ブルース・リーとブルース・リーのつもり

作品のここが凄いとか、ブルース・リーのアクションがどうとかは言い尽くしているので、
ここでは出来るだけ裏話に徹しよう


唐山大兄
The Big Boss
ドラゴン危機一発
監督 羅維(ロー・ウェイ)
出演 李小龍(ブルース・リー)
衣依(マリア・イー)
田俊(ジェームス・ティエン)
韓英傑(ハン・イェン・チェ)
劉永(トニー・リュウ)
李昆(リー・クン)
林正英(ラム・チェン・イン)
金山
馬麗蓮
陳着
陳會毅(チェン・フォン・イー)
植櫂昌
杜家〔木貞〕
陳龍
苗可秀(ノラ・ミャオ)
武術指導 韓英傑(ハン・イェン・チェ)
音楽 願嘉輝(ジョセフ・クオ)
製作 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1971

冒頭の売り子に後に、
李小龍映画のヒロイン常連になる苗可秀がゲスト出演している。
本作だけは武術指導が李小龍本人ではなく、敵役を演じている韓英傑
なので、李小龍が嫌がるトランポリンを使ったアクション(胡金銓映画につきもんのやつ)が
使われている。苗可秀は胡金銓映画お付きの武術指導家で、
「龍門客機」「侠女」等の名作を武術指導した。敵役でも出演している。
徐克の「スウォーズマン」で宦官の敵役に扮したのを最後に81歳で他界している。
当初、本作は李小龍は主演ではなかったらしい、田俊
結局、殺されて凍り詰めにされる可哀想な役に終わったが、映画の前半を見ていると
主演のように扱われている。李小龍の迫力に圧倒されて、
急遽主演に変更したのだろう。
田俊・・・李小龍では本作、「精武門」「死亡遊戯」、
ジャッキーでは「龍拳」「拳精」「笑拳怪招」等々と二人のスターの脇役常連である
詠春拳の達人。
実は若き日の林正英も出ている。
凄いアゴのアップで。
本作ではベッドシーンがあるが、
なぜか知らんが李小龍の全裸シーンはカットされた。
欧米ではラストのボスに指を突き刺すシーンが残酷だということで、カットされた。
李小龍のアクション以外は見物は少ないか。そのアクションも少ないし。
バージョンがたくさんあり、後で李小龍の怪鳥音を重ね合わせたものもある。



精武門
Fist Of Fury
ドラゴン怒りの鉄拳

監督 羅維(ロー・ウェイ)
出演 李小龍(ブルース・リー)
苗可秀(ノラ・ミャオ)
橋本力
田豊(ティエン・ファン)
田俊(ジェームス・ティエン)
劉永(トニー・リュウ)
衣依(マリア・イー)
韓英傑(ハン・イェン・チェ)
李昆(リー・クン)
魏平澳
黄宗迅
劉榮
金山

馮穀(フォン・イー)

羅維(ロー・ウェイ)
ロバート・ベーカー
勝村淳
李英麒
陳福慶
陳龍
元華(ユン・ワー)
元奎(ユン・ケイ)
呉才明(ウー・サイ・ミン)
林正英(ラム・チェン・イン)
成龍(ジャッキー・チェン)
武術指導 李小龍(ブルース・リー)
音楽 願嘉輝(ジョセフ・クオ)
製作 劉亮華
製作総指揮 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1971

●そういえば本作は実話か伝説か知らないが、元の原作がある。
本作でいきなり死んでる師匠「元甲」の話で、本作はその外伝なのかなぁ。よくわからん。
「唐山大兄」の大ヒットで権力を持った李小龍は本作で武術指導を強行。
監督の羅維とも相当やり合ったそうだ。
当初、敵役の日本人を倉田保昭が演じる予定でいたが(李小龍の知人だし)、
ライバル会社のショウ・ブラザーズの看板俳優だったため実現しなかった。
(個人的に残念)
「お詫びに」と倉田が李小龍に渡したヌンチャクが、ヌンチャク・アクションの始まりである。
とすると倉田さんが発祥の地か。

これも、芸者がなぜかストリップするシーンがあったが、日本公開版ではカットされた。
確かにスチール写真を見た限りでもあまりに馬鹿馬鹿しい。
元華(ユン・ワー)スタントダブルやったし役もらえた
殴られ役で呉明才、林正英、元奎らが出演している。

ラスト敵役の日本人が吹っ飛ばされるシーンがジャッキーのスタントであることは有名

李小龍に絶賛されて有頂天だったそうだ。
その後、二人で一緒にボーリングしたともジャッキー本人が言っていた。
もの凄いツーショット。
世間的に「燃えよドラゴン」が代表作とされているが、
個人的にはこっちがベスト。




猛龍過江
The Way of The Dragon
ドラゴンへの道

監督・脚本・製作 李小龍(ブルース・リー)
出演 李小龍(ブルース・リー)
苗可秀(ノラ・ミャオ)
チャック・ノリス
ボブ・ウォール
黄仁植(ウォン・イン・シク)
劉永(トニー・リュウ)
小麒麟(ユニコーン・チャン)
金帝(チィン・ティ)
魏平澳
劉榮
陳福慶
金金
胡美
陳炳熾
黄宗迅(ウォン・シンシン)
武術指導 李小龍(ブルース・リー)
小麒麟(ユニコーン・チャン)
音楽 願嘉輝(ジョセフ・クオ)
製作総指揮 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1972

◆まず「精武門」でも音楽を担当した願嘉輝作曲のメインテーマがかっこええ。
苗可秀がヒロインになっているが当初、苗可秀さんは王羽主演の「冷面虎」の
ヒロインとしてそっちの撮影で暇など無かったのだが、李小龍が無理矢理呼んだ。
わがままやなぁ。
劇中では誘惑する娼婦に戸惑って逃げ出す好青年を演じながら、
撮影には愛人を連れまわしていたらしい。昔のスターは違うなぁ。
この話なんだが、よく考えると平和にショバ代払って経営していたレストランが、
香港から来た1人の田舎者のおかげで、店は潰され従業員は殺され、店長も殺され、
遠くから来た空手の先生まで殺されと、大量虐殺にあって田舎者は去っていくという

悪魔の帰り道のようなお話
である。どこがヒーローやねん。
チャック・ノリスとのコロシアムでの対決はもはや伝説やな。
-------------------------------------------------------------------------------
以下、「音楽 李小龍とは?」といった私の質問に対してfake様より頂いた書き込みです

調べました 投稿日 : 2003年6月18日<水>02時45分  
一応手持ちのブルース本は一通り調べました が、音楽監修というのが本当のところのようです。
ただし録音現場にまで立ち入り細かく指示 を出したようで、
音楽に関してもブルースの意 思が統一はされているみたいです。
以前に譜面を用意していた・・・というような記事も読んだような気がしていたのですが、今回は発見出来ませんでした。
----------------------------------------------------------------------



龍争虎門
Enter The Dragon
燃えよドラゴン

監督 ロバート・クローズ
出演 李小龍(ブルース・リー)
ジョン・サクソン
ジム・ケリー
ボブ・ウォール
石堅(シー・キェン)
劉永(トニー・リュウ)
アーナ・カプリ
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
楊斯(ヤン・スエ)
喬宏(ロイ・チャオ)
鐘玲玲(ベティ・チェン)
茅瑛(アンジェラ・マオ)
董[王韋](トン・ワイ)
元華(ユン・ワー)
太保(タイ・ポー)
唐偉成
林正英(ラム・チェン・イン)
孟海(マン・ホイ)
宋錦成
陳會穀(チェン・フォン・イー)
成龍(ジャッキー・チェン)
呉明才(ウー・ミンサイ)
元彪(ユン・ピョウ)
武術指導 李小龍(ブルース・リー)
林正英(ラム・チェン・イン)
脚本 マイケル・オーリン
音楽 ラロ・シフリン
製作 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
フレッド・ワイントローブ
制作年度 1973

◆クンフー映画の金字塔。

燃えよドラゴンの変な楽しみ方

実の多くの香港映画人、特に後に香港映画を動かしていく人達がたくさん出ている映画である。
この映画が恐らくその辺、No.1であろう。 ちょっと今回は友達が
「そのような楽しみ方を頼みに来た」
と仮定して変な物語紹介をしてみたりしよう。

知ってる人ほどつまらない文章です。その点はご了承ください。

 
冒頭にまずアップで映るのは李小龍ではなく、少林寺高僧役の喬宏(ロイ・チャオ)である。
いきなり爺さん役だが当時44歳。実はそれほど爺さんではない。
爺さんでなくともこの役柄に選ばれたということはやはり「侠女」での
貫禄たっぷりどころか最後には遙か高見に達したような崇高ささえ漂わせ、
凄い事になっている同じく高僧役が決め手か(そうでしょうね)。

続いてリーのアップ。
げそっ
先に「ドラゴン怒りの鉄拳」等を観てからすぐ入ると李小龍の体が痩せ痩せなのにすぐ気付くはずだ。
やはり既に相当体の変調も酷いものがあったのでは・・・と思う間もなく映る対戦相手は勿論、

洪金寶(サモ・ハン・キンポー)

太り方が中途半端だ。
痩せるか太るかどっちかにしろ!みたいな体型のデブゴン。
語り尽くされているのでシンプルに話すがここでの対決は凄すぎるんだよね。とにかく。

・シュートボクシングの原型である
・その証拠に2人ともオープンフィンガーグローブ
・打つ、投げる、極めるの総合格闘技すでにここにあり
「ほほっ!」
って怪鳥音とともにワンツーパンチ!
すでにこれが少林寺の組み手試合のくせにボクシングっぽいのだが、
サモハンの蹴りを交わす刀で拳でサモハンの足を踏み付け!
サモハンの攻撃をエビ剃り反転で交わしストレートジャブ一発!
だからジャブって・・・
柔道のようにサモハンを投げ投げ。倒れたサモハンにサブミッションで極め!
どこが少林寺じゃ!
なに一つクンフーらしいことはしていない!
と言ってもいいけども逆に
今ある格闘エンターテイメントのほとんどが既にここにある!と言ってもいい。
これだけで李小龍の凄さってのは十分だわね。

試合の後に登場するのが
董[王韋](トン・ワイ)少年。
ふぃ〜〜〜る。
ぐろうり〜。


ここでの李小龍の英語が特に印象的である(実際聞いてね)。
董[王韋](トン・ワイ)少年、足さばきも既になかなかな感じ。
後に当然 クンフー役者として活躍し、サモハンと「プロジェクトD」で共演。
ここで身の軽さも元彪並みの能力の高さを証明しております。
後々、武術指導家の方に傾いていったようで
ジャッキー最近作「アクシデンタル・スパイ」でも武術指導を担当してたりします。
それと、劇中で
彼がも一つ合点のいかない顔して去っていくのが面白いのよね。
いつ思い出してもクスクスだ。

次は李小龍回想シーンの中に出てくる
茅瑛(アンジェラ・マオ)のシーンですね。
茅瑛(アンジェラ・マオ)本人はこの役柄自体、不幸なモノがあったものの
世界中に当時は名が知れたことだろうし「アンジェラ・マオの女活殺拳」として
「合氣道」も日本公開されたわけで、女ドラゴンの先駆け的存在になれたのは幸福たっぷり。
んでんで、ここのボブ・ウォール子分に色んな人が出てくるのよね。
まず、
太保(タイ・ポー)
堺正章似。ジャッキー映画でお馴染みやね。
この人、こっからしばらく出演作を知らない。
ずっとエキストラだったのかな。ショーブラだったのかな。
で、
唐偉成
チンピラ絡みは俺に任せとけ!ってぐらい専売特許な気がします。
その為に生まれてきたような(すいません)。
有名どこでは「少林寺三十六房」のファンタンユー悪役でしょうか。
ジャッキーもこのシーンに出てるなんて説もありましたが、これの真偽はよく知りません。

しばらくはジョン・サクソン、ジム・ケリーの回想シーンがダラッと続きます。
お馴染み人登場はハンの島に急ぐ船の中、ボートの手綱を李小龍から渡された少年が

孟海(マン・ホイ)
です。出演作も武術指導作もたくさんありすぎて紹介しきれませんな。
印象的なのは「ファースト・ミッション」「ファイヤー・ドラゴン」での出演でしょうか。
「佛掌皇爺」なる面白そうな彼主演のクンフー映画もありました。
しかしこのシーンてか全てですが、

気付いてないだけでジャッキーも元彪も元華もサモハンも全部いるんじゃないか
って気になってきます。

楊斯(ヤン・スエ)
とアーナ・カプリでお出迎えの後はやっぱり試合前日の変なパーティですね。
ここも「気付いてないだけで映ってないだけでジャッキーもうんぬん」の気持ちです。

鐘玲玲(ベティ・チェン)
が投げたリンゴを李小龍が受け取る前に、
他のギャルからリンゴを受け取ってた兄ちゃんが
元華(ユン・ワー)です。
私はつい最近まで気付きませんでした。なんでやろ?
この時の元華の表情から、

こいつも重要な役柄なんじゃないか?
ってな勘ぐりまで出来そうなシーンです(そんなん無いけど)。しかし若いな〜
たぶん李小龍の数々のダブルを本作だけでなく「怒りの鉄拳」でもこなしてたってことで、
このようなちょっとした役柄を貰えたんじゃないでしょうか?
それとこれもリーマニアでは超有名話ですが、真ん中で相撲取ってる片割れの一人は
「横断歩道、手を挙げて!」
でお馴染みだった
笑点の松崎真さんなんですよね。なんでこんなとこに?

ジョン・サクソンの試合相手は
劉永(トニー・リュウ)ですね。
彼、考えてみたら 「死亡遊戯」以外の李小龍主演映画全てに出てます。これは彼だけじゃないかな。
ほんでもって観戦してるジム・ケリーからちょい離れて隣に座っているのが
林正英(ラム・チェンイン)です。
暇そうやな〜道士さん。
得意のアゴさわり癖炸裂です(なんじゃそりゃ)。
彼は本作の武術指導に堂々李小龍と並んでクレジットされてますからね。
李小龍の動きを(李が疲れてるときなんか)代わって模範していたと思われます。
だからこれ以降、注目も大してされずにまた元の端役・スタントマンに戻ってしまってるのが
なんか変な気がします。
それにしても
気になるなぁジム・ケリーと一緒に賭けしている爺さん

夜が明けると役立たずの見回り処刑シーンになるわけですが、ここで残忍に首を折られる人は

呉明才(ウー・ミンサイ)
です。元はジャッキーと同じ中国戯劇学院出身。
ほとんど同期だと思われます。ただ残念ながら呉才明は七小福に選ばれなかったようで。
その後は胡金銓(キン・フー)映画の常連となったり

「ウー・ミンサイの爆笑少林寺」
なんて
タイトルそのものが一番笑える映画に主演したりと出世しております。
さらにその後は自分で小さなプロダクションも作ったりしてました。
も一人ここでボロに殺される人に鐘發っぽい人がいますがよくわかりません。

李小龍vsボブ・ウォール戦では観戦者の一人に
宋錦成がいます(他でもいます)。
独特のお顔なのですぐわかります。「水晶拳」とか「Mr.ノーボディ」に出てる人ですよ。
この試合の前の練習風景の中に
元彪(ユン・ピョウ)がかなりこっそりいます。
正拳突きの練習をしてる一人なので見つかってない人は何度も見直しましょう。
あと、格闘系のゲームをやっている人に言っておくが、

リーはサマーソルトなんか一度もやっちゃいない

でもってジム・ケリーvs石堅(シー・キェン)戦の直前、ザコキャラとの前哨戦で
ジム・ケリーに蹴られて窓ガラス割ってるのはまたしても
林正英道士(たぶん)です。

さてさて地下牢での戦い。
ジャッキー登場シーンとしても有名ですが、実はジャッキーこのシーンに3回も出てます。

・李に首折られる人(これが一番有名)
・李に棒で顔面叩かれる人(振り返った瞬間ジャッキーの顔が見えます)
・ジム・ケリーが落ちた池に落とされる人(自伝でジャッキーが言ってます)

で、印象的なのが陳會毅(チェン・フォン・イー)なんですよね。
fake様に教えて頂いたからこそ言えることなのですが、
李小龍にヌンチャク取られた後

李小龍様より直々に生でヌンチャク妙技を披露してもらった超幸運な一人
になるんですよね。
もし私なんかが李小龍に目の前でヌンチャク披露してもらったら卒倒モノでしょう。
好きなアイドルのおっぱい生で見る以上の衝撃でしょう。

その後はジョン・サクソンvsボロになるわけですが、本当にもう何度も何度も嘆かれている事でしょうが、
「なんて李小龍vsボロじゃないのよ」
ですよね。それと、ボロが金的一発喰らってあっさり悶絶が納得行きません。
もうちょっと粘っても良いんじゃないの、あんた。
カットされてる箇所があったりするのか未だに不明です。
この対戦が終わると大乱戦になるわけですが、たくさん人がいてこここそ
「よくわからんがとりあえず香港のクンフースターの卵が全部いるんじゃないの?」
って感じがします。
そう言えば李小龍が連続蹴りを放った際に後ろで大爆笑している人も印象的です。
凄すぎて思わず笑ったって感じ。

おしまい


死亡遊戯
Game of Death
ブルース・リー/死亡遊戯

監督 ロバート・クローズ
出演 李小龍(ブルース・リー)
カリーム・アブドゥル・ジャバール
ダニー・イノサントス
池漢戴(チ・ハンタイ)
喬宏(ロイ・チャオ)
ボブ・ウォール
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
唐龍(タン・ロン)
元彪(ユン・ピョウ)
火星(マース)
ギグ・ヤング
鐘發(チュン・ファット)
ディーン・ジャガー
ヒュー・オブライエン
〔上下〕薩伐(カサノバ・ウォン)
武術指導 李小龍(ブルース・リー)
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
脚本 ジャン・スピアーズ
音楽 ジョン・バリー
製作 何冠昌(レナード・ホー)
製作総指揮 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1978

◆言わずと知れた、そっくりさんで無理矢理完成させた映画。
李小龍が持っていた原作とはまるで話が違うので、
未だに真の「死亡遊戯」の完成を待つファンは多い。
そもそも塔を上がっていくシーンはラストではなく中盤のアクションだとか。
その後にアルティメット大会みたいなものがあって、
そっちがメインになる予定だったらしい。李小龍の死後、
アクション部分は「肥龍過江」(「燃えよデブゴン」)で評価されたサモハンが担当した。
友達らしいし。ゆえに、そっくりさん部分の李小龍のアクションも完成度はなかなか高い。
そもそも敵役の1人、池漢戴
「負ける役なんて、
やるの嫌っす。」
ってゴネた事と、「猛龍過江」制作があったためこちらの撮影が延び、
結局完成できなかった訳で、俺はこっちの完成版の方がよっぽど観たかった。
ええと偽の部分は、顔がなんか実業家の役者でも何でもない人(だったような)で、
アクション部分が唐龍。バイク・シーンは元彪である。
元彪って本当にスタントいっぱいやってるなぁ。
サモハンもちょっとした役で出てます。
本編ではバイクに乗ったチンピラに化ける為、
バイク・スーツを着込むという理由付けがなされているが、
真の本編でどういう経緯でバイク・スーツを着込んだかは不明。
巨人ハキム(カリーム・アブドゥル・ジャバール)との闘いで、
なんか突然ハキムが動揺してその隙に李小龍に殴られるという理不尽なシーンがあるが、
真の物語ではハキムの弱点は光で(それも変だが)、
李小龍がそれに気付いて障子を破って日光を照らしたために、動揺しているのである。
偽本編では戦いの時間は夜のためカットされているのだろう。


死亡塔
Game of Death2
死亡の塔

監督 呉思遠(ウー・セイ・エン)
出演 李小龍(ブルース・リー)
唐龍(タン・ロン)
黄正利(ホアン・チョン・リー)
〔上下〕薩伐(カサノバ・ウォン)
喬宏(ロイ・チャオ)
元彪(ユン・ピョウ)
ロイ・ホラン
李海生(リー・ハイ・サン)
武術指導 袁和平(ユアン・ウー・ピン)
製作 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1981

◆「『死亡遊戯』の未使用フィルムを使ってもう一本映画撮りました。」
って事で公開されたが、
実は「燃えよドラゴン」の未使用フィルムだったという
まるっきりの詐欺作品。これって法に抵触しないのか?
まぁ個人的にはお金払って観たわけじゃないので、ええけど。
李小龍の使われてるシーンは「燃えよドラゴン」から
・なんか親戚の叔父さんと話してるシーン
・高僧役の喬宏と話してるシーン
ま、これぐらいでアクション・シーンは一つもありません。こら。
後は、全部唐龍のアクション。
武術指導が袁和平(ジャッキーの「酔拳」ね)のため全編袁家班アクションな映画。
唐龍主演のクンフー映画であることに間違いない。
この映画の一番面白い事は
「死亡の塔」なんてもんはどこにも無いって事。
「昔、日本の僧侶が地下に逆さまに【死亡の塔】を建てたのだ。」
なんて支離滅裂な説明はあるが、劇中には出てこない。また詐欺じゃん。
99.2.20にちょっとこれを観る機会があったので、見直してみました。
なんか、英題は「GAME of DEATH2」となっていて、
つまり「死亡遊戯2」なわけね。どこがやねん。
で、最初の李小龍(偽)と戦っているテコンドーの人はサモハンの
「贊先生與找錢華」で主役張ってた人やった。〔上下〕薩伐先生。
で、次の喬宏とその弟子との闘いは、
弟子が元彪でした。
また端役出演してましたね。
で、李小龍は日本の銀座に行く事になるのですが、

銀座と設定されている場所が思いっきり「新宿」
でした。歌舞伎町。
だって、後ろにデカデカと「新宿コマ劇場」の文字が。


死亡遊戯香港版

◆さぁて、噂の香港版「死亡遊戯」。
タイトル画面から検証してみよう。

なんだか、しょぼいなー。とにかく聞かせられないのが残念だが、
しょぼいのはここで流れるテーマ。
某管理人さんの仰っていた通り、まるっきり仮面ライダー風。端から
藤岡弘がすぐにも登場しそう

「武術指導 李小龍 洪金寶」と同等な扱われ方ですねー
それにしても俺の好きなベタベタの香港映画スタッフロール形式。
そこで問題です。

謝柏
これは誰のことでしょう?知ってる人には常識なのかな?俺はびっくり。答えは文章の最後で。

暗くてよく見えませんか?すいません。もともと夜なもので。
これが僕も大好きなサモハン演出傑作の一つ「温室の決闘」です。
唐龍(偽ブルース・リー)v:s〔上下〕薩伐
空手胴着着てる人が
〔上下〕薩伐大先生です。テコンドーの達人。
譚道良ではないけれども、この人も「神の足」と謳っても良いのではないでしょうか?
ここでも、〔上下〕薩伐先生は足技のアラベスクを惜しげ無く披露してくれます。むむむ、素晴らしい。
他作品では、
「贊先生與找錢華」←主役で、オープニングから二段連続蹴りをかましてくれます。
「四大門派」←少林寺の高僧役。ラストの戦いで陳星相手に見事な足技を披露します。
「ドラゴンカンフー/龍虎八拳」←大悪役。その足技で次々と罪のない人を葬ります。ラストが悲惨。
おっと、すっかり〔上下〕薩伐先生のご紹介になってしまいました。
ちなみに、日本公開版では「温室の決闘」はありません。
その代わりのシーンは
京劇をやっている友人(喬宏)の所にリーが訪ね、現状を相談。
そこへイノサント軍団が襲撃。李小龍さんがベルトで縛られて蹴られるシーンです。

別にこれは日本公開版にもあるシーンなのですが、茶色のスーツの敵が
火星くんです。
わかりやすく言うと、ジャッキーの「プロジェクトA」で元彪に、

「お喋りの罰として銃殺だっ!!!!!!
支離滅裂唯我独尊な事を言われて、気絶した「大口くん」です。
他にもジャッキー映画の常連として数々出演してらっしゃいます。
このシーンには後々サモハン・クンフー映画の悪役常連・鐘發も出てきます。

この画面に収まりきらない李小龍の大アクションを観よっ!!!・・・???
妙に太ってるな
そうです。これは目立ちたがり屋サモハンの試合のシーンです。
結論から言って、日本公開版より長いぜーなぜか得した気分。
でも、サモハンとってもいいファイトしてます。
「燃えよドラゴン」のファーストシーンでもこれくらい頑張れば、もっと目立ったのに・・・(李小龍が許すかっ)
いや・・・これもどっちみち負けますけどね。

塔が3Fしかない!?
実際は
1F ダニー・イノサントス
2F 池漢戴
3F カリーム・アブドゥル・ジャバール
4F ヒュー・オブライエン
のはずだが、2Fの池漢戴がい・・・いない・・・!?
これのおかげでこの香港版、実際のリーが出てる時間がめっちゃくちゃ短く感じる。だって実際短い。

社長の爺さんがビルから落ちて、爺さん死んだ顔からスタッフロールが日本公開版。
こいつはその後、李小龍が彼女連れて船でどっかに旅立ちます。そこで終劇。

むむむう、面白かった。

そうそう、クイズの答え

カリーム・アブドゥル・ジャバール
です。
なんで二文字やねんっ


李小龍的生與死
ブルース・リー/生と死

●山ほどあるドキュメンタリーの一つ。
一番貴重なのは最後に「死亡遊戯」のNG集が流れるとこかな。



龍在江湖
Legacy of Rage
ファイヤー・ドラゴン

監督 于仁泰(ロニー・ユー)
出演 李國豪(ブランドン・リー)
簡慧珍(レジーナ・ケント)
王敏徳(マイケル・ウォン)
陳恵敏(チャーリー・チャン)
孟海(マン・ホイ)
楊斯(ヤン・スエ)
谷峯
黄志強(カーク・ウォン)
呉孟達(ン・マンタ)
葉榮祖(イップ・ウィン・チョウ)
邵傅勇
成奎安(シン・フイオン)
脚本 高志森(クリフトン・コウ)
馮世雄
武術指導 孟海(マン・ホイ)
音楽 袁卓繁
製作 谷薇麗
制作年度 1986

●CDジャケットは李小龍をあしらっていて、とても胡散臭いが、
李小龍の息子さん、故・李國豪完全主演のアクション映画。実際はリーにあやかった映画ではない。
とにかく、

李小龍の息子だぁ!クンフーやれ!やれ!
と言われるのが大っ嫌いだった李國豪は、親父の二番煎じとなるような脚本は極力避けて、
本作品にてやっと香港映画デビューすることになる。
(そりゃ嫌に決まってるわな・・・「燃えよドラゴン」に出てた
ジョン・サクソンも、リーの事ばっかり聞かれて
 ノイローゼ
になったそうだし・・・・)
というわけで、本作品には親父を彷彿とさせるような派手なクンフー・シーンというのは無い。
唯一、冒頭の楊斯とのケンカが親父を一番彷彿とさせるのだが。
(李國豪のワンパン一発で敵が沈む様は、やっぱり親父と似てる!)
いやいやいや、でもでもこの作品は俺もとっても気に入っている作品なんです。
もうすぐ新婚ウキウキな李國豪が、親友の裏切りにあって殺人犯にされて刑務所に閉じこめられるわ、
嫁さんは殺されるわで・・・あれ?なんか悲劇的なヒーローといった意味でやっぱ親父とかぶるなぁ・・・
ですから、決して明るいタッチではないのですが、李國豪の怒る顔や相手をにらみつける顔などは
やはり偉大なる親父の芸風を受け継いでおり、大スターになる素質充分だと思いました。単純にかっこいい。
その後、李國豪は
やっぱどう考えたって俺の親父は李小龍だし、しょうがないか。
って感じで開き直るので、そっから彼もさらに活躍の場を広げていったんですよね。
そして彼のハリウッド主演作「クロウ」が制作されるわけですが、
本当に釈然としない悲しい事件で、その撮影中に李國豪も命を落とすことになるわけです。
なぜ彼が死ななければならなかったのか?本当に悲しい話です。
そして本作のヒロインは、ジャッキーの「プロジェクトA2」等で知られる簡慧珍さんなんですが、
彼女も若くしてこの世を去ってしまいました。
そう言ってしまうとこの映画はやっぱなんか不吉なんでしょうか・・・孟海は元気です。




GOD 死亡的遊戯

監督 大串利一
出演 李小龍(ブルース・リー)
(デビッド・リー)
ダニー・イノサントス
池漢戴(チ・ハンタイ)
カリーム・アブドゥル・ジャバール
田俊(ジェームス・ティエン)
陳元(チェン・ユアン)
元華(ユン・ワー)
脚本 大串利一
新田隆男
音楽 遠藤智博
製作 松下順一
制作年度 2000


まさにまさに、
「作られた事」それがこの映画の全てであり、それ以上もそれ以下もない。
まぁ一応、知らない人のためにあらましを書いておこう。

「ドラゴンへの道」を撮り終えたリーは、次回作「死亡的遊戯」(仮題)の撮影にすぐ入った。
のっけからクライマックスのシーンを撮影。だが撮影途中に洋画「燃えよドラゴン」出演のオファーが
リーに入り、撮影は中断。撮られたフィルムは1年間、人の目に触れなかった。
そして「燃えよドラゴン」がクランクアップし、それではそろそろ「死亡的遊戯」を・・・・
というところで、リーが急死してしまったので作品は未完成のままに。
「これじゃあいかん。」
せっかくのリーの作品が世に出せないのは勿体ない。
ということで、リーの死後、ロバート・クローズ監督やサモハン、タン・ロン、ユン・ピョウ、本編に出演していた
ダニー・イノサントス等らと協力して制作したのが上記の「死亡遊戯」である。
ところが「死亡遊戯」に使われたリーの撮影フィルムはおよそ12分。
1時間弱はフィルムがあるとされるその残りの40分程度はどこに?
「それはここさ!」
とレイモンド・チョウが出してきた作品が「死亡の塔」である。
ところが、「死亡の塔」に使われていた未使用フィルムは「死亡的遊戯」のものではなく
なんと「燃えよドラゴン」の未使用フィルムに過ぎなかった(完全詐欺ですな)。
結局、残り40分程度のフィルムの真相は謎のまま。
二十数年経って二十一世紀になり、やっと公開された残りのフィルムが本作品なのである。

前半はデビット・リーさんがブルース・リーに扮して、「死亡的遊戯」制作日々の苦労を描きます。
いや別に俺自身は前半そんなに退屈でも無かったけどね(確かに二回目は辛いかな)。

後半はみんなが期待する、フィルムの全貌がどーんと40分ぐらい続いて全部公開って感じ!
いやー、クンフー・ファンであれば誰もが望んでいた謎の解決ではないでしょうか?
「死亡遊戯」の闘いの最中になぜか後ろに倒れているジェームス・ティエンの謎や、
突然リーがヌンチャクを持っている謎、チ・ハンタイが妙に威張ってるくせに、
闘ったらあっさりと負けてしまってた謎。
なるほどー、こういう事だったのですねぇ〜

本作の前半で語られている
「なぜリーは頂上まで上がらずに途中で降りたのか?」
というのは、やはり本人にしかわからない事なのでしょうね。


李小龍傳奇
Bruce Lee-True Story
ブルース・リー物語


監督・脚本 呉思遠(ウー・セイ・エン)
出演 何宗道(ホ・チェン・タオ)
小麒麟(ユニコーン・チャン)
趙志凌
馮敬文
徐忠信
岑潛波
火星(マース)
李海生(リー・ハイ・サン)
馮安克(フォン・ハック・オン)
元彪(ユン・ピョウ)
制作年度 1976

●俺これ好きなんだよねー、
いや日本語吹き替えの際の声優陣の方の頑張りもあるとは思うのですが、結構面白い。
李小龍そっくりさん代表、何宗道さん主演の李小龍ドキュメント的クンフー映画です。
最初パッと何宗道さんが現れた時は

にてねー!!!!
って思いましたねぇ。なんせこういうの初めてでしたから。
でもでもその後の李小龍が大学に入ってトレーニングしたり、道場開いたり、グリーン・ホーネットやったりと、
なかなか忠実に再現しつつも、空手家モトワキなどというわけのわからない奴と対決させたりして、
合間合間にクンフー・シーンをしっかりと挟み、登場する出演者は火星李海生をはじめ
ジャッキー映画の常連や、王羽さん映画の常連がホイホイと顔を出して楽しめるのだ。
さらに李小龍の実際の親友にして幻の映画「麒麟掌」の主演である小麒麟が、
そのまま親友役として登場するし、
羅維、鄒文懐、丁〔王風〕のそっくりさんまで出てきて
盛り上げてくれるぞ。(こう書くとめちゃめちゃ面白そうだな・・・)
何宗道さんのクンフーは悪くないんだけど、一発一発がしっかりと決まらないというか、
見栄えがあんまり良くないよね。殺陣師の問題もあるとは思うんだけど。
これはクンフー映画たくさん見てる人ほど楽しめる映画なんじゃないかなぁ・・・(酷評もよく聞きます)




新死亡遊戯
New Game of Death
新死亡遊戯/7人のカンフー


監督 (リム・ピン)
出演 何宗道(ホ・チェン・タオ)
龍飛(ロン・フェイ)
蔡弘
李強
馬場
張義貴
侯伯威
山芽(サン・マオ)
制作年度 1975
h
●これは日本公開もされている事だし、結構な出来の作品なのかなぁ?
と思っていたのですが、クンフー・トラッシュの管理人さんによると酷い出来だそうです。
だったら買わなきゃいいんですが、思わず買ってみたりして・・・・
だって、昔から作品の存在は知ってるし、興味あったもので・・・・

もう、いきなり超ウサン臭いオープニング(好きですけど)。
「ほほう、制作はレイモンド・チョウなのか・・・・
って、皆さん騙されてはいけません
R.CHOW = レイモンド・チョウではなく、
R.CHOW = ロバート・チョウです!
誰じゃそりゃっ!!
っていうか制作者までニセかっ!

きんぐ おぶ かんふー!!きんぐ おぶ かんふー!!
休む間もなく キャンディという正体不明の歌手の主題歌で始まるのも凄い。
KING OF KUNG-FU さらばブルース・リー
という、これまたウサン臭さ爆発の題名の曲です。
前々からこれも存在は知っていましたが、聞いてびっくり!!
なんとキャンディという歌手、歌声聞いたらおっさんじゃねぇかっ!?!?
どこぞの誰がキャンディという名前でおっさんを想像するんじゃ、われっ!!
だいたいまだ本編も始まってないのに、
突っ込むとこありすぎじゃっ!!

←本作一番のアクション・シーン・・・ていうか体操。
きんぐ おぶ かんふー!!きんぐ おぶ かんふー!!
まだかかってんのかいっ!!

やっと本編ですが、本作の一番アクションの質が良いシーンが冒頭のここ。
っていうか、なぜか体操してます。
森末さんもクラシアンですトイレのつまりは8000円です(高いわっ)。
←李小龍そっくりさん第一人者の何宗道。
彼は本作で自身の人生を台無しにした。」
とは、クンフー・トラッシュ管理人さんの弁ですが、私も全く持っての同感。
彼はいったいここで何を得たというのでしょうか。
もうちょっと、ちゃんと出来るはずなんですよ。アクション。
なんですのん、そのファッション。龍飛。
なんで赤セーターなんすか、あんた。
それじゃあ、悪役としての貫禄も怖さも台無しの日曜日のお父さんじゃないすか。
もう、ほんまに・・・この映画・・・・
←塔1F。一人はザコキャラの常連。
塔に登るまでのドラマ部分はレビューに値しなかったので、さっさとクライマックスの塔から。
後ろの龍飛率いる観客達が超うっとうしい。戦いの邪魔だっつの。
こんなつまらない闘い見てないで
、さっさと上行けっ!」
て言いたくなります。
←塔2F。野武士。日本人役としては濃すぎる顔。
この闘い面白すぎ。
到底、真面目に作ってるとは思えない。たぶん、
さっさと作って、本物(死亡遊戯)が完成する前に公開。」
しか頭に無かった
はず。
質だけで言えば、「仮面ライダー」の方がマシ。
←塔3F空手家(山芽)。彼も龍飛とコンビでよく出てます。
山芽と何宗道だったらもう少し殺陣もなんとかねぇ・・・
←塔4F。笑えるがよくわからん。
毛むくじゃらの彼は結局、どんな攻撃を加えたかったのかさえ不明
なんかずっと「うっほ、うっほ。」言ってただけっす。
←塔5F。謎の偽インド人(蔡弘)。
・・・あの幾ら何でも、インドの方々も怒るんじゃないですか?
なぜかヌンチャク使うし、座禅のままピョンピョンはねるし。笑ったけど。
←塔頂上。やっぱあんたかい。
ラストはムチ持った龍飛との一騎打ち!
もうなんか、完全にネタを出し尽くしてどうしようもない価値の無い戦いが続く・・・・・・
←そのぐらいのヌンチャクさばき、俺でも出来るわっ!(絶対)
おっせー
、ヌンチャクさばくの。
その上、李小龍オハコの怪鳥音の真似声が
ホッ(弱々しく)、ホッチュ(弱々しく)、ホホッ(弱々しく
これだもん。
デクレシェンドだもん。
そりゃあ、何宗道の評判なんて下の下の下になるわ、悪いけど。

いやぁ本当に・・・・・・本作は日本公開されているので、その当時、
なかなかのもん」「李小龍本人出演のもん
期待・勘違いして劇場に足を運んだお客さんがいた・・・・と考えると同情を超え、怒りさえ覚えますね。
今になってこうやって鑑賞して笑える箇所こそありましたが、それでもやはり
「金出して鑑賞する価値は無い」
とはっきり言えますね、これ。まぁ、大目に見て250円かな。
なにかフォロー出来るとすれば、
こんなレビューの書きやすい映画はない

で、最後に本作はやはり黒社会が関わっているというのが通説になってますが、
無論、アレの舎弟である龍飛出演が良い証拠ですし、
あっ・・・
オープニングでアレ、出てます。

名前は言わずもがなでよろしいですね?


inserted by FC2 system