■CAST&STAFF |
監督 |
黎大〔火韋〕(デビッド・ライ) |
黄泰來(テイラー・ウォン) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
鍾楚紅(チェリー・チェン) |
葉コ嫻(ディニー・イップ) |
王小鳳(ポーリン・ウォン) |
音楽 |
陳永良 |
製作 |
麥富雄(ジョニー・マック) |
制作年度 |
1987 |
八星報喜
The Eighth Hppiness
僕たちは天使じゃない!
■
「ハッピー・ブラザー」と同じく、黄百鳴(レイモンド・ウォン)が放ったお正月コメディ。恒例だったみたいで結構な同コンセプトの作品が他にも作られている。
ただしこれは監督が杜h峰(ジョニー・トゥ)であるとこが何だかおかしい。だって杜h峰(ジョニー・トゥ)と言えばどうしてもシリアス路線の骨太ドラマな映画をイメージするからね。高志森(クリフトン・コウ)だったら実に納得するところなんだけど。
というわけで、豪華出演陣も肩の力を抜きつつも皆さんベテランで役者としての力量バッチリな方々ばかりなので、ちゃんとキャラクター作ってるし、力みすぎてないしでなかなかの好感。第一、香港の旧正月映画は楽しいものだからね。
が、ほんま同コンセプト、
「ハッピー・ブラザー」とほとんど一緒じゃん
ってのがちょっと退屈にさせる部分はあったかな。
あっちは周星馳(チャウ・シンチー)の濃いコメディ部分や、呉君如(サンドラ・ン)をはじめとする女優陣の頑張りがもの凄いものがあったからね。
本作の方が出ているヒロインたちはみんな可愛いんだけど、コメディ濃度でちょっと負けたかなっていう。
その中で改めて周潤發(チョウ・ユンファ)のコメディ演技は改めて推し量る必要も無いだろう。オールスターの中で一際の存在感を放っておきながらオカマしゃべりのプレイボーイというキャラクターを難なくこなしているし、ちゃんと自分のものにしている。
「カマっぽくならないように、弟は僕が守った」
なんて周潤發は言っているが、ナヨナヨしてこっちも若干カマっぽい張學友(ジャッキー・チュン)なんかも実に可愛らしい。まぁ、この2人と黄百鳴で3兄弟ってのはホイ3兄弟よりも無理があるとは思うが(あっちはほんとだが)。
対しての今回の女優さんたち。
「ハッピー・ブラザー」のような強烈なキャラクターは出てこないものの、みんな可愛らしい。
鄭裕玲(ドゥドゥ・チェン)なんていうと、ジャッキー迷の僕としてはどうしてもまず
「プロジェクト・イーグル」のキャリアウーマン姿が目に浮かんでしまうのだが、本作では実に可愛らしかった。
さらに鍾楚紅(チェリー・チェン)は一見、かるーいゲスト出演のように見えるが実に価値のある出演の仕方をしている。デビュー当時のセクシー路線から抜け出して
「いつの日かこの愛を」「誰かがあなたを愛してる」等の周潤發(チョウ・ユンファ)共演作でしっとりした本格女優にバッチリなっておきながらも、本作でのクレージーなアーパーギャルを演じることで、見事に芸幅の広さを証明して見せているのだ。これはでかい。またファンにとってもたまらない出演の仕方であろう。
ほんでもって、一番きらめいてしまうのはやはり馮寶寶(フォン・ボーボー)だと思う。40歳を超えても美貌を全く失わなかった林青霞(ブリジット・リン)と比べるのは酷であるが、デビューが非常に古いためもっとこの時結構高齢なのかと思うものの、まだまだ35歳である。結局彼女が黄百鳴との恋の顛末部分で一番可愛らしいんだから頭が下がる。ラストの京劇シーンは実にチャーミングだ。
また旧正月映画らしく、ラストには泰廸羅賓(テディ・ロビン)、麥嘉(カール・マック)、岑建勳(ジョン・シャム)、そして
「男たちの挽歌」のマークの格好して周潤發が登場するのも楽しい。
ま、それ以外には何も無い映画っていやぁそうだけど。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
杜h峰(ジョニー・トゥ) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
黄百鳴(レイモンド・ウォン) |
張學友(ジャッキー・チュン) |
鄭裕玲(ドゥドゥ・チェン) |
馮寶寶(フォン・ボーボー) |
袁潔瑩(フェニー・ユン) |
鍾楚紅(チェリー・チェン) |
黄坤玄 |
黄新(ウォン・サン) |
李香琴 |
森林 |
ケ丹瑞 |
ケ孟霞 |
許英秀 |
徐寶鳳 |
王曼 |
田青 |
周文健 |
陳雪麗 |
泰廸羅賓(テディ・ロビン) |
麥嘉(カール・マック) |
岑建勳(ジョン・シャム) |
武術指導 |
程小東(チン・シュウトン) |
脚本 |
黄百鳴(レイモンド・ウォン) |
李居明(エドワード・リー) |
ケ忠泰 |
呉文輝 |
音楽 |
慮東尼 |
製作 |
黄百鳴(レイモンド・ウォン) |
制作年度 |
1988 |
長短脚之戀
Fractured Follies
パラダイス・パラダイス
■
うおお・・・
これはなんともって表現したらいいものかうむむ・・・・・・
・・・・・・・長考・・・・・・・いやその必要は無いのか?
あっさり一言、言ってみよっか。
つまんなかった
まぁ全くもってそうなんだけどなぁ・・・・
なんかなぁ・・・・・・こうなんちゅうかやっぱそれだけかなぁ・・・
■簡単に流れ
フランチャイズで親戚からスーパー買ったけどボロボロで騙された黄霑(ジェームス・ウォン)一家。それ以来、父・黄霑はハモニカ吹いて狂っちゃうのでした。
というわけで、家族運・金運を占ってもらおうとしている黄霑の娘の王祖賢(ジョイ・ウォン)。
「お主の恋の相手はすぐそばにおるっ!」
・・いやだから見てもらいたいのは金運なんですが・・・
と、そこにいきなり車で突っ込んで来て王祖賢(ジョイ・ウォン)に車ごと体当たりしてきたのは、しがないタクシー運転手の周潤發(チョウ・ユンファ)。
これをきっかけに周潤發(チョウ・ユンファ)は王祖賢(ジョイ・ウォン)とだんだん恋に落ちて行くのですが、途中には兄の王青(ワン・チン)や周潤發のことを好きになる利智(ニナ・リー)が絡んできてさぁどうなるのか?
おしまい
■
ま、そんだけですな。
メリハリが無いんだよたぶん。
シリアスであれコメディであれ、
見所 お休み 見所 小見所 お休み 大団円
なんて感じで各シーンのメリハリをつけることは大切だと思う。
本作は笑うとこから何から何まで全て同じテンポで進むからすぐ退屈になるんだよね。
その上に主演である2人、周潤發と王祖賢はどうかっていったらこれお互いにさぁ・・・
「弱い役でも周潤發は格好良いのです」
「メガネかけようが王祖賢はとってもお美しいのです」
って感じで、あんまり感情移入出来ないんだよね。
そんなにモテナイ役とか、色気の無い役とか演じられてもなぁ・・・
でもって、彼らの魅力というものは見た目の素の部分に頼るところが多くて、つまりはこの映画ならではの主演2人の魅力ってのは全く出てないね。
てなわけで、もうこの時点でかなり人が本作の評価をダサくとするところだけれど(まぁ俺もそうなんだけど)、1つだけ面白いポイントがあったりなんかしてね、
「王青(ワン・チン)が周潤發の兄貴って!」
勿論、王青は数々の憎まれ役をこなした後にコメディアクターとしても才能を発揮してるんだけど、なんだかこのコンビは面白いやら異様やらで笑えるっちゃー笑えるな。知らない人には何でもないことですけれどもね。
もう1つ面白いポイントがあるんだけどね、
黄一飛(ウォン・ヤッフェイ)大師兄!
が出てるんだよね。知らない人は
「少林サッカー」借りに走れっ!
黄霑(ジェームス・ウォン)を騙す親戚のおっちゃん、さらにその黄霑のスーパーの前に同じようなスーパー出して張り合おうとするライバルのおっちゃん役です。これも「少林サッカー」知ってる人にはそこそこ面白いよ。
利智(ニナ・リー)さんもコメディエンヌとして随分頑張っている印象はあったんだけど、
こういう感じの彼女ならでは肉感的な魅力が全く出てないのはあんまりよろしく無かったな。強烈なキャラクターで出ているだけに、こういったトータルしてのボディの美しさは映えさせるようにするべきだと思うす(スケベ心だけの問題じゃなくて)。
それにしても監督の王鐘(ウォン・チャン)って
「少林寺列伝」「笑傲江湖」とかに出演してたあの王鐘(ウォン・チャン)でいいのかしら?
だとしたらとてもこのようなコメディを撮るような顔してないので凄いなぁ(何がってやっぱ顔が)。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
王鐘(ウォン・チャン) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
王祖賢(ジョイ・ウォン) |
黄霑(ジェームス・ウォン) |
利智(ニナ・リー) |
王青(ワン・チン) |
羅明珠(ロー・ミンチュウ) |
ケ孟霞 |
王一飛(黄一飛)(ウォン・ヤッフェイ) |
陳立品 |
金雷 |
黄豊強 |
佩雲 |
石中玉 |
脚本 |
王鐘(ウォン・チャン) |
張炎江 |
鐘繍昌 |
梁日新 |
袁俊文 |
龍天生 |
林冠喬 |
音楽 |
慮東尼 |
製作 |
石天(ディーン・セキ) |
制作年度 |
1988 |
吉星拱照
The Fun,The Luck & The Tycoon
ゴールデン・ガイ
■
なんかユンファコメディが続いてしまったなぁ。
これもユンファコメディの1つで、中身は
「星の王子様ニューヨークへ行く」?
なのかしら。俺そっちを観てないのでよくわからんのだが。
とにかく周潤發(チョウ・ユンファ)が金持ちボンボンに扮して、町に出て・・・
と言ってしまうと正直話の展開が読めてしまうのだが、
全く読めたとおりにやっぱりコトが進んでしまいました。
これじゃー個人的には面白くないす。
■簡単に流れ
大企業の社長である周潤發は財産目当てで近づいてきた他企業のお嬢様・利智(ニナ・リー)と結婚させられそうだったが逃亡。成り行きで小さいレストランの東東食品の社員になる。
そこの店長の娘・張艾嘉(シルビア・チャン)と恋に落ちたので、社長に復帰したあとほどなく結婚。
終劇
■
ほんと、それだけなので特にどうということもない。
ちょっと余りにもこの映画ならではの特色が無さ過ぎるのではないかと思った。
|
■CAST&STAFF |
監督・策劃 |
杜h峰(ジョニー・トゥ) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
張艾嘉(シルビア・チャン) |
利智(ニナ・リー) |
ケ丹瑞 |
黄坤玄 |
BEYOND |
夏雨 |
脚本 |
海滴 |
武術指導 |
程小東(チン・シュウトン) |
音楽 |
羅大佑 |
製作総指揮 |
黄百鳴(レイモンド・ウォン) |
制作年度 |
1990 |
秋天的童話
An Autumn's Tale
誰かがあなたを愛してる
■
本当にこの2人は名コンビだったんですねぇ、
周潤發(チョウ・ユンファ)&鍾楚紅(チェリー・チェン)
本作はこのコンビ作品の中でも屈指の出来上がりで、面白いことに
「七小福」や「玻璃の城」などコンビ作が多い、
張婉〔女亭〕(メイベル・チャン)&羅啓鋭(アレックス・ロー)
の手によるものだということ。コンビだからこそコンビの面白さを引き出せたということか。
■流れ
芝居の勉強をしたいとアメリカ・ニューヨークに留学しに飛んだ鍾楚紅。
遠い親戚である周潤發を頼って下宿。
しかし周潤發は何の就職もせずにフラフラしているヤクザ者。
あてがわれた部屋も俺が以前住んでいた部屋より遥かに汚い部屋で鍾楚紅唖然。でもそんなことはあんまり気にしていなかった。
彼女にはもう1つの目的があった。
彼氏であるこちらも留学中の陳百強(ダニー・チャン)に会えるというのである。
周潤發に送ってもらって再会を果たすのであるが、哀れ陳百強は既に別の女を作っており、鍾楚紅のことなんか遠い記憶な感じ。
これで茫然自失の鍾楚紅。
それを見ていた周潤發は彼女を元気付けようと色々とやらかす。
そのうち、打ち解けてくる2人。
いつしか周潤發も心の中に彼女に嫉妬したりする気持ちがあり、抑えられないことを自覚する。
障害も無く、うまく行きそうな2人。
周潤發の誕生日ということパーティが開かれるが、
そこに陳百強が現れる・・・・
終劇
■
ラストがまた色々なことを想像させてくれて良い感じ。
結局ほとんどラブシーンなんてものが無いんだよね。
恋のドラマなのに。
周潤發の粗野で優しくて、それでもたまに年甲斐も無く嫉妬なんかしちゃってというところが魅力的でさすがはアクションなしでも魅せられる俳優さんだなぁと思う。
鍾楚紅の方も演技が過剰なところもなく、嫌味も無く素敵。
一重に張婉〔女亭〕監督の演出というか作風が影響していることは言うまでも無い。張婉〔女亭〕の作品は血が出なくて、悪役もおらず、そのテンポはゆったりしているのだがどこか心地良く進み、観ている側の気持ちを和やかにしてくれる。癒し系監督だな。
んで、本作には良いシーンがいっぱいあるんだよね。
呼び鈴を足で踏んで鳴らしたいけど鳴らせない鍾楚紅、ほんとはそばにいたいけど呼び鈴の下の部屋でひたすら呼び鈴を待ち続ける周潤發、時計にまつわるエピソード、思わず周潤發が子供っぽく怒ってしまうシーン、何も出来ずにパーティ会場から去ってしまうシーン、鍾楚紅の下へ笑顔一杯で駆け出す周潤發、そしてラスト。
また、盧冠廷(ローウェル・ロー)が織り成したロマンチックなサントラも実に気持ちよく素敵。
韓流迷の皆様、この作品はどうですか?
|
■CAST&STAFF |
監督 |
張婉〔女亭〕(メイベル・チャン) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
鍾楚紅(チェリー・チェン) |
陳百強(ダニー・チャン) |
黄淑儀 |
黄曼 |
呉福星 |
脚本 |
羅啓鋭(アレックス・ロー) |
音楽 |
盧冠廷(ローウェル・ロー) |
製作 |
岑建勲(ジョン・シャム) |
製作総指揮 |
潘廸生(ディクソーン・プーン) |
制作年度 |
1987 |
刀槍不入一僧侶
Bulletproof Monk
バレットモンク
■
果てさて。
これでなかなかおもろいことになりましたな。
おもろいこととは勿論、「バレットモンク」と「マッスルモンク」。
本作に便乗する形で「マッスルモンク」というタイトルが付けられたのかな?と思うが、実際のところむしろマッスルモンクはあの映画にピッタリのタイトルであり、こちらの「バレットモンク」の方が"バレットプルーフモンク"では長いので切っただけ、切ったのでニュアンスが変わってしまったじゃんというミスマッチな感じがする。
共通するのはどちらの作品も仏教思想を扱っているということであり、その辺の思想が映画にどのように取り込まれているのか見比べてみるのも一興である。
■流れ
60年前。
超人的な・・・・・・あれ?
話がいきなり矛盾してるような?
超人的な力を持つチベット高僧のロジャー・ユーアン・・・
って、またまたまたロジャーかよ!?
ハリウッドにはロジャーしか中国人がいないのか?
まぁいいや、そのロジャーvs弟子の周潤發(チョウ・ユンファ)!
の末に周潤發が勝利!!
「今日からお前がここの長だ」
というわけでロジャーから不老不死とその超人的なパワーを手に出来る巻物伝授。周潤發が超人に・・・・・・
って、ロジャーは超人だったのに負けてるじゃん!! あれ!?
と、そこにナチス強襲!目的は巻物!
僧侶を皆殺しにして周潤發に迫ったが、周潤發は巻物ごと滝壷に落ちてしまって行方不明に。
現代。
未だにナチスの追ってを交わしながら、今度は自分の後継者を探す周潤發。スリをしていたショーン・ウィリアム・スコットと知り合う。
ショーンの根城はオールドチャイナシネマの映写室裏で、彼はここで数々の功夫映画を観ながら真似して功夫を習得しようとしていた。これを観た周潤發が
「後継者はこいつで良いのかな?」
って感じで。
ちなみにここでスクリーンに映っている映画は「佛山贊先生」です。
ナチの追っ手は止まない。
遂にはショーンまで巻き込まれ、彼を可愛がっていた映画館の支配人・マコが殺されてしまう。
「俺もやるぞ!」
ショーンは周潤發と共にナチスとの戦いに臨む。
おしまい
■
これ凄いな監督は撮影当時22歳だって!!
はっきり言ってこの映画、俺はつまらんかったけど22歳でこれだけの映画作ったのならこれからに十分期待が持てますな、頑張れ!
漫画が原作だとかそんなことどうでもいい。
はっきり大いに不満である、アクションシーンに対して。
この程度であればチャーリーとこのエンジェルにやらせとけ、お色気があるぶんその方がマシだ。
冒頭の吊り橋での対決の何と迫力の無いことか。この映画ストーリーが全く同じだとしても例えば香港資本で唐李禮(スタンリー・トン)演出で生アクションさせたらどれだけ面白くなったことか。吊り橋は危険だし、保険会社も許さないからCGたっぷり使ってやる、だったらそんなもん最初からやりなさんな。白けるだけだわ。本当にもうなんちゅうか嫌い!
さて仏教思想である。
ハリウッドでアメリカで仏教思想が注目されてようが何だろうが所詮、アメリカはアメリカ。
「人生うまくいかない」
と本作自体が語っているくせに、敵は期待通りに主人公に殺されて味方は死んでたくせに都合よく生き返る。根本から仏教思想でもなんでもない。映画自体がホットドッグのソーセージとパン数の帳尻を合わせてるじゃないか。
こんなんで仏教とは?なんて漫画チックに語られては困る。そんなアメリカ人に「マッスルモンク」を強制的に突きつけてやりたいものだ。もしくは手塚治虫の「ブッダ」を読め!
周潤發さんはもう数こなさないんだから、次回作は慎重に選んで欲しいな。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
ポール・ハンター |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
ショーン・ウィリアム・スコット |
ジェイミー・キング |
カレル・ローデン |
ヴィクトリア・スマーフィット |
マコ |
マーカス・J・ピレイ |
クリス・コリンズ |
ショーン・ベル |
マウリシオ・ロダス |
ラッセル・ユアン |
アルバート・チュン |
キャリス・ハン |
ロジャー・ユアン |
武術指導 |
元奎(コーリー・ユン) |
脚本 |
イーサン・リーフ |
サイラス・ヴォリス |
音楽 |
エリック・セラ |
製作 |
テレンス・チャン |
チャールズ・ローヴェン |
ダグラス・シーガル |
呉字森(ジョン・ウー) |
制作年度 |
2003 |
義本無言
Code Of Honour/Brotherhood
香港極道 狼仁義
■
本作の吹き替え版を改めて観て見たのだがなかなか悪くなかったので紹介しようと思った次第なのである。
■流れ
香港黒社会の大物である柯俊雄(オー・ジョンホン)は、別組織に狙われて貧民街を必死に逃げていた。
追っ手が迫り、絶体絶命と言うところでこれをたまたま見ていた貧民街育ちの青年、林威(デビッド・ラム)が助け舟を出し、二人は仲間に。
数年後。
娘を亡くした柯俊雄は未だに黒社会から足を洗えないでいた。
カタギの息子である周潤發(チョウ・ユンファ)は妹が死んでも尚且つ、足を洗えないでいる親父・柯俊雄に愛想を尽かしてオーストラリアに旅立ってしまう。
その後、柯俊雄は成奎安(シン・フイオン)、方剛、伊原信一の部下3人に組織を任せて隠遁する。
一方で柯俊雄の命を救った林威は柯俊雄の援助を受けて飲食店を経営。
全くの他人ながら義理の親子の誓いを交わしている彼らの絆は誰よりとも固かった。
2人でなにいうともなく杯を交わしていると、そこに偽装結婚で移住しようとしたが偽装相手の偽旦那にレイプされようとしている崔秀麗を発見。柯俊雄は彼女の小切手を渡すと移住の手配をする。
一方で、柯俊雄が関わった事件で父を殺されていた刑事の狄威(ディック・ウェイ)は既に何年も柯俊雄というホシを挙げたいと執念を燃やしていた。
だが逆に潜入捜査官として成奎安のところに潜り込ませていた弟の龍銘恩が警察のイヌだとバレてしまい、成奎安に重症を負わされてしまう。
溜めていた怒りが爆発した狄威は成奎安を傷害で逮捕すると、方剛も逮捕、わざわざ日本ロケまで敢行して伊原信一を逮捕と、柯俊雄の手足となっていた要人を全て捕らえてしまう。
「奴らは裏切らない」
と思っていた柯俊雄であったが甘かった。
3人の部下には忠誠心の欠片も無く、法廷で自分たちの罪を次々とボスの柯俊雄になすりつけた。
大騒ぎになった裁判は一時閉廷。
その晩、復讐に出たのは林威であった。
自分のオヤジをハメた奴を許せない林威は、成奎安、方剛、伊原信一と次々と殺害。自身も重症を負いながら先に助けた崔秀麗のところに転がり込む。
証人が全員死亡したということで一時釈放となる柯俊雄。
今度こそ足を洗おうと、息子・周潤發の迎えでオーストラリアに向かおうとする柯俊雄であったが、彼の居場所を崔秀麗がばらし、出国差し止めへ。これで完全に堪忍袋の緒が切れた周潤發は改めて立ち去ってしまう。
部下も息子も全て失くしてしまった柯俊雄。
後に案ずるのは義理の息子である林威のことだけだった。
オヤジの為に殺人を犯してしまった林威、
彼のことをどうするのか柯俊雄、
そして全ての事件の黒幕を柯俊雄と断定して捜査を続ける狄威。
事件の解決はどこに見るのか・・・
終劇
■
同年に同監督作の
「愛と銃弾の掟(赤膽情)」があるが、比べてこっちの方がドラマの厚みがあって面白い。
どうしても2シーンのみ登場の周潤發と1シーンのみ登場の李修賢(ダニー・リー)を主演のようにクローズアップした日本ソフトの悪辣性ばかりが目立ってしまうが、元々は例えば無理やり引っ張ってきたとかそんなんではなく、李修賢は前述の「愛と銃弾の掟」主演なのでそのままスライドでワンポイント出演し、周潤發は製作者か監督への顔を立てて出演した文字通り友情出演だったのではないかと思われる(あくまで思われるだが)。
なので、その辺リセットしてみればなかなか熱い作品である。
重みのある柯俊雄の芝居も良いし、当然悪役のイメージが強い林威の主演作というのも実に珍しく興味深い。事件解決に向けて猛進している刑事・狄威の演技もまたまた面白いのではなかろうか。ちなみに伊原信一さんに関しては伊原道場なるブログが面白い。
もう一つちなみに「地球発24時」って当時の日本のドキュメンタリーで、本作(と思われる)のロケテストが紹介されており、そこには監督はじめ林威と狄威、統括するこわーい向華強(チャールズ・ヒョン)プロデューサーの姿が映っていました。
ところで本作の脚本は黄鷹。
曾志偉(エリック・ツァン)監督の傑作功夫片「賊賍」の脚本を書いたその人である。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
陳會毅(チェン・フォンイー) |
出演 |
林威(デビッド・ラム) |
柯俊雄(オー・ジョンホン) |
狄威(ディック・ウェイ) |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
崔秀麗 |
伊原信一 |
方剛 |
成奎安(シン・フイオン) |
龍銘恩 |
沈威 |
陳國新 |
叢金貴 |
李志杰 |
ベニー・キン |
〔二先〕蓮寶 |
柯錦C |
衞 |
陳叔 |
黄少豪 |
區啓光 |
林志泰 |
黄偉堂 |
雷道祥 |
李修賢(ダニー・リー) |
動作指導 |
李撃柱 |
脚本 |
黄鷹 |
音楽 |
リチャード・ユアン |
製作 |
向華強(チャールズ・ヒョン) |
製作総指揮 |
姜華 |
張旗 |
制作年度 |
1987 |
小生夢驚魂
Scared Stiff
サイキック・アクション/復讐は夢からはじまる
■
そもそも功夫映画のお約束を壊し、
「新しい形の功夫映画(アクション映画)を!」
と野心を燃やして会社(ガルボ)を作った劉家榮(リュー・チャーヨン)と洪金寶(サモ・ハン・キンポー)が香港アクション新時代の夜明けであり、彼ら2人の下に集まった若き才能、曾志偉(エリック・ツァン)、石天(ディーン・セキ)、黄百鳴(レイモンド・ウォン)、麥嘉(カール・マック)らがシネマシティを設立して
「悪漢探偵」を筆頭とするノークンフー映画が香港アクション新時代を真に切り拓いた。
そう考えてみればそもそもの始まりであった人物、劉家榮がそのシネマシティで「魔界天使」を撮って大成功を収めたのも必然であったのかもしれない。
本作はその劉家榮及び曾志偉が再び洪金寶と組んで取り組んだノークンフーのアクション映画である。恐らく「魔界天使」での功績を評価したゴールデンハーベスト及びサモハンが招いたものであろう。それを証拠に「魔界天使」の原題である「小生怕怕」の"小生"をこちらのタイトルに頂いている。
■流れ
苗僑偉(ミウ・キウワイ)と曾志偉は幼馴染の親友で、苗僑偉は他人の夢の中に入れるちょっとした超能力を使えるプチエスパー。
今日もそのエスパーっぽい能力を活かして女をナンパしてイイコトしようとして見事に失敗する香港映画コメディの王道を行く序盤。
事態は銀行強盗騒ぎに巻き込まれたところから変わっていく。
この事件で交通事故に遭い、心臓停止してしまった苗僑偉であったが脳波だけは生きており、曾志偉の笑える介護で彼は蘇生する。
「苗僑偉には不思議な能力がある」
というわけで彼を引き取った胡楓(ウー・ファン)の研究所で朱寶意(エミリー・チュウ)が彼の能力研究を行う。
午馬(ウー・マ)のドラキュラーな夢とかに侵入してその度怖い思いをする苗僑偉であったが、朱寶意の軽いお色気作戦(段々服が薄着に、そして最後は水着に)もあって研究は進む。
そんな時、前の銀行強盗事件で犯人の怒りを買った曾志偉がその犯人達・黄哈(ウォン・ハー)とかの襲撃に遭う。何とかこの危機をどこかの刑事に助けてもらって脱出するのだが、そのどこかの刑事が目の前で何者かに殺されてしまって、その"目の前の何者かに"自身も重症を負わされる。
この謎の事件を担当することになったのが、周潤發(チョウ・ユンファ)警部。彼の先導で飛んできた苗僑偉は早速友人の夢の中に入って事件当時の様子を探る。その夢に出てきたのは事件のもう1人の目撃者である歌手の梅艷芳(アニタ・ムイ)と"目の前の何者か"の正体だったのだが、何とその正体は周潤發警部そのものであった・・・
終劇
■
友達の家で友達の妹に朝ごはんを作ってもらって、それを友達の弟と食べながら、友達本人とその母を待つ・・・
「なんでやねん」
こんな夢を見て朝起きると何となく微妙に腹が立つ。
だって、上記のような筋書きをいったいどこの誰が書いて俺に演じさせたのか。俺の心の中のどこかが書いたんだろうけども、俺にそんな意識は無い。
夢は怖い。
これは案外、誰しもが思っていることでありながら意外と誰も露見していないことではなかろうか。
ひとたび夢の中に入れば、自身が全く意図していない勝手に作られた夢というワールドの中で生きていかなければならない。
俺なんかはアクション映画ばっか観てるので(苦笑
冗談抜きで日常的な平凡な夢の最中に銃撃戦が始まり、それこそ周潤發ばりの二挺拳銃アクションを俺が披露しながら命からがらの死闘を繰り広げる夢だってしょっちゅう見る。夢の中ではガラスを突き破って落下するスタントなんか何度も披露している俺である・・・それがどうした。
寝てしまうとそういった行きたくもない世界に連れて行かれてしまうので、寝るのが怖い。そう感じる時もある。皆さんもそういった思いを寝る前に抱くことがないだろうか。
それはともかく、例えば爾冬陞(イー・トンシン)なんかは功夫スターから脱して完全な脱功夫映画のメロドラマ
「つきせぬ想い」をブレイクさせて功夫スターのイメージを拭い去り、一流の映画監督して今では名を馳せ今度のジャッキー主演にして爾冬陞最新作「新宿インシデント」も楽しみな監督さんになっているが、劉家榮は脱功夫スター→功夫撮らない監督さん その先駆け的存在だったと言っても良いだろう。
ちなみに「新宿インシデント」のストーリー詳細は全く知らないが(レビューを書いた当時)、予想をすれば日本に密入国してきたジャッキーが歌舞伎町で竹中直人に殺しの依頼を頼まれて赴くがそこはジャッキーということで依頼を全うする事が出来ずに、ヒロインと悲喜こもごもありながら最後は死んでいくというストーリーのような気がしてならない。つまりは
「ワンナイト・イン・モンコック」新宿版。良い意味でこの予想を裏切って欲しいところ。
本作はコメディ、アクション、ホラーと美味しいものをごった煮にした香港娯楽映画王道のテイストでありながら一切の功夫アクションは取り入れておらず、不可思議な司徒卓漢(シートウ・チャホン)の脚本を映像に昇華させることに成功してはいる。今の目で観れば盛り上がりはラスト一発だけのイマイチな出来上がりに感じてしまうことは否めないが、やはり劉家榮のオールラウンドな才能を感じさせてしまうだけの作りではある。
オールラウンドと言ったのはつまりはそういうことで、李連杰(ジェット・リー)が復活の狼煙を挙げた
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」での武術指導が彼であったり、はたまた実はジャッキー「サンダー・アーム/龍兄虎弟」にも武術指導者として参加していたりと、脱功夫映画の監督さんになっても全く武術指導者としての腕前は衰えるどころか重宝され続けたのだ。ここがオールラウンダーであったところである。
本作で釈然としないのが製作時期と公開時期で、本作での周潤發の扱い(冷酷な悪役)を見ると明らかにブレイク直前の仕事であることがわかるが、どーも公開は
「男たちの挽歌」以後なのかな?それまでオクラだった?
数々の功夫スターを育て上げてきたサモハンも功夫の出来ない周潤發は見出せなかったか、本作で登場する周潤發の冒頭はなかなか格好良いのだが悪役としての魅力は全く発揮されていなくて残念か。ま、しゃーないか。
本編でそこそこハードな濡れ場も演じて見せた朱寶意がとても可愛い一作です(結局そんなシメかい)。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
劉家榮(リュー・チャーヨン) |
出演 |
苗僑偉(ミウ・キウワイ) |
曾志偉(エリック・ツァン) |
朱寶意(エミリー・チュウ) |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
胡楓(ウー・ファン) |
高飛(コー・フェイ) |
元華(ユン・ワー) |
梅艷芳(アニタ・ムイ) |
午馬(ウー・マ) |
左頌昇 |
米奇 |
黄哈(ウォン・ハー) |
談泉慶 |
陳國權 |
曾華倩 |
程守一 |
關雪麗 |
上山安娜 |
呉君如(サンドラ・ン) |
司馬燕 |
彭潤祥 |
元武 |
張榮祥 |
甘山 |
陳中堅 |
周金江 |
盧堅(ロー・キン) |
翁世傑 |
陳志成 |
張婉華 |
姚友雄 |
武術指導 |
元華(ユン・ワー) |
脚本 |
司徒卓漢(シートウ・チャホン) |
音楽 |
鍾定一 |
総策劃 |
曾志偉(エリック・ツァン) |
製作 |
洪金寶(サモ・ハン・キンポー) |
製作総指揮 |
何冠昌(レナード・ホー) |
制作年度 |
1987 |
滿城盡帶黄金甲
Curse of the Golden Flower
王妃の紋章
■
単純に章子怡(チャン・ツィイー)より鞏俐(コン・リー)さんの方がずっとタイプである。
弱そうで強い女より強そうで弱い女・・・いやこの2人だったらどちらも超強いに決まっているのだが、とにかく鞏俐さんが好きだ。えへ
その鞏俐さんに関しては'04.05.10にまず"脱いだら凄いんです"の紹介文で「菊豆」のレビューを書いており、'04.06.12には"脱がなくても凄いんです"の紹介文で「果てぬ想い」のレビューを書いており、要は鞏俐さんの巨乳っぷりを書いたのだが今回の作品がまさに巨乳女優鞏俐さんの決定版である。
ここまで余すこと無く楽しめるかと言うほどに決定版である。
張藝謀(チャン・イーモウ)、あんたはエロすぎる。
この映画、一言で言って、
おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金
おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金
おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金
こんな映画だ!
いきなりオープニングから
おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金
おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金
おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金おっぱい黄金
この字↑見てて目が眩しいでしょ?こんな感じだ!
原題にある"黄金"はそのままだが、
"滿城"の"滿"は豊満の"滿"だろ!
うーむ言いたいことがいっぱいあるような無いような作品ですな。
何から語っていいもんかいな。とにかく
何かがおかしい映画に感じてならない映画。
贅沢の極み、人が思い描く王侯貴族の最高峰がここにある。
金、女、無数のしもべ。
それはとても豪華で煌びやかで、そしてキナ臭い。
このキナ臭さは作品から飛び出し、自身の鼻を浸いてくる。
皮肉が皮肉だとしたら実に皮肉だ。
■流れ
ま、わざわざが僕が書かなくても良いので簡単に。
五大十国時代。
鞏俐扮する王妃と周潤發(チョウ・ユンファ)扮する王は関係ギクシャク。
このところ、王妃が飲む薬がどうもおかしい。
飲んだ方が調子が悪いの。
王様の指示で毒を入れてるのでは?
ってことで調べたらやっぱ入れてましたトリカブト。
これは許せんということで、周杰倫とかの息子達を引き連れて謀反を起こそうと企む王妃様。
おしまい
■
李曼さんが本作のサブヒロインに抜擢されたのは何故か?
演技力もさることながら決定機となったのはやっぱおっぱい。
おっぱいおっぱいもうそればっかり。
俺はおっぱい星人だ。
巨乳星人じゃなくておっぱい星人だ・・・あれ?
というのは、確かこのHPのどっかのレビューに書いた。
もうここまで来ると何を書いたことがあって何が無いんだか覚えきれないんですわ。
あのあれやね、
「人志松本のすべらない話」なんか観てると可哀想なことにというか、しょうがないんだけど、松っちゃんの話はほとんど他の番組で聞いた話みたいな。ウチもそろそろ自HP検索エンジンでも付けないとなぁ・・・
なぜって、自分自身が何書いたか書いてないか確かめるために。
どーも他哺乳類と比較してオスメス逆転してるのだが、
おっぱいとは何か?
おっぱいとは宇宙である・・・俺あほか?
あのねつまりね、子作りの際に乳と戯れる必要は全然無いわけよ。
そこいじってたって子供は出来ません。
ただ、孔雀が羽を伸ばしてメスの気を惹く様に、ライオンの鬣がメスライオンを興奮させるように、おっぱいとは男が女にどうしても気を惹かれてしまう、それは種を繁栄させるといった本能的に刺激されるキーアイテムなわけね。
だって本当はわかってますから。それ脂肪と水の固まりですから。
よく言うやね、
胸の大きく開いたドレス着てて、谷間見たらスケベ扱いとか。
あれは違うのよ。
少なくとも最初のパッと見は一番違うのよ。
例えば誰でも目の前で手をパチン!と叩かれたら目をつぶるわね。
それで、
「あんた今目つぶった!このスケベ!」
「・・・いやいやパチン!やられたら誰だって目つぶるやろ!」
この感覚にとても近いの。
だから、胸の大きく開いたドレスを来た女性が隣にいるって状態は、
"目の前でずっと手をパチンパチンやられてる"
状態みたいなもんで、目をつぶらないようずっと我慢するみたいな状態なのよ。そりゃどうしてもチラ見してしまいますやね。
流石にそれがいきなり大きな下心に繋がってたりしないのよ、女性の皆様。
で、宇宙だってのは・・・
これはまたおっぱい関係の作品を観た時のレビューをお楽しみにってことで伸ばしたりなんかして。
ええ、えへん!
作品の方いきましょう。
そういうわけで、鞏俐迷にはそりゃオススメ。
イイ女っす。
翻って周潤發迷としては、凡そ彼らしくない冷徹な王様を演じたということでその辺は大変意義があるものの前述の通り、おっぱい黄金連打連激の中にその演技は埋もれてしまっている。黄金がまぶしくて、おっぱいで目がパチンパチン状態の僕には彼の細かい芝居を汲み取ることが今ひとつ出来ず。頑張ってはいるのでやや残念。
同様のことはアクション面にも及んでおり、李曼一家を襲う刺客達・・・なんでこれ忍者っぽいのよ(今更苦笑 この辺に程小東(チン・シュウトン)らしさは見られるが、それ以外に特に印象に残るものでもない。
普通ならこういった作品が求めるテーマというものは、
本当の幸せ、本当の贅沢。
であろう。
よくある話だが、本当の幸せとはなんなのか?
ところが本作は物語をそこに到達させていない。それは、
その描写をしなくとも悲劇的な結末を迎える作品なのだから分かるだろうとも取れる。
取れはするが、ここまでこれみよがしな演出からは同時にこんなメッセージが頭を過る。
かいつまむと、
今度こんな素晴らしい煌びやかな国で北京オリンピックですよ。
こんな素晴らしい国ですよ。ね、中国って凄いでしょ?
中国に来れば金も女も思いのまま。さぁ中国へいらっしゃい。
僕には本作はどうしても穿った啓蒙映画、
世界中の企業や国家から融資を募るための国宣映画にしか映ってないのだ。
監督自身でその悲しい結末も描いているというのに、
僕の目にはどうしても国宣映画としか映ってないのだ。
だから、自分で描いてるくせに自分が描いたように国をまるで導こうとしている本作は実に矛盾しており、皮肉が皮肉だとしたら実に皮肉なのだ。
・・・なんか散々おっぱいおっぱい言っておいて、シメを真面目にしてるのが恥ずかしす。スマヌ。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
張藝謀(チャン・イーモウ) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
鞏俐(コン・リー) |
周杰倫 |
劉Y |
秦俊杰 |
李曼 |
倪大紅 |
陳謹 |
動作指導 |
程小東(チン・シュウトン) |
脚本 |
張藝謀(チャン・イーモウ) |
呉楠 |
卞智洪 |
音楽 |
梅林茂 |
製作 |
張偉平 |
江志強 |
張藝謀(チャン・イーモウ) |
制作年度 |
2006 |
入冊
Hot Blood
■
いよいよ公開される韓流「男たちの挽歌」。
↑これはメイキングDVD
リメイクならぬリウェイクってどっちでもええわって話なのですが、しかしもって何で呉宇森(ジョン・ウー)はこのリメイクいやリウェイクを香港ではなく韓国でしたのでしょうか?
日本マーケットを意識した場合、その方が客入るから?
しかし本国をターゲットにするなら本国の役者さんを使う方が良いし、マーケットは日本に比べてそっちの方がデカイだろうし?
ま、ともかく元の「男たちの挽歌」は今観ると泥臭くてお芝居も当時の邦画と比べても一昔前のもの。しかし同時にスクリーンに封じ込められた製作陣の熱気、気合いはハンパなく、重箱のスミをつつくのは簡単かもしれないが、正面からどーんと受け止めれば非常に面白い映画である。
この傑作をどのようにリウェイクしたのか?
一見したところ予想通りスタイリッシュに仕上げているようだがはてさて。
んで、
「男たちの挽歌」と言えば周潤發(チョウ・ユンファ)のブレイク作ということになるが、時は1986年。彼が主演デビューを果たしたのは1976年のことで、主演デビュー果たしてからブレイクまでの時間は成龍(ジャッキー・チェン)よりも長いのだ。
本作は周潤發が映画界で活躍し始めたごく初期の作品で、初の刑事役(恐らく)に挑戦している・・・が・・・。
右端に任達華
また同時に任達華(サイモン・ヤム)が初めてクレジット付きで映画出演した作品(だと思われる)でもあり、今もなお名作傑作に出演し続けている彼にとっても貴重な作品である・・・が・・・。
■流れというか・・・
いきなり言ってしまうと実にまとまりの無い話で、
まぁその・・・
周潤發と張雷の仲良し刑事コンビはそんなに大きな事件に出くわすこともなく、ちっぽけな事件を解決したりして、親戚から紹介された
本作ではとても可愛い賽祝娟さん
"本作では"って言い方は失礼だけど、厚化粧してない方が素敵ですよ。
楽しくデートしたりなんかして
ほんでもって張雷の方も林巧兒さんと仲を深めたり、
意外と美味しい役の韓義生
韓義生とケンカして仲良くやったりして楽しく生きてる二人・・・
なんというか・・・どこを見せたいんだって映画なんだよな、これ。
しかしもって、犯罪者の
馮克安(フォン・ハックオン)を捕まえようとした周潤發は逆に馮克安に殺されてしまい、張雷が捕まえる。
終劇
■
・・・作品の盛り上がり点がさっぱりわからない!
主演が死んでる!!主演じゃないじゃん!
これ不思議なことにクレジットは
この二人が一番最初、んでその後に張雷、林巧兒なのですが、実際の主演はどう見ても張雷で、8割ぐらい物語が進んだところで周潤發が殺されてしまって退場です・・・じゃ主演って書くなよ!
コンセプトは悪くないと思うんですよ。
庶民派のバディコンビが小市民感覚溢れる悲喜こもごものドラマを経て、クライマックスは事件を解決する町の小英雄って感じで。
でも実際撮ってみると、
主題が事件なんだか友情なんだか女なんだかサッパリ。
個人的にはいつもの通り改めて、
賽祝娟さんて可愛い人やったんやなぁ・・・だけが良かったかと。
周潤發さんの演技はどう・・・ってお話するようなものは何も無かったのが正直なところかと。
さらに、申し訳ないのですが
たぶんこれが任達華?
はっきりとどの人が任達華かわからなんだ。
この画像の人だと思うんですけど。
いやこれにしてもハッキリと周潤發と任達華が共演してれば
「フルコンタクト」を連想させてもっと面白いんですけどね。
|
■CAST&STAFF |
監督 |
楊權 |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
賽祝娟 |
張雷 |
林巧兒 |
李壽祺 |
韓義生 |
馮克安(フォン・ハックオン) |
陸柱石 |
林風 |
韓國材(ハン・クォツァイ) |
許瑩英 |
黎灼灼 |
任達華(サイモン・ヤム) |
何柏光 |
張惠儀 |
馮敬文 |
周吉 |
嚴秋華 |
陳寶祥 |
陳舜 |
甘露 |
方萍 |
曾楚霖 |
黄志強 |
曾志偉(エリック・ツァン) |
日本仔 |
方圓 |
李フ柱 |
尹靈光 |
羅強 |
羅棋 |
劉準 |
武術指導 |
馮克安(フォン・ハックオン) |
韓義生 |
脚本 |
楊權 |
梁立人 |
音楽 |
陳勳奇(フランキー・チェン) |
製作 |
呉協和 |
製作総指揮 |
呉協建 |
制作年度 |
1977 |
池女
Massage Girls
■
本作は周潤發(チョウ・ユンファ)が銀幕デビューを飾った年に主演した記念すべき作品である。
主だった当時の香港スターで功夫スターでない役者と言えばホイ3兄弟と周潤發ぐらいのもので、周潤發は恐らく典型的な当時の功夫映画には一本も出演していない。強いて挙げても
「ポストマン・ファイツ・バック」だけである。
だからこそデビューがもうちょっと早ければ秦祥林(チャールス・チン)のようにメロドラマの雄として名を馳せた可能性もあるが実に短かった香港でのメロドラマブーム時代には登場が間に合わず、武術が出来ないがために(というより武術に優れた役者が当時は山ほどいた)周潤發という役者に求めるニーズが無かったのが当時の彼を取り巻いた現状であった。
それだけにかつて周潤發本人がインタビューで自虐的に
「僕は昔はポルノ役者」
と答えていたのが印象深い。
本作もそんな作品の一端ではあるのだが、いわゆるお色気作品ではなく風俗嬢にスポットを当てた社会派ドラマの作品である。
■流れ
余安安。周潤發の元奥さんです。
余安安は父の病気を治す治療費を稼ぐ為に売春宿に就職。
修理工をしながら売春宿の清掃員をしている周潤發。
売れっ子嬢の林建明(リン・チェンミン)は生活を兄さんに相談したい。
悲喜こもごも様々なドラマが断続的に起こっている売春宿。
結構アクションの多い映画だったり
突然入ってきた強盗を退治したりしながら彼らはそれなりに日々を頑張っていて暮らしていたが、周潤發の母が最悪の状態で麻薬漬けの上に麻薬購入の為に高利貸しに多額の借金。
泣きの演技は真骨頂
母思いの周潤發は麻薬ディーラーの何柏光をとっちめたが、高利貸しの借金返済はどうしようかということで何と魔が差して強盗をしてしまう。
悪に手を染めた周潤發はついで悪漢の李家鼎(リー・カーティン)らと手を組んで強盗を繰り返す。
しかし警察に取り囲まれて売春宿に逃げ込み、風俗嬢らを人質にすることに。
実は余安安に惚れていた周潤發は治療費にと金を渡すが
「こんな汚い金いらない!」
と言われて我に返る。
周潤發vs李家鼎
いつの間にか李家鼎らと乱闘になった周潤發、そのわやくちゃに銃が暴発これをきっかけに風俗嬢たちが李家鼎らに反撃開始するのだが・・・
終劇
■
先に言っておくと
セクシーシーンと言えば唯一、林建明さんが頑張っているだけで売春宿を舞台にしながらもおっぱいの一つも露出はありません。なのでそっち方面は全く期待できない作品で、ポルノ役者なんて表現は余りに大袈裟です。ま、ただ他にも周潤發は成人指定(あくまで当時の香港で)の作品に出演していますが。
なんというかそうですねぇ・・・
必要以上にガヤガヤ演出はうるさくない大袈裟じゃない、風俗業の実態をデフォルメせずに非常にリアリティを意識して描写しているので、大袈裟なイジメとかエロとかバイオレンスとかは全然ありません。例えば林建明さんが出てきたらNo.1風俗嬢でこの業界の厳しさを余安安に迫力たっぷりにスパルタ教育!・・・とかそんな感じは全然ありません。
本当にリアル描写に傾倒しています。全くケレン味が無いんですね。それはそれでオリジナリティがあって良いと思うのですが、観てるこちらも当然感情の起伏のしようがなく、まぁラストが少々良い感じなのでそこで何とか救われたかなぁと思った映画でした。淡々と仕事をこなしている林建明さんら風俗嬢の描写はリアリティがあって良いと思うんですけど。
ただ周潤發にしてみればデビュー当初にしてみれば泣きあり笑いありアクションありと非常にバラエティに富んだ演技を見せているのではないでしょうか。
|
■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
張森 |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
余安安 |
林建明(リン・チェンミン) |
娜娜 |
梁秋媚 |
焦〔女交〕(チャオ・チャオ) |
司馬華龍 |
王菜 |
羅石青 |
賀雲泰 |
凌漢 |
顧依麗 |
方萍 |
馮明 |
陸柱石 |
陳樓 |
羅國維 |
劉偉民 |
李家鼎(リー・カーティン) |
魯俊谷 |
何柏光 |
甘露 |
馮敬文 |
劉鶴年 |
張惠儀 |
徐愛心 |
黄美華 |
張作舟 |
文秀 |
張石庵 |
金軍 |
何雲 |
劉準 |
蕭山仁 |
音楽 |
陳勳奇(フランキー・チェン) |
製作 |
呉協和 |
製作総指揮 |
呉協建 |
制作年度 |
1977 |
O女
Miss "O"
■
いやぁ知らないけどさぁ、何が知らないって恋愛物のストーリーにどんなバリエーションがあるのかなんて網羅してないから知らないけどさぁ、なんちゅうかこれ脚本書いた張森さんの完全オリジナルならよくも変わった物語を発想したもんだなぁと思いました。
O女。
O女て・・・
上記の「池女」はマッサージ嬢って意味らしいからわかるけどO女?
しかし何でもそやねぇ、観てみないと感想なんてもんは出てこないもんだそりゃそうだじゃなくて、観る前にそういう感想になるとは思いもしなんだというか、周潤發(チョウ・ユンファ)初期主演作品の中ではこれが一番面白いでしょう。1981年の「獣たちの熱い夜〜ある帰還兵の記録〜」登場までだったらこれが一番面白い・・・かな?そんなこたないか?
■不思議な流れ
路肩でぐっすり寝てます
なぜか寝てる(笑
ぐっすり寝てた賽祝娟さんを起こした通りがかりの周潤發さん。
あらおはよ♪
・・・もうあれですな。
お互いにピキーン!!と来たってやつですな。
運命の赤い糸を手繰り寄せたらこの人だった!って感じですな。
僕も一目見てピキーン!!って来た経験ありますが、
残念ながら相手はピキーン!!と全然来てなかったみたいですな(涙
早速プレゼントですな。
開始数分で結婚ですな。
早速結婚式ですな・・・と思ったら
寝てますな。
結婚式場の床でグーグーと寝てしまう新婦さん。
こりゃ大変だ!昏睡状態だ!!
家に連れて帰っても目を覚まさない!!
お医者様は
「たぶん大丈夫」
って感じだ。しかし、
あらおはよ♪
一日強ぐらいで起きて来ました。
とにかく、賽祝娟さんは眠くなったら自制がきかず寝るようです(笑
賽祝娟 「そういえば・・・私って結婚したんだったかしら?」
・・・さらに副作用が厄介で一旦寝るとその辺の記憶をバンバン失くすようです。
賽祝娟 「そうよね・・・結婚したわよね!」
ってことで、さぁそう言えば忘れていました。
ムード作りも大切ですな。
式場の時点で寝てしまったので初夜が空振ってますからね。
さぁ改めて初夜に向けてやる気まんまんの周潤發さん。
と思ったら、
おっぱいぼいーん
む、むしろ新婦さんの方がやる気まんまんでした!!
あのですね。
この映画は一応成人指定ですのでこの後濡れ場に移行するわけですが(超ソフトタッチ)、なぜキスシーンをキャプチャしたかって言うと実はクライマックスにこのシーンが重要な役割を果たしたりなんかするのです。
しかし!
悲劇の始まりはここからだった。
怪しい白タクに乗ってしまった賽祝娟さんは、その車内でまた寝るという病気発症。
これ幸いとばかりに怪しい白タクが連れて行ったのはホテトル嬢の待機マンション。
賽祝娟 「・・・あれ?私ってホテトル嬢だったかしら?」
だから違うっつーの。
・・・なんつーかあっさりこの人、ホテトル嬢として働いておりますがな・・・
一方で楽しい新婚初夜から一転して今度は新妻行方不明という事態に直面した周潤發。
当然、くまなく色んなところを探しまくりますが見つからず。
愛して愛して愛しちゃったのよになってる周潤發さんは
泥酔しておかしくなりました
愛する新妻が見つからず自棄酒喰らって精神錯乱。
そしたら今度はひょんなことからホテトル嬢から逃げ出すことになった賽祝娟さん。
またいつもの寝る病気発症でこれを拾ったのがお金持ちやり手のビジネスマン。二人はあっさりとカップルに。
賽祝娟 「・・・あれ?私ってセレブだったかしら?」
だから違うっつーの!
やっとこさホテトルやってる噂を頼りに警察と一緒に待機場所に踏み込んだ周潤發でしたがセレブになってるので時既に遅し!
失意の周潤發さん。
友人の田青さんがやり手ビジネスマンのパーティに招かれて周潤發さんも誘われて賽祝娟の妹も一緒に連れて向かったら
「どもども。セレブの賽祝娟です。」
妹 「はぁ??」
ウチのねーちゃん、頭おかしいやろ?
その通り、あなたのねーちゃん頭おかしいです。
妹の表情が絶妙です(笑
旦那 「はぁ??」
俺の嫁はん、頭おかしいやろ?
その通り、あなたの嫁はん頭おかしいです。
さすがにこれはいかんと「男たちの挽歌」を髣髴とさせるシリアス顔になる周潤發。
仕方ないのであの手この手で記憶を呼び起こそうとする周潤發さん。
遂には
ま、思い出してくれてこうなってハッピーエンドかと思いきや、
いやいやちょっと待てよ!
現場を見てたやり手ビジネスマンが怒った怒った(そりゃそうだ)!
俺の女に手を出すな!どういうこっちゃこれは!?
てめぇ、ちゃんと説明せぇ!!
・・・・・・・・・・・・・。
グーグー
寝るなー!!
終劇
■
この子ほんまにもう、都合悪くなったらグーグーと・・・
一応、この後の三角関係のオチもしっかりありますのでお楽しみに。
なんか根本的な解決には至ってない終り方でしたけどね。
僕も寝るのが大スキです。
でもあれですね、寝すぎるのも体に良くないらしいですね。
寝る子は育つって言いますが、そして子供時代もよく寝ましたが、
そんなには育ちませんでしたね、わたしゃ。
ちなみに不眠症ってのは無いらしいです。
ずーっと寝るのを我慢すると我慢出来ないそうです。
とは言っても寝れない時は嫌ですよねぇ・・・頭ぐるぐるしますよねぇ・・・
「寝ようと意識するからいけないんだ、軽い気持ちで軽い気持ちで寝ようと意識するからいけないんだ、軽い気持ちで軽い気持ちで寝ようと意識するからいけないんだ、軽い気持ちで軽い気持ちで寝ようと意識するからいけないんだ・・・・寝れないなぁ・・・寝ようと意識するから・・・」
あのループに入ってしまうとキツイです。
例えば明朝から重要な一日である時ほどそうなりますよねぇ、あれをあっさりと睡眠に持っていく方法って無いのかしら?
というわけで、本当に
なんなんだこの物語
って作品でした。
途中からホテトル嬢に話が変わっていきましたので、えっ?やっぱり「池女」と同じく風俗業界を描写した作品になるのか?こんな強引な展開で?と思ったらそれほどでもなく、寝て拾ってもらって自分の世界を次々と変える賽祝娟さんの飄々とした人生の歩みっぷりが気持ち良い作品だとは予想もつきませんでした。こりゃあ確かに先の展開が全く読めないので結果としてそこが面白かったです。
変わった女性に惚れてしまった周潤發がそのお陰で振り回されるサマはある意味
「大丈夫日記」の前哨戦みたいでその辺も面白かった。いやこれ、コメディでもなんでもないんですよ。恋愛劇として描いているのですが、完全に笑いの世界に行っちゃってるよなぁ・・・
私、寝てたっけ?おはよ。
どうやら協利作品だけで後は映画出演していない(情報が無い)らしい賽祝娟さんのこれは代表作ですね。本作では都合悪くなったら寝ちゃう困ったちゃんで夜は情熱的で理想的、悲劇も飄々とやり抜いてしまうポップな心強さ(ジメジメ泣いたりしないんですよ)が非常に魅力的でした。勿論監督の描写センスの影響大ですが個性的で可愛らしい女優さんなのでその後の活躍が無いみたいなのは非常に残念。
「莽漢鬥老千」の金鳳玲さん
他の女優さんには無い抜群に飛びぬけた天性の明るさを持つ金鳳玲さんと同じく、もっと注目されていい女優さんでしたね。
ほんで
妹 「はぁ??」
何気に妹さんもなぜかしら良い味出してます。効いてます。
|
■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
張森 |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
賽祝娟 |
羅石青 |
田青 |
陳復生 |
林靜 |
黄曼 |
江毅 |
林文偉 |
娜娜 |
程思 |
尹靈光 |
何雲 |
黄公武 |
音楽 |
陳勳奇(フランキー・チェン) |
製作 |
呉協和 |
製作総指揮 |
呉協建 |
制作年度 |
1978 |
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