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麒麟掌/獨覇拳王 Fist of Unicorn The Unicorn Palm ■ はっはっは! ・・・いやいやすいません、なんですか私ねー 結構楽しめちゃったりなんかしちゃったりして まず最初にめちゃめちゃ画質の悪いビデオだったので、 ようわからんとこもあった上でのレビューです。ご容赦下さい。 なんかこの頃、 俺"面白感覚"が麻痺してるんじゃないかって気がしてきたな。 なんでもそれなりに楽しんでる気がする。 ま、たまにな〜〜んにも書く気の起こらない作品もありますが。 そして今回紹介するこの作品は、 ええとまぁ一応知らない人のために概要説明しますね。 李小龍(ブルース・リー)の親友、小麒麟(ユニコーン・チェン)の単独初主演作!! 李小龍は小麒麟を当然応援し、武術も幾つか指南!製作会見にも出席! 大スター李小龍の協力を得て完成させた作品だったが、 劇中には李小龍が武術指南しているところなどを隠し撮りしたフィルムが無断で挿入され、裏切られた李小龍との仲は決裂。 劇中のドラマよりもよっぽど製作まわりのエピソードの方が強烈なのである。 「だって小麒麟だけじゃ売れないもん」 という理由もあるだろうが、何よりも"李小龍が出るのなら何でアレ儲かるに違いない!"と金だけに製作側が走った酷い行為である。 で、 作品の評価こそがむしろ一番有名なんじゃないかと思うぐらい私の脳裏にも焼きついていて、 李小龍(ブルース・リー)、倉田保昭、池漢載(チ・ハンタイ)、黄仁植(ウォン・インシック)、今となっては火星(マース)、さらには端役で成龍(ジャッキー・チェン)までもが出演しているこの映画ではあるが、 "ちっとも面白くないのだ"(確か「ドラゴン大全科」という書籍) という例に倣って一様に"つまんない"とされている作品である。 李小龍挿入如何はともかくとして作品の出来栄えがよければ・・・と思うところもあるのだが。 しかし! "結構楽しめちゃったりなんかしちゃったりして" と言ったからには、ここは一つチャレンジをしてみたい。 まるで、 あれ?この映画、結構面白いんじゃないか? と思わせるようなレビューを全く嘘をつかないで書けないかチャレンジしてみよう。 ■流れレビュー とりあえず李文泰(リー・マンチン)が変なおっさんの仕込み杖で殺される。 続いて川原にいた母子の下に変なおっさんが襲い掛かる。 その母を強姦しようとしたが逆らったため、逆上して殺害。 止めに入った子供の手にも傷を負わせた。 数年後 立派に成長したその子供、小麒麟(ユニコーン・チェン)は今日も仇討ち目指して功夫修行。 ここで例の隠し撮りされた李小龍が登場する。ちょろっとね。 オープニング これがまたちょっと (これは「少林與武當」のオープニング) こんな感じでなかなか気合が入っている。小麒麟の手手手! ちなみに撮影は 「燃えよジャッキー拳/廣東小老虎」監督である魏海峰(ナン・ホイフン)が担当している。 本格的に仇討ち探しの旅に出た小麒麟。 馮敬文のおっちゃんを仇討ち相手と間違えたりなんかする。 それにしても馮敬文はもう若くもなんともないな。 コケコッコー 実に素直な朝の表現も爽やかに橋の下で目を覚ます小麒麟。 橋の上からバック転して現れるクソガキ坊主登場! 梁小龍(ブルース・リャン)映画でお馴染み、 天才子役・孟海(マン・ホイ)の登場だ! 孟海の軽快な動きに目を見張る小麒麟。 小麒麟 「小僧、やるじゃんか!しかし見てろよ!」 と、さらに連続バック転を決めてみせる小麒麟。 ガキと張り合ってんじゃねーよ!! とはいっても、小麒麟。 彼の特徴は身が軽いことである。 これだけについては回転技の不得手な李小龍も太刀打ちできまい。 いやー・・・・・・・ それにしても主役張る顔じゃねーなー いかんいかん!アクティブにアクティブに!フラバンジェノール!! 孟海は小麒麟の技にトキメイて早速仲良くなり、 小麒麟は孟海とその母親のところでしばらく厄介に。 一方で、 まだまだ「悪客」な顔した倉田保昭兄貴登場! あ、兄貴!・・・・・・眉毛濃く描きすぎです! 魏平澳(ウェイ・ピンアウ)が「そうですかー」「ありがと」と日本語挟みながら話してるが、何の話かわからず。 村では功夫旅芸人一座(雑技団みたいな)が、パフォーマンス中。 レンガを頭で割る気孔術を披露しているのは若き火星(マース)くんだ! そしてこの団員の紅一点・孟秋が連続バック転をして観客達を喜ばせる。 観客の小麒麟と孟海も楽しそうにその様子を見守っていた。 「うひひいひぃぃ!ぐへへへへへぇ!」 と気持ち悪い声をあげていたのは金帝(ティン・チィ)ですっかり孟秋に一目惚れのご様子。 金帝 「ぼぼぼ、ぼ、ぼ、ぼくは・・・孟秋ががが、す、す、す、好きなんだな・・・・」 火星 「ぼぼぼ、ぼ、ぼ、ぼくは・・・あ、あ、あんたみたいな、な、奴に・・・孟秋は嫌なんだな・・・」 お互いに山下清なみのドモリのやり取りが野次馬どもを楽しませる。 しかし、金帝は村で強大な権力を持っている組織ボスの息子で、 その奥様、陳菁(リリー・チェン)らも登場してさらに孟秋に迫る。 この辺のモメモメに口を出したのはクソガキ孟海だった。 小麒麟が孟海を諌めたが、メンツを潰された陳菁(リリー・チェン)らはそうはいかない。 「俺の股をくぐれ!」 一味に言われて小麒麟は「内心カチーン」と来ていたが、グッと堪えてここは股をくぐることに。 この様子を遠巻きから見ていた池漢載(チ・ハンタイ)が登場! 小麒麟に代わって組織との対決に申し出た。 池漢載のテコンドーになぎ倒されるザコども! 始まってすぐ後ろに蹴飛ばされているのがジャッキーっぽい(たぶん違うと思います)。 そして、いつ始まるかと期待していた対決は結構早く始まった! すなわち、 池漢載vs黄仁植(ウォン・インシック)!! この対決である。 ご存知の人はご存知の通りのテコンドー師弟対決!! さらに言わずもがなが続くが、池漢載は「死亡遊戯」で李小龍と戦ったテコンドーの超達人。あの黄仁植の師匠なのだからそりゃあもう、ケンシロウとリュウケンみたいなもんだ。 そして黄仁植も「ドラゴンへの道」で李小龍と戦い、何と言っても「ヤング・マスター/師弟出馬」でのジャッキーとの勝負が名高いあの黄仁植である。 こんなところにこんな夢の対決が実現しているのだ。 対決の結果はまぁ、顔を立ててというとこか。 「世話になったな。俺は仇討ちするまで他と戦うのは嫌やねん」 と一旦、小麒麟は孟海のもとを立ち去る。 興行を終えた一座は移動の最中。 そこに、倉田・黄仁植軍団が現れた。 倉田 「ボスの命令だ。孟秋はもらっていくぞ!」 一座との間で戦いが始まり、火星くん孟秋ともども善戦はするが遂には団員らは殺されてしまう。 孟秋は負傷しながらも何とか逃げた。 金帝の屋敷。 孟秋のことで頭がいっぱいの金帝にブス2人用意したが、まぁおっぱい出せば良いってもんじゃないってことで気に入らない。 それよりもわざわざこんなシーンを京劇風に演出している画期的な試みの意味がさっぱりわからない。 ただし、金帝がドモリのバカ息子ということで、憎憎しさを一層表現することに成功しており、 「ドラゴンへの道」では、 「待ち受けるのは銃とナイフ、それが彼の運命なのだろう・・・」 という名セリフを吐いた気の良いおっちゃん役から見事な変身ぶりだろう。 というか、この後も悪役ばかりになってったが。そう言えばテンテンちゃんとも戦ったね。 孟秋はたまたま見つけた小麒麟が助け、小麒麟とともに孟海家に戻っていた。 どこから情報聞きつけたか知らないが、ここに倉田軍団が捜索にやって来た。 ちなみにこの倉田軍団の1人がまたジャッキーっぽいが、やっぱ違う可能性が高そう。 小さい家の中で孟秋捜索が始まる。 見つかるか見つからないか単純なスリルを味わえるスリリングなシーンだ。 結局、見つからず一旦退散。 しかしこれはフェイクだった。 改めて柔道家(これも手下)が登場。孟秋を見つけられてしまう。 追い詰められて流石に小麒麟も戦うしかなくなってしまった。 身軽な小麒麟vs柔道家! 単なる燕返しもスローでダイナミックに演出し、対決を盛り上げる! 戦いの末、敗北を悟った柔道家は命乞いをしたが、ここに現れたのは実は生きていた火星くんだった! 今度は柔道家vs火星くん、孟秋! 頭突きが得意の火星くんだったが、ほとんど自滅と言っていいような実に情けないやられかたで息絶える。 何のために出てきたのだね!! 孟秋が柔道家を倒して仇討つがまたしても悲しみを重ねてしまうのだった。 と、次のシーンで小麒麟にからむ黄仁植軍団。 ここで、本当にジャッキー登場! 2秒ぐらいはっきりと顔が確認できます。 小麒麟vs黄仁植!! 「たんろんがー!」 でお馴染みの構えをここでも披露の黄仁植。どうしても「ヤング・マスター/師弟出馬」のイメージがあって、 小麒麟なんか屁でもない気がしてならない。それだけに実際も一応の苦戦を強いられる。 耳ぴくぴく 耳ぴくぴく 見たか!これが麒麟掌!! 必殺の麒麟掌が炸裂!!あっという間に昇天する黄仁植!! オープニングで手手手!と言ったように、"てのひら"を変換すれば"掌"となるように、 この映画の必殺技は麒麟掌なのだ!さらにその麒麟掌が炸裂するその時、 なぜか小麒麟の耳がピクピクとするのだ!!(なんで?) 従って(従ってもくそもないが)、「Unicorn Fist(小麒麟の拳)」の英題はおかしい。 「Unicorn Palm(小麒麟の掌)」が正しい表現になる。 タイトルロールでも「Unicorn Palm」と表示されています。 小麒麟が黄仁植と戦ってる間に、孟秋を連れて行く倉田。 なるほど、そういうことか。 「止めておくれ!」 と引き止めた孟海の母は倉田の肘鉄一発に沈むのだった。 金帝 「うひひいひぃぃ!ぐへへへへへぇ!」 遂に孟秋は金帝に犯されてしまうのか!! これを危機一髪で助け出したのが、 孟海の母の死を前に完全に怒り爆発させる小麒麟と孟海だった。 遂に小麒麟vs倉田保昭!! 一方で最早ザコだけになっていた金帝とこの手下どもを一手に引き受けて戦う孟秋。 このザコの中にもジャッキーがいそうだなぁ・・・・・・ と思いつつも、この孟秋さん。 全般に渡って女ドラゴン真っ盛り。元気に動き回って功夫に頑張っており、 すこぶる美人!・・・というほどではないが独立プロと考えりゃまぁ頑張ってるのだ。 それもそのはず名前に「孟」と付くということはすなわち!・・・・・・すなわち!・・・・・・??? 孟海の姉弟子なのかもしんなくて、京劇出身だったりするのかもしれないぐらいしか思いつかないけど。 一方でガシガシガシガシ戦い続ける小麒麟vs倉田保昭。 ついに時刻は夕方に差しかかろうとしていた。 倉田の足技をその自慢の跳躍力でかわす小麒麟。 こちらもスローモーションを多用しており、お世辞ではなく倉田さんの飛び蹴りスローなんかは結構興味深く、 出来の良い対決シーンである。 こちらも戦いの末に、倉田兄貴不利と見るやナイフを持ち出した! 耳ぴくぴく 耳ぴくぴく 見たか!これが麒麟掌!! 必殺の麒麟掌が炸裂!!あっという間に昇天する倉田兄貴!! いやね、 李小龍が友人だったからこそ影響がちゃんと良い方向に出ている唯一の事柄が小麒麟のアクションで、 観る前は麒麟掌なんて言うんだから、掌一発アチョー!! "李小龍ちっくなアクションなんだろうかな" と思っていたがどっこいどっこい。 李小龍に倣わず、空中横転で倉田兄貴の後頭部に攻撃するなど小麒麟の持ち味である身軽さを存分に発揮、 こと功夫アクションに関しては李小龍傾倒せずにちゃんと自分なりのものを構築しているのだ。 ついにここで金帝の父、組織のボスが登場する。 魏平澳も白人ファイター亞力山大(アレキサンダー)を助っ人に連れて来た。 見るとボスは杖をついている・・・・・・あの杖は仕込み杖!! 小麒麟 「きさまだ!!きさまこそが俺の仇討ち相手だ!!」 いともあっさりと亞力山大を倒してボスに迫る! さっきからずっとパンツ一丁で逃げ回っていた金帝も孟秋に倒される。 なんつーかあなた、 普通に孟秋さんにアプローチすればよかったのにねぇ・・・ダテ喰う虫もなんとかってあるんだから。 息子を殺されたボスと、 両親の仇である小麒麟。 孟秋も加わって最後の戦いが始まった!! 劇終 最後の方にも李小龍が出てくるはずだったような気がするが、このビデオは出てこなかったので確認できず。 ■ 日本公開するほどじゃないだろうと言われれば全くその通り、 お話については読めばわかるとおり、うすっぺら〜いもんで 小麒麟さんも主役張るような器には到底見えず寂しいもんがある。 ただ個人的にはレビュー作品である 「少林寺秘伝拳」「太極八蚊」「黄飛鴻四大弟子」等よりこっちの方が面白かった。 それは一重に二重にとこの映画の見所を書き出してみればわかるのだが、 ・夢の対決! 池漢載vs黄仁植 ・李小龍登場 ・倉田保昭登場 ・ジャッキー登場 ・火星くんも結構活躍 "李小龍とジャッキー"が一緒のスクリーンは「燃えよドラゴン」とかあるし、 "ジャッキーと倉田保昭"は「七福星」で対決してる。 でも、"李小龍と倉田保昭"はこれだけでそこにジャッキーも登場となればまさにこれ一作だけ。 そして、アクション面については1973年にしてみれば十分結構な出来栄えだとも思うし、 孟秋さんの女ドラゴンっぷりも気持ち良いし、良いとこ書き出そうと思えば結構あるのだ。 李小龍が出ている経緯を考えると、いけないことなんだけどね。 どうですか? 結構、面白そうな感じに読めましたか? いやぁ、映画ってほんとに良いもんですね?
~龍小虎闖江湖 Call Me Dragon 帰って来たドラゴン ■ 日本で「燃えよドラゴン」の大ヒットを飛ばしてから、後に続けとばかりに大量に香港の 空手映画(当時はこう呼ばれた)が入ってきたが、ほとんどが観るに堪えない駄作だった。 その中で2,3本は李小龍じゃなくてもキラッとした作品もあった。これはその一つ。倉田さんの代表作でもある。 当時、本作にて香港で大スターになった梁小龍は、名前がバッタもん臭いが その腕前は李小龍本人以上かとも呼ばれるほどの実力者で、本作でも冒頭から凄い足技の連続。 空中で左右にいる敵を片足で交互に蹴ったり(見てもらったほうが早い)、 3連続飛び回し蹴りとか(見ろ見ろ)。 そして凄いジャンプ力!どんな体のバネじゃ。 日本になだれ込んできた他の空手映画と決定的に違うのは映画のタッチが非常に明るいところ。陰惨じゃないんですよ。全体的にスカッとしてる。 残酷なシーンも無いし。 石天さん(ディーン・セキ)もいつもの調子で良い味出してる。 もしかしたらこれが最初のコメディの入ったクンフー映画かもしれません。 ちなみに監督の呉思遠はジャッキー「酔拳」をプロデュースした人です。やる な。この作品が登場するまで、香港では悪役専門の俳優は町で石を投げられたそうですが、本作でごっつ格好いい悪役(考えてみれば全然悪いことしてなかったような)のブラック・タイガー(倉田さん)の登場で、悪役は格好悪くて醜いものといった香港映画の概念を変え、 倉田さんはスターダムにのし上がったのでした。さらに倉田さん日本人なのに、凄いな。 ラストの闘いを見れば分かりますが、梁小龍と倉田さん、延々闘ってます。 なんか戦闘場所に飽きたら、 また次の場所へ走って。また次の場所へ走って・・・って感じで。 みんなで考えたそうです。 「う〜ん、ブルース・リーと同じ事やっても勝てないな・・・・。」 「よし!李小龍が一発一発決めていくやり方なら、こっちは手数を増やそう!」 こうして生まれたのがマラソンファイトだそうで、走っては闘い走っては闘いの名シーンが生まれました。このファイトは第二弾「香港小教父」にも引き継がれています。下記記載。 しんどかったろうなぁ、この撮影。 倉田さんの名シーンである、壁に足をかけて建物を登るというのはこの映画です。
香港小教父 Little Godfather From Hong-Kong 無敵のゴッドファーザー/ドラゴン世界を征く ■ 「神龍半式闖江湖」パート2って事でほとんど同じキャストですが、 ローマロケを敢行しています。本作の醍醐味はローマロケです。これに決まりです。 お話は残念ながら面白くありません。陰惨でした、今回は。 だけど、ローマロケ。 なぜそれほどまでに口走るかというと、 『全部隠し撮り!!』 ローマの方々にじぇんじぇん許可を得てないんですね。 隠して隠して撮ってます。 そこがおもろい。 だからこそ、本当は撮影しちゃいけないような建物やシーンが一杯入ってます。そんなとこでクンフーするんですよ。物凄い違和感。 みんな普通の通行人やら観光客やらなんですが、 「なにやってんだ、こいつら??」 って感じでみんな見てます。嘲笑しあってます。 その中で真面目にクンフーしてます。 圧巻なのはローマ法王が有り難い説法を、物凄い群衆に向かってしているんですが (これって確か一切撮影禁止のはずじゃ・・・ TVでも見たこと無いぞ) その中で戦ってます。なんて不謹慎な撮影。 凄い群衆がみんな 「なにやってんだ、こいつら??」 って感じです。 本当に面白いところはやはり、 梁小龍v:s倉田のマラソンファイト第二弾ですね。 なんか突然トランプを取り出して投げつけてました、リャンに。
梅花椿大破方世玉 The Secret of the Shaolin Poles 少林寺マスター/少林寺舞扇拳 ■ この映画、オープニングの演舞シーンがメチャ格好いいっす! 音楽も最高!(パクりだけど) で、キャスト挙げてみて思うけど、意外に豪華なメンバーですよね、これ。 武術指導も劉三兄弟だし。 そう言えば空手の朴三姉妹といっぺん組み手してみたかった(超内輪話)。 後はまぁ、クンフーシーンがもし素晴らしい出来上がりだったら傑作になったかもなー・・・って感じ。 タイトルの梅花椿は“杭をたくさん打ち付けてその上に立ち、そこで戦って落ちたら死亡”の 試合形式の事で、その打ち付けた形が「梅の花」であるから梅花椿である。 非常に危険な撮影だったらしいが、そのおかげでスリルたっぷり手に汗握るアクションシーンが 誕生したわけではなく、おっかなびっくり及び腰のシーンに仕上がってしまったとさ。 せっかく神の足譚道良が出てるのに、びっこの役なので足技も披露しないのが不満。 倉田さんを倒した後に、張翼と戦うパターンも思いっきり前作「方世玉」とかぶる。そう言えば流石に孟飛のクンフーは成長してたが。 ほんで、テンテンちゃんの「キョンシーズ」覚えてますか? TVシリーズ放映もありましたね。 あれに“金おじいさん”って爺さんが出てくるんですが、実はこの作品に出てます金爺さん。 一瞬だけアップになるのではっきりと確認できます。わかるかな?
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