サモ・ハン・キンポー(洪金寶)


脚本無しの映画作りをずっと捨てない永遠のデブゴン
世界中のデブに夢を与えた。
(制作年度がバラバラになっているところもあります。)



四大門派
Shaolin Plot
必殺!少林寺武芸帳

監督・脚本 黄楓(ファン・フェン)
出演 田俊(ジェームス・ティエン)
〔上下〕薩伐(カサノバ・ウォン)
権永文
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
陳星(チン・セイ)
金剛(カム・コン)
元彪(ユン・ピョウ)
任世官(ニン・シークワン)
銭月笙(チェン・ユーサン)
火星(マース)
孟海(マン・ホイ)
關山
王侠
原森
洪性中
黄楓(ファン・フェン)
張景坡
王撼塵
馬劍棠
陳龍
林克明
惠天賜
鍾發(チュン・ファット)
陳會毅(チェン・フォンイー)
董〔王韋〕(ツン・ワイ)
林正英(ラム・チェンイン)
元華(ユン・ワー)
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)クレジット名は朱元龍
音楽 張耀宗
製作 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1977

◆下記の「三徳和尚與春米六」を製作するきっかけになったんじゃないかと思われる、
ほとんど同じキャストでの作品。ただ、こっちはサモ、陳星共に悪役。
サモはハゲ坊主の悪師範役で空飛ぶ円盤みたいなのを武器に卑怯な戦いを繰り広げます。
お話はいわゆる“少林寺復讐モノ”で、ラスボス将軍を演じているのが陳星。
陳星はこういったの悪役の方がはまってるなー。
主役が田俊ってのも超珍しい配役ですな。
話はともかく、面白いのがまずキャスティングで出るわ出るわと、お馴染みの顔の続出!
サモハンの殺陣も非常に冴えており、格闘シーンは流石の出来です。
特にラスト、またも〔上下〕薩伐大先生が陳星に向かって、

得意の連続足刀をババババッ、ババババッ、ババババッ、ババババッ
繰り出すところが
もの凄いです!
いっつも本当に殺陣はサモハン良いよなー・・・・
でもって、
他サイトでも何故下記の「三徳和尚與春米六」にポルノ描写があるのか?が疑問視されているので、
全く持って推測だが、この鄒文懐製作の本作品が興行的に失敗し、
次回作を作るにあたって鄒文懐がサモハンに
おっぱい入れなさい。おっぱい。
と言ったから、「三徳和尚與春米六」が“おっぱいおっぱい”になったのではなかろうか?




三徳和尚與春米六
Iron Fisted Monk
少林寺・怒りの鉄拳

監督 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
陳星(チン・セイ)
田俊(ジェームス・ティエン)
〔上下〕薩伐(カサノバ・ウォン)
石天(ディーン・セキ)
馮克安(フォン・ハックオン)
朱青
王侠
霊海鵬
陳維英
魯俊
皇封
任世官(ニン・シークワン)
銭月笙(チェン・ユーサン)
牛馬(ウー・マ)
林正英(ラム・チェン・イン)
唐山
鐘發(チュン・ファット)
曾志偉(エリック・ツァン)
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)←クレジットは朱元龍
馮安克(フォン・ハックオン)
陳會毅(チェン・フォンイー)
成龍(ジャッキー・チェン)
脚本 黄楓(ファン・フェン)
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
音楽 陳勳奇(フランキー・チェン)
製作 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1977

←なぜか高画質!単なるVCDなのに・・・
←バシッと型を決めてます。いかにも初期ですね。
◆サモハンの監督デビュー作。
いやー、やっぱりデビューからサモハンはサモハンだなぁと思いました。
アクションシーンはやはり「
忠烈図」「少林門」「四大門派」等々で、
武術指導家としての腕を磨いた後の作品なので、なかなか素晴らしいものがありました。
せっかく買ったので画像を一杯散りばめてお送りするっす。

出番は序盤だけだった田俊。得意の棒術を披露します。
悪役なのかと思ったが、今回はサモの良き兄弟子役でした。

石天
ディーン・セキさん、「贊先生與找錢華」と格好も役柄も全く一緒じゃないの。
単なる悪役側近なんで魅力の「み」の字もない汚れ役でした。残念。

オープニングシーンにだけサモハン対決で登場する〔上下〕薩伐大先生。
相変わらずのテクニカルな足技を披露します。
しっかしこういうオープニング大好き。

本作には後々活躍する俳優・監督さんがたくさん出演しています。
一番右端のちょっと気持ちの悪い感じの人は王祖賢「都市猟人」で
猟奇殺人者の役を演じてました。あとジャッキーの「奇蹟」で冒頭で死ぬボスとか。

このヒゲは「
忠烈図」でのわがままな将軍や、「少林門」での剣の達人役、
「肥龍過江」(「燃えよデブゴン」)では、嫁に頭の上がらない亭主など演じています。

ほんの一瞬しか登場しない鐘發
ちなみに体の身軽さはユン・ピョウにもヒケをとらないアクションが出来ます。

痩せてやんの曾志偉
プロサッカー選手から転向して、こんなチョイ役で大変だったろうな。

まだまだ幼い顔の林正英

左の銭月笙はクンフー上手いんだけど、その顔の出来のためこの後も悪役ばっかり。
ただ、「ピックポケット」ではディスコで軽快に踊りすぎて、
運んできた料理が全部こぼれてしまうボーイを明るく演じてました。あれ、なんとなく好き。
右の彼は任世官
ジャッキー「笑拳」の【鉄の爪】といえば、わかる方も中にはいらっしゃいますか。
「黄飛鴻」では李連杰の敵役を務めました。

午馬。お花小僧です。
「奇蹟」のご家老役も好き。

ジャッキーお気に入りのスタントマン。
しかし、ジャッキーは自分の下で働いている人達に必ず大きな役を与えてあげるのだが
(「酔拳U」の盧惠光は元ボディガード。「瑠璃樽」のブラッドリー・ジェームス・アランもジャッキー・チームの新人。)
未だに、ジャッキー映画で大きな役をもらっていない。
やはり、その黒社会な風貌のせいだろうか(風貌だけなんだけどね)。

香港の蟹江敬三、馮克安
善役は「蛇拳」の冒頭で殺される拳士しか知らない。後はとにかく悪役・悪役・悪役。
蟷螂拳が彼の得意技なんだろうな。しょっちゅう披露してます。
本作では二回も強姦し、観客の気持ちを逆撫でします。

壮絶なラストの試合から。
サモハンって、この両足跳び蹴り好きね。本当に様々な作品でやってます。
「飛龍猛将」(「サイクロンZ」)ではジャッキーに、これと全く同じ事をやらせています。

四つ巴の戦い、戦いの演出においては初期のジャッキー演出より秀でているのではないかと。

バシッと二人で型を決めてます。それにしてもここのセット、「四大門派」と全く同じような・・・

これじゃあ、内容が全然わかりませんが、まぁいいじゃないすかサモハン映画だし。
しかし、この映画で必ず取り沙汰されていた強姦シーンがあるせいで、
あまり人にはお勧めできない作品になってしまっているよなぁ。非常に余計な演出。
香港では公開時、子供もたくさん観に行ったと思うんだけど・・・・その年の興行成績TOP10に入っている作品だし。

ちなみにタイトルの「三徳和尚と春米六」。
この二人の関係を理解するには「少林三十六房」をご覧になって下さい。
これの主人公が三徳和尚(劉家輝)で、修行を終えて下山した三徳和尚が
「将軍討伐」の仲間にスカウトするのが春米六(汪禹)なんです。
米屋の6番目の息子なんで春米六です。

それにしてもクンフー映画って楽しいなぁ・・・・




老虎田[奚隹]
Dirty Tiger, Crazy Frog!
燃えよデブゴン3/ダーティタイガー
燃えよデブゴン/カエル拳対カニ拳

監督 麥嘉(カール・マック)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
石天(ディーン・セキ)
劉家榮(リュー・チャー・ヨン)
李海生(リー・ハイ・サン)
林建明(リン・チェン・ミン)
馮克安(フォン・ハック・オン)
麥嘉(カール・マック)
白彪(パイ・ピョウ)
陳會毅(チェン・フォンイー)
陳龍
杜少明
錢月笙(チェン・ユーサン)
黄哈(ウォン・ハー)
鄭康業
火星(マース)
泰山
林正英(ラム・チェンイン)
馮敬文
徐忠信
曾楚霖
孟海
林克明
張華
劉家勇
何柏光
陳立品
班潤生
元彪(ユン・ピョウ)
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
劉家榮(リュー・チャー・ヨン)
脚本 麥嘉(カール・マック)
曾志偉(エリック・ツァン)
音楽 陳勳奇(フランキー・チェン)
製作 麥嘉(カール・マック)
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
劉家榮(リュー・チャー・ヨン)
制作年度 1978

超X級映画「戌魚翻生」のなんと第二弾。第二弾なんか作るな。
今回も設定が超オバカ。
・「無敵のチョッキ」と呼ばれるものを盗むため80歳の婆さんと結婚した盗人デブゴン
・それを捕まえるために雇われた・ダーティタイガー
・片目の盗賊・アンポンタン
・その盗賊の頭の「蟹拳」の達人・ツンツルテン
もういいか。
最初から最後まで腐りきった下品ギャグが飛び交い、観客を痺れさしてくれる。麻痺。
思えばこの後、
悪役ばかりになった劉家榮の最後の格好いい役かもしんない。
劉家良、劉家榮、劉家輝は
「功夫三兄弟」と呼ばれ昔から数々の映画の出演、武術指導をこなしている。
元々は巨匠張徹の傘下だった。
ちなみに劉家良は「酔拳2」「阿羅漢」の監督。
劉家榮は最近ではアクション監督。
劉家輝は「少林三十六房」主演「孔雀王子」に宮比羅役として出演している。
一番メジャー。
話が脱線したが。まぁいいか。



搏命箪刀奪命槍
Odd Couple
燃えよデブゴン6
燃えよデブゴン/豚(トン)だカップル拳

監督 劉家榮(リュー・チャー・ヨン)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
劉家榮(リュー・チャー・ヨン)
石天(ディーン・セキ)
梁家仁(リャン・カー・リャン)
李海生(リー・ハイ・サン)
麥嘉(カール・マック)
火星(マース)
陳龍
林正英(ラム・チェン・イン)
陳會毅(チェン・フォンイー)
何柏光
元武
泰山
周元武
杜少明
黄蝦
武術指導 洪家班
劉家榮(リュー・チャー・ヨン)
成龍(ジャッキー・チェン)
脚本 黄柏鳴(レイモンド・ウォン)  
黎偉民
音楽 陳勳奇(フランキー・チェン)
製作 麥嘉(カール・マック)
制作年度 1978

◆意外と忘れられているクンフー映画の名作。
傑作とされている「ペディキャブ・ドライバー」よりこっちの方がずっと好き。
サモハンとヨンがそれぞれ槍の達人と刀の達人を交互に演じ、
武器を使ったクンフーのアラベスクを余すことなく披露してくれている。本当に壮快。
ま、話としては二人がずっと対決して終わりなのだが。
ディーン・セキもまたアホなぼっちゃん役で登場し、
「殺してぇーーー!!!」
の名ゼリフを吐いた。ほんまおもろいな



猫頭鷹與小飛象
The Owl and Bumbo
デブゴンの怪盗紳士録

監督・製作 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
林子祥(ジョージ・ラム)
楊紫瓊(ミシェール・ヨー)
馮淬帆(フォン・ツイフェン)
馬斯晨(シーズン・マ)
陳欣健(フィリップ・チャン)
牛馬(ウー・マ)
黄哈(ウォン・ハー)
田俊(ジェームス・ティエン)
狄威(ディック・ウェイ)
山怪
黄斌
陳會毅(チェン・フォンイー)
馮敬文
曹査理
錢嘉樂(チン・ガーロッ)
泰山
太保(タイ・ポー)
武術指導 林正英(ラム・チェンイン)
元華(ユン・ワー)
脚本 岑建勲(ジョン・シャム)
牛馬(ウー・マ)
製作総指揮 潘廸生(ディクソン・プーン)
制作年度 1984


何よりこの映画最大のポイントは、映画初出演、これがデビューの楊紫瓊
ナヨナヨっぷり
である。
なんと、今ではジャッキーにも負けず劣らず、果ては李連杰どころか
ジェームス・ボンドも喰らってしまう勢いのアクション女優、楊紫瓊が、
教室で生徒に虐められて(先生役)、廊下に飛び出しワンワン泣いてしまうという

今では中国と台湾の和解ぐらい有り得ない
シーンがあるのだ!!
その後も、突然回し蹴りを披露することもなく、弱々しいお嬢様のまま終了。
よくこんな女の子があんな、スーパーウーマンになったなぁ・・・とびっくりの必見。
で、他に見るべき面白いポイントなんか無かった・・・




最佳福星
Lucky Stars Go Places
十福星

監督 曾志偉(エリック・ツァン)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
呉耀漢(リチャード・ウン)
苗僑偉(ミウ・キウワイ)
馮淬帆(フォン・ツイ・フェン)
曾志偉(エリック・ツァン)
麥嘉(カール・マック)
張艾嘉(シルビア・チャン)
松井哲也
馮安克(フォン・ハック・オン)
徐少強(ツイ・シャオ・チャン)
劉徳華(アンディ・ラウ)
譚詠麟(アラン・タム)
王青(ワン・チン)
鄭則士(ケント・チェン)
陳友(アンソニー・チェン)
樓南光(ビリー・ロー)
張堅庭(アルフレッド・チャン)
王小鳳(ポーリン・ウォン)
童玲
夏萍
曹達華(チョウ・ダッワー)
ジョアン・アントニオ・ゴメス
武術指導 洪家班
脚本 黄炳耀(レイモンド・ウォン)
麥嘉(カール・マック)
張堅庭(アルフレッド・チャン)
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
陳友(アンソニー・チェン)
司徒卓漢(シー・トー・チャ・ホン)
盧堅
曾志偉(エリック・ツァン)
音楽 林敏怡(バイオレット・ラム)
主題歌 最佳福星-譚詠麟
制作年度 1986

◆日本では結局広まらなかった「エースシリーズ」と、「福星シリーズ」が合体した。
オールスター作品。エースシリーズは3作が日本公開されている。知らないかな。
福星シリーズとして最低のレベルの映画であった。
まず、福星メンバーがサモハンと劉徳華譚詠麟以外日本では超マイナーなので
よくわからないし、またも女をモノにするために色々とやっているが
ここまで来ると「ええ年して何やってんねん」と醒めてしまう。
見所はサモハンと麥嘉扮するコチャック警部のやり取りなのか。
ラストの倉田保昭の弟子・松井哲也と劉徳華との戦いは結構面白い。
でも、曾志偉監督にしては駄作だなぁ。
ちなみにジャッキーは出ていないぞ。



霹靂大喇叭
Where's Officer Tuba
デブゴンの霊幻刑事
サモ・ハン・キンポーのオバケだよ!全員集合

監督 劉観偉(リッキー・リュウ)
陳欣健(フィリップ・チャン)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
張學友(ジャッキー・チュン)
王祖賢(ジョイ・ウォン)
姜大衛(デビッド・チャン)
張翼(チャン・イー)
黄正利(ホアン・チョン・リー)
張沖(ポール・チャン)
秦沛
胡楓(ウー・ファン)
張堅庭(アルフレッド・チョン)
葉榮祖(イップ・ウィン・チョウ)
元奎(ユン・ケイ)
陳會毅(チェン・フォンイー)
元華(ユン・ワー)
陳國新
太保(タイ・ポー)
楊斯(ヤン・スエ)
田青
區凱倫
武術指導 洪家班
脚本 黄炳耀(バリー・ウォン)
音楽 鍾定一
制作年度 1986


やり手の刑事(姜大衛)がマフィア(黄正利・張翼)に殺される。
たまたま居合わせたダメ警官サモハンが「マフィア撲滅」を託されてしまい、
さらにその死んだ刑事に憑依されてしまう。
ってところは、憑依された力を借りて事件を解決したいところだが・・・・・・

誰でもそういう結論は出ていると思うが、
サモハンはスケベである。
彼ほど自身のスケベ心を映画に反映させてる人も珍しい。
いやいや、ジャッキーもスケベである。でもサモハンと比べるとジャッキーはムッツリ。
サモハンはスケベ・オープナー。そういや元彪監督作でも
元彪のスケベ心は反映されていた(あんな真面目な人でも!)。
七小福が一番飢えていたのはやっぱ女だったのか!?
3人の共通点は共演女優に対してサディスティック。加えて七小福はSなのか?(怒られるで)

サモハンなんかあれだよな〜共演女優に
鍾楚紅、楊紫瓊(元々はミスコン女王)、胡慧中(さんざんセクハラ受けましたね)、
高麗虹(実際口説いて奥様になってるし)、利智、張艾嘉、
張曼玉(サモハンに蹴られて便器に突っ込む今や大御所女優)、
關之琳(彼女のセミヌードをサモハンの趣味と言わずして!)
そして本作での王祖賢
ただし王祖賢ン。今回はあんまし可愛く撮れてないかな。

せっかく悪役に黄正利・張翼と魅力ある奴らを揃えているのに、
サモハンがダメ警官役のおかげでラストのアクションにも思い切りの良さがない。
もったいないことこの上なし。



鬼咬鬼
Encounters of the Spooky Kind 2
鬼喰う鬼

監督 劉観偉(リッキー・リュウ)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
孟海(マン・ホイ)
林正英(ラム・チェン・イン)
林敏聰
倪星(ガイ・シン)
王文君(ジャニス・ウォン)
葉榮祖(イップ・ウィン・チョウ)
譚倩紅
黄蝦
武術指導 洪家班
田俊(ジェームス・ティエン)
蕭徳虎
周金剛
音楽 盧冠廷(ローウェル・ロー)
脚本 黄炳耀(バリー・ウォン)
製作 葉榮祖(イップ・ウィン・チョウ)
製作総指揮 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
制作年度 1990

「鬼打鬼」のパート2。監督は劉観偉にバトンタッチしている。
敵方の道士が、いっつも気持ちの悪い妖術を使って気分が悪い。
個人的に中国の呪術的な信仰には興味が無いので、どうしても退屈になってしまう。
アクションも少なく、ま、最後だけ。唯一、道士の林正英が格好良かった。
林正英は日本でもジャッキーやサモハンの映画を始め、
数々の映画で顔を覗かせた名脇役で、
代表作はもちろん、「霊幻道士」シリーズの道士役である。
レンタル屋にも一杯あるが正直ほとんど駄作。
古くからやられ役で出演してるし、この人が出てくると安心までするに至っていたが、
42歳の若さで亡くなった。ガンだった。葬儀には香港オールスターが参列し、
早すぎる死にみんな別れを惜しんだ。俺も悲しかった。


inserted by FC2 system