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林小櫻たん。
香港の女優さんは殴り殴られ蹴り蹴られ。どの方もそれなりにアクションが出来ないと話になりません。(最近は違うけど)
ここではお気に入りの女優さんをはじめ、アクション女優さん達を紹介していきたいと思います。三級片(ポルノ・残酷描写のあるもの。)が混ざります。


最後勝利
Final Victory
最後勝利



李麗珍代表作の一つ。
個人的にも恐らくベスト。

ヤクザのボス(徐克)が刑務所に行くことになり、その間ボスの女ロレッタ(李麗珍)を弱気な舎弟エリック(曾志偉)が面倒見ることになるが、ダメダメ人間のエリックはロレッタに振り回されてばかり。しかし、そのうち二人の気持ちは接近し、遂に恋に落ちてしまう。
ボスの女に手を出して殺されるか?
ロレッタを諦めて舎弟に戻るか? 決断を迫られるエリック。
その時ロレッタは・・・・

ってな感じの内容。
まず、監督・譚家明のスタイリッシュな映像が独特の雰囲気を醸し出していて○。王家衛と決定的に違うのは、映像はマスターベーション的でも 話はわかりやすくしてあるところ。王家衛は映画的演出を全くしないからね。(本当にすんまへん。こんなこと言いながら脚本書いてるの王家衛その人でした・・・)
それとメインキャスター達がみんな、名演技。
徐克の貫禄ある演技も格好いいし(その前にあんたは役者じゃないけど)、 曾志偉のダメダメっぷりも相変わらずのうまさ。勿論、本作で私が心惹かれる事になる李麗珍の演技も素晴らしい。どの辺がって、無理に可愛い子ぶってないとこ。あくまで普通に こちらが観て可愛くもあり、ムカツキもする女の子を演じているんだもん。監督の意向だろうけどね。
李麗珍を知るにも作品そのものもお奨め出来る一作です。
ただ、冒頭から凄くとっつきにくいので最初は我慢が必要かも。

■CAST&STAFF
監督・美術 譚家明(パトリック・タム)
出演 曾志偉(エリック・ツァン)
李麗珍(ロレッタ・リー)
李殿朗(マーガレット・リー)
司馬燕
陳國新
金雷
古國華
徐克(ツイ・ハーク)
脚本 王家衛(ウォン・カーウァイ)
譚家明(パトリック・タム)
音楽 鍾定一
製作 潘廸生(ディクソン・プーン)
製作総指揮 岑建勲(ジョン・シャム)
制作年度 1987


夏日情人
Summer Lover


うおおお・・・・!?一言で言うと、
典型的な罠に勝手に自分ではまった

まず週刊少年ジャンプで人気を博した桂正和原作の漫画

「電影少女・ビデオガール」、実は全巻持ってたりする。そして物語のヒロイン「あいちゃん(ビデオガール)」大好きだったりする。
   ↓
李麗珍も大好きだったりする。
   ↓
その李麗珍が「ビデオガール」に扮した映画があると知り、超興味!
   ↓
しかしオンラインショップで探すが、なぜか売ってない・・・
   ↓
そんな時、新宿の某店でその作品と巡り会い!
   ↓
給料日後ということもあり、勢いに乗って思わず入手!!そして観る!!
   ↓
あ、あれ〜??

はいはいはい。
本作は「電影少女」のまんまパクリです。変わったのはそれこそ「ビデオガール」じゃなくて「レーザーディスクガール」ぐらいのもんで、コミックス第一巻の「あいちゃんとのエピソード」全く持ってそのまんまのシーンが沢山出てきます。こんなもん監督いらんぞ。
で、その監督は高志森。許冠文(マイケル・ホイ)主演の

ホンコン・フライドムービー」「ミスター・ココナッツ」等を 監督されている方です・・・
ってあれっ? 「ポルノまがいに似合わないのでは?」
そうっす。高志森さんの作風って、なんかこう家族愛を大切にするような「暖かい演出」が多くてとても下品にエッチシーンを連発する例えば

「SEX&禅」シリーズみたいなもんが撮れるのか? (「SEX&禅」シリーズは面白いですよ) ・・・撮れません。なので、本作は三級片ではなく二級片。(ちょっとエッチっすよってところか)だから本当にエッチ度で言っても、まさに原作程度(あっちは少年誌だったし)。
い、いやまぁ・・・
それは観る前から知ってたし、李麗珍も三級片に出る前の作品だから納得してやらん事もなきにしもあらずではございますが。
問題はそんなことではなく!!

李麗珍があいちゃんではなかった!!!
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!!!!(大袈裟)
さらに言えば、映画の後半からしか出てこない!!!
もげーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!!(さらに大袈裟)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ほなま、そろそろご紹介を。
主役は原作通り、天野あいちゃんと弄内洋太。

で、そのあいちゃんを演じているのが彼女、三級片からのし上がって成功した葉玉卿。

↑本当のあいちゃんです。
なんでやねん!! 考えてもみぃ!

あいちゃんは
男口調で自分の事「オレ」って言う
おっぱいちっこい
あっけらかんで、色気があんま無い

ここらへんからしても、

李麗珍は
演技が非常に素っ気ない(それがかえってよし)
おっぱい決して誇張できるものをお持ちではない
うっふんあっはんと色気を出すキャラではない

ばっちりやないけ!! ところがどうだ!

葉玉卿は

出で立ちからしてエッチである
巨乳を武器に映画界で成功した
うっふんあっはんと色気を出すキャラではピカ一と言ってもいい

ほらみろ!!はぁはぁ・・・・


洋太くん?
本来眼鏡はかけていないのだが・・・
原作では結局モテまくる主人公。キャラの性格付けというか、とにかくまんまパクってるシーンが多いので、洋太くんと同じ。でももうちょっと格好いい俳優さんを使ってほしかった・・・ (彼は張堅庭)

に、に・・・・・新舞・・・・くん???これが??(画像右)
新舞クンというよりは

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のビフ・タネン
に近いのですが。なんかほとんどセリフもなく、いつもバイクをすっ飛ばしてるだけ。

君のアイデンティティはどうなっているのかね?
莫少聰は原作での「伸子ちゃんを好きになる煩悩野郎」「第二部の主人公」などを ごっちゃにしてあるオリジナルキャラ(と思われる)で洋太の友人役。 後半、彼はつぶれだす。

もえみちゃん(周彗敏)。
まぁ合ってるのでよし。特に感想も無し。残念ながら原作での「もえみちゃんが洋太をエッチに誘惑」なんてシーンは無い。原作の序盤通り、お嬢様な活躍だけで終わる。なぜなら(後述)

↑本当のもえみちゃん。


この辺、原作と全く一緒。

「おっす!おら悟空!」??
ご丁寧にちゃんと「ドラゴンボールのテーマ」が流れます。
たまにはちゃんと許可取れよっ!!

あのお方(もしくはお爺さん)。

とりあえず、これだけのキャラで映画は「原作まんま」にガンガン進む。
李麗珍は出てこない。VCDのDISK1が終わる頃には、ロレッタがあいちゃんじゃなかったどころか、「本当に出てくるのだろうか?」 という不安まで襲い出す・・・そのままDISK2に突入。

後半で莫少聰がビデオガールならぬレーザーディスクガールの秘密に気付く。っていうかヴェロニカあいが、いともあっさりと教えてる(教えるなっ)。
「ぐへへへオレも!」(誰だってそう思うわな)
莫少聰君に呼び出されて出てきたのが、

やっと登場!・・・しかし、これは!?

うーん。でもなんか気分としては
「例えば、サッカー日本代表vsロシアの対戦とかで、前半日本が2失点をし、後半になってようやっとヒデが投入されたような感じ。
もう2点取られたじゃん。

で、李麗珍の役が複雑(原作知ってるとなおさら)。
赤い髪のコスプレは、原作での「ビデオガール第二部」の主人公ビデオガール、桃乃恋である。
←これが恋ちゃん。
でも第二部あまり人気にならず、すぐ終わりました。(原作は一部あい編、二部れん編と分かれています。)
しかし、やってることは一部に出てくる悪ビデオガール舞ちゃん(あいちゃんを消す事が目的)である。
←本当の舞ちゃん。

・・・悪役かよっ!!
まぁここまで来るとそれぐらいしか役が残ってないので(なんて悲しい)。

「愛なんて存在しない、あるのは肉欲だけよっ!」とばかりに、ロレッタ悪恋は莫少聰を肉体の門に誘います。今まで妄想していた性欲を一気に実現させていく莫少聰君。

何のパロディかわかる方はわかりますね。

予想通り、莫少聰君は腑抜けに。
でも誰だってこうなってしまいそう・・・・・・

あいちゃんへの想いに気付いた洋太君。
原作とは違い、いともあっさりと事が進み、
なんともえみちゃんは新舞くんと復縁(だからお嬢様な活躍だけで終わったんです)。

復縁してバイクでババーッ(えーっ!?!?)

再生時間の過ぎたレーザーディスクは止まり、あいちゃんとの感動の別れ! ここでオレが思ったことが一つ。
葉玉卿って表情が崩れるとオバハンやなぁ・・・
まぁこれは李麗珍さんにしても、あまり過ぎたことは言えないのですが。
しかしオレが全然感動してないのは、直前に「霍元甲」を観てたからだ!!・・・・・・じゃなくって、李麗珍じゃないからだ!

李麗珍は李麗珍で、ラストは愛に目覚め、テレビの中に消えていきます。

ラストは何故かヴェロニカあいが突如復帰。
どうも人間になったようで・・・・・・・・・・李麗珍の立場は!!!!


真面目な総評としては、
コメディとしては笑いの部分がイマイチだし、青春感動モノとしてもやっぱ乗り切れず、エッチ目的だとそれは原作程度(むしろ原作より低い)なので期待できずと、全体的に中途半端です。
やはり 「10分に一回クンフーアクションが展開」と同じノリで「10分に一回エッチっちが展開」にするか、あいちゃんと洋太の
「愛の経緯→感動の別れ」(要はドラマ部分)を丁寧に描けばよかったのにですね。


■CAST&STAFF
監督 高志森(クリフトン・コウ)
出演 葉玉卿(ヴェロニカ・イップ)
張堅庭(アルフレッド・チョン)
李麗珍(ロレッタ・リー)
莫少聰(マックス・モク) 
周彗敏(ヴィヴィアン・チャウ)
黄霑(ジェームス・ウォン)
黄光亮 
羅素
方保羅
音楽 李漢金
温浩傑
脚本 張肇麟
馬偉豪
谷徳昭(ヴィンセント・クック)
策劃 馬偉豪
製作 干仁泰(ロニー・ユー)
高志森(クリフトン・コウ)
制作 李永洪
製作総指揮 羅傑承
制作年度 1992

殺手天使
Killer Angels
キラー・エンジェル〜戦慄の天使たち



意外とアクションが面白い李賽鳳天使シリーズの番外編。
李賽鳳さん、敵役に劉家輝を迎えてなかなかのクンフーを本作でも披露しています。李賽鳳とリューの小さなロマンスなんかもあったりなんかして、それに嫉妬した高城富士美さんとの争いが見物です。
捜査のため、ナイトクラブにお水として潜入して唄ったり踊ったりする李賽鳳さんがとってもチャーミングです。
なんか、ホメまくってるみたいですが、あくまで李賽鳳さんの良かったとこ挙げてるだけ。昔雑誌「ロードショー」で、李賽鳳が水着を披露した際に、掲載写真にヘアがはみ出した写真が載ってしまったというエピソードがあったような・・・ 彼女じゃなかったっけ?
しかし、李賽鳳はなんでアクション女優になろうと思ったのかな?
■CAST&STAFF
監督・製作 魯俊谷
出演 李賽鳳(ムーン・リー)
劉家輝(リュー・チャー・フィ)
元紅
梁家仁(リャン・カー・リャン)
戴志偉
劉少君
高城富士美
苑瓊丹
成奎安(シン・フイオン)
呉孟達(ン・マンタ)
武術指導 徐發
脚本 司徒安
音楽 鄒少林
製作 郭南宏(ジョセフ・クオ)
制作 李旭馨
張東華
製作総指揮 羅嘉甫
張従龍
制作年度 1989


皇家師姐
YesMadam
レディ・ハード 香港大捜査線



田俊、狄威、鐘發、太保、孟海などなど、お馴染みの面々が登場していつものノリ。そこにジャッキーやサモハンではなく、女ドラゴンの楊紫瓊とシンシア・ロスロックが登場してジャッキーばりに大暴れってのが本作。
さらには徐克や岑建勲といった当時香港映画を引っ張っていた映画人達が助演してます。
こんだけ舞台が作られりゃー、そりゃ面白くなきゃダメだわな。残念ながら作品自体の感想としては「まぁまぁ」。アクションはバッチリってとこか。
見所は言うまでもなくクライマックスの死闘。
団体戦から楊紫瓊VS鐘發、ロスロックVS狄威といった今考えれば夢のような組み合わせ対決が実現します。
それにしても狄威はやたらどの映画でも 「チンチン蹴られてる」印象が強いのだが。

■CAST&STAFF
監督 元奎(ユン・ケイ)
出演 楊紫瓊(ミシェール・ヨー)
シンシア・ロスロック
徐克(ツイ・ハーク)
岑建勲(ジョン・シャム)
孟海(マン・ホイ)
田俊(ジェームス・ティエン)
鐘發(チュン・ファット)
黄錦〔炎木〕(メルヴィン・ウォン)
太保(タイ・ポー)
狄威(ディック・ウェイ)
沈威
郭軍城
程守一
陳敬
午馬(ウー・マ)
樓南光(ビリー・ロー)
陳國新
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
呉耀漢(リチャード・ウン)
エディ・マハー
米奇
銭良
呉漢強
日本仔
呉海添
陳果
白骨
何柏光
石中玉
江浪
關雪麗
マイケル・ハリー
林威(デビッド・ラム)
武術指導 元奎(ユン・ケイ)
孟海(マン・ホイ)
脚本 黄炳耀(バリー・ウォン)
音楽 戴樂民
策劃 午馬(ウー・マ)
史姜儀
製作 岑建勳(ジョン・シャム)
洪金寳(サモ・ハン・キンポー)
制作年度 1985


皇家戰士
Royal Warriors
皇家戦士



もしかしたらこれが最後の真田アクションか?
日本の刑事・真田と香港警察の楊紫瓊が手を組んで悪役3人組を倒すといったもの。
あれ?そんだけ?
ただ、脇を固める人もなかなか豪華で楊紫瓊の部下に王敏徳。悪役3人組には陳惠敏、林威、白鷹と新旧悪役揃い踏みといった感じです。
個人的な印象として前半単なる「恐がりのおっさん」だった白鷹が、 「凶暴なおっさん」になる過程において、正直、恐怖感圧倒感が全くなく本当に凶暴になっただけの印象が強く、そこが残念。
■CAST&STAFF
監督 鍾志文(デビッド・チャン)
出演 楊紫瓊(ミシェール・ヨー)
真田広之
白鷹(パイ・イン)
王敏徳(マイケル・ウォン)
陳恵敏(チャーリー・チャン)
林威(デビッド・ラム)
金興賢
秦沛(ポール・チュン)
蕭コ虎
仁和令子
武術指導 孟海(マン・ホイ)
脚本 曾謹昌
音楽 羅廸
製作 潘廸生(ディクソーン・プーン)
制作年度 1986


超級計劃
プロジェクトS

プロジェクトS(字幕スーパー...ONCE A COP
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ポリス・ストーリー3」の外伝的作品。
監督も唐李禮ということで、思わず期待してしまったのだが、「ポリス・ストーリー3」にあった抜群のテンポの良さが、本作の場合、楊紫瓊と于榮光のラブロマンスを絡めてしまった為もあってか失われている点が非常に残念。ゆえにアクションもブツ切りになっている印象。いや勿論、唐李禮監督ですから凄いアクション演出ではあるんですけれども。
ジャッキーと曾志偉の出演シーンの撮影予定が遅れて、なかなか作品が完成しなかったと言われているが、シーン自体が蛇足。
■CAST&STAFF
監督・武術指導 唐李禮(スタンリー・トン)
出演 楊紫瓊(ミシェール・ヨー)
于榮光(ユー・ロー・グァン)
周華健(エミール・チョウ)
朱茵(アテナ・チュウ)
樊少皇
董驃(トン・ピョウ)
狄威(ディック・ウェイ)
大島由加里
林保怡
張同祖(ジョセフ・チェン・ツン・ジョ)
火星(マース)
成龍(ジャッキー・チェン)
曾志偉(エリック・ツァン)
脚本 唐李禮(スタンリー・トン)
邵麗瓊
音楽 魯世傑
製作 董韻詩(バービー・トン)
蘇孝良
制作年度 1993


都市猟人
都市猟人/ミッシングマン



なんというか、推理サスペンスとでも言おうか。

若奥様(王祖賢)の旦那(萬梓良)が行方不明になる。
その後、若奥様の知人達が何者かに惨殺されていく。そんなとき旦那様が帰ってくる。しかし、若奥様は旦那の奇妙な行動から別人ではないかと思い出す・・・ 謎の殺人鬼の殺しは止まない。さて、真の犯人は・・・

って感じ。下手な説明ごめん。
冒頭から「うわー、これは見るの辛いなー」と思って、それこそ5年以上観ていませんでした。なんとなくこの前ボーッと観てたら結構面白かった。
明らかに監督がサディスティックで、王祖賢を虐めにかかる演出ばっかりしています。萬梓良が無茶苦茶で、王祖賢の目の前で小便するわ殴るわ蹴るわクビ絞めるわ、挙げ句にナイフで襲いかかるわで、ジョイさん騒ぎまくり。 これを監督の趣味と言わずして・・・いや監督の趣味だ。
でも、香港映画にしては珍しく話が読みにくく、二転三転するのでその辺が面白いです。結構、いいんじゃないかな。

■CAST&STAFF
監督 葉天行
出演 王祖賢(ジョイ・ウォン)
萬梓良(アレックス・マン)
呉家麗(ン・ガーライ)
方剛
羅蘭(ロー・ラン)
曹達華(チョウ・ダッワー)
黎明(レオン・ライ)
武術指導 元彬
脚本 方源盛
葉天行
音楽 鄒少林
製作 張榮華
方源盛
制作年度 1989


中華武術
This is Kung Fu
ドキュメント・燃えよカンフー



タイトル通り、ドキュメントのクンフー紹介映画。
もういろんな拳法が見れます。素手での演舞はもちろん、様々な武器を使った演舞、そして気功術まで。ただ、ドキュメントなので話の盛り上がりというのは当然無く淡々と進みます。
李連杰が若い若い時の演舞が見られるのは、ファンにとってはとても貴重でしょう。

少林寺2」からもハイライトが挿入されています。
で、ですねー
なんでこれがレディ・コーナーに書いてあるかというとですね、蛇拳の演舞を女性がですね、全身なんか緑の新体操タイツでして、なぜか洞窟の中でするわけなんですよ。ほんでもって、照明の当たり具合の問題だと思うんですけど、どう見たって、
お尻が丸見えっ
・・・なんですね、間違いなく。
初見ではちょうど思春期に入りかけの年頃ということが手伝って、
結構 「これが性の開花かなぁ?」 なんて思ってたりします。

■CAST&STAFF
監督 仲義
出演 李連杰(ジェット・リー)
黄秋燕(ホアン・チュウ・イェン)
干海(ユエ・ハイ)
胡堅強(フー・チェン・チァン)
邱建國(チュウ・チェン・クォ)
制作年度 1982


天使行動
Angel
天使行動



これの西条秀樹、誰かもっと誉めてやって〜
本当にいきなりアクション女優になった李賽鳳、それに功夫とは無縁の西条秀樹を主役に迎えて、よくここまでのアクション映画が作れたなとまずその辺感心した。
いかにもB級らしく、話は簡単適当な感じだが、大島由加里の過激な悪役ぶり、久しぶりの黄正利の活躍もあって、アクション観てるだけでも面白い。 李賽鳳ちゃんと秀樹の長いキスシーンはともかくとしても、ラスト、由加里ちゃんVS李賽鳳の対決は女性ベストバウトに堂々数えられる凄まじさ。
その昔、某雑誌で秀樹が 「必要以上にスタントを自分自身でやらされて、何度も降りようと思った」 と言ってた。秀樹にはスタントマン使ってやれよ。
エンジェルスのボス、姜大衛が正に全盛期の近藤正臣的出で立ち、立ち振る舞いで気持ちいい程のキザっぷりを発揮している。

■CAST&STAFF
監督・脚本 胡珊(テレサ・ウー)
出演 李賽鳳(ムーン・リー)
西条秀樹
黄正利(ホアン・チョン・リー) 
大島由加里
呂少玲(エレイン・ルイ)
姜大衛(デビッド・チャン)
楊羣
王侠
高雄(エディ・コー)
方中信(アレックス・フォン)
戴志偉
林靜
黄靖華
江島
龍天生
劉崇峰
武術指導 梁小熊
黎繼明
音楽 魯世傑
制作年度 1987


天使行動之二火鳳狂龍
Angel2
天使行動2



第1弾では脇役だった方中信が主役級に昇格しての第2弾。
まぁ原因は秀樹が「命懸けいや〜ん」 と出演拒否したこと(そりゃそうだろ)にあると思われる。姜大衛も出演していない。

方中信がエンジェルスを引き連れて友達の所へ訪ねた所、その友達の1人が私設軍隊を組織、国際テロを画策していた事を知ってしまい、エンジェルスVS私設軍隊・・・

ってな感じ。
最初に指令を受けていたわけではないので、エンジェルスの出動動機が弱い。それと、友達で軍隊のボスにエンジェルスの呂少玲が惚れてしまう展開になるが、何故これが李賽鳳じゃないのか?おかげで一番主役のはずの李賽鳳が一番活躍する動機に欠けてしまう
とはいえ、李賽鳳がとーーーっても高い木から大ジャンプなど(これ凄いよな)、アクションには観るべきものがあり、そのアクションだけ追っていけばなかなか楽しめる。

■CAST&STAFF
監督・脚本 胡珊(テレサ・ウー)
出演 李賽鳳(ムーン・リー)
呂少玲(エレイン・ルイ)
陳庭威
方中信(アレックス・フォン)
蕭玉龍
賀雲娜
李青霞
武術指導 唐李禮(スタンリー・トン)
制作年度 1988


女學生與流氓鬼
ゴーストパワーを持つ少女



「別に面白くないじゃん」
と言われれば、全く反論できないっぽい雰囲気満載なのだが、なぜかちょっと推したい気分の作品。ただし確かに一回観れば充分かな。

ドジな女子大生で探偵事務所の助手を務める林小樓ちゃんが、殺されたヤクザ(羅鋭)の霊に取り憑かれてしまう。最初は滅茶苦茶嫌がっていた林小樓ちゃんだったが(そりゃそうだ)、やがてはヤクザの協力を得て、精神的にも肉体的にも強くなり、2人には恋が芽生え・・・っぽいような・・・・
ヤクザを殺した真の犯人を見つけだす・・・・

黒縁メガネのブス子ちゃんが、メガネが取れたら
「きらりん美人(目ん玉★☆〜)」
という典型的な展開
だが、女子大生扮する林小樓がこの作品に出るまでの出演作品、全部男役(桃太郎)なので、
女の子女の子なリンちゃんは、どんなもんだろう?
ってそれだけで興味が湧いた。
全編を通して気弱に振る舞っているのも特筆。似合ってないが。
お風呂シーンや着替えシーンといったきわどいセクシー・・・・
い、いや観てみればわかるがセクシーシーンとは言い難いシーンもある。
豪快な演技でヤクザを演じる羅鋭さんも、なんか何の迷いもなく気持ち良く演じていて素敵。

ラストシーンは読めすぎ。 せめてもっと違う展開を考えて欲しかった。

■CAST&STAFF
監督 荘胤建
出演 林小樓(リン・シャオ・ロウ)
羅鋭(アレクサンダー・ルー)
常山
制作年度 1989


新桃太郎 港譯:捉鬼雜牌軍
新桃太郎



はいはいはい。
日本でもTV放映されてなかなか話題になりましたね。何せ扱っているのが、日本の昔話なのですから。中国にもこういった昔話は山ほどあるのに、わざわざ日本から持ってくるのも不思議ですけど。

元気一杯の林小樓ちゃん桃太郎が初々しい、そこが一番魅力のアクション映画です。そういえばテンテンも出てます。
アクションそのものも「香港へ右に習え!」の殺陣ではございますが、まぁまぁなかなかのもんでございました。

■CAST&STAFF
監督 陳俊良
趙中興(チュー・チュン・ヒン)
出演 林小樓(リン・シャオ・ロウ)
劉致[女予](リュー・ツー・イー)
黄仲裕
尤美方
張復建
金塗(キン・トー)
武術指導 趙家班
脚本 姚慶康
主題歌 千年的神話-娃娃(金智娟)
製作 林和平
制作年度 1987


勇闖江湖
Heroic Fight
ドラゴン・キッド/少女戦士'88



一応、林小樓ちゃんが女の子の役ではあるけども、ショートカット髪型かつラブロマンスなシーンなど微塵も無いので、思いっきり少年っぽい感じ。
まぁそこが可愛い・・・・・のか?

とにかく林小櫻様に色気どころか女っ気の欠片も無いところが凄い。唯一、新ボス任命式でチャイナ服及び化粧をして出てきた時は女らしさが垣間見えたが、他は例えば劇中で女の子が林小櫻様を「お兄ちゃん」と勘違いするのだが、観てるこっちも言われなきゃ勘違いしそうなぐらい兄ちゃんである。

ほんとよくこのような別嬪さんになったもんだなぁ

映画制作の特撮チームを運営している袁祥仁ファミリー(林小樓は長女かな)が、元マフィア組織のドンの娘を助けた事によって、組織の跡目争いに巻き込まれてしまう。袁祥仁ファミリーは特撮チームの技術を駆使して、対抗組織と真っ向から対決・・・

マフィアと表現はしているが、実際は頼りなさそうな眼鏡のお爺ちゃんがボスで、今まで悪いことしてたとは到底思えない。まぁ、それはいいんだが。マフィアに対する、袁祥仁ファミリーが何しろ屈強で、袁祥仁本人はメチャ強いし、林小樓ちゃんは

プロジェクトA」の自転車アクションを披露しながら(まぁパクりだが)、搭載されたロケットランチャー、含み針その他いろいろの凶器をマフィア子分にボコボコぶちかましぶち殺しで爽快・・・
でも終身刑だと思う)。
勿論、素手でもお得意のクンフー炸裂でバッタバタ。狄威にはクンフー・ロボットという卑怯な手段を使って攻撃を加えるなど 最早、
袁祥仁ファミリーの方が

「ヤッターマン」の敵3人組みたいに

だいたい、ボスのお爺ちゃんが狄威に 「目をかけて」やってれば事件は起きなかったわけで、最後に袁祥仁ファミリーの餌食になるのが可哀想なぐらい。 ラストは狄威を吊したまま、全てを笑いで済まそうと強引に終劇。

さすがあの「バカ拳」を撮った監督の作品じゃ。良い意味でも悪い意味でも。

ちなみにジャッキーリストにあるのは何故かと言うと、袁祥仁ファミリーのハウスにジャッキーのポスターが貼ってあるから。そんだけ。

■CAST&STAFF
監督・脚本 趙中興(チュウ・チュン・ヒン)
出演 林小樓(リン・シャオ・ロウ)
袁祥仁(コリー・ユアン)
狄威(ディック・ウェイ)
李國修
文英
李影
李敏郎
林光榮
常山
揚雄
林武仁
武術指導 趙家班
音楽 席裕龍
策劃 余為彦
製作 許麗華(シュー・リー・ホワ)
製作総指揮 羅維(ロー・ウェイ)
制作年度 1987


慾女
Iron Sister



うぐぐ・・・どうレビューするのだ、これは・・・
とりあえずこれはジャッキー

ゴージャス」に出演時期の彼女の「最後の三級片」と言われている作品で、っていうか、
ジャッキーと共演してる時に君、三級片出るかぁ?
(いや、それがこちらとしては嬉しい限りではございますゆえ舒淇姫様)とすれば、張國榮との共演作

「色情男女」(これも三級片)のように
「三級片だけど脚本がいいからOKなの♪えへっ♪」
ってところなんだろうか? (しかし、ハートマークが未だに機種依存文字なのが嫌だな、おかげで四分音符)

んじゃ、ストーリーは推測概要になるけど、
「日本に攻め込まれた動乱の時代、日本軍の偉いさんの女を寝取ったところからケンカになり、過失で偉いさんを殺してしまった日本司令官(樓学賢)が、逃げまどって舒淇が住む農村にかくまわれる。んだけど、農村が日本軍に攻め込まれた時、日本の司令官なので、やむを得ずか、バリバリ殺る気かわからんが、司令官が舒淇の恋人を殺してしまう。ほんでもって、
樓学賢vs舒淇・・・勝敗の行方は・・・」

ってところ。
アホみたいないつもの表現スマヌ。

のっけから重〜いストリングスのくら〜いBGMで始まって、
「えっ?えっ?えっ?」 って感じだったけど、最後までそんなくら〜い感じ。 ただ、この映画のウリってのはたぶん
「スーチー姫すっぽんぽん」
「中国の広大な美しい農村風景」
「脚本」

だと思う。だからこれも「無名小卒」と同じになっちゃうけど、ちゃんと翻訳を読めば評価すべき作品なのかもしんない。


「もののけ姫」の冒頭みたいな美しい風景(あっちはアニメだが)

スーチー姫の濡れ場は一回だけ。(代わりに別のおねたまがやりますが) ただ、むしろ無理にそれをウリにする必要があったのかな?というか、
濡れ場自体、別に必要無かったのでは?
と現時点では思われる。カラミになる前の水浴びのシーンは理解できる。到底、水着持ってるわけないし、水浴びしたいんだったら裸しかないからね。 でもカラミは無理にいらないよなぁ・・・
俺が監督だったらソレとわかるだけにしとくけど。まぁこの辺のサービス精神が香港の生理か・・・そうだよな、ジャッキー。

ひめたま〜

でぃっ、狄威だ!?
頭が涼しくなりましたね〜、確かに若い時から気配はあったね〜
年食ってることに関しては、観てるこっちも年食ってきてるので、責めないでおこう。勿論クンフーはしません。スーチーの父ちゃん役でいいのかな?

ラストはスーチー姫が弓で日本軍と戦います!
この辺が「慾女(アイアン・シスター)」ってところでしょう。

うむ・・・まぁ、
スケベ目的なら買うな
ってとこかな。素直にスーチー目的なら・・・うーん・・・・・・
他にも面白そうなの一杯ありそうだしなぁ・・・任せます。
俺はスーチー大好きなので、買って損した程ではないけど(どっちみち全部ほしいし)、スーチー嫌いなら迷わず買うな。
ラストはごっつ後味悪いよ。

■CAST&STAFF
監督 葉鴻偉
出演 舒淇(スー・チー)
樓学賢(ジャクソン・ルー)
劉明〔女亭〕
洪建榮
狄威(ディック・ウェイ) 
脚本 何國彦
葉鴻偉
製作 李耀庭
製作総指揮 楊素美
制作年度 1999
 
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