|
重案組 Crime Story 新ポリス・ストーリー ◆香港の不動産王ウォンが何者かに誘拐される。 チェン刑事(ジャッキー)は誘拐犯を追走するが、結局は取り逃がしてしまい、応援に駆けつけた白バイ警官2人も誘拐犯にひき殺されてしまう。チェンは昔誘拐犯を検挙したことのある先輩刑事フォン(ケント・チェン)と組んで、誘拐犯捜査を続けたが、なんと誘拐の主犯はフォンそのものだった。 ■ 「シティハンター」と180度趣の違う非常にシリアスな刑事アクション。 ジャッキーのシリアス劇は古いもので「龍拳」などがあるが、最近では「火焼島」ぐらいと非常に少ない。その中でシリアスなジャッキー映画としてはベストだと思う。 いきなり冒頭から、ジャッキーは強盗犯を射殺したことに苦悩し、精神カウンセリングを受けていること自体シリアス。ほとんど笑顔も見せない。 (しかし、インド産VCDにはカウンセリングのシーンがありません。 本作のヒロインも出てません。なんで?) アクションが他の映画と違うのは、 「誰でも火事場のくそ力ぐらいあれば、できるかもしれん。」 というリアルスティックなスタントに押さえていること。 ←まぁ、何とか頑張れば一般の方でも・・・ ←やっぱ無理か・・・ 描写も他映画に比べてリアルである。このあたりは監督カーク・ウォンの力量だと思う。 ←冒頭の誘拐犯追走シーン。 このシーンが一番好き。 ←何気に出演のチュン・ファット。老けたな・・・ 香港ではコメディ俳優として人気のあるケント・チェンが、今回もの凄い憎たらしい悪役を見事に演じきっている。本当に感じ悪い。 ←感じ悪すぎ。 エンディングなのにジャッキーの渋い表情。格好いいじゃん。 たまには、シリアスなジャッキーを観るのもいいかも。
|
|