なかなかよろしいのではないか。

いやぁ・・・しかし。
そうかこれだったんだぁ・・・
当時、TV欄の「香港カンフードラゴン少林寺」の文字を歯軋りしながら見ていた思い出が20年以上の時を経て癒されるようなそんな気分になりました・・・

■CAST&STAFF
監督
出演 董〔王韋〕(ツン・ワイ)
苗僑偉(ミウ・キウワイ)
黄日華(フェリックス・ウォン)
石修(シェク・サウ)
關海山(クワン・ホイサン)
制作年度 1981


戰神傳説
The Moon Warriors
戦神 ムーン・ウォーリアーズ


おやおや。
そういえばこれは珍しい。
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)監督作品でありながら、サモハン本人が出演していない。
ずっと前にTV録画してからずっと観るの忘れてたので観てみた。
ぬーむ・・・


流れ


国の後継者争いで弟・王霄に裏切られた第一候補の兄・鍾鎮濤(ケニー・ビー)は、弟が放つ追っ手から逃れて、部下の張曼玉(マギー・チャン)や錢嘉樂(チン・ガーロッ)と共に旅を続けていた。
追っ手によって負傷した鍾鎮濤を助けた漁師の劉コ華(アンディ・ラウ)とお友達に。
意気投合した2人は友人となり、復権を目指す同志として一緒に戦うことに。

その後、鍾鎮濤一行はお妃になる予定のプリンセス・梅艷芳(アニタ・ムイ)と出会うのだが、そこをまたしても王霄の追っ手に狙われて、鍾鎮濤一行はチリジリに。

ひょんなことから姫・アニタと2人で冒険することになった劉コ華。
単なる漁師だった劉コ華はアニタとチチクリ合っていたが、既にアニタ姫は鍾鎮濤と婚前で。
ここを謎の刺客が襲い、劉コ華は負傷するのだがこれを看病するアニタということで2人は尚更恋に落ちたりなんかしちゃったりして。

チリジリになったがやっとこさ全員集合。
そこに王霄の魔の手が・・・


終劇





・・・ぬーむ。イマイチ。

サモハンは言った。
「香港の監督は全て頭に入っている。演技、ストーリー、カット割り」
と。ほんでジャッキーもこう言った。
「アクション監督、脚本、演技、監督に編集作業、これらが全部出来るのは俺とサモハンぐらいだ。」
本人たちが言うのだから確かにそうなんだろう。

しかしサモハンのノッペリとした演出面での味はあんまり頂けない。
不思議だなぁ。サモハン監督の作品で何がいけないのか。
"いっつもストーリーが薄っぺらく感じる"
オールスター作品である過去のサモハン作品を見渡してみても、凄いぶっちゃけた言い方をすると、話は無いけど、コメディや出てくる俳優の楽しさ、ハイレベルなアクションを見ているだけで何とも楽しめる。そういった作品が多い。
役者としては素晴らしい人であることは間違いないのだが、どーもこのサモハン監督はストーリーテラーとしては評価が未だに低いのだな。俺の中で。物語を描くのが下手。

本作は残念ながら動作指導も程小東(チン・シュウトン)と元奎(ユン・ケイ)に任してしまっており、サモハン&程小東というのは面白い取り合わせだと思って見てみたものの、やはり程小東お得意の替わり身スタントマンワイヤーアクションに終始しており、アクションシーンはスタントマンショーだと割り切って見なければ辛いものがある。確かに良いアクションを見せているがスタントマンが見せているだけ、それだけというのが何とも心さぶい。

昔はハイレベル功夫や抱腹絶倒のコメディ演出でカバーしていた物語を展開させる描写力の低さも、スタントマンショーだけではカバーできない。全く面白くないというほどでもないのだが、やはり評価は厳しい映画である。

その中で一点、光っているのが張曼玉(マギー・チャン)だ。
そういえば「マギー・チャンのドッカン爆弾娘」ってまだ観てないなぁ・・・
このようにデビュー当初からコメディ、メロドラマ、ジャッキーアクションとなんでもこなして来たおキャンなギャル、張曼玉はいつの間にか場数を踏んでその辺の女優とは一線を画した大女優になった。
今や大御所である彼女の活躍ぶりは語るべくもないが、この作品でも彼女は凛とした美しさと風格を漂わせており、感情移入しにくいこの作品の中で一際その演技でこちらの心を引っ張っていく力を見せている。素晴らしい。
■CAST&STAFF
監督 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 劉コ華(アンディ・ラウ)
梅艷芳(アニタ・ムイ)
鍾鎮濤(ケニー・ビー)
張曼玉(マギー・チャン)
王霄
張翼(チャン・イー)
錢嘉樂(チン・ガーロッ)
向壘
譚偉
伍保全
王文傑
林偉江
岑美瑤
羅耀雄
雷達
脚本 羅啓鋭(アレックス・ロー)
動作指導 程小東(チン・シュウトン)
元奎(ユン・ケイ)
製作 陳佩華
制作年度 1992

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 







虎姑婆
搏紮
黒名單
火爺
ラストドラゴン
中国超人インフラマン
必殺!少林拳・涙の復讐
香港カンフードラゴン少林寺
戦神 ムーン・ウォーリアーズ
inserted by FC2 system