賭聖
All For The Winner
ゴッド・ギャンブラー/賭聖外伝
■
やっとみたみたやっとみた。
たまたまTV放映してくれただけだけど。
まぁここに来る皆様は大体ご存知だと思うけれども、やっぱり一応書くと、周星馳(チャウ・シンチー)香港大ブレイクとなった作品で、ここからシンチーギャグが爆発(映画で)し、彼はスター街道まっしぐら。ジャッキーで言えば「蛇拳」「酔拳」にあたるか。
■
流れ
香港の叔父・呉孟達(ン・マンタ)のところに大陸から甥の
周星馳(チャウ・シンチー) がやってくる。
呉孟達は彼のことを
「あまり会いたくない奴」
としていたが、シンチーが超能力者になっていることに気づいた呉孟達は彼を使って博打をしようと企む。
大儲けして帰ろうとしたが黒社会はそうはいかない。
追ってきたチンピラをなぎ倒して逃げるシンチーは誰かわからない車に飛び乗るがそれを運転するのは張敏(チョン・マン)。
早速一目ぼれしているシンチーだったが彼女もまた黒社会に追われている途中で、2人して追っ手を蹴散らそうとしたが彼女には男の相棒がいたようでシンチー美味しいとこを持っていけず。
シンチーの能力に気づいていたのは賭場の元締めかつギャンブラーの大物・秦沛(ポール・チュン)で、秦沛は彼の能力を見極めるために屋敷に招待。
そこで能力を見せたシンチーは
「うちの代表として大会に出てくれ!」
と秦沛にカジノ大会の代表指名をされるが事態は思わぬ方向に転ぶ。
張敏が秦沛のところに潜入していた別組織のスパイだったために、シンチーもあっさりそっちに鞍替え。
怒り心頭の秦沛とシンチーとの対決が大会を通して始まろうとしていた・・・・
終劇
■
もっと未完成なものかとの予想を覆して、既に呉孟達とのコンビは完成されているし、シンチーの芸風、ギャグはここで全て確立されている。
個人的にはもっと徹底的に(例えば「
インファナル・アンフェア
無間笑 」のように)本家のパロディをやってほしかったのでその辺で物足りなさというか期待が外れてしまったところはあったのだが、ギャグ、功夫、ギャンブルと娯楽要素がふんだんに詰まっているその香港娯楽映画テイストとシンチー独自のキャラクターで非常に面白いと感じる映画である。
個人的には李小龍ライクに鉄拳かますシーンが大好きですな。