Contents
 
トップへ
掲示板

■成龍(ジャッキー・チェン)2000〜  


贖金之王
Shanghai Noon
シャンハイヌーン


◆アメリカへ誘拐された中国のプリンセスを救うため、中国からアメリカへーーー遥かなる海と大地を超えて、西と東の2人の男が手を組んだ。天と地がひっくり返る史上最強?のコンビがここに誕生!
いま、史上最大の救出作戦が始まる。

なーんか、改めて俺って「ジャッキー大好きなんだなぁ・・・・・・」と想いふけってしまった一作でありました。

幕開けから今までにないスケールの大きさを感じるタイトルバック。
ああ、さすがハリウッド。
とりあえず、面白くなるような気がする演出はさすがです。
そしてまず、舞台は中国・紫禁城。
お姫様の前に物凄いたくさんの近衛兵がひざまずく。
その中におっさんが一人。
ジャッキーあのなー、そりゃわしゃあんたの事好きやけどなー、
これじゃーモーニング娘。の中澤ねーさんになってまうでーそれ以上じゃー あんた、50近いねんからもっと出世してるはずやろー

あっさりとお姫様は騙され誘拐、アメリカへ
さっそく近衛兵が駆り出されてアメリカに姫奪還の旅を・・・・
なんかこの辺、無理あるなー

はい、アメリカ。
列車の中で、強盗に襲われたジャッキーは仲間とはぐれてしまいます。
そこの強盗の元・一味がオーウェン・ウィルソン扮するロイ。
今回の相棒であります。
ジャッキーはインディアンと戦って、そこのインディアンに麻薬吸わされてラリって、酋長の娘を手篭めにしちゃいます。(なんか字で書くと凄いな)
ほんでもって、 ロイとの再会(再戦ですが)して、やっぱ二人は仲良くなっていきます。なんか「ラッシュアワー」とかぶるなぁ。

西部劇らしい対決や、お馴染みの椅子を使ったアクションなど、目新しさやら懐かしさやらがポンポン飛び出すアクションを経て、クライマックスへ。
ジャッキーの今回のお相手は于榮光とロジャー・ユーアン。
ロジャーの方はハリウッドの方なので、よく知りませんが、于榮光さんはよーく知ってます。この二人が戦ってくれるとは・・・・・・
于榮光さんはもちろん、拳法の達人です。
日本で堂々ロードショー公開された于榮光主演「天山回廊」という映画もあります。とてもいい映画です。
ただ ハリウッド映画なのに対決が香港映画でお馴染みの二人というのも、なんか人材不足を感じます。

まぁ、お話はお姫様を倒してハッピーに「それ行けー!」とばかりにNG集に直行します。そんな感じ。

アクションどうこうよりもコメディとして大変楽しめました。
家族連れでお子さんやご年配の方が笑っていたのが、すごく微笑ましかったのですが、
「ジャッキーとうとう寅さんの域に」
って感じでしょうか。
でも今のジャッキーならこれで全然OKだと僕は思います。
特に今回感じたのは、ジャッキーが役者だけに徹して凄く楽しんで、映画を撮ってるなぁってとこ。
アクション大作・・・としては全然見れなかったです。そういうのじゃない。
もっとほんわかしたクスクス笑えるコメディ作品です。

当初、噂されていたサモハン共演はありませんでした。
それはちょっとがっかりかな。
元彪は確かに武術指導でクレジットされていましたが、一切画面には登場しなかったです。


■CAST&STAFF
監督 トム・ダイ
出演 成龍(ジャッキー・チェン)
奥雲偉信(オーウェン・ウィルソン)
ルーシー・リュー
ジェイソン・コネリー
ブランドン・メリル
ロジャー・ユーアン
ザンダー・バークレイ
于榮光(ユー・ロー・グァン)
武術指導 成龍(ジャッキー・チェン)
元彪(ユン・ピョウ)
チョン・チー・ニッキー・リー
音楽 ランディ・エデルマン
脚本 アルフレッド・ガフ
マイルズ・ミラー
製作 ロジャー・バーンバウム
ゲイリー・バーバー
ジョナサン・グリックマン
製作総指揮 陳自強(ウイリー・チェン)
成龍(ジャッキー・チェン)
制作年度 2000
 



特務迷城
The Accidental Spy
アクシデンタル・スパイ


少なくとも、
「ちゃんと話も理解して楽しむ必要がある映画であり、ジャッキー・アクションだけが本作のウリではない 」
ということです。「ナイスガイ」や「我是誰?」とは違うんだよ」と。

ほんでもって、いろいろ噂を巻いたアクション部分についてですが、 トータルしてみれば十分動いてますし、相変わらず面白いアクション見せてくれていると思いますよ、僕は。「シャンハイヌーン」よりよっぽどアクションやってる印象が強いです。ただ、
「アクションが小出し(時間が短く)で数は多く」
って印象もあります。

ラストについてはアクションが無いどうこうよりも、一番の敵役の方が、
ジャッキー映画史に残るあっけないやられかた
でそそくさと退場してしまうので、大対決を期待して肩すかしを喰らってしまい、終わってみれば消化不良の気持ちになる・・・
これはその通りかも知れません。
ジャッキー自身の
「もう、できないっすよ・・・」
って声が確かに聞こえてきそうで、淋しくなったりもしちゃいました。
その代わりになるアクションはちゃんとあるんですけどね。

徐若[王宣](ビビアン・スー)も非常にヘビーな役だったし。笑いはあるけどもあくまで小技アクションの派生に過ぎなかったし。ジャッキーの笑顔も少なかった。
この辺って、ジャッキーが「正義のヒーローから脱却したい」という願望の現れなんじゃないでしょうかね。もっといろんな役やりたいんでしょう。

←「成龍作品」・・・・・・わくわくします

珍しいスーツに眼鏡でサラリーマンなジャッキー。
こうして観ると普通の人間だよなー

実演販売のデモンストレーションに気合い十分のジャッキー。右の画像はわかりにくいけど小さいトランポリンで宙返りしています。
しょぼん
気合い十分過ぎて、やっぱり客に逃げられて上司に怒られるの図。

そんな普通のサラリーマンが銀行強盗事件に巻き込まれます。もう18番ともいえるデパートでのアクション。「我是誰?」の敵役の人がまた出ていますよ。 いや、それよりこの「ナイスガイ」な展開は気持ちを不安で一杯にさせました(全く違ったけど)。

飛びますか?やっぱ飛んでおきますかー??

そりゃ飛ぶでしょー!! ・・・・おっとっと、
いつも思うのですが着地地点をちゃんと確かめなさいよ、ジャッキー。

うわー、知ってはいたけど改めて年食ったなーチビッ子ガンマン(エリック・ツァン)。ジャッキーとはむかーーーーしからの付き合いがあります。ジャッキー初監督「笑拳怪招」も、実質は彼の監督と言われています。
ところで、このシーンでは一応、髪の毛がありますね?

突然、きれいさっぱいマルコメ君だーー!!!!・・・なんで?

韓国の女優さんキム・ミン・ヨン。日本の山口紗弥加さんに似ていますね。 英語をペラペラ喋って知的な印象でした。出番はビビアンより多いかな。

左はICU(病院の集中治療室)での格闘シーン。
ジャッキーが持っているのは心臓に電気ショックを与える機械で、これを敵に当てようとしてます。右はたくさんのタクシーに囲まれての格闘シーンから。 車を使ったアクションも、もうお馴染みですね。
どっちのシーンも「もうちょっと観たいなぁ」という欲求を持ちました。

外反母趾の病を負ってでも、ジャッキー仕事をやってのけるビビアン。 そのせいか、このシーン凄くやつれて見えます。

トルコ風呂に突如現れた巨体の敵! さぁ、ジャッキー苦戦かっ!?

ジャッキー、シャンプーとリンスを顔面にブチューッ!! なんと!これだけでこの巨漢は撃沈。しょぼすぎ

入浴中に襲われたので、裸で逃げ回るジャッキー。屋根の上をとっとっとっとっ 傘を開いて、屋上からジャーーンプッ!!!(うそーん)

ねっ? 結構アクション多いでしょ?

両腕を吊されても、抜け出そうと奮闘っ。この力・・・まだまだ凄いですっ

ポリス・ストーリー/香港国際警察」の【バラック村潰しイベント】を彷彿とさせるシーン。 ここでは船着き場をまるごとひっくり返してしまいますっ

ビビアンの魅力である可愛い笑顔が全然観れないまま、あっさりと自殺。 何で死んだのか話を理解しないとよくわからない。麻薬患者であったというのは分かったが。 それにしても、ヒロインが死ぬなんてジャッキー映画では超珍しいよなー

怒り爆発のジャッキー! バイクでセスナに突っ込んでいきますっ! 右の画像は滑走するセスナをジャンプでかわした瞬間っ! このシーンは何気に危ないよなー

車で逃走するボスを追っかけてのぶら下がりっ 右は爆走する車の上で宙返りっ

このシーンはどっかで観た覚えがありますが・・・ちゃんとプラスαがあります。

で、噂の問題ですが、この人が今回のボス敵なんですが・・・・

ボンッ!!
はい、おしまい。しぶとさを全く見せず。しかも勝手に爆発に巻き込まれて。 ジャッキーなーーーーんにもしてない。

ほんでね。 ボスがあっさりと撃沈した後、これで終わるわけにもいかんのか、 こっから突然、キアヌ・リーブスの洋画「スピード」みたいになるんですよ。

トレーラーはやっぱり撃沈(今回この言葉多いな)。 こっからジャッキーがジャンプして脱出!!

いや、凄くないすか?これ。本人がちゃんとやってるんですよ。
右は落ちたらそこが崖で、またまた滑り落ちてしまうシーン。こういう自虐的なアクション・シーンがあのシャンハイヌーンでさえあります。 頑張りは十分感じますっ



で、このVCDには「メイキング・ムービー」がついています。それもたっぷり25分。 このメイキング観て改めて思ったのですが、 「監督 テディ・チェン」とありますが、現場を覗くとどう見てもジャッキー監督ですね。 とにかくアクション部分は全部ジャッキー監督なんですよ、ほんまに。 ドラマ部分だけやったら誰でもええんちゃうかいな。

こっちも年食ったなー、ジャッキー・チュン
最後にこの映画には主題歌が二つあって、一つはジャッキーが唄っていますが、 もう一つはジャッキーが唄っています・・・・チュンです。ジャッキー・チュン。 ・・・・・・なんで?

■CAST&STAFF
監督 陳徳森(テディ・チェン)
出演 成龍(ジャッキー・チェン)
曾志偉(エリック・ツァン)
徐若[王宣](ビビアン・スー)
金〔王文〕(キム・ミン・ヨン)
呉興國(ウー・シングォ)
張堅庭(アルフレッド・チャン)
張達明
谷徳昭(ビンセント・コク)  
潘恆生(プーン・ハンサン)
孫佳君(ポーリン・スン)
夏萍(ハー・ピン)
何嘉莉(リリアン・ホー)
武術指導 成家班
董〔王韋〕(ツン・ワイ)
音楽 金培達
脚本 岸西(アイヴィー・ホー)
製作 成龍(ジャッキー・チェン)
製作総指揮 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 2000
 

火〔才并〕時速2
Rush Hour2
ラッシュアワー2



◆前作ではジャッキー扮する香港警察リー捜査官が、 LAに飛んでカルチャーギャップに会うという状況が、物語に更なる面白さを加えていた。 今回の舞台は、まず香港から始まる。 そう、前作は2人が休暇をとって香港に向う飛行機の中で映画は終わるが、 今度はその休暇中に事件は起こるのだ!しかも香港はリー捜査官のテリトリーだが、 クリス・タッカー扮するLAPDカーター捜査官にとって、そんなことはお構いなし。 アメリカから来たスターであるかのごとく暴れまくる! そして舞台はロサンゼルス、ラスベガスへ―。 謎が謎を呼ぶ事件と息も付かせぬ展開に、スーパーコンビはいかに立ち向かうのか。 総製作費はなんと100億円! アジア・アメリカをまたにかけた壮大なアクション・コメディの幕が切って落とされる!

まぁまぁだった。
というのが、ストレートな感想。
可もなく不可もなくソツもなく、1作目を進化させた感じ。
うーん・・・なんかレビューが難しいな〜分けようか。

■お話

前作よりも複雑。
尊龍が途中で抜けて、最後で出てくるあたりは 「ドラゴン特攻隊」の王羽を思い出した。そんなもん思い出して悪いけど。トライアッズ(有名な中国マフィア)自体を扱う事は大胆だが、やっぱいろいろと怖いのだろうか?
演出に突っ込んだものは無かった。友人が「前作の方が話がシンプルでよし」と言っていたが、僕も60%同意してしまう。
それと、この作品に限った事ではなくアクション映画全般に言えることだが、 「爆破シーンがそんなに嬉しいか?」
個人的には爆破シーンは食傷しているなぁ。

■クリス・タッカー

監督さんの仰っていた通り、こちらはアクション倍増。
余計なクリスのパフォは抑えられている(マイケル・ジャクソンはよかったよ)。それは正解だが、なんか
「そこはジャッキー担当じゃないの?」
ってとこまで クリスがアクションしてるとこもあり、少々不服。ただ、個人的にはもっと売れて欲しいと活躍を願ったりもする。だって、エディ・マーフィより彼が好きだもん。どこがって、顔が(目くりくり)。

■章子怡

一番楽しみにしていたのが彼女。不服大いにあり。
「お願いだから、ジャッキーとアクションで絡んで欲しかった・・・」
ジャッキーと絡むのは、ジャッキーが彼女に一発蹴りを喰らうだけ。ラストは彼女とクリスの対決・・・そんな〜
今までジャッキー映画では「サンダー・アーム/龍兄虎弟」の強靱女4人組を除けば、ラストのタイマンで女性と勝負なんて無かったし、ここは是非ガチンコバトルしてほしかった。するべきだった。しなくちゃ駄目もう。がっかり。
さらに言えば、彼女のキャラクターが立ってない。中途半端。
ラストに自爆するのも、それまでの尊龍への忠誠っぷりというのが別に描かれていたワケでもないので、説得力に欠ける。
前作のクリスの元相棒の女性刑事の方がまだキャラクターが立っていた。 せっかく章子怡を出したのだから、この辺をもちょっと煮詰めて欲しかった。

■ジャッキー

本人がはっきりと
「アジア向け映画、ハリウッド向け映画と分けて作る。」
と言っていたように、本作のアクションはあくまでハリウッド向け。
小技の効いた、そしてCG等を使わないジャッキーアクションが初体験のアメリカ人にはそりゃウケる。けど、こっちとしては、
「相変わらず、出来ますな。」
で終わってしまう。なのでアクションに期待はない。でも別にそれはいいっす。今まで散々やってくれたもの。ありがとう。
アジア向け映画の方で、新たなジャッキーの可能性を示してくれる事を期待します。ただし、しつこいけど章子怡とは戦ってよ〜
本作では望遠鏡で女性を覗いて
「ぐへへへへへへ」
のシーンが象徴しているように、ジャッキー自身が少しずつ
「ヒーローイメージを崩したい」
と頑張っているのがわかります。ここに、
「なんか滅茶苦茶な役とかやりたい。でも、ファンの期待を裏切るわけにはいかない。」
というジャッキー自身のジレンマを感じますね。
いいのにな〜滅茶苦茶な役をやってもらって。
最新作に「孫子兵法」(あくまで予定だけど)が予定されてますが、 この中でジャッキーは皇帝(ということは、孫権?孫堅?孫策?それとも曹操?←曹操希望!) を演じるそうで、非常に楽しみな一本です。新たな一面を見せてくれジャッキー。いっそのこと、呂布とか演じてくれたらいいのに。

■その他

そういや、曾江がジャッキーの上司役で出演。
でもせっかく香港ロケしたんだから、お馴染みの顔にもっと登場してほしかったなぁ。尊龍は太って格好悪くなったっすね〜あらあら

ともかく、2001年本作は「パール・ハーバー」も「猿の惑星」も「ロストワールド3」もぶっ越えて大ヒットしたんだから、面白いハリウッド映画の基準が何だか。だったら、「キス・オブ・ザ・ドラゴン」(李連杰主演)なんかもっと大ヒットしていい気もするんだけど・・・
「ラッシュ2」が売れたのはクリスかジャッキーか?
やっぱクリスなんでしょうか?

個人的にはハリウッド製のジャッキー映画は
「もういいかな?」

さらに、可哀想な事にこれ、主題歌が宇多田ヒカルなんですが、劇場でも誰も注目してませんでしたね。一応、彼女の最新曲だったんすけど・・・(宇多田好きより)


(おまけ)

「孫子兵法」の下りを書いてて、「真・三国無双2」のキャラクターを香港俳優に当てはめたら面白かったので、書いてみた。別に気にしないでください。
「三国志演義」ではなく、あくまでゲームキャラと照らし合わせて

■魏

夏侯惇 ・・・林威
       「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」での彼の豪快な剣士っぷりにて決定。体格も輪郭も似ていると思う。これはなかなかいいもん思いついた。
典韋  ・・・狄威
       典韋の忠誠っぷりバカっぷりを彼が演じられるかが問題。演じられたら新境地。目が似てるぞ。
張コウ ・・・梁朝偉
       ホモっぽい役うまいから。
甄姫  ・・・邱淑貞
       色気勝負だから。ただチンミーには悪いがもっといい女がいないものか。
許チョ ・・・鄭則士
       他に思いつかん。「新ポリス・ストーリー」での憎たらしいイメージが未だに払拭できないので(個人的に)、これで払拭を。
夏侯淵 ・・・曾志偉
       絶えず兄貴を頼るってとこがまた・・・小太りだし。
張遼  ・・・甄子丹
       呂布の次に強いぐらいに言われているのと、ちょっと自分勝手な雰囲気なとこ。
徐晃  ・・・胡堅強
       役がちょっと僧侶入ってたので。
司馬懿 ・・・任達華
       独特の色気が似てる。
曹操  ・・・陳觀泰
       ピッタシでしょ。「残欠」のポスターなんかそっくり。

■蜀

趙雲  ・・・謝霆鋒
       明らかな二枚目が彼しか思いつかなくて・・・
関羽  ・・・洪金寶
       これは洪金寶じゃなくて、ロイ・チャオ(若い時)でもいいなぁ。
張飛  ・・・熊欣欣
       いいのが思いつかん。そこで彼。痩せてるが鬼脚七の活躍ぶりが何となくダブる。
諸葛亮 ・・・周潤發
       説得力ある人が彼ぐらいしか・・・衣装が似合わなそうだが。武術出来ないって事でいいのでは。
劉備  ・・・呉鎮宇
       考えに考えて、俺の一押し。彼の人を惹き付ける演技で引っ張って行けるはず。
馬超  ・・・李元覇
       武術が強いのと境遇を考えて。まぁまぁ。
黄忠  ・・・呉耀漢
       これは個人的絶妙。珍しく強いってとこがなんかよし。
姜維  ・・・孟飛
       よくわからん。弱々しい感じでまぁ。
魏延  ・・・黄秋生
       まともに喋れないところが、彼がよく演じるキャラとかぶった。怪しくて強いし。
鳳統  ・・・午馬
       まぁ妥当な線じゃないでしょうか。親近感あるし。

■呉

周瑜  ・・・劉徳華
       思いつかないなー。
陸遜  ・・・郭富城
       思いつかないので。
太史慈 ・・・黄家達
       一徹って感じの性格が何となく・・・
孫尚香 ・・・李賽鳳
       思いつかないので。いっそのこと恬〔女丑〕でも・・・
孫堅  ・・・田俊
       これどうですか?なんかバッチシだと思います。
孫権  ・・・梁家輝
       声がなんか間抜け(ゲームの話)。何となくその辺が似てるから。
呂蒙  ・・・澤田謙也
       ぷぷぷっ。よく思いついたな、俺。案外合ってると思う。
甘寧  ・・・羅鋭
       意外に良いような。筋肉隆々だし若いし豪快だし。
黄蓋  ・・・李海生
       ハゲだし。
孫策  ・・・元彪
       軽快な動きでまぁ・・・これはイマイチ。
大喬  ・・・袁潔瑩
       これは元ネタがモー娘だからなぁ・・・
小喬  ・・・徐若〔王宣〕
       これも元ネタがモー娘だからなぁ・・・(両方で辻・加護です)まぁいいでしょ。

■他

貂蝉  ・・・舒淇
       妖艶は彼女に決定。エロスティック復帰希望。
呂布  ・・・ジャッキー・チェン
       個人的希望。バカで強すぎで誰の手にも負えない強大な敵を演じて欲しい。
董卓  ・・・洪金寶
       ぴったり。超悪役董卓洪金寶と豪雄呂布ジャッキーのコンビなんてワクワクする。
袁紹  ・・・狄龍
       まぁ他にいないので。
張角  ・・・石天
       石天さんを出したいだけ。でも、戦うときの怪しさとかはイケてるのでは。
孟穫  ・・・樊梅生
       顔・体格はぴったり。まぁちょっと小柄だが。
祝融  ・・・高麗虹
       お互い白人ハーフ入ってるから。シンシア・ロスロック出すならこっち。
伏犠  ・・・錢小豪
       何となく。
女禍  ・・・章子怡
       声が色っぽいから。

以上、それがどうしたコーナーでした。


■CAST&STAFF
監督 ブレット・ラトナー
出演 成龍(ジャッキー・チェン)
クリス・タッカー
章子怡(チャン・ツー・イー)
尊龍(ジョン・ローン)
ロセリン・サンチェス
アラン・キング
曾江(ケネス・ツァン)
武術指導 成龍(ジャッキー・チェン)
音楽 ラロ・シフリン
脚本 ジェフ・ネイサンソン
撮影 マシュー・F・レオネッティ
原作 ロス・ラマンナ
製作 ロジャー・バーンバウム
アーサー・サルキシアン
ジョナサン・グリックマン
ジェイ・スターン
製作総指揮 アンドリュー・Z・デイビス
制作年度 2001
 

贖金之王2皇廷激戰
Shanghai Knight
シャンハイナイト



まず単純に「ラッシュアワー2」の感想を一言で言えば、ことのほか一番好きなジャッキーの映画なのに、
ハリウッドジャッキーは飽きたな
ってのが素直な気持ちでした。そうなってくると今度は、自分の文章に対して面白いと思ってないのに"ジャッキー凄い凄い!"なんて言うことは、いくら単なる趣味でやってるHP上でも出来ないなと思い出し、それで「タキシード」のレビューもすぐには書けなくなっておりました。
他の映画では例えそれが大作であろうと大評判であろうと、自分が面白いと思った作品ははっきり面白かったと、逆の場合も自分は面白くなかったと評しているので、ジャッキー作品だけ除くことは他作品に失礼だからといった理由が大きいです。

んでもって、すまぬ。
目の前に映画館に金出して入るより安い値段でVCDがあったので、我慢できなかったす。入手してしまいました。
日本で公開されたらちゃんと行くので許して。

やはりコラム「タキシードを脱げ」を書いてから、あんだけつらつらと書いてるくせに、私としては「気持ち半分ぐらいしか書けてない」って感じでやきもきしておりました。
しかし同時に前回のコラムを書くに至った経緯・内容を客観的に見て、つくづく「ジャッキーだけはダメだ
って思いました。勝手に熱くなります。
どうしてもすぐに自己が持つジャッキー認識だけに固執した観念を優先してしまい、他の人の意見を受け容れられません。
それじゃダメなんですが、
ダメなんだとわかっていてもダメなんでダメなんです・・・え?
ダメなんだとわかっていても感情を抑えることが出来ないので、ジャッキーに関して議論することに関しては私はダメだ。ということです。
まぁ勝手に1人、心の中でジャッキーに対して「しょぼん」としていたのが素直なところでして、果てさて・・・

本作は勿論「シャンハイヌーン」の続編。
前作の感想を一言で言えば、
可もなく不可もなく
というか。取り立てて誉めるところもけなすところも無いみたいな。ただもう少し西部劇という大舞台を使ったアクションなんか思いつかんもんかなみたいな。ルーシー・リューはどうかなみたいな。


感想

ストレートに言いますと

ハリウッドジャッキー作品でNo.1の素晴らしい傑作でした!
何にも無理せずに。

無理せずにと言うのはジャッキーじゃなくて俺が。
今までは「ハリウッドだから」「要求が違うから」「歳だから」等々の理由もあって、心の何処かで無理と言うかモヤモヤしたものを呑み込んで納得させていた自分がいたのも事実です。

でも今回は違った。
気持ちが斜になることもなく、
普通にワクワクしてコメディに笑い、アクションを楽しむ!
「ハリウッドだから」というようなモヤモヤしたものは今回心の中に一切無かったと言っても過言ではありません。
それどころか私は劇中でのあるシーンをじっくりと楽しみながら、お恥ずかしいことにもウルウルと・・・歳取ったな〜俺が
他のお客さんならみんなケラケラと笑ってくれるようなシーンなもんで。
劇場で観てたら変に見られたでしょう。

この映画には、愛があります。
何に対して?
映画そのものに対しての愛です。

そしてこの映画のアクションには2つの大きな魅力が隠されています。
その魅力とは?−−−−−−−−−−−−−−−−

新たな(古き?)アクションの魅力

まずは本作で、
功夫だの香港だのといった枠を取っ払ってジャッキーが見せてくれたのは間違いなく本来"ハリウッドが持っていたはずのアクション映画の魅力"であり、かつての「プロジェクトA」が傑作になり得た大きな要素であるサイレントムービーアクション+αです。
皮肉というか不思議な運命というかアレですね〜(アレじゃわからんな)
説明下手なので簡単な説明でいきましょう。

プロジェクトA」はバスター・キートンやハロルド・ロイドなどのサイレント映画のアクションだけで見せる面白味、そしてピーター・セラーズの作品などハリウッド(世界)からのアイデアを取り入れて作られたジャッキー・アクションの原点であり、ジャッキー・アクション原点とは
功夫+サイレント映画のアクション(とユーモア)だけで見せる面白味
であるということ。

サイレント映画のアクション(とユーモア)。
これの誕生の地であったはずのハリウッドにはそんなものは既に失われていたということ。

ジャッキーがハリウッド進出そして本作に出ることで、ハリウッドが以前にハリウッド自身が持っていたサイレント映画のアクション(とユーモア)だけで見せる面白味を取り戻し、おまけにジャッキー・チェンという稀有なサイレントムービースター(と表現してもいいような)を輩出したこと

この3展開は非常に奇妙で不思議な展開である。
遠くハリウッドの地の映画の面白味を参考にして極東近くで映画を作っていた映画屋が認められて、ハリウッドが失ってしまった面白味を引き出せるハリウッド唯一の後継者に。大袈裟に言えばそう言うことになる。

私は印象として少し超えたと思った。
超えたとは今までの
"功夫スター"から完全に"新たな(古き?)世界のアクションスター"へ

今まではハリウッドの言われるがままに踊り続けていたが、ハリウッドでの踊り方をそれなりに覚え、自慢の技も披露したジャッキーは「シャンハイナイト」という新たな舞台(古き舞台?)を使って遂に、ジャッキー流の新しい踊りを構築し始めたのだ。

"新たな(古き?)世界のアクションスター"へ

これは偶然ではない。
「シャンハイナイト」はこうなることを意図して作られている
なぜなら劇中の舞台がイングランドであること。
そして・・・・・・後は見てのお楽しみです。
「ああ、ジャッキーが引き継いだ」
と一目で分かることでしょう。

見た後にお分かりになると思いますが、
この映画はそこまでも理解してて、それを目指して作った映画なんだと解釈できます(この文章の意味は観賞後に読めば自ずとわかるかも)。

「2つの大きな魅力が。」
と前述したように、今説明したのは魅力の1つに過ぎません。
じゃ、もう1つの大きな魅力とは?−−−−−−−−−−−−−−−−

ジャッキー・チェン


「ジャッキー・チェンだから」
ということです


なに?よくわからない?
ほんとによくわからないですか?うっすらぐらいわかりませんか?
ひらがなおおいですか?
これはやまのてせんですか?こむぎこかなにかですか?
いや失礼。
最初に戻って思い出してみましょう。

スネーキー・モンキー・蛇拳」「ドランク・モンキー・酔拳
その後の拳シリーズが大ヒットし一躍スターダムにのし上がり、後から後から出てくる似たような功夫スターを誰1人として寄せつけなかった。「第2のジャッキー」と呼ばれた人間は数え切れないほどいたかもしれないが、実際にジャッキーと肩を並べた人間は誰1人としていなかった。
それは香港とて日本とて同じである。

それは何故か?
アクションが素晴らしかったから?
ストーリーが素晴らしかったから?
そうじゃないでしょう。
確かに作品を傑作とする要因は幾つでもありました。
まわりの才能にも恵まれた。
アクションにもタイミングにもアイデアにも確かに恵まれた。
ただそんなものは当時の他作品でもあるものはあったのです。

じゃ他では何が無かったのか?
そりゃ当然 "ジャッキー・チェンそのものの魅力"です。
これについてはジャッキーファンの方にあれこれ語る必要はないですし、ファンでない方には
「とりあえず評判のジャッキー作品、色々観てください」
と言った方が早い。というか正直吐露すると、
人の魅力を表現するのって一番難しい
明るいとか、優しいとか、強いとか、憎めないとか、もちっと子供に会えとか、早く食べ過ぎとか、マースには優しくしろとか、元彪も紹介しようよとか、 そういった形容詞や四字熟語書けば説明できるようなもんじゃないという気がするんですよね。
いやいやこれは私の表現方法の勉強不足が先ずなんですけどね。

ともかく簡単に言えば
他のコメディ功夫映画にジャッキーを超えるような魅力あるキャラクターは誰1人としていなかった。育てられなかった。それだけジャッキー・チェンという人間のキャラクターは素晴らしく魅力的で圧倒的だったということです。

んで、
今さら言われても・・・これまでもずっとそうじゃん
って思われるかも知れません。でもこれが違うんです。私的に。
ハリウッドに行ってからのジャッキーはやっぱり違うんです。あくまで
"いつまで経ってもキャノンボールだな"
"頼れる中国人だな、でもそれだけだな"
こんな印象が今までのハリウッドジャッキーから拭うことは出来ませんでした。いつの間にかジャッキーの魅力というものが、
"頼れる笑える中国人決定版"
こんな簡単なものにすり替えられていた
。私はそんな印象でハリウッドで受け止められていたように感じてなりません。

でも本作は違う。
本作は"頼れる笑える中国人決定版"、そんな簡単な、例えば失礼ながら 「ゴーストハンターズ」に出てくる黄家達じゃなくて、正義側の頼れる中国人演じてた人(名前失念)のように
「結構ええな〜」
と思われつつも、あっさりと忘れ去られていくよな実に薄い魅力だけしかない 映画ではないはずです。

ラッシュアワー」を思い出してみてください。
あれでのジャッキーの印象的なアクションは?
あれでのジャッキーの印象的な表情は?
あれでのジャッキーの印象的なセリフは?

「シャンハイナイト」を見たら是非その数そして思い出すまでの時間を比較してみて下さい。それで十分理解できると思われます。

改めて本作にある大きな魅力とは、
ジャッキーがハリウッドで失った
"ジャッキー・チェン本来のキャラクターの絶大な魅力"
ハリウッドが失った
"サイレント映画のアクション(とユーモア)だけで見せる面白味+α"

ということなのです。

中には本作を観た時に
「いや別に前のハリウッドジャッキーと変わんないけど・・・?」
と思われるかも知れません。
そう。
一見してジャッキーの動きは今までのハリウッドジャッキーと微妙に異なるかな? ぐらいにしか感じないかもしれません。
でも全然違うのよ!!
この微妙にしか感じないのは何故か?
これは正直に申しましょう。歳だからです。
ただ私は彼本来の魅力が大好きですので何も悲観してないですけどね。
(アクションが無くなっても)
パターンとしても似てる部分はあるかもしれません(というかある)
ただ、いつまでも
「ジャッキー、これやってよあれやってよ」
だった今までからジャッキー自身が
「あれやってみよう、これやってみよう、これを引き出してみよう」
と自分の頭の中での新たな構築や、過去の作品が入った引き出しから自らの手で「これがいい!」と持ってきたアクションに変わっていると、私は思っております。

他はどうした?

・・・・・・・・・・・・・はぁはぁパタパタ(クールダウン中)

やっぱり熱くなるよな〜
これだけウダウダ書いてるくせに、気がついたらまだジャッキーについてそれもアクションだけの話で、お話もオーウェンも甄子丹も范文芳もな〜んにも書いてないでやんの。

クリス・タッカーより奥雲偉信(オーウェン・ウィルソン)が好きになった。
だって、うるさくないんだもん。高くも低くも無い聞きやすい声だし。
奥雲偉信(ムリヤリ中国読みで書いてみる)ってさー
俺はそこそこ格好良いかな?と思ってるんだけど、

女性の眼から見てどうなんですか?

是非、その辺聞いてみたい。
だって「オーウェン格好良い!」聞いたことないもん。


皆さんが気になるのはやっぱ甄子丹でしょうか?
そうですね。 とにかく私が思うのは、
もちっと眉毛が濃い方が、恰好良くないか?
というところで、アメリカ仕込みの流暢な英語はさすが!
でも個人的に彼を一番恰好良く感じたのは、「ドラゴン酔太極拳」。
それ以来も別に格好悪くは無いのですが、イマイチ自分の武術はバッチシですが見せる方のスタイルがイマイチというか何というか・・・
本人が満足してそうですから良いですけど。


本作のヒロインである范文芳(ファン・ウォン)。
彼女は間違いなく注目されそうですよ。もしかしたら今後、
章子怡の人気にグッと迫る活躍を見せるかも・・・
とりあえずルーシーさんには大変申し訳ないのですが、「チャーリーズ・エンジェル3」があるなら是非、范文芳に演じてもらいたいです。好きになる人はメチャクチャ好きになるタイプだろうなと思いますね。

他にも書きたいことはたくさんあるが、まぁまぁオーウェンもドニーも他(この他にも色々と・・・)も公開されてからね。とりあえずまたその時期になったら書き直したいと思います。

ただ、一つだけ言えばもうNG集はいらないんじゃないかな?
って気がします。昨今はDVDにメイキング付きが主流になりつつありますから、余計に専売特許で無くなってきたわけですし、DVD発売時までのお楽しみでも 別に良いのではないでしょうか。


■CAST&STAFF
監督 デビッド・ドブキン
出演 成龍(ジャッキー・チェン)
奥雲偉信(オーウェン・ウィルソン)
范文芳(ファン・ウォン)
甄子丹(ドニー・イェン)
エイダン・ギレン
トム・フィッシャー
キム・チェン
ジーマ・ジョーンズ
アーロン・ジョンソン
オリバー・コットン
アリソン・キン
コンスタンチン・グレゴリー
ジョナサン・ハーベー
リチャード・ハース
アンナ・ルイス・プロウマン
ジョージア・チャップマン
ジョン・オーウェンス
リチャード・ブレマー
エリック・メイヤース 
デイジー・ビューモント
ステファン・フィッシャー
マット・ヒル
テリー・ホーソン
ライアン・ジェームス
バリー・スタントン
マシュー・ストーレー
トム・ウー
ヴィンセント・ウォン
チャーリー・ホーキンス
動作指導 成龍(ジャッキー・チェン)
音楽 ランディ・エデルマン
脚本 アルフレッド・ガフ
マイルズ・ミラー
製作 ロジャー・バーンバウム
ゲイリー・バーバー
ジョナサン・グリックマン
製作総指揮 成龍(ジャッキー・チェン)
陳自強(ウイリー・チェン)
ソロン・ソー
ステファニー・オースティン
エドワード・マクドネル
制作年度 2003
 
 
アクシデンタル・スパイ
ラッシュアワー2
シャンハイナイト
inserted by FC2 system