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■成龍(ジャッキー・チェン)1998  


Rush Hour
ラッシュアワー



中国領事館令嬢の誘拐事件が発生。
LA警察随一のわがまま刑事カーターは、香港から派遣されたリー捜査官の“お守役”を押しつけられる。無口で一見頼りなさ気のリーだが、 実は英語堪能、しかも並外れた武術の持ち主だった。やがて犯人が以前から追いつづけていた凶悪組織の幹部が サンだと気づいたリーは、カーターとふたり一味のアジト、チャイナタウンへ乗り込み……。

まずもって、俺は「ビバリーヒルズ・コップ」のようなハリウッドのアクション映画は嫌いだ。
だって、アクション映画と謳っておきながら、のろちょろのろちょろ話を説明するし、どうでもええラヴシーンが必ずあるし、べらくちゃべらくちゃアメリカン・ジョークを交わすし、第一、SFXとスタント・マンのショー以外のなにものでもないしと、とにかくテンポが遅くて嫌い。
その点、ジャッキーなんかは

・始まってすぐ作戦会議
「はい、これが敵。状況はこんなん。ジャッキー行け。」
幕が開けてから5分とせずにもう敵地に潜入してる。
そしてファースト・アクション。
ファイナル・プロジェクト」においては、いきなり最初のアクションが一番の見せ場かと思うほど過激なアクション。
・必ずヒロインはいるが、ラヴシーンは無い。あっても数秒、すぐ敵が来る。
・確かに口数は多いが、戦いながら喋る。

といったように、ポンポン話が進んで気がついたら食い入るように見入ってしまうのである。
・・・だからなぁ、今回の本作品は正直期待していなかった。
アメリカで大ヒット('98年度興行収入ベスト10に入ってる!)を飛ばしていたとしても・・・。

いや、結構良かったかな。
冒頭からラロ・シフリン(「燃えよドラゴン」のテーマ作った人)のチャイニーズな音楽に乗って、香港でのジャッキー・アクションに始まり、ジャッキーのテンポに合わせたかのような クリス・タッカーのマシンガン・トーク。

二人が初対面のシーンから認識のズレぶりがかなり笑えた。やはりかなり濃厚なミーティングをした上での編集だと思う。なぜなら、話がダレる前に必ずアクション・シーンになり、うまい事話を繋いでいくんだな、これが。
いつしか、いがみ合っていた二人が友情を交わすようになっていくんだが、 この辺の演出がサラッとしてて気持ち良い。友情ドラマが濃いと覚めてしまうからね。

・・・な、なんとNG集がっ!!
ジャッキーのワンマン映画でもなく、ゴールデンハーベストでもないのにNG集がっ!! う、うれしい・・・ またこのNG集、本編を吹き飛ばすように面白い(吹き飛ばすな)。
映画館を出たらちょうど「昼飯食ったし、映画でも見るか。」といったカップルさんが びっくりするほど並んでジャッキーを待ってた。
「うんうん、みんなスカッとできるでぇ。」
と満足げに劇場を後にしました。
ちなみにナインティナインが監修した字幕は、どこが監修したところなのかさっぱりわからなかった。

■CAST&STAFF
監督 ブレット・ラトナー
出演 成龍(ジャッキー・チェン)
クリス・タッカー
エリザベス・ペーニャ
トム・ウィルキンソン
チー・マ
ジュリア・スー
火星(マース)
盧惠光(ロー・ワイ・コン)
武術指導 成龍(ジャッキー・チェン)
音楽 ラロ・シフリン
脚本 ジム・コーフ
脚本・原作 ロス・ラマンナ
製作 ロジャー・バーンバウム
アーサー・サルキシアン
ジョナサン・グリックマン
製作総指揮 ジェイ・スターン
制作年度 1998


我是誰?
Who am I?




ジャッキーが演じるのは、秘密任務遂行中に重傷を負い、記憶喪失に陥った特殊工作員。 自分の名前さえ思い出せず“フーアムアイ"と名付けられた彼は、本当の自分を知る手掛かりを求め、 灼熱の南アフリカから陰謀渦巻くオランダ・ロッテルダムへと向かう。 彼を追って正体不明の巨大組織、謎の美女たちも追跡を開始した。 彼の記憶に秘められた最高機密とは一体何なのか−?地球縦断のスーパー・アドベンチャーが爆進する!

今年は凄いなジャッキー、年3本だもんな。
ラッシュアワー」「Who am I?」そして次が「ゴージャス」。
そして本作は久しぶりのジャッキー監督作。
とはいっても今までもクレジットされてないだけで、 実はほとんど監督してる作品も一杯あるんだけど。「ツインドラゴン」とか後半は全部ジャッキー監督だろう。

冒頭がこれまでと違って実にハリウッド的だった。

特殊部隊のアフリカでの誘拐作戦。
その後のジャッキーの記憶喪失。
アフリカの民族に助けられ、その民族と交流を持ったりしてるシーン。

CGのライオンに追いかけられた模様。
アフリカ民族とのやり取りのシーンはなんか「世界ウルルン滞在記」見てるようで、アフリカ民族の子供とジャッキーの感動の別れなんかまんまだった。

徳光さんがまた泣きますか?
演出も「ダンス・ウィズ・ウルブス」とまで言わないが実にハリウッド的で、このままダラダラ続くのかと少し不安に。
ほんでもって、CIAがやり取りするシーンで

とぼけた顔しとるなー。寝不足か?
「特殊工作員のジャッキー・チェンが・・・・」
ってセリフがごっつ気になった。ジャッキー・チェンってそれは芸名でしょ。役名は無いんかい。こういうの許されてるのはジャッキーだけだよな。だって、 「冒険家のハリソン・フォードが・・・・」 なんて言ったらおかしいでしょ、普通。他にもジャッキー映画にはそのまま「ジャッキー」と呼ばれてるものが多い。 まぁ、その辺はなんも考えてないんやろ。

ところが、ジャッキーが民族と別れを告げてラリーをしていた山本未来に会ってから思いっきり香港映画に戻った。 いつもの丁々発止のアクション。ここまでとここからはなんか違う映画を見てるような感じ。 ここまでが15分か20分くらいか。参ったのはまともな会話が一つも無し。ジャッキーまともに喋れず。 だって民族とは言葉通じないし、山本未来にあった時はジャッキーの舌が痺れてて喋れないし。

はよ、喋らんかい
なんかこの辺までは昔のジャッキー監督作品「龍兄虎弟」とかのちょっと重めのダラッとした演出が続いた。しかし、この先は唐李禮的(「ポリス・ストーリー3」「ファイナル・プロジェクト」を参照)。
ヘリコプターにジャッキー含む特殊部隊が乗っているシーンで
「俺は日本人!タケシ!!」
といきなりインパクトのあるセリフで登場する奴がいる。
アメリカ忍者の息子ケーン・コスギだ。場内がクスクス。

おいしい奴。ウッチャンだってずっと出たいのに・・・
「あの人って『筋肉番付』の・・・・・・」
と後ろのカップルが笑いを堪えてる。俺も笑った。まぁ、出ているシーンはここだけなのだが。いいなぁケーン。

後は手錠で繋がれたままでのアクションからカーチェイスからガンガン展開する。

高い所から脱出っ。いったいどうすんの?

なにしてんの!?なにしてんの!?なにしてんの!?

到底、日本人では考えられない脱出方法っ!

これも簡単なスタントではありますけどね、なんせ手錠につながれたままなので、 こういう簡単なスタントこそ気を付けて欲しいなぁと、いろいろな映画で思います。

誰に聞いてますか? 「俺は誰なんだー!!」
なんて記憶の断片を散らつかせながら、物語は進む。
でも、だんだんこの辺で予想はついてきた。これってたぶん・・・

一番の見せ場は何といってもビル屋上での戦いから壁滑り降りにいたるまでだろう。最後にクンフー使いとの戦いがあるってのはジャッキーファンにとって一番嬉しいものだ。この頃はホバークラフトとかブルドーザーとかでっかい乗り物使ってそれでラストってパターンが多いから。
手技の使い手、足技の使い手二人との戦い。
さすがにピンの達人は用意できなかったのか、二人と対決。

おっ、盧惠光直伝ですね!

見事なジャンプ・ソバット!・・・・あれっ?なんか服の色が違いませんか? っていうか、足短くありませんか?・・・・・・あんた、いきなりスタント使うんかい。 しかもこのスタントマン、「ゴージャス」に登場するアランくんです。

この辺が凄い面白い。
当然、屋上のきわで引っ張り合ったり、落ちそうだったり。




前で見てたじーさんの心臓が止まらんか心配になった。
そして最後に! 「ビルを滑りおり!!」




CMとかでちょろっと見た人もいるとは思うが、やり過ぎやり過ぎ。
ジャッキーも自伝本で
「何でこんな事やる事になったんだろう?」
と半ば後悔していた。
だってそりゃ、下に直線で滑ってる分には確かに死ぬ事は無いかもしれんが、すぐ横は空中やで、あんた。ちょっと横滑りしようもんなら真っ逆さま。しかもカット割りも多いから、あんた何べんも滑ったでしょ。それだけあってこのシーンは物凄いものだった。みんな絶対必見。

話しとしてはまぁ、CIAにいた黒幕を捕まえておしまい。冒頭から
「ああ、こいつが黒幕か。」
といきなりわかる。 この辺の観客をだます演出は香港映画には無理。
嘘つきまくるけどいつもバレバレ。

結局、ジャッキーは誰だったのか過去は身分はというのは一切分からずに
「アフリカに行く」の一言でNG集へ。
通常、謎めいた映画が謎があやふやなまま終わると非難ゴーゴーなのだが、これはジャッキーの映画。謎や伏線なんか関係なし。
「敵を倒せばそれで終わりさ。NG集見ろよ。ありがとーー!!!!!」
猪木引退の勢いだ。強制終了ですな、いつもの。
だから中盤で予想がついてたの。

総合すると笑いや登場人物との駆け引きの楽しさってのは「ラッシュアワー」に大きく劣るけど、アクション面にはおいてはそれの追従を許さないって感じですか。


■CAST&STAFF
監督・武術指導 成龍(ジャッキー・チェン)
共同監督 陳木勝(ベニー・チャン)
出演 成龍(ジャッキー・チェン)
山本未来
ミシェル・フェレ
ロン・スメルチャク
エド・ネルソン
ケーン・コスギ
ブラッドリー・ジェームス・アラン
盧惠光(ロー・ワイ・コン)
武術指導 成家班
脚本 成龍(ジャッキー・チェン)
陳淑賢(スーザン・チャン)
リー・レイノルズ
製作 (バービー・トン)
製作総指揮 何冠昌(レナード・ホー)
制作年度 1998

星光龍門陣
Alan Smithee Film/Burn Hollywood Burn
アラン・スミシー・フィルム



結論から言おう。
"「ラヂオの時間」を観た方が理解しやすくて、面白い"
話のスケールの大小は当然あるが、言ってることはそう変わらない。
「作品というものは脚本家が自分を殺して殺して作り上げるものなんだ」
これは「ラヂオの時間」でプロデューサー役を演じた西村雅彦が放つセリフであるが、まぁ要はこの映画もだいたい要旨はそんなとこにある。
つーかまたTV鑑賞じゃん。

簡単に流れ

シルベスター・スタローン+ウーピー・ゴールドバーグ+成龍(ジャッキー・チェン)主演で製作された超大作「トリオ」。
ハリウッド最高の制作費を掛け、大ヒット間違いなしと言われていたが、製作者や出演陣のわがままによって脚本も編集も無茶苦茶にされてしまったアラン・スミシー監督がネガを持って逃げ去ってしまう。
監督はどこに逃げてしまったのか?
ネガは果たして上映されるのか?
「トリオ」に関わったキャスト、スタッフのインタビューを通してその真相に迫る。



死ぬ役なんか嫌だと言ったジャッキー。
「輪廻転生で戻ってくるなら別だがね」
とも言ってたが、実際その後「メダリオン」('03)で一度死んでから蘇生する役を演じているのが面白い。

ここではこの「トリオ」に主演するお三方がわがまま言い放題のほとんどバカ役者として演出されている。
さも、当然じゃんって感じでペラペラ喋るスタローンがはっきり言ってちょっと格好良い。
ジャッキー大好きでありながらこんなことを言うのもなんだがこれ、
あながち間違いでもない

改めて挙げてみようかしら。

「ツイン・ドラゴン」
監督は徐克(ツイ・ハーク)と林嶺東(リンゴ・ラム)。
でもラストの車工場での戦いはどう見てもジャッキー監督。

「シティハンター」
監督は王晶(バリー・ウォン)。
でもラストのリチャード・ノートンとの戦い演出はジャッキー監督と成家班。

「新ポリス・ストーリー」
監督は黄志強(カーク・ウォン)。
アクションシーンについてはほとんどジャッキー演出。スローモーションを多用するカットぐらいが黄志強監督の判断によるものぐらいにしか見えない。

「酔拳2」
監督は劉家良(リュー・チャー・リャン)。
とは言ったものの、これもかなり顕著な例で元々監督だった袁和平(ユアン・ウー・ピン)がジャッキーと揉めて降板。クレジットされている劉家良監督も本当は降板同然。ラストのアクションなんかはまんまジャッキー監督。

「Who am I?」
監督はジャッキーと陳木勝(ベニー・チャン)。
しかし、私にはいったいどこを陳木勝が演出していたのかほとんどわかんない。どこを切ってもジャッキー演出風味が漂う。

「アクシデンタル・スパイ 」
監督は陳徳森(テディ・チェン)。
クライマックスのタンクローリーアクションが当初のスクリプトに用意されていたものとは到底思えない。
ジャッキーが長年やりたかったアクションだったから無理やり挟み込んだという印象が強い。しかも正直失敗している。

多いなぁ・・・
唯一、迎合できていたのは唐李禮(スタンリー・トン)監督だけだったということだろうか(「ポリス・ストーリー3」「レッド・ブロンクス」「ファイナル・プロジェクト」)。
「ああ、もういい!俺が演る!」
ってなジャッキーの声がどの作品でも聞こえてきそうな具合である。
このやり方が勿論、アクションスター・ジャッキー・チェンを望むファンのためであることが理由の1つであることは間違いない。間違いないが、
"なのでいつまで経っても新境地を見出せない"
と言ったこともまた然り。
結局は自分で自分を拘束しているのではないか、といったところもあるにはあると私は思う。
一方で、ジャッキー介入がより作品を面白くしているだろうと思われる例は上記作品の中に確かにある。「ツイン・ドラゴン」「シティハンター」はクライマックスのアクションをジャッキーに任せたからこそ、
いわゆるジャッキー印のアクション映画として一線を保っているのも確かだろう。

ちなみにシルベスター・スタローンについてはよく知らないが彼も監督、脚本、製作をこなして成功を収めている人なので大方そうなんだろう。ウーピーはわかんない。

ここはジャッキーのページなので当然、ジャッキーに比重が大きくなるが当然劇中でジャッキーが出てくるシーンは少なく、ちょろっとだけ。
後は製作者たちの皮肉入り混じった実にアメリカらしいブラック・コメディのつなぎ合わせ。
概して皮肉には皮肉がつきもの
というのは、私の持論というか「よくあるなぁ」と思っていることなのだが、本作も例に漏れない。それはジャッキーを見れば明らか。

リムジンにチャイニーズギャルはべらして笑顔を振り撒くジャッキー。
空手胴着を着てトレーニングするジャッキー。
詠春拳練習で使う木人マシーンぶっ壊してアチャー!
なんじゃこりゃ。
別にジャッキーはこんなんじゃないとか女はべらしてないとか綺麗事を言うつもりは毛頭無い。実際はべらしていても空手胴着着てても個人的にはどうでもいいことだ。作品さえ面白ければ私はそれでいい。
言いたいことはそうではなくて、
"ハリウッドの力によってあのジャッキーがこんなことやらされてるじゃん監督にやらされてるじゃん"
ってことだ。
こんなん徐克(ツイ・ハーク)に演れってジャッキーが言われて演ると思うか?ハリウッドだから演ったんだろう。
つまり、
役者やスタッフのわがままで作品がメチャクチャにされていく映画なのに、実際スクリーンの中ではハリウッドに監督にわがまま役者を演じさせられているジャッキーがそこにいる
ということだ。
これは実際ジャッキーが唯我独尊であることと何の関係も無いだろう。わがままを演じさせられているのだから。
おしゃべりな奴におしゃべりを強要するのも、
物静かな奴におしゃべりを強要するのも、強要は強要だろう。
皮肉に対して皮肉というのはそういうことだ。

後はこの映画が一番大事なことを忘れているようなところが一番気になる。それは、
"こんなインタビュー形式だけで1時間半、観客が笑って過ごせるのか"
ってことだ。アメリカ人が過ごしたかどうかはわからないが、少なくとも日本人は過ごせない(だからこそ劇場未公開なんだけど)。これだけの内容で1時間半は無理がある。
ジョー・エスターハス(脚本)の言いたいことは嫌ほど伝わって来たし、あながち間違いでもないというのは理解するが、それが楽しかったかと聞かれれば答えはNoだということだ。単純に30分ぐらいにしたら時間的にも耐えられたのに。

皮肉に対して皮肉がまた出てくるけれども、
「ショー・ガール」の脚本で大失敗したジョー・エスターハスが今度はその内幕を面白おかしく描いて映画化。それがこれってのは理解するが、本作が面白くなければ本末転倒も甚だしいのではないか。これでは、
「やっぱりジョー・エスターハスはダメじゃん」
と言われてそれまでではないのか。リベンジするならそれこそ
「面白ぇー!!」
と思える脚本と作品を作ってこそリベンジと言うのではないか

三谷幸喜は「笑の大学」「ラヂオの時間」でちゃんとその内幕をコメディ・ドラマ化して面白く作っていたぞ。これこそがマイナスをプラスに変えるといったことではないのか。
というわけで、同じ要旨の映画を見るんだったら私は「ラヂオの時間」の方をオススメします。

■CAST&STAFF
監督 アラン・スミシー名義でアーサー・ヒラー
出演 エリック・アイドル
シルベスター・スタローン
ウーピー・ゴールドバーグ
成龍(ジャッキー・チェン)
ナオミ・キャンベル
ライアン・オニール
サンドラ・バーンハード
ジョー・エスターハス
ビリー・ボブ・ソーントン
シェリー・ルンギ
ハーヴェイ・ワインスタイン
スティーヴン・トボロウスキー
エリック・キング
ジム・ピドック
ビリー・ボブ・ソーントン
ロバート・エヴァンス
シェーン・ブラック
ジョン・コーコラン
ラリー・キング
ドミニク・ダン
ノーマン・ジュイソン
ヴィクター・ドレイ
スタンリー・ラルフ・ロス
レスリー・ステファンソン
チャック・D
クーリオ
脚本 ジョー・エスターハス
製作 ベン・マイロン
製作総指揮 アンドリュー・G・ヴァイナ
制作年度 1998


幻影特攻
Hot War
ヴァーチャル・シャドー/幻影特攻



個人的には明るい面のある「ジェネックスコップ」の方が好きだが、本作はジャッキープロデュース作品の中でも1,2を争う傑作であることは間違いない。

流れ

CIAの科学者、鄭伊健(イーキン・チェン)、陳小春(ジョーダン・チャン)、陳慧琳(ケリー・チャン)は幼馴染。
3人して「VR戦士」の研究に勤しんでいた。

しかし、洗脳をテロに利用しようと企む尹子維(テレンス・イン)組織が陳小春の結婚式を強襲。
陳小春の恋人である樋口明日嘉を射殺すると陳慧琳を誘拐。組織は陳慧琳に洗脳研究の仕上げをするよう強制させられる。

復讐に燃える鄭伊健と陳小春だったが、上司は陳慧琳の奪還よりも機密漏洩を恐れ、全てを抹殺しようとする。
2人は上司の目をかいくぐり、研究中だったVR戦士に自らなる。

VR戦士になったことによって飛躍的に強くなった2人。
香港に乗り込んで陳慧琳を救出するのだが、
ここには思わぬどんでん返しが待ち構えていた・・・・

終劇




知ってる人は仕方が無いが、知らない人は是非そのストーリーを知らないままこの作品を観てほしい。ひねりのあるストーリーが楽しめると思う。

その髪型とかからどうしても元Jリーガーの北沢豪を連想してしまう鄭伊健だが、彼の代表作といっても言い作品で彼の喜怒哀楽演技が全て揃ったファンには堪らない作品であろう。
アクション面についてもわざとセリフや掛け声を必要以上に出さない演出がクールスタイリッシュを醸しだし、そのアクションをやるのは主に成家班まわりなのでなかなか優れたアクションシーンになっている。董〔王韋〕(ツン・ワイ)のキレ味ある動作指導も評価したいところ。

この辺りにジャッキーが制作した作品は全てレベルが高いのは評価に値する。プロデューサーとしての能力は十分あるのだろう。自分がやりたくてもやれない部分は全てプロデュース作品でカバーしている。
また「ジェネックスコップ」「パープルストーム」そして本作などは後の「香港国際警察New Police Story」に全て通ずるものがある。
なんだー
広い視界で観てみればこの辺で放った作品の良い物語良いキャスト良いアクションを集めて作った集大成があの「香港国際警察New Police Story」なんだなぁ・・・

暗めの話ではあるが、なかなかの傑作なので機会があれば是非鑑賞してもらいたいところ。

■CAST&STAFF
監督 馬楚成(ジングル・マ)
出演 鄭伊健(イーキン・チェン)
陳小春(ジョーダン・チャン)
陳慧琳(ケリー・チャン)
尹子維(テレンス・イン)
デビッド・ジェームス
陳永熾
マイケル・プレイス
シーン・ロジャース
マーティン・ペニー
アリスタリ・スコット
ピーター・ヴァルドウィン
樋口明日嘉
ジャック・エデン
葉志雄
譚嘉茎
アラン・チョウ
張家傑
動作指導 董〔王韋〕(ツン・ワイ)
脚本 潘源良(プーン・ユンリョン)
羅志良(ロー・チーリョン)
周小文
音楽 金培達(ピーター・カム)
製作 成龍(ジャッキー・チェン)
製作総指揮 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1998
 

Who am I?
アラン・スミシー・フィルム
ヴァーチャル・シャドー/幻影特攻
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