エクソダス・ギルティー

 

(PS・イマディオ)

○ボタンを押すだけで様々なドラマが展開する「押すドラ」!

遂に出た林×こぶ・・・いや菅野ひろゆき最新作「エクソダス・ギルディー」。
「DESIRE」、「EVE burst error」そして膨大なプレイ時間を要する「この世の果てで恋を歌う少女・YU-NO」をえて、 今回はどのような感動ドラマが生まれるのか!?
・・・あんまり生まれませんでした

よかったとこ

・現代編、ベルマーが登場する時の音。(ジャーーーン!!)
・未来編、レイルルのお色気アプローチ(ジャーーーン!!)
・現代編、村人がウィルを誘拐するシーン(ジャーーーン!!)
・・・駄目じゃん。しかもジャーーーンはわかる人しかわからんな。

だめなとこ
・音声無し。今までの作品での例えば、本部長(野沢那智)、桂木(納谷悟郎、銭形警部やってた人)、
ロス御堂(若本槻夫、あなごさん)、マルチナ(池田昌子、メーテル)、六蔵寺(大塚明夫、「こちらスネーク」)
など、ベテラン声優さん達が織り成す丁々発止の演技合戦を聞くのが楽しみだった僕にとっては致命的。
・「YU-NO」を遥かに下回る軽い謎解き以外にゲーム性は無く、○ボタンさえ押しておけば勝手に物語は進む。
・いい加減飽きてきた、下ネタのボケ・ツッコミ。前作その他とテキストが重複しすぎている。
ただ、例えば北野武監督の映画が余計なセリフをすべて排除した演出を取るように、
別に無くてもいいようなまったく味の無いセリフが続くよりよっぽど良い事は間違いないと思うし、
とても評価できる。これからの発展に期待。
・コンシューマーオリジナルなのに今までの作品のように「18禁ゲームの猥褻な部分を強引に直した」ような
印象が拭えない。やはり、PC移植を踏まえた上での開発だろうか。
・「エヴァンゲリオン」「もののけ姫」個人的に「メタルギア・ソリッド」のように、
クリエイターが世紀末だからこそ主張できる、あの事、その事を津々浦々に説いているのは理解できるが、
ちょい時期ハズレ。(みんな散々言ったあとだもん。)

・・・いくらでも出てきそうなのでここらへんでやめておこう。キリが無い。

ただ、フォローにしかならないが、私の考える「」というものと製作者のそれのイメージは酷似している。
まぁ、あんなでっかいオバケなんぞは想像してないが、
どこぞのゲームに「EGG」というものがある。
シミュレーションゲームでたまごがごろごろ転がった後が、野となり山となり世界になっていくというものだ。
俺、「神」ってそれだと思う。他に何の意味も思考も無い、それ。

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