|
夏日情人 Summer Lover ■ うおおお・・・・!?一言で言うと、 典型的な罠に勝手に自分ではまった まず週刊少年ジャンプで人気を博した桂正和原作の漫画 「電影少女・ビデオガール」、実は全巻持ってたりする。そして物語のヒロイン「あいちゃん(ビデオガール)」大好きだったりする。 ↓ 李麗珍も大好きだったりする。 ↓ その李麗珍が「ビデオガール」に扮した映画があると知り、超興味! ↓ しかしオンラインショップで探すが、なぜか売ってない・・・ ↓ そんな時、新宿の某店でその作品と巡り会い! ↓ 給料日後ということもあり、勢いに乗って思わず入手!!そして観る!! ↓ あ、あれ〜?? はいはいはい。 本作は「電影少女」のまんまパクリです。変わったのはそれこそ「ビデオガール」じゃなくて「レーザーディスクガール」ぐらいのもんで、コミックス第一巻の「あいちゃんとのエピソード」全く持ってそのまんまのシーンが沢山出てきます。こんなもん監督いらんぞ。 で、その監督は高志森。許冠文(マイケル・ホイ)主演の 「ホンコン・フライドムービー」「ミスター・ココナッツ」等を 監督されている方です・・・ ってあれっ? 「ポルノまがいに似合わないのでは?」 そうっす。高志森さんの作風って、なんかこう家族愛を大切にするような「暖かい演出」が多くてとても下品にエッチシーンを連発する例えば 「SEX&禅」シリーズみたいなもんが撮れるのか? (「SEX&禅」シリーズは面白いですよ) ・・・撮れません。なので、本作は三級片ではなく二級片。(ちょっとエッチっすよってところか)だから本当にエッチ度で言っても、まさに原作程度(あっちは少年誌だったし)。 い、いやまぁ・・・ それは観る前から知ってたし、李麗珍も三級片に出る前の作品だから納得してやらん事もなきにしもあらずではございますが。 問題はそんなことではなく!! 李麗珍があいちゃんではなかった!!! ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!!!!(大袈裟) さらに言えば、映画の後半からしか出てこない!!! もげーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!!(さらに大袈裟) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ほなま、そろそろご紹介を。 主役は原作通り、天野あいちゃんと弄内洋太。 で、そのあいちゃんを演じているのが彼女、三級片からのし上がって成功した葉玉卿。 ↑本当のあいちゃんです。 なんでやねん!! 考えてもみぃ! あいちゃんは 男口調で自分の事「オレ」って言う おっぱいちっこい あっけらかんで、色気があんま無い ここらへんからしても、 李麗珍は 演技が非常に素っ気ない(それがかえってよし) おっぱい決して誇張できるものをお持ちではない うっふんあっはんと色気を出すキャラではない ばっちりやないけ!! ところがどうだ! 葉玉卿は 出で立ちからしてエッチである 巨乳を武器に映画界で成功した うっふんあっはんと色気を出すキャラではピカ一と言ってもいい ほらみろ!!はぁはぁ・・・・ 洋太くん? 本来眼鏡はかけていないのだが・・・ 原作では結局モテまくる主人公。キャラの性格付けというか、とにかくまんまパクってるシーンが多いので、洋太くんと同じ。でももうちょっと格好いい俳優さんを使ってほしかった・・・ (彼は張堅庭) に、に・・・・・新舞・・・・くん???これが??(画像右) 新舞クンというよりは 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のビフ・タネンに近いのですが。なんかほとんどセリフもなく、いつもバイクをすっ飛ばしてるだけ。 君のアイデンティティはどうなっているのかね? 莫少聰は原作での「伸子ちゃんを好きになる煩悩野郎」「第二部の主人公」などを ごっちゃにしてあるオリジナルキャラ(と思われる)で洋太の友人役。 後半、彼はつぶれだす。 もえみちゃん(周彗敏)。 まぁ合ってるのでよし。特に感想も無し。残念ながら原作での「もえみちゃんが洋太をエッチに誘惑」なんてシーンは無い。原作の序盤通り、お嬢様な活躍だけで終わる。なぜなら(後述) ↑本当のもえみちゃん。 この辺、原作と全く一緒。 「おっす!おら悟空!」?? ご丁寧にちゃんと「ドラゴンボールのテーマ」が流れます。 たまにはちゃんと許可取れよっ!! あのお方(もしくはお爺さん)。 とりあえず、これだけのキャラで映画は「原作まんま」にガンガン進む。 李麗珍は出てこない。VCDのDISK1が終わる頃には、ロレッタがあいちゃんじゃなかったどころか、「本当に出てくるのだろうか?」 という不安まで襲い出す・・・そのままDISK2に突入。 後半で莫少聰がビデオガールならぬレーザーディスクガールの秘密に気付く。っていうかヴェロニカあいが、いともあっさりと教えてる(教えるなっ)。 「ぐへへへオレも!」(誰だってそう思うわな) 莫少聰君に呼び出されて出てきたのが、 やっと登場!・・・しかし、これは!? うーん。でもなんか気分としては 「例えば、サッカー日本代表vsロシアの対戦とかで、前半日本が2失点をし、後半になってようやっとヒデが投入されたような感じ。」 もう2点取られたじゃん。 で、李麗珍の役が複雑(原作知ってるとなおさら)。 赤い髪のコスプレは、原作での「ビデオガール第二部」の主人公ビデオガール、桃乃恋である。 ←これが恋ちゃん。 でも第二部あまり人気にならず、すぐ終わりました。(原作は一部あい編、二部れん編と分かれています。) しかし、やってることは一部に出てくる悪ビデオガール舞ちゃん(あいちゃんを消す事が目的)である。 ←本当の舞ちゃん。 ・・・悪役かよっ!! まぁここまで来るとそれぐらいしか役が残ってないので(なんて悲しい)。 「愛なんて存在しない、あるのは肉欲だけよっ!」とばかりに、ロレッタ悪恋は莫少聰を肉体の門に誘います。今まで妄想していた性欲を一気に実現させていく莫少聰君。 何のパロディかわかる方はわかりますね。 予想通り、莫少聰君は腑抜けに。 でも誰だってこうなってしまいそう・・・・・・ あいちゃんへの想いに気付いた洋太君。 原作とは違い、いともあっさりと事が進み、 なんともえみちゃんは新舞くんと復縁(だからお嬢様な活躍だけで終わったんです)。 復縁してバイクでババーッ(えーっ!?!?) 再生時間の過ぎたレーザーディスクは止まり、あいちゃんとの感動の別れ! ここでオレが思ったことが一つ。 「葉玉卿って表情が崩れるとオバハンやなぁ・・・」 まぁこれは李麗珍さんにしても、あまり過ぎたことは言えないのですが。 しかしオレが全然感動してないのは、直前に「霍元甲」を観てたからだ!!・・・・・・じゃなくって、李麗珍じゃないからだ! 李麗珍は李麗珍で、ラストは愛に目覚め、テレビの中に消えていきます。 ラストは何故かヴェロニカあいが突如復帰。 どうも人間になったようで・・・・・・・・・・李麗珍の立場は!!!! 真面目な総評としては、 コメディとしては笑いの部分がイマイチだし、青春感動モノとしてもやっぱ乗り切れず、エッチ目的だとそれは原作程度(むしろ原作より低い)なので期待できずと、全体的に中途半端です。 やはり 「10分に一回クンフーアクションが展開」と同じノリで「10分に一回エッチっちが展開」にするか、あいちゃんと洋太の 「愛の経緯→感動の別れ」(要はドラマ部分)を丁寧に描けばよかったのにですね。
殺手天使 Killer Angels キラー・エンジェル〜戦慄の天使たち ■ 意外とアクションが面白い李賽鳳天使シリーズの番外編。 李賽鳳さん、敵役に劉家輝を迎えてなかなかのクンフーを本作でも披露しています。李賽鳳とリューの小さなロマンスなんかもあったりなんかして、それに嫉妬した高城富士美さんとの争いが見物です。 捜査のため、ナイトクラブにお水として潜入して唄ったり踊ったりする李賽鳳さんがとってもチャーミングです。 なんか、ホメまくってるみたいですが、あくまで李賽鳳さんの良かったとこ挙げてるだけ。昔雑誌「ロードショー」で、李賽鳳が水着を披露した際に、掲載写真にヘアがはみ出した写真が載ってしまったというエピソードがあったような・・・ 彼女じゃなかったっけ? しかし、李賽鳳はなんでアクション女優になろうと思ったのかな?
皇家師姐 YesMadam レディ・ハード 香港大捜査線 ■ 田俊、狄威、鐘發、太保、孟海などなど、お馴染みの面々が登場していつものノリ。そこにジャッキーやサモハンではなく、女ドラゴンの楊紫瓊とシンシア・ロスロックが登場してジャッキーばりに大暴れってのが本作。 さらには徐克や岑建勲といった当時香港映画を引っ張っていた映画人達が助演してます。 こんだけ舞台が作られりゃー、そりゃ面白くなきゃダメだわな。残念ながら作品自体の感想としては「まぁまぁ」。アクションはバッチリってとこか。 見所は言うまでもなくクライマックスの死闘。 団体戦から楊紫瓊VS鐘發、ロスロックVS狄威といった今考えれば夢のような組み合わせ対決が実現します。 それにしても狄威はやたらどの映画でも 「チンチン蹴られてる」印象が強いのだが。
|
|