■CAST&STAFF |
監督 |
ジョン・ランディス |
出演 |
ジョージ・レーゼンビー |
ドナルト・サザーランド |
スティーブン・ビショップ |
デヴィッド・ザッカー |
ジェリー・ザッカー |
ジム・エイブラハムズ |
ズロース・リー(イバン・キム) |
ボン・ソー・ハン |
脚本 |
デヴィッド・ザッカー |
ジェリー・ザッカー |
ジム・エイブラハムズ |
製作 |
ロバート・K・ワイス |
制作年度 |
1977 |
天皇巨星
Exit the Dragon,Enter the Tiger
ブルース・リーを探せ!
■
探せったら探せ!
探せっちゅうか死んだ!
オープニングはとても格好良いのだが、それだけだ。
後は観るに値しない。
■超に流れ
李小龍(何宗道)は、タイガー(何宗道、二役)の友人であり、もちろんスーパースター。
李小龍逝去。
裏に組織の陰謀が隠されているのではないかと疑問に思ったタイガーは捜査を開始、遂には組織が李小龍の死に関係していることを突き止めるが、友人や恋人に犠牲を出す。
タイガーは組織に対して最後の対決を挑むのだった。
終劇
■
まぁ「新死亡遊戯/七人のカンフー」と同じく、日本劇場公開時に観に行かれた方に対して同情の念を禁じえない所存でございます。
組織悪役面々には張翼(チャン・イー)、龍飛(ロン・フェイ)、山茅(サン・マオ)、金剛(カム・コン)と裏不死身の四天王が勢ぞろいなのだが、如何せん功夫シーンにあまり迫力が感じられなかったかな。現代劇でこの当時でシャープな功夫シーンがクリエイトできたのはそれこそ、李小龍ただ1人だったのではないだろうか。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
李作楠(リー・ツォナン) |
出演 |
何宗道(ホ・チェンタオ) |
張翼(チャン・イー) |
龍飛(ロン・フェイ) |
山茅(サン・マオ) |
金剛(カム・コン) |
葛小寶 |
鄭富雄(チェン・フーシェン) |
安平 |
馬場 |
齊後強 |
魯直 |
王菲 |
林仲 |
陳森林 |
李發源 |
武術指導 |
龍飛(ロン・フェイ) |
山茅(サン・マオ) |
脚本 |
張信義 |
音楽 |
周福良 |
制作年度 |
1976 |
伏撃
Fist of Bruce Lee
■
わかんねー!もうさっぱりわかんねぇ!!
当初、この作品のレビューを予定しておりましたが、いやまぁやりますが、さっぱりわかんねぇ!!
話が何がなにやらさっぱりわからんのですよ。
なんとなくサラッ流すとこんな感じよ。
捜査官の何宗道(ホ・チェンタオ)は何らかの依頼を魏平澳(ウェイ・ピンアウ)から請け負ってどっかからやって来る。
と思ったら魏平澳は偽依頼主で早速襲われる何宗道、これを得意の詠春拳で追っ払うと何宗道は独自に捜査を進めていく。
目まぐるしく動く怪しきマフィア組織の数々、いったい幾つかよくわからん(三つぐらいかな)。
何度もピンチに陥りながらその度にどっかから助けられてはマフィアの用心棒どもを血祭りに上げていく何宗道。
義手の上にその義手に鎖がついてて振り回す羅烈(ロー・リエ)とバトルして、彼を敵マフィアとの相討ちに追い込むと用心棒のフリをしていた潜入捜査官の協力も得て、悪い奴らを一網打尽にするのであった。
終劇
なんかそんな感じ。
あれですよね。例えば「神拳大戰快鎗手」のように展開が滅茶苦茶でもそれがバカバカ展開であれば、その都度ツッコミ入れて楽しめるってもんですが、本作はそういった違った角度から鑑賞してのバカ笑いすら難しい、その上に話も不明瞭ってことで如何ともしがたいのです。
本作の一番面白いところは勿論これ
ピック・アップ・ザ・ピースズ
なぜこのインスト?
しかも妙に合ってる(笑
このオープニングだけは笑えましたね。とにかくBGMがたまりません。
アクション面でもまぁそこそこに頑張ってはいるのですが・・・・
|
■CAST&STAFF |
監督 |
何宗道(ホ・チェンタオ) |
出演 |
何宗道(ホ・チェンタオ) |
羅烈(ロー・リエ) |
陳慧樓(チェン・ウェイロー) |
魏平澳(ウェイ・ピンアウ) |
李強 |
制作年度 |
1979 |
李小龍與我
Bruce Lee & I
実録ブルース・リーの死
■
最初に断わっておくとクレジットが色潰れって感じであんまり読めなかったんですよー残念。
みんなどこまで触手を伸ばすのか。
それは香港映画迷としてどこのエリアまで映画を漁っていくのか。
私自身は少なくとも「香港電影百科」にあった全ての映画に関しては手を出しておきたいと思うんですね。
んで、本作はその一本。
日本では1976年9月4日に封切られ、話題作の1つとして盛り上がった・・・わけはないだろうがとにかく公開はされた。数少ないショーブラ日本劇場公開作の1つである・・・
って、ショーブラ!?
言わずもがなの皆様には申し訳ないが、他の方のためにもここは一つ復唱しておきたい。
李小龍(ブルース・リー)が他界したのは1973年7月20日。勿論ご存知の通り、愛人・丁珮(ベティ・ティンペイ)の自宅にて、である。
そして李小龍はゴールデンハーベスト所属。
なのに丁珮(ベティ・ティンペイ)の半生を綴るこの作品は彼女が自ら起こしたプロダクションとショーブラとの合作である。
ハッキリ言って、楽しい脚色を付け加えた丁珮の半生を描く映画なので、丁珮迷にはたまらない。丁珮迷以外には全くどうでもいい・・・というわけではないポイントがあるのが個人的には興味深いところである。そのポイントはどこにあるのか。
■流れ
オープニングの李小龍を偲ぶとても悲壮かつ壮大なイメージの主題歌がなかなか良い感じ。彼で金儲けしているくせに図々しいことこの上ないのだが。
実はこのオープニングに歌以外に大した意味が無いところが参ったなこりゃ。登場した丁珮は早速偽ブルース・リーを演じる李修賢(ダニー・リー)を自宅に招く。
あっはーん うっふーん♪
あっはーん うっふーん♪
あっはーん うっふーん♪
あっはーん うっふーん♪
あっはーん うっふーん♪
必要以上に長い丁珮とダニーのエッチに参ったなこりゃ。
こりゃ確かにV級片だわ。おっぱいは代役ですけどね。
李小龍死亡!
・・・・・・なんちゅうかほんとにこれじゃ、
セックスしすぎて脳の血管切れて死んだ
ってことそのものじゃないすか!?
それ演じているのはその丁珮本人ですよ!?冒涜も何もその本人ですよ!?どうなってんのこれ?
一連の哀しい彼の死の後に。
「あれよ、あの女の家でリーは死んだのよ」
街の人が指差して丁珮を見る。
耐え切れなくなった丁珮は自棄酒でもしようかとバーへ。
マスター南宮勳(ナン・ゴンクン)のバーで1人静かに飲む丁珮。
と、そこに
「俺達のリーを殺したのはあの女だ!!」
と乱入してくる若者たち!
今にも丁珮に襲いかからんとする若者たちを追い出したのはマスターだった。ちなみに若者たちは銭月笙(チェン・ユーサン)や袁祥仁(ユアン・チョンヤン)だったりする。
「何があったんですかい?」
そうマスターが・・・・・・全く聞いてないのだが、
「私はね・・・」
と勝手に思い出話をはじめる丁珮。
さて「いつみても波瀾万丈」、今日のゲストは丁珮さんです!
私は女優になりたいピチピチギャル。
オーディション受けて良い感じだったのに、プロデューサーの金帝が私を眠らせて犯して写真撮って脅してきてまいっちんぐ(軽く言う内容じゃないけど)。
そんなわけで香港に逃避したんだけど、そこにも刺客が。
これを助けてくれたのがご存知ブルース・リー(偽)ってわけ。
アッという間に敵をなぎ倒して涼しい顔をしてみせる彼に私の心はまいっちんぐ。
その後の彼は「ドラゴン危機一発」やら「ドラゴン怒りの鉄拳」やらでどんどん大スターに。
再会を果たして私はすぐ恋に落ちてあっはーん。
いやーん彼ったら、スクリーンの中だけでなく私生活でも私を守って
「ほちょちゃちゃちゃちゃ!」
と敵をなぎ倒してくれるの!
でも彼には家族が・・・・・・
一旦別れた二人。
すっかり女優は諦めたのか、賭博の元締め(?)の愛人になっている丁珮。思えばプロデューサーに泣き寝入りさせられたあの日から彼女の運命は定められていたのだ(ほんまかいな)。
数々の偽李小龍が黄色のトラックスーツを着てきたが、今回のダニーが一番格好良い気がするなぁ、まぁそれがどうしたと言われてもまいっちんぐ。
再々会を果たした二人は
あっはーん うっふーん♪
あっはーん うっふーん♪
あっはーん うっふーん♪
あっはーん うっふーん♪
あっはーん うっふーん♪
必要以上に長い丁珮とダニーのエッチに参ったなこりゃ。
こりゃ確かにV級片だわ。おっぱいは代役ですけどね。
李小龍死亡!
「・・・・というわけだったのよ。」
はい。
本日のゲストは丁珮さんでした。
ありがとうございました。
と思ったら、最後に冒頭で絡んできた若者たちが待ち伏せて襲い掛かってきた!!
これを助けたのがマスターの南宮勳(ナン・ゴンクン)!
「どおりゃああああ!!!」
・・・あんたが一番強いじゃねーか!!
終劇
■
丁珮のセクシーショットを拝見したい方には迷わずオススメだ。しつこいほど濃厚なベッドシーンあるし、風呂あり、シャワーありと大サービス。俺個人的には
「Mr.BOO!!ギャンブル大将」での日焼け痕クッキリの彼女が一番好きだ。今回は無いので不満。性癖というのも個々様々色々ありまして私は日焼け痕ってそそられてしまうのですが(なぜかはさっぱりわかりませんが)、全然ダメな人も当然いるわけで。
この映画の魅力はそれだけか?
いやそうではない。
何とこの作品、武術指導は唐佳(タン・チァ)そして袁和平(ユアン・ウーピン)なのである!
劇中に登場するカラミの名前をもう一度挙げてみよう。
元奎(コーリー・ユン)
徐蝦
周潤堅
銭月笙(チェン・ユーサン)
袁祥仁(ユアン・チョンヤン)
袁信義(ユアン・シュンイー)
王將(ワン・チェン)
そうなのだ、この映画は袁ファミリー大集合映画なのだ。
つまりは、披露される功夫アクションはもうハッキリ言ってブルース・リーでも何でもなく、めちゃくちゃ袁家班の色が濃いというかそのままで、袁ファミリーが披露する功夫映画としても十分に観ることが出来るのだ。それにあの李修賢が挑戦しているって画がなかなか興味深いではないか。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
羅馬(ロー・マ) |
出演 |
丁珮(ベティ・ティンペイ) |
李修賢(ダニー・リー) |
王沙 |
黄新(ウォン・サン) |
李鵬飛 |
南宮勳(ナン・ゴンクン) |
金帝 |
顧冠忠 |
元奎(コーリー・ユン) |
徐蝦 |
周潤堅 |
銭月笙(チェン・ユーサン) |
袁祥仁(ユアン・チョンヤン) |
袁信義(ユアン・シュンイー) |
王將(ワン・チェン) |
武術指導 |
唐佳(タン・チァ) |
袁和平(ユアン・ウーピン)
クレジット名は袁大眼 |
制作年度 |
1975 |
李三脚威震地獄門
The Dragon Lives Again/Deadly Hands of Kung Fu
■
あたしゃ夏が嫌いです。
1年が1月2月3月3月3月3月3月3月3月3月11月12月という風に進んでくれればいいのになぁと思うほどに嫌いです。
地球温暖化。
はぁ・・・俺ってばもっと温暖化したら確実に死ぬなぁまず精神的に。
プールは好きなんですけど年齢的に1人で行くのもねぇ・・・
そんな暑い暑い夏の日に頭がおかしくなってしまい、おかしくなったまま撮った映画がこれと言っても信じてしまうような作品がこれだ!
狂ってる!
こんなもんに脚本が2人がかりとはどういうことかねきみぃ!
この企画を通した映画会社(呉協建だからこれ協利電影なの?)も狂ってるし、撮った監督も狂ってるし、出た俳優たちも狂ってる!
しかも助監督が曾志偉(エリック・ツァン)っておいーーーー!!
まぁあの・・・・
噂は十分有名になっている作品ですが、
驚愕の物語を解説しましょう。
■流れ
今まで見た赤バック演舞の中でも屈指のインパクトを持つオープニングが始まる。
「燃えよドラゴン」と「007」のサントラをバックに登場するは梁小龍(ブルース・リャン)。早速、ジェームス・ボンドと対決するようなふりして握手。ほぉ、コネリーからレーゼンビー、そしてロジャー・ムーアの間にこんなジェームス・ボンドがいたのね・・・って、いるかバカっ!
さぁ次に出てくるは「仮面ライダー」の世界からやって来ましたショッカー軍団!
もうまさに見たまんま完全にショッカー軍団!
日本だけでは飽き足らず香港まで魔の手を伸ばしていたのね軍団は。・・・って、伸ばすかアホっ!
さぁまだまだこんなの序の口おちょぼ口。
今度は「ゴッドファーザー」の世界からマーロン・ブランドかアル・パチーノか、とにかくコルレオーネ一家がやって来ました。彼の名は申一龍。いやぁファミリーも流石にアジアマーケットが魅力的だったかここまで手を伸ばして来ましたか。・・・って、来るかボケっ!
ひょこひょこひょこと歩いてくるのは我らがJAPANの英雄、座頭市!
いやぁこれは参りましたな「新座頭市/破れ!梁小龍」って感じですか。・・・って、感じかバカっ!
さぁ今度はウェスタン辺りからクリント・イーストウッドかチャールズ・ブロンソンってところでしょうか。流石は・・・もうええわ!とにかくバカっ!!
さぁ今度は・・・つーかもうええっちゅうにっ!!
叫びを無視してドラキュラとゾンビみたいな人がやって来ました。
何の根拠も無くその怪物の前でパッと消えてみせる梁小龍・・・って、あんたの方がオカルトな動きしてどうするんじゃっ!
おまけに今度はその梁小龍が「グリーンホーネット」のカトーになりましたよ!
そして最後は閻魔大王と対決!!
なんでこんな企画通してるんだ!!
散々つっこんで本編へ。
「ドラゴン怒りの鉄拳」で鉄砲隊に身を投じた李小龍(ブルース・リー)扮する陳真。
彼は今地獄の入り口で眠っていた。
おまけに人間そのものが変化し、彼は梁小龍扮する李真煩に。
閻魔大王の前で目を覚ました李真煩、ひとしきり地獄に行く手続きを済ませると地獄のチャイナタウンを目指す。
食堂。
いちいち地獄に食堂があるのか?とかタウンってどういうことだ?とか考えてる暇など微塵も無い強烈な物語は続く。
食堂で飯食ってると早速この地獄のチャイナタウンを牛耳っているゴッドファーザー・コルレオーネ・申一龍の・・・もうツッコミ入れたらキリがないな。
はぁあ。ため息出るわほんまに。
その子分たち、つまりはショッカーとか007とかブロンソンとか座頭市とかと食堂バトル開始!!
しかしもってスタミナ配分を間違えたか地獄には地獄のルールがあるのか、要はなんで李真煩がグロッキーになったかあんまりわからんのだが何故かバトルに敗北。
これを助けたのが袁小田(ユアン・シャオティエン)の爺さんとその娘。
というかここ地獄なのでは?地獄の罰とかどうした?
とかそんなもんは無いらしい。結構楽しそうな地獄。
その楽しさに一役も二役も買っているのがポパイと・・・なんだこれ?ロビンフッドか?ちなみにポパイに扮しているのは曾志偉、ロビンは韓國材(ハン・クォツァイ)でございます。はぁあ。
さぁ袁小田爺さんの下で酔拳の修行を・・・ってそれじゃ李小龍じゃなくてジャッキーになってしまうがな。ジャッキーになるわけにはいかんのじゃー!
というわけで、めでたく地獄に精武門道場を開く・・・・・・ほんとに信じられない展開です。地獄でも開業できるそうです。死んでも人生まだまだありそうだね!
これを快く思うはずの無いコルレオーネ一家。
第一の刺客として座頭市が送られる。
いつものあの開けた工事現場で(「帰って来たドラゴン」など呉思遠プロの作品によく出てくるとこ。「蛇拳」もそう。)vs座頭市!!
何のために仕込み刀にしているのか、居合にしているのか、そんなことは全く無視の素晴らしいようなファイトが続く。李小龍の映画タイトルをあしらった技を次々と繰り出す李真煩に対して犬の小便殺法などのキテレツ技で対抗する座頭市であったが遂には李真煩のヌンチャクに敗北を認め、どこへなと去っていくのであった。
おっぱい!
おお、李小龍に仮面ライダー、座頭市、007・・・面倒だなまぁその辺色々あってその辺が無いときはとにかくおっぱい!・・・男の夢が実に一杯詰まった作品ではないか。と日記には書いておこう・・・って、書くかバカっ!
この作品、夢の英雄対決の間は閻魔大王の下にいる2人の美女の全裸おっぱいがメインなのだ。まぁ確かにどうせ下らないドラマが続くんだったら全裸おっぱいがぽよぽよしてた方が良いような気もするし(女性から見てそういうのに代え得るものってないよねぇ)、ひと時も暇を与えず観客の目を楽しませようとするその姿勢は賛美に値する・・・って、するかバカっ!
さぁひとしきりおっぱいを楽しんだ後はドラキュラと対決だ!
よよよ、弱い〜〜〜〜〜〜
コナミの「悪魔城ドラキュラ」はファミコン時代から今なおも新作が出るゲームであるのにも関わらずここでのドラキュラの弱さと言ったら「ドラゴンvs七人の吸血鬼」とどっこいか!?
つーわけで弱いドラキュラはショッカーと連携攻撃!
体を押さえつけられた李真煩!
さぁいよいよ血を吸うぞ!とドラキュラが近づいたそのとき!
見たか!これぞ李三脚!!
李三脚とは手足を押さえられ絶体絶命の時に出てくる第3の足!真ん中の足!つまりモーニング息子。!!
ちんぽで顔面蹴られたドラキュラは一撃死!
しかし死と言っても既にここは地獄なのだが・・・
おっぱい!
さらに今度は外タレおっぱい!
外タレと言ってしまうと日本だと香港映画はみんな外タレなのだが、ここでは白人女性を指しておこう。ちなみに彼女の名前は恐らくジェニーだ、だからどうしたこの野郎。
まぁ強い李真煩を敵とはせずに仲間に引き込もうではないかということで、色仕掛け。
しかしもってすぐそばで007とかが見ていたのでバレバレじゃんか!
色仕掛けが通用しなかったということで怒り心頭の申一龍一家は道場をぶっ潰す!これで彼らとの対決が決定的に。
対決を有利に運びたい申一龍一家。
先のジェニーを大スケベ閻魔大王に差し出して、まんまと仲間にしてしまう。
まぁつまりは本当におっぱいおっぱいなシーンが多いわけです。
地獄で閻魔大王を敵に回したらウォーズマンでも敵いません(「キン肉マン」参照のこと)
その後も007、荒野のガンマンをぶっ潰していよいよ申一龍対決!
凄いぞ!ここだけはまじだ!
なんてったって香港映画きっての使い手・梁小龍と「成龍拳」でジャッキーをキックでボコボコボコボコボッコボコにした韓国テコンドファイター・申一龍である。
このクライマックスアクションだけは「必殺ドラゴン鉄の爪」を彷彿とさせるところもある見ごたえあるシーンだ。
そしてたぶん(ようわからんのよ)申一龍を倒すとラストは閻魔大王!
流石に大王だけあって・・・いや閻魔ならもっと圧倒的に強くても良いような気もするが今更そんなこと言ってもな。
さらには閻魔大王の子分はなぜかしらミイラ軍団!!
もうほんとあれですな、出せるもんみんな出しましたな。
どうせ中身はショッカーやってた奴らだろうけど。
そしてショッカーやってたからわかんないけどこの中にも後に有名になる功夫職人がいたりするんでしょうねぇ。
さらにはこのスケベ閻魔大王の圧政に対して町民達が一揆!
先のポパイとロビンも戦闘参加!
ほうれん草食って強くなるのは当然のことか。
とうとう観念した閻魔大王(観念しちゃいかんだろ)。
地獄には平和が訪れ(訪れちゃいかんだろ、地獄だろ)
悪い奴らを倒した李真煩はその功績をもって何と現世に甦り!
(甦っちゃいかんだろっ!)
町民達との別れを惜しんで天空(だけど地上)へ飛んでいく李真煩でありました・・・・
終劇
■
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ええとですな。
最初に思いついたのはこれですな。
今まで作品が面白くなくてもツッコミまくって面白い映画と錯覚させるような書き方をしたことは何回もありますが、今回は展開そのままです!
特に何も誇張しちゃいません!今書いたとおりの映像がスクリーンに出てきます!
しかしもってこれってどうやってレビューを締めればいいのだ。
色んな見方は出来る。
李小龍迷からしてみればあの李三脚をこんなアホな形でやられて憤慨を通り越して呆然とするといったところか。俺もそう。ブルース・リャンという名前でありながらも李小龍とは違った路線から成功を導いた梁小龍が何故今更になって李小龍の真似事などをするのか?といった疑問も湧いてくる。
あらゆるスーパーヒーロー達を一同に終結してみたらどうだろうってのはゲームや映画で「エイリアンvsプレデター」「ロボコップvsターミネーター」なんてのがあるように誰でも持ってみる夢で、その夢を著作権完全無視で徹底的に作ってみたというイリーガルな冒険は香港映画ならではの作品として貴重とも言える。日本が同じことやったら即訴えられて金払わされて上映中止でもう大変だ。やりたくてもイリーガルだから出来ない夢をお構い無しにやったというのはもう褒めて良いのか絶対悪いのか全くねぇ・・・
まぁ「新死亡遊戯/七人のカンフー」をデジタルリマスターするぐらいだったら本作を是非リマスターしてもらいたいものなのだが、それこそ難しい話だよな。キテレツ映画を求めている人なら文句なしにオススメ。大槻ケンヂの知り合いだったら是が非でも彼に教えたいのだが。オーケンさんここ読んでくれないかな。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
羅棋 |
出演 |
梁小龍(ブルース・リャン) |
唐菁 |
申一龍 |
ジェニー |
アレクサンダー・グランド |
張力(チャン・リー) |
賽祝娟 |
顧鳴 |
〔上下〕樺 |
方野 |
劉慧茹 |
劉一帆 |
傅麗 |
袁小田(ユアン・シャオティエン) |
韓國材(ハン・クォツァイ) |
曾志偉(エリック・ツァン) |
周吉 |
西瓜〔包リ〕 |
黄家雄 |
山怪 |
何柏光 |
武術指導 |
梁小龍(ブルース・リャン) |
梁少松 |
脚本 |
基石 |
梁〔王韋〕 |
音楽 |
陳勳奇(フランキー・チェン) |
製作 |
呉協僑 |
製作総指揮 |
呉協建 |
制作年度 |
1977 |
死亡魔塔
Enter The Game Of Death
■
残念ながら(笑
呂小龍(ブルース・リ)作品の登場です。ウチでは2作目。
もうあれですね。
何かもう観てる途中から
「こんなのレビューしてやるんだ有難いと思え」とか
「いやこんなのにこっちも必死で解読する必要も無いか」とか
こっちの脱力感がむしろウリ。
まぁ彼の作品で気になるのは「龍拳精武指」(ノラ・ミャオさんとか出てるからね)ぐらいでそれも凄く観たいと言うほどではない。後は別にめぐり合ったらめぐり合ったで観てやらんでもないという感じ。その中で本作はたぶんマシな方なのだろう。何となくそんな気がする。
■流れ(本気で説明しまへん)
説明しまへんことはしまへんが
展開は大体ほんまにこのままです。
何かを企む白人と日本人。
とにかく何かを企んでいる。
早速呂小龍登場。
森の中で修行する彼を早速楊斯(ヤン・スエ)たちが襲う!
場面変わって(なぜ変わるーっ!?)
こちらはリング上で次々と対戦相手をぶちのめしていく楊斯。
最後の相手はやっぱり呂小龍だーっ!
勝利を祝って迎賓館に迎えられる呂小龍。
だがこれが罠で(何の?)待ち伏せていた敵とバトル!
森で黒人とバトル!
そんなこんなでヒロイン(と思しき人)は日本人に襲われて殺されてしまう。
あのね、私大して割愛してませんよ。
ほんまにこのような展開です。
物語に起きる事件の必然性が全くわかりません。
とりあえず怒りに燃えて死亡魔塔に乗り込む呂小龍。
そう、リアルに怒りに燃えているのは観客だとも知らずに。
さて1Fは李海生(リー・ハイサン)の登場だ!
指弾技を使いこなした後は双刀で襲い掛かる李海生!
しかし、呂小龍のニセジークンドーの前ではあの李海生でさえも勝ち目は無い。悶絶。
さて2Fは蛇使いの親父だ。
蛇拳では適わないと見た親父は蛇を食い千切って蛇の血を飛ばす攻撃!
こ、攻撃なのか!?それが!?
しかし、呂小龍のニセジークンドーの前では蛇使いの親父など敵ではない。悶絶。
さて3Fはヌンチャク使いの爺だ。
しかし、呂小龍のニセジークンドーの前では(以下ほぼ同文)
さて4Fは昼寝をしていた爺2人だ。
爺2人で昼寝をしている絵がかなり気持ち悪い。
しかし、呂小龍のニセジークンドーの前では(以下ほぼ同文)
さて5Fは小太りな親父だ。
小太りである以外特に特徴がないと言った代物。
しかし、呂小龍のニセジークンドーの前では(以下ほぼ同文)
最上階まで上ってみたらいるはずのボスとか楊斯がいねぇ!
こっそりと彼らはどこからか塔を脱出。
このボスは日本人と合流するのだが日本人と楊斯が裏切ってボスは勝手に死亡。
駆けつけた呂小龍、再三にわたる楊斯とのバトルをやっと制すとヒロインと思しき人を殺した日本人をも追い詰めてぶち殺す!
これでやっと終わりかと思ったらまだある!
いい加減にしろよと。
この日本人と結託してた白人黒人連中たちとバトル!
ここで出てくる偽ハキムな長身の黒人!
偽ハキムがいるなら塔で使えよっ!
しかも死ぬほど弱くてあっさり倒される偽ハキム!
さぁやっと最強と何処かの誰かに目される黒人と対戦!
しかし、呂小龍のニセジークンドーの前では(以下ほぼ同文)
まだある!
本当にリアルに正真正銘、最後のボスと決闘!
しかし、呂小龍のニセジークンドーの前では(以下ほぼ同文)
終劇
■
呂小龍の映画と考えてみれば功夫アクションは結構良かったのではないか。
これが本作唯一の救いどころになりそうな気もしないでもないようなところである。あくまで呂小龍映画レベルで功夫は良いのだろうということ。
と真面目に語って・・・はいないか。
とにかくこの映画、はなから残念もクソもへったくれも無いが、無理して言うなら唯一つ。
せめて塔の住人アイデアはもっと頑張れ
ここでどんな敵が登場するか、それぐらいはもっと工夫しろよなぁ・・・
1Fの李海生だけOKだが、後は爺とか親父とか爺とか親父とか。
せめて
李海生→女→忍者→黒人→ボロヤン
こうするだけでもコントラストが出るでしょーが。
ただ考えてみれば最初から最後まで戦いっぱなし。
アクションに次ぐアクション。功夫功夫のつるべ打ち!
ということで、功夫映画依存症の方は是非ご覧頂きたい一作・・・
のわけねーだろっ!!
塔の最後で終わっとけっ!!
|
■CAST&STAFF |
監督 |
林國翔 |
出演 |
呂小龍(ブルース・リ) |
楊斯(ヤン・スエ) |
李海生(リー・ハイサン) |
制作年度 |
1981 |
鷹拳
Mission For The Dragon
■
何誌強(ゴッドフリー・ホー)作品・・・恐らく。
とりあえずくっつけ作品ではないみたい。
そういえば当HP初登場となる巨龍(ドラゴン・リー)主演作である。
■流れ(というほど書けませんけど)
蛇拳使いが民家を襲う。
この民家では恐らく宝物を持っており、そいつを捜してた・・・たぶん。
逃げてきた民家の男2人。
ホッとするも束の間、覆面男が今度は襲ってくる。
ここも逃げ出した男1人は洞窟に逃げ込んだのだが、哀れ覆面男に見つかり殺されてしまう。
巨龍(ドラゴン・リー)登場。滝で修行。
ムキムキ筋肉とテコンドーなキックが良い感じだ。
彼は父が行方不明になっていることを師匠から聞かされ、同門の弟子達とともに捜索を開始する。
蛇拳使いとのいざこざもあったし、彼が民家襲いなのは事実なのだがこいつも覆面男とは関係ないと言う。街の名士である黄家達(カーター・ウォン)とも相談するが埒が明かない。
恐らくそのカーターからヒントを貰った巨龍はヒロインと共に洞窟を捜索。
この間に蛇拳使いは巨龍以外の弟子を捕らえ尋問に。
洞窟には父の死体が!
戻ってきた巨龍は謎の刺客に襲われるがこれを逆に捕まえ、蛇拳使いのところへ。
刺客と引き換えに弟子を返すよう要求する巨龍であったがやっぱりここで蛇拳使いとバトル!
これを制したのはカーターだった。
「蛇拳使いが殺したんじゃないのか?」
いぶかしむ巨龍であったが次の事件が起きる。
弟子達が何者かに殺されてしまったのだ。
とうとう黒幕が正体を現す。
父を殺した覆面男の正体はカーターの手下。
カーターは宝物(なんだかわからんけど)を手にするために色々策を巡らしていたのだ。次は用済みになった蛇拳使いを始末。
開き直って巨龍の前に現れるとここに
巨龍vsカーター
というかなりマニアックな戦いが始まった!
・・っていうか、カーターさん。
いつもの如く、いつもの如し。
終劇
■
ふうむ・・・・・・
別に特に言うことも無いのですが、このような作品です。
まぁ何誌強と考えればマシなほうかも。
功夫はいっぱいありますが大したこたねーな。
※中国語原題はfake様よりお教え頂きました。
ありがとうございました。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
何誌強(ゴッドフリー・ホー) |
出演 |
巨龍(ドラゴン・リー) |
黄家達(カーター・ウォン) |
武術指導 |
テディ・タン |
制作年度 |
1979 |
|
龍覇天下
Rapid Fire
ラピッド・ファイヤー
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個人的に李國豪(ブランドン・リー)ほど惜しまれるアクションスターはいない。
甘いマスクと父親譲りのキレあるアクション、大きなガタイのスケールと時折見せるシャイな部分。
父親の遺影を吹っ切った時に見せた・・・ちょうど「クロウ/飛翔伝説」撮影当初の何とも言えない清清しい笑顔・・・
今、もし彼が生きていたらどれほどのビッグなアクションスターになっていただろう?と考えると残念でならない。
結局、彼が主演した作品は「燃えよ!カンフー」のリメイクを除けば
「クロウ/飛翔伝説」
「リトルトウキョー殺人課」
「バトルドラゴン」
「ファイアー・ドラゴン」
そして本作のたった5作。
撮影途中で亡くなってしまった「クロウ/飛翔伝説」も含めて余りにも父・李小龍(ブルース・リー)と符合する部分が多いが、こんな符号全くいらない符号、長くに渡って活躍して欲しかったとほんとうに残念でならない。
本作は数少ない彼主演の一作である。
■流れ(簡単に)
美大生の李國豪(ブランドン・リー)は、偶然マフィアの殺人事件の目撃者となってしまい、正当防衛でその場で暴れたということもあって、FBIに拘束される。
ところが、FBIにもマフィアの犬がおり、安全の為に軟禁されたホテルで今度はそのFBIにも襲われ、これを殺してしまう。
マフィア、FBI、どちらにも狙われる存在になったブランドンであったが、ずっとマフィアを追っていたパワーズ・ブース刑事の助けもあって、今度はマフィアに逆に戦いを挑む・・・
終劇
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なんというかいわゆるトラブル巻き込まれ型の物凄く王道なB級アクション映画である。ソツがない。
B級映画としての面白さは申し分ないが、それ以上に何一つ無いといったような映画。
ただ、アクション面は武術指導もブランドン本人が関わっているということで、考えてみれば本作が一番ブランドンのマーシャルアーツアクションが拝める作品となっているかもしれない。そこかしこに父・李小龍ではなく、成龍(ジャッキー・チェン)のアクションが見え隠れしているところが興味深く、
ちなみに「ポリス・ストーリー/香港国際警察」でのバイクアクションも再現してます。
当然だが李小龍を彷彿とさせるマスクにジャッキー型+父親型(詠春拳ばっちり!)の両者合わさったブランドンのアクション・・・最高ではないか!
たったこれだけと言っては失礼だが、それだけの内容の本作にブランドンが出て大暴れすることでそれだけの魅力を発揮することが出来る・・・その後に生きて大作に出演したらどうだったろうと考えると何度も「惜しい・・・」と嘆くしかない。
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■CAST&STAFF |
監督 |
ドワイト・H・リトル |
出演 |
李國豪(ブランドン・リー) |
パワーズ・ブース |
レイモンド・J・バリー |
ニック・マンキューゾ |
ケイト・ホッジ |
チー・マ |
トニー・ロンゴ |
マイケル・ポール・チャン |
アル・レオン |
ベイジル・ウォレス |
ダスティン・ヌエン |
ブリジッタ・ステンバーグ |
リチャード・シフ |
フランソワ・チャウ |
武術指導 |
李國豪(ブランドン・リー) |
ジェフ・イマダ |
脚本 |
アラン・マッケルロイ |
原案 |
シンディー・シリル |
アラン・マッケルロイ |
音楽 |
クリストファー・ヤング |
製作 |
ロバート・ローレンス |
製作総指揮 |
ジェラルド・オルソン |
ジョン・ファサーノ |
制作年度 |
1992 |
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