G・O・D Pure

 

(PS・イマジニア)
しまった。イマジニア感動第二弾を持ってしまった。


監督・脚本 鴻上 尚史
音楽 デーモン小暮
キャラクターデザイン 江川 達也
と豪華スタッフが贈る、大作RPG。ただ、ゲームクリエイトが本職の人いますか?いませんね。
というわけで、僕はあまり期待してませんでした。実際、半年以上俺の家で眠ってたものです。

・・・結論から言うと、「FF7」(8はやってない)より面白かったぁ。びっくり。
「えええ〜〜〜!?!?!?」
と内輪メンバーからすでに疑問の声が上がってるでしょうが、
ああ、面白かったさ!!なにか!?

こんな近くにいい作品が転がってるとは知らなかったなぁ。
な×いさんに聞いときゃよかった。
まぁ、傍からデ×ッグを見てた時はなんか画面もパッとしないし、
面白そうに見えなかったし、いくら鴻上さんでもちょっと触手が伸びなかったんだけども・・・。

ええ、始まりは少年・なるこうが
北海道にいるおばあちゃんに会いに自転車で東京から(!)旅立ちます。
お父さんは死んだのか単身赴任か知りませんが、見送りはおかんだけです。一人っ子ですな。
こっから旅日記(つまりセーブ)をつけながらの旅が始まりました。
少年が飛び出したのは1999年7月。当然、恐怖の大王が降臨しました。
宇宙からのエイリアンが侵略をはじめ、地球は壊滅状態。
少年・なるこうは10年間記憶を失い、10年後に荒廃した地球で再び目覚めます。

この旅日記がいいんですよ、旅日記が。

「はじめての一人旅だ!ドキドキするなぁ!ワクワクするなぁ!おかん、僕は行くよ!」
「ぼくは、10年間、記憶を失っていたんだ。おかんはどうしているだろう?おかん、おかん!」
「仲間ができた!!おかん、ぼくに仲間ができました。
ガイルといいます。」
「北海道のおばあちゃんはもういないのだろう。〜でも、北海道のおばあちゃんは
僕の心の中で生きている。おかんと同じように。そうだよね、おかん。」
「おかん、こどもが生まれます!ガイルとアイのこどもです!
・・・これからの世界について、震えている時に、ガイルのヤツは
ベッドで奮えていたんです。」
「おかん、ぼくはまた、一人になりました。」
「おかん、ぼくは、わからなくなりました・・・。」

もちろん、ほんの一部でして核心に迫る文章は掲載しませんでした。全部言っちゃってもしょうがないし。

大筋は人間と古代人との戦いでして、まぁよくあるパターンといえばそのとおりなのですが、
「MOTHER」シリーズと同じく、これのテーマもやっぱメインは親子・家族でした。
俺って、案外こういうの弱いの。家族もの。特に二十歳すぎてから。

さすが鴻上さんっていうか、じ〜んと来るシーンも多いし、
日記の文体なんか非常に心温まる感じで感情移入しちゃうなぁ。

ラストの大団円でいろんな街をまわって、みんなに有り難うと言われてるとこなんかは
「やっぱRPGはこうでなきゃ」
とお約束でボリュームのある展開に満足しましたね。はい。

デーモン閣下の音楽もなかなかよかった。

この話にはオチがありまして、実はCPコード使ってやったので、
いきなり最初からレベル99でやってたんですけどね。
だから、ゲームバランスとか知りません。みんなあっけなく倒せたので。
ザコ敵も出ないようにコード入れたんで。

う〜ん、もっと世に出てもいいソフトなのになぁ。
やっぱプロモーションが・・・・
しかしイマジニアの誇るべき隠れた名作だと僕は思いました。

これで、「G・O・D」の質問もOKだ!


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