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■成龍(ジャッキー・チェン)2008 |
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功夫之王
The Forbidden Kingdom
ドラゴン・キングダム
■
本当になんちゅうかその・・・
よくこれで会社に脚本が通ったな・・・という感想がある。
という書き始めだとおいそれとその後に続く文章も予想がついてるかと思うが、実はそうではない。そうではないのだ。
はてさて。
夢の対決、夢の競演。
これまで数々の夢が成し遂げられたり、成し遂げられなかったりしてきましたが、映画というものは面白いもので、
「このシーンを観られただけで!」
とか
「この5分のためにこの映画は!」
といった作品全体ではなく断片的な一部で満足できたりすることもあるアートが映画である。
総合芸術であるので、その楽しみ方は・・・いや結果的に楽しむことになったというのかな、それが
「画がとにかく美しい」
「話が泣ける」
「あの人には笑った」
「音楽にしびれた」
何でもいい。要はその人の心に一欠けらの楽しみを与えたらその作品はその人にとって成功である。勿論、一欠けらでなく大きな塊となればその作品はその人にとって大きな思い出になる。
この総合芸術・映画で大事なものはやはり、役者。
例えストーリーが陳腐でも、
「かっくいーっ!」とか「かわいーっ!」
で十分満足することがある。役者1人の力が大きくモノを言う。
演技の上手い下手に余り関わらずこの力を最大限に発揮することが出来る人、それがスターだ。
そこにいるだけで絵になる人。
だがその扱いも1つ間違えると随分と難しいことになる。
「初恋のきた道」は章子怡(チャン・ツィイー)という女優の魅力に心底惚れ込んだ張藝謀(チャン・イーモウ)監督が、彼女の魅力そのものを最大限に表現することに心血を注いだ映画でそれ以外が全て添え物といった作品であるが、成功している。
同じく張藝謀作品「単騎、千里を走る。」は高倉健という日本の大スターを主演に後は素人の中国人だけを使った映画、「初恋のきた道」と同じく高倉健以外が添え物といった作品にも成り得るのだが、こちらは残念ながら余り成功しているとは言い難い。これは高倉健さんのキャラクターによるもの、そして大スター高倉健に依存した弊害、とも言うのだが詳しくはレビューを。
このようにたった1人のスターでも扱い方を間違えると作品は失敗する。
スターの惹き付ける力が大きければ大きいほど扱い方は難しい。
「素朴な茶室が媚びへつらう表現に見えることもあれば、
豪華絢爛な茶室が心を開いた清清しさを感じさせることもある。」
by 「美味しんぼ」
本作はその点で、 成龍(ジャッキー・チェン)
李連杰(ジェット・リー)
ただでさえ扱いの難しいスター2人、特にジャッキーにはいわゆるジャッキールール、
・タバコや麻薬が推奨誇張されない
・激しい暴力表現を好まない
・SEXシーンは入れない
・公明正大な主人公であること
こんなものがあり、このジャッキー1人でさえ難しいのに更にジェットのことも考えなくてはならなくて、それでいてこの作品はそれに成功していると言って良いだろう。
成功成立している時点で十分傑作と言っていいので後は観て下さい!
終わり。
※以下文章は激しくネタバレしますので、鑑賞を楽しみにしてらっしゃる方はお読みにならないように。
さて鑑賞された方は続きを読んでほしいかなと。
簡単なストーリーはこうだ。
チャイナタウンのDVD屋で功夫映画DVDを漁っていた功夫映画オタクのマイケル・アンガラノがその店で如意棒見つけて古代中国タイムスリップ!
そこでは悪い将軍が孫悟空を石像にして国民を苦しめていたので、ジャッキーとジェットの功夫修行を受けてヒロインの劉亦菲(リウ・イーフェイ)も合わせて4人で将軍倒すぞ!
終劇
この物語を受けてまず最初に思うのは、
「ジャッキーとジェットだけで十分なのに何で白人青年の主演が必要なのよ!?」
ということなのだが、夢の競演のいっぱいいっぱいがここなのだ。
要はステーキとふぐちりを同時に食べなければいけない時に、俺だったらせめてご飯が欲しい。このご飯役が白米ならぬ白人青年マイケル・アンガラノ
で、超豪華絢爛ながらもおかずがジャッキー&ジェットなのだ。
まさにマイケル・アンガラノが中和役で、どーしても夢の競演ものだと片一方に出番が有り過ぎてしまったり、メインストーリーを2本走らせて交錯させての展開でワケワカメちゃんになってしまったりと、
「ステーキは上手かったけどふぐちりは・・・」
というような結果になってしまうことが多い。
なので間に中和役を入れた、というのは極めて妥当でそして簡単な解決策である。
ほんでもって話変わるが、
本当になんちゅうかその・・・
よくこれで会社に脚本が通ったな・・・という感想がある。
と言ったのは、別にこの単純なストーリーが・・・なんて話ではない。
監督 「僕の新作脚本っす!」
社長 「ほうどれどれ・・・・」
監督 「どうっすかどうっすか!?」
社長 「・・・これはキミィ、脚本と言うよりも君の大好きなもの目一杯大作戦じゃないのかねぇ・・・」
監督 「いやぁバレましたか!」
社長 「バレたも何もこれは趣味大集合だよキミィ」
功夫迷から見て、こんな贅沢豪勢なことをした奴がいるのか。
いやいねぇ、全くいねぇ。
というような、本作は正に功夫映画大好きっ子が送る功夫映画の決定版!である。
そういう意味で「Kill bill」は吹き飛んだ。
いきなり当たり前だ。
お、お、お、お前、ジャッキー主演だけじゃ満足しないかよっ!?
というわけで何とジェットまで招聘してしまう贅沢っぷり!!
ジャッキー&ジェットという現存功夫2大スターを使ってそこに監督そのものを投影したマイケル・アンガラノを放り込み、さらに魅力溢れる功夫ワールドにタイムスリップ!
社長 「いやだから、バレたも何もこれは大好き大集合だよキミィ!」
監督 「えへへ」
社長 「エヘヘじゃないよキミィ、いきなりオープニングからかよキミィ」
さて、寛大な社長が許した本作のオープニングはいきなり功夫迷感涙のグッドセンスなオープニング!
別にイチイチ解説する必要は無いんだけど、勝手に説明したいのでしちゃおう。
マイケルの自室で流れている映画は恐らく「西遊記」「盤絲洞」「鐵扇公主」のどれかである。これは岳華が孫悟空に扮した作品群で当HPでは鄭佩佩(チェン・ペイペイ)が悪役に扮した「鐵扇公主」をレビュー。逆なのだが変な話、マチャアキ西遊記ほぼそのままの物語が展開してなかなか面白かったす。
何気にポイント高いのがそのテレビの下にこっそり置いてあるドリームキャストで、湯川専務の頑張りも空しくやはりはSONYのプレイステーションに大敗してしまったSEGA最後のゲームハード。香港映画にドリームキャスト、俺もドリームキャスト持ってるし、70億円もの制作費をつぎ込んだと言われる大作「シェンムー 第一章〜横須賀〜」及び「シェンムーU」は功夫映画迷には必ず遊んで欲しい名作功夫ゲームの1つだし、香港映画とマイナーハードには何か共通するものがあるのかもしれない。だって、
ドリームキャストと言えば何年にも渡ってこのハードでHPを運営し続けたあの人がいるではないか、あの人と言えばそう、
あのひと!(「香港電影的日常之二風雲再起」)
そしてそのままロールに突入するのだが、ここで出てくる功夫映画ポスター
もかなりマニアックだ。
最初にドーンと登場するのは
一番でかく貼ってありましたね
「秘技・十八武芸拳法」の劉家良(リュー・チャーリャン)師父!
いきなり師父のアップかよ!
続いて李小龍(ブルース・リー)の「ドラゴン怒りの鉄拳」「燃えよドラゴン」
これは当然と言えば当然ですな。
そしてこれも当然と言えば当然の「大酔侠」の鄭佩佩!
さらに「西遊記」
フライングギロチンの「空飛ぶギロチン」
張徹(チャン・ツェー)作品「大決鬥」(未レビュー)
出ました王羽(ジミー・ウォング)兄貴の「続片腕必殺剣」
さらにさらに「マッドクンフー猿拳」「少林寺三十六房」
「ワンス・アポン・ア・タイム英雄少林拳」
劉家良作品3連打で劉家輝(リュー・チャーフィ)大目立ち!
そういえば劉家輝とジャッキーは競演してないな・・・是非!
社長 「キミィ・・・・・・!?ちょっと待ちたまえ!これはどういうことかね!」
監督 「なにか」
社長 「しゅしゅ主演のジャッキー&ジェットの作品はどうしたかねッ!?」
監督 「それは本編でお楽しみを」
社長 「・・・ぐむぅ」
物語に無関係の師父や劉家輝や王羽を堂々とオープニングに登場させて強引に競演させてしまうこの贅沢さ。
好きで好きでしょーがないですか、あなた。
心配も吹き飛ぶテンポの速さ。
心配というのはどーしても観客は
「早くタイムスリップして功夫ワールドへ!」
と思っていることを察知してか、それとも監督自身が早く行きたくてしょーがなかったか、とにかくマイケルはアッという間に古代中国へ!
出てくる景色で思い出すのはやはり私だと「少林寺2」ですね。
棚段の田園は「少林寺2」に無かったのですが、やはりそういうものを連想しちゃいます。
馬に乗ってヨレヨレと登場するのはジャッキー様。
もうここは言わずもがなの極地ですが、かつてのジャッキーの師父であった袁小田(ユアン・シャオティエン)爺さんのオマージュ。蘇化子。蘇乞兒。
ああ・・・感慨深いなぁ・・・これぞ正に私にとって感慨深いなぁ・・・
ジャッキーが、かつて食い逃げで捕まりそうになっていた若きジャッキーが袁小田老師に助けられたあの時のように、今度はジャッキー老師がマイケルを守るために敵を円熟された酔拳で倒していく・・・本当にあの時のジャッキー青年が歳を取ってという感じで感慨深い。それ以外、言うことがありませぬ。
そして次に出てくる孫悟空と倪星(コリン・チョウ)将軍とのシーンなんですが(戦い移る前のところね)、
これはもうあれですよ、あれ。
監督と同じようにショーブラザーズ映画大好き人間にはわかりますね。
このシーン、よく見てみるとまるで
「これはセットです」
とわかるように作られていませんか?
そう、このシーンはあの豪華セットで知られたショーブラザーズ武侠片の再現なのです、多分。
本家は
こういうのとか
こういうのね
オープニングの作品もショーブラばっかりだし、相当監督は好きなんですね。
さて、功夫映画のお約束と言えば色々ありますが、中でも抜群のお約束と言えば何でしょう?・・・答えはメシ屋(客棧)で戦闘です。
例を挙げるとキリが無いのでアレですが、一作品挙げるとすればアレかな「スリーピング・モンキー・睡拳」もうそればっかりという印象が子供時代は特にありました。
本作でも客棧でこちらも客棧バトル百戦錬磨のジャッキー拳法が炸裂!
そして登場するのが劉亦菲扮する金燕子"ゴールデン・スワロー"ですね。
「大酔侠」「大女侠」での鄭佩佩の当たり役で今回の劉亦菲にも凛とした美しさと癒される笑顔が引き継がれています。ただ、金燕子の武器が短剣から飛剣に変わっていますが。
さて、ジャッキーとマイケルと金燕子が敵の手から逃げる場所は竹林です。
まぁここまで来るとわざわざ言う必要も無いのですが「侠女」。
「細かいな」と思ったのが、逃げるときのスピード感溢れるカメラワークですね。これは「侠女」での徐楓(シー・ファン)がひた走る胡金銓(キン・フー)監督らしいカメラワークが再現されていて興味深いです。
さてさてはてさて。
いよいよ来ましたね!
ジャッキー vs ジェット!!
こういうのが一番説明難しいんすよねぇ、凄いとか何とかイマイチ伝わりにくく・・・
「シャンハイナイト」でのジャッキーvs甄子丹(ドニー・イェン)戦はカットされてしまい、短くて非常に消化不良の思いをしましたが(代わりに「花都大戦/ツインズ・エフェクトU」で再戦しましたが)、今回の夢のマッチはたっぷり!
十分満足するに足る尺の長さで魅せてくれます。
何か僕なんかにしてみればここまで正統派に近い形で功夫を披露してくれるジャッキーと言うのは・・・なんか「龍拳」以来じゃないのか?って気がしますね。あの作品はジャッキーがジェットに先駆けてスパパッと敵をなぎ倒すいわゆる"キレある功夫"を魅せていた作品なんだな。もう30年前の作品ですよ。30年って!?
これねぇ、面白いところでこの対決はハッキリガチを描いているんですよ。これがジャッキー主導のジャッキー映画なら、先述の「シャンハイナイト」ジャッキーvs甄子丹戦のようになったと思います。即ち、シャープなジェットの技に着いて行くのがやっとのジャッキーがそこらへんの小道具を使って応戦して善戦はするのだがやっぱ勝てそうにないな・・・えっ?やっぱ勝った?そんな方法で?みたいな。
「ヤング・マスター/師弟出馬」や「スパルタンX」等で名勝負を残してきたジャッキーにとってガチンコバトルそのものが遠い過去の産物、
「俺ってカンフーつええ!」
なんて演出には今更全く興味が無いのです。
だから今回も正直期待してなかったのですが、いやぁ良い意味で譲歩しましたねぇジャッキー。
ジェット&袁和平(ユアン・ウーピン)が得意とするワイヤー功夫の土俵に上がってしっかりバッチリと互角の勝負を魅せてくれます。
しかも酔拳と虎拳を使って!虎拳を真面目に使うジャッキーなんか「拳精」以来ですよ!それちゃんと演るかジャッキー!って感じで。
そして数々の名勝負を残してきているジェットにとってもこれはベストバウトの1つと言っていいでしょう。
それとこの素晴らしいガチンコ対決を見ていて何となくあれを思い出したんですよねぇ、あれというのは「阿羅漢」でのジェットvs胡堅強(フー・チェンチァン)。あの時も戦い合う中で
「お前、なかなかやるじゃん」
と理解し合っていく過程が非常に清々しくて良かったのですが、今回の戦いにもそれを感じました。
そしてジャッキー師父とジェット師父と功夫修行!
まぁ功夫迷どころか私の世代ではお馴染みの苦しい修行描写、そうそう修行あっての功夫映画って感じもしますね。
それにしてもあれね、ジャッキーが袁小田老師のオマージュならば、ジェットは干海(ユエ・ハイ)師匠を感じさせるような貫禄が漂って来ましたね〜
↑「マスター・オブ・ リアル・カンフー 大地無限」での干海師匠
そしてゴダイゴの"ガンダーラ"が流れてきそうな果てしない砂漠を歩いて、
舞台は桃園での白髪魔女・李冰冰(リー・ビンビン)との戦いへ。
元ネタ映画の1つに「キラーウルフ・白髪魔女伝」がありまして、こちらの白髪魔女は林青霞(ブリジット・リン)様が演じておられます。おられますが未レビューなのはあんまり面白くなかった記憶があってそこから再見してないんです。今度改めて観てみようかしら。
さらに舞台を移しますが、ここは面白い。
出てくる修行僧のそれは明らかに少林寺なのですが、
出てくる場所自体は如何にも武当山。
あれです。
「グリーン・デスティニー」で章子怡がラストに向かった総本山。
こっそりとこんなところに少林派vs武当派を入れちゃってるわかる人はわかるような演出が心憎いです。
いよいよ物語はクライマックスへ!
ここがスカッとするんですよぉスカッと。
何がってそりゃジャッキーですよぉ!
一抹の不安を掻き消してくれる登場の仕方が実にスカッ!
ただ本作の一点の不満がここに。
ジャッキー vs 倪星(コリン・チョウ)
が無いーーーーっ!?!?
ジャッキーは全然倪星に絡みませんでしたね。
確かにジェットvs倪星は見応えバッチリで迫力アクションはお墨付きですが、この2人は過去にも対戦歴が「ターゲットブルー」であるのでジャッキーとの対戦が見たかった。だって第2の元彪(ユン・ピョウ)的に売り出したサモハンの秘蔵っ子だったんだもん。
予想つくけど洒落たエンディングでおしまい。
終劇
■
これで3作目である。
3作目である、というのは袁和平(ユアン・ウーピン)動作指導の下で撮られたジャッキー主演の映画ということで「酔拳U」は袁和平が途中降板しているので除いてだな。
思わぬところで思わぬものが功を奏す。
ジャッキー&ジェット夢の競演がウリだった本作。
とにかく悩みの種だったのは彼らのアクションの共存である。
「Who Am I?」でジャッキーが高層ビルの斜体を転げ周り思いっきり怖がりながら落ちてスリルとユーモアを大きく演出したのと対象的に、「ブラック・ダイヤモンド」ではジェットが高層ビルからのエルード落下を華麗にクールに決めて魅せた。
ジャッキーアクションの魅力の1つにあるのは、超絶アクションやスタントの合間に飛び出すドジやオマヌケな表情で魅せる人間的な親しみやすさなのだ。いつもジャッキーはそれを意識している。本作もそう。
対し、ジェットのアクションの魅力は一重にクールである。どんなスリルもクールに摺り抜ける事で爽快感溢れるシーンを演出する。
中和役が必要であった。
というのはこの甲乙付けがたいアクションを兼ね備えた両アクションスターのアクションシーンの両立で、ジャッキーをスターダムに押し上げ、ジェットを大スターとして復活させた経歴の持ち主である正に袁和平その人しか出来ないような仕事なのである。かつてジャッキーは自分ではなく彼に武術指導を任せることで大成功を収めているのだから。
結果、先述のようにジェット&袁和平が得意とするワイヤー功夫の土俵の上に上がって、
「俺だって出来るに決まってるだろ!」
というような功夫アクションを魅せつけてくれた。
いつものジャッキーらしいアクションが影を潜めているのが残念のように思うかもしれないが、それはそれで別作品で観れば良いだけのこと。
成龍(ジャッキー・チェン)。
今年で54歳になる。
下の画像を見てもらいたい。
作品は「黄飛鴻與鬼脚七」
彼は武術指導の第一人者・韓英傑(ハン・イェンチェ)。
当時、53歳の画像である。
勿論、韓英傑も本作で凄く頑張っていたが、同時に現在のジャッキーの凄さが見て取れもするではないか。なんつーか凄すぎるぞ。正直、もう休んでもいいかもって思えるようになってきたかも・・・
なんかやっぱ・・・ジャッキーのことばっか語っちゃったな。
ジェット迷の方、すいません。
ジェットの方も何れゆっくり。
反芻して本作の素晴らしいところは2人を共存させる方法が物語的にもアクション面に於いても的確であったことに尽きる。ロブ・ミンコフ監督が単なる功夫オタに留まっていないことを証明して見せつつ、自分の大好きなことをたくさん詰め込んで表現しきった傑作なのだ。
ちなみに「メタルギア」シリーズで音楽を担当しているハリー・グレッグソン・ウィリアムズが本作のスコアリングであるところも、小島作品も大好きな私にとっては見逃せないポイントだったりする。
も1つちなみに袁信義(ユアン・シュンイー)も武術指導で参加してるようです。
ああ、これ自分にとっては何度も観たい良い作品になりました♪
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■CAST&STAFF |
監督 |
ロブ・ミンコフ |
出演 |
成龍(ジャッキー・チェン) |
李連杰(ジェット・リー) |
マイケル・アンガラノ |
劉亦菲(リウ・イーフェイ) |
倪星(コリン・チョウ) |
李冰冰(リー・ビンビン) |
モーガン・ベンワー |
動作指導 |
袁和平(ユアン・ウーピン) |
脚本 |
ジョン・フスコ |
音楽 |
デヴィッド・バックリー |
ハリー・グレッグソン・ウィリアムズ |
製作 |
ケイシー・シルヴァー |
製作総指揮 |
袁和平(ユアン・ウーピン) |
ライアン・カヴァノー |
ジョン・フェルトハイマー |
ラファエラ・デ・ラウレンティス |
制作年度 |
2008 |
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