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報仇 Vengeance! ■ 張徹監督代表作の1つ、1970年のヒット作。 これねー なんか変な映画。 第一印象は"まぁまぁ" 第二印象は"なんかすげぇ" 第三印象は"やっぱすげぇ" 第四印象は"傑作じゃん" つーか、俺は何回観てんねん。 って話ですがこれまたスクリーンセーバー化させてずっと流してたもので。 それでもってこう観るたびにジワジワジワジワ面白くなってくるの。 初見はどうしても過剰な期待が膨らむから難しいところあるし、正直「こんなもんかな」って感想だったんだけど、本作に対してその辺の感想で終わってる人は是非二度、三度と流してみてほしい。 張徹エッセンス濃縮度200%みたいな映画であることも間違いないです。 「刺馬」もそうなのですが、濃縮度はこちらの方が高いですね。 まさに って感じで、これなら色々と疑われない方が不自然です。 これもね。 俺最初、 ギンギンっ!! って感じで観てたのよ。 つーかギンギンってなんだよ。 観てるこっちも歯ぎしりしてたというか、そういう気合いで。 ・・・・・・・・・・・えらく疲れた。 なので、次回からはサラサラと。 冷静になってみるとそこかしこから感じる、 張徹映画エッセンスの面白味+こんなところにあの人が でまた非常に楽しめる。 で、これどうなんでしょーね。 男はともかくとしても女性から観てこの映画はどうなんだろ。 女の子ってさー どんなロマンチシズムっぽい女の子でも"男のロマン"に関しては 「バカじゃない?」 の一言で済ます。 何を持ってロマンなのか? その辺の基準が男女で全然違うので、女性に「理解しろ」なんてのはとっくに諦めてますが、その女性陣がこの映画を観たらどうなんでしょ。 「必ず帰ってくる・・・」 やっぱ「バカじゃない?」の一言でおしまいなんでしょか。 ■狄龍流れ オープニングの雑誌記事写真使ったような暗く重い雰囲気&BGMがイカしてます。まさに どんよりどよどよごごごごご・・・・ な感じですね。 また展開が早いんだよな。 京劇の開演中で狄龍はお芝居の最中。槍で腹を突かれて絶命する狄龍。 舞台裏では町の功夫道場主・谷峰とほとんど浮気状態な狄龍の妻・區燕青の姿が。いぶかしがる他の劇団員。その通りだ。 お前らの不倫、目立ちすぎ これを旦那の狄龍が見逃すはずもなく、妻を問いつめる。 妻 「谷峰?知らないわよ、そんな男。」 なんかむかーっ ←俺が 狄龍 「そんなわきゃないじゃん!ここに入るのを見たんだ!」 妻 「知らないったら知らないわ。失礼な人ね。」 なんかむかーっ ←俺が 総じて張徹作品にてヒロインだろうが何だろうが出演する女優さんというのはやはり損をしているのでは無かろうか。こうなんちゅうかある種の女性に対する偏見的なイメージを画面から感じてしまうのは俺だけだろうか。 映画開始数分で寝取られクンな狄龍。 奥様はこんな男前を旦那にしてるというに何が不満だったのか? やはりステーキばかりじゃラーメンも食べたくなるというのか? しかし幾ら何でも狄龍を旦那にしてるのに谷峰さんを選ぶというのも変でしょう。 狄龍さん 谷峰さん どうですか?女性の皆さん? (いやだからこの辺にも監督の女性に対する偏見的なイメージを感じるのだが・・・と、俺が監督に対する偏見があるからそう見えるのかもしれんしな) もしかしたら狄龍の旦那はカタブツ過ぎたかな? まさかアッチの方が弱々しいとは思えないし。けたたましいでしょう。 いや夜の夫婦生活がけたたましいことが必ずしも女性にとって喜ばしいことではないこともまた然りなのだが。 「さっさと終わってくれ」 って思ってる女性も一杯いるから・・・そもそも(以下略) 妻の不倫を確信した狄龍は谷峰道場に殴り込み! 狄龍 「俺達はアジアの病夫じゃない!」 と言ったかどうか知らないが(全く言ってないが)、 格好付けて殴り込みしても別に寝取られクンは寝取られクンなワケで・・・ 俺だったら恥ずかしいので谷峰さんが一人きりの時を狙いたいと思います。 これで面子を潰された谷峰さんは・・・ そもそも何で俺は今回悪役の谷峰さんに「さん付け」してるんだ。谷峰は町のもっとビッグな悪党共の協力を経て、「狄龍殺人計画」を企画。 客棧に待ち伏せていた谷峰の手下から会食の招待状を受け取る狄龍。 狄龍がふと気を許したところで、 一斉にナイフが斧が狄龍に襲いかかった!! 客棧で客のフリをしていたほとんどが狄龍の命を狙うチンピラだったのだ! 狄龍は道場破りするぐらいだからそりゃ強かったが、最初に腹を裂かれた時点で勝負は決まっていた。 ほっといても勝手に弱っていくであろう狄龍に異常なほど冷酷に襲いかかる男ども。腹を裂かれ、両目を潰された狄龍に対して執拗に"死"という結果が出るまで地獄は繰り広げられた。 遂に絶命する狄龍。 奇しくも最初に自ら見せた京劇と同じような死に方で・・・・・・ はっきり言えばサモハンだ。 と面食らうことをいきなり言ったが、サモハンが撮る映画についてずっと疑問だったことがある。それは、 「時々、敵が異常なほど冷酷で怖い」 一番わかりやすいのは 「贊先生與找錢華(燃えよデブゴン/友情拳)」で、こちらは客棧で飯食ってた贊先生(梁家仁)が乞食(鐘發)に施しをして、ふと安心したところをその乞食が後ろからグサッ! これを合図に周りの客の全てが武器を手に贊先生に襲いかかり、贊先生の足を潰したり頭をかち割るなど、こちらも同じく執拗に"死"という結果が出るまで地獄は繰り広げられ、遂に贊先生は絶命する。本作ほぼそのままと言ってもいい演出である。 他には「敗家仔(ユン・ピョウ in ドラ息子カンフー)」。 これも劇団を皆殺しにするシーンは異常なほどその刺客達が冷酷にスマートに人殺しを実戦していく。 「群龍戯鳳(ペディキャブ・ドライバー)」。 まさに叙情酌量の隙間も無し。 否応なしに肉体を切り刻まれていく莫少聰&袁潔瑩の姿は惨すぎる。 この辺のサモハンが時折見せる演出の原点はまさしくこの映画だろう。さすがに本作が功夫片の大きな原点であることを確認することが出来る。 コメディ功夫が主流だったサモハン監督にさえも張徹節は引き継がれていたのだ。 他にもいわゆる客棧で、斧持ったチンピラがたくさん、味方は少数もしくは1人といったケース、つまりこの映画が原点になっている功夫シーンは実に多い。日本でもポピュラーなのは「酔拳2」でしょう。あれでの客棧で戦うシーンは本作のシチュエーションとそっくりです。これもいつものジャッキー映画と比べると明らかに手に斧持つチンピラどもが冷酷に"死"を迫って来てましたよね。 ■姜大衛流れ ここからさらに血が血を呼んで血が血が血だらけな執仇が始まる。 兄弟弟子だった近藤正臣が・・・ いやいや姜大衛が巡業(?)から戻ってきたのだ。 姜大衛は早速、大哥成(狄龍)の仇討ち相手の調査開始。 谷峰に気に入られていた汪萍の手引きを経て、谷峰の隠れミノに侵入。 手下を一人一人血祭りに挙げながら谷峰に近づいた。 「刺馬」では陳観泰の仇を討つために狄龍を討った姜大衛だったが、 今回は狄龍の仇を討つために陳観泰を倒す姜大衛。 陳観泰はまだちょい役。 汪萍とエッチしようとそればっか考えてた谷峰に襲いかかる! ついには谷峰を追いつめバルコニーより叩き落として仇を討った。 谷峰さんってさー この当時、石投げられただろうね 見事なほど、悪役ヅラだもん。悪いことしか考えてませんみたいな。一応、「Crack Shadow Boxers」ではとってもお茶目な主役で、そのオジサンキャラの可愛らしさから今回も谷峰さんと呼んでいたのよとフォローしておこう。 谷峰さんが死んで、怖くなっちゃったのは楊志卿のおっちゃんだ。 今回、名古屋章さんみたいな髪型で出ているため、人の良いおっちゃんに見えるが中身は悪魔。元々の「狄龍殺人計画」で谷峰さんを焚き付けた本人というか首謀者だ。 やはり色々な手を使って姜大衛を阻止せんとするが、狄龍の怨念と一体化して氷鬼のように戦う姜大衛を止めることは出来なかった。 だが首謀者が楊志卿である事実に気づいていないとこに付け入る隙があった。 今度は楊志卿にとって都合の悪い人物を偽首謀者にデッチ上げて姜大衛に殺させ、その隙を見計らってスナイパーの陳星に姜大衛を始末させようってハラだ。ホッとさせといて殺す要領は「狄龍殺人計画」と同じだ。 「必ず帰ってくる・・・」 汪萍との恋仲もちゃっかり深めていた姜大衛。 自身が築いた屍の山の向こうに、息吹きある天国を夢見ていたが・・・ 楊志卿の屋敷で晩餐会が行われる。 姜大衛は偽首謀者とも知らずに仇討ちのチャンスを伺う。ついに晩餐会は大戦争にあっちこっちで血で血を洗う殺し合いになる。 遂に姜大衛は首謀者の心臓にナイフを押し込めた! これで仇を討った! 楊志卿 「よくやった・・・・・・押さえろ!」 楊志卿の手下が突然自身を押さえつけたためすぐさま跳ね飛ばす姜大衛。 しかし、陳星はそんな一瞬の隙を逃さず狙撃! これを合図に狄龍の時と同じく、一斉にナイフが斧が袁信義が馮克安が、 姜大衛を殺さんと襲いかかる! 多勢に無勢で血を吹き上げて遂に絶命したかに見えた姜大衛、 死を確かめに近づいた楊志卿、狙ってか奇しくもか。 招待状を受け取って幾分ホッとする狄龍 汪萍とエッチで幾分油断する谷峰 仇を討ってホッとする姜大衛 姜大衛を殺してホッとする楊志卿 歴史は繰り返される。 「大哥成(アニキ)・・・」 多くを語らずしても十分説明の足りる一言のセリフ だがしかし次の姜大衛の回想で特に張徹作品がどのようであるのか、張徹監督がどのようであるのかを全く知らなかった人にとっては幾分衝撃を受けそうな回想を見ることになる。 「必ず帰ってくる・・・」 彼はどこに帰るつもりだったのだろうか・・・・・・ 終劇 ■ 「刺馬」では仇討ちを終えた姜大衛がその先に「自らの死」しか見ていなかったことに対して、本作では仇討ちを終えた先に「幸せな生活」を夢見ていたという対比が面白い・・・・・・・・・・・・ように見えるのだが、 狄龍アニキとの楽しい思い出(仲良し過ぎ)がフラッシュバックされるシーンがちょくちょく入ることによって、 本当に彼は仇討ちの先に「幸せな生活」だけを夢見ていたのだろうか? と、どちらとも取れそうな幕切れを見せているのがさらに面白い。 何故ならばそうなってくると、 悲壮な決意を胸に街に現れる姜大衛登場シーンのところから、コイツは最初から死を覚悟で行動してるのではないかと思えてもくるし、汪萍への想いは一時の俗世への未練であったようにも思えてくるのだ。 ね? 一回観ただけじゃわからないでしょ? 残酷描写も非常に激しく、血が出すぎる映画ですが、身も蓋もない言い方をすればあれはどう見ても赤ペンキなのでそういうのが得意ではない男の私でも大丈夫。女性はどうだろ? (でも例えば「トータル・リコール」の方がよっぽど酷いよ。関係ないけど) クライマックスのシーンでは姜大衛がジャッキーが「プロジェクトA」で見せたアクションのヒントを見せてくれます。 まさか「プロジェクトA」のあのシーンが本作からパクられ・・・ いやいや、リスペクトされて作られているとは思いも寄りませんでしたね。 ただそれだけ本作がパイオニアな映画であったことは間違いありません。 また、こんなところにあの人が! という楽しみ方も非常に顕著で、 このシーンなんかは谷峰のボディガードに 陳観泰(チェン・カンタイ)と袁和平(ユアン・ウーピン)という夢の取り合わせがさりげなく実現してたりします。どちらも単なるチンピラ役ですけど。
洗黒錢 Tiger CageU タイガー・コネクション ■ 安かったので俺としては珍しく甄子丹(以後、ドニー)ものに手を出してみた一本。シリーズものらしいので出来れば「特警屠龍/Tiger Cage」('88)から観ておくべきなのだが、すまぬドニー。 感想をハナから言うと 製作年度から考えれば、何か物足りないと言うか・・・(いきなり言うなよ) ま、後にしようか。 ■簡単に流れ メチャクチャシンプルだ。 麻薬組織の捜査をする熱血刑事と事件に巻き込まれた女弁護士が二人三脚(足の引っ張り合い)をしながら事件を解決するまで。 終劇 話がシンプルなのは構わないが(それにしてもな)、それであれば勝負すべきところはアクションと詰め込まれたギミックということになるが、 果てさて・・・ スーツ姿良いねぇ やはりアメリカ帰りの関係か、スーツ姿も決まってる仇雲波。 今回は悪役す。この人、年齢不詳なルックスだな。 關之琳(ロザムンド・クワン) ヒロインは「プロジェクトA2/史上最大の標的」でのドレス姿がメチャ綺麗だったクワンさん。あの時は落ち着いた良い女役でしたが、今回は女弁護したる颯爽とした法廷劇は一切見せずにただただ張曼玉のようにおキャンな演技で結構ハツラツ。アクションというか痛いシーンも結構あって大変ある。 楊麗青(シンシア・カーン)の女刑事役は萌えやなぁ・・・ 何となく「女必殺拳」の悦ちゃんを思い出すのは俺だけか? 現代劇でも古風な魅力が感じられるのよね。 出番が少ないのが残念なところ。そろそろ楊麗青作品集めようかな。 「夜のヒットスタジオSUPER」? ・・・とこのバスに書いてあるのだ。 スタントよりその文字が気になる今日この頃。 '90年だと「夜のヒットスタジオ」が番組分割してた時かな(あの構成も今考えると面白いな)。 さすがですわドニー 本作でとにかく目立っているのは彼のアクションの素晴らしさ。 袁和平の隠し玉というのがよく理解できます。そりゃ彼に目を付けるわ。 まだまだそこそこに「笑太極」の時の初々しさ明るさがあって、爽やかドニー 誰も彼についていけない 変な話だけど、李小龍リスペクトなそして黄正利も黄仁植も舌を巻くような足技が素晴らしい。 仇雲波では役不足だったあるか? 意外とあっさり倒される仇雲波。 仇雲波の武芸者ぶりは詳しくないので、何とも言えないがもうちょっとここのバトルが濃かったらさらに面白かったのにな。 ■ 袁和平が大きく名を馳せたのは「スネーキー・モンキー・蛇拳」で、無論これは功夫映画。時は'78年。 ところが、ジャッキーの"脱功夫宣言"や新鋭シネマシティの台頭によってこのコメディ功夫全盛時代は意外と長く続かず(作られた作品は無数にあるが)、「悪漢探偵」が登場した'82年の時点で終わったと言っても良い。 負けずにジャッキーも「プロジェクトA」、サモハンも「五福星」、 といった現代アクションを製作し成功を収め、劉家良は功夫を捨てずに「十八般武藝」? しかし、袁和平は? というところで個人的には思いつく作品が見あたらない。 いわゆる秘蔵っ子デビューを飾ったドニーの初主演作、袁和平作品「ドラゴン酔太極拳」('84)は、数々の新しいギミックを取り揃えていたチャレンジ精神ある功夫映画だが、ジャンルとしてはコメディ功夫そのものであり、製作年は関係ない現在ならば非常に楽しめる傑作であっても、「皇帝密使」が興行収入1位を記録し、スペインロケの「スパルタンX」がお披露目される'84年当時で考えれば明らかに時代遅れだったであろう。 古装片ブームの再来もまだ無く、この作品にしても袁和平の過渡期にあった作品だと思われる。 開脚キックは俺が先だ!ジェット・リー! ドニー自身のポテンシャルの高さがとにかく素晴らしく、ホントに彼自身には敬意を評す。仇雲波もいるってことでファイトシーンの出来映えは素晴らしいのだが、正直言うと 「袁和平ならもっと出来るだろ」と贅沢思ったのも確か。 仇雲波や楊麗青、まぁ羅烈は年齢的に厳しかったのかもしれんが、彼らとドニーがもっとアクションで絡んでくれれば良かったと思う。 サモハンやジャッキーといった京劇出身(でも袁和平も元はそうだよな)の彼らが意外とすんなりと典型的な功夫から→フリーファイトパターンに移行できたのに比べ(特に「スパルタンX」はジャッキーvsベニー・ユキーデといった素晴らしいフリーファイトがある)、まだワイヤーワークにもあまり手をつけてない時代の袁和平はフリーファイトの殺陣にどのような色を付けるのか、どうしたら自分らしいファイトとして仕上げられるのか、非常に迷いながら作っていたように見える。そうすると出来は比較するまでもないだろう。 つまり変なフォローになるがこの映画、 ドニーがいるからもっている と言っても良い。彼のポテンシャルの高さ(武術だけではなく)があって初めて成り立っている気がする。 前作が未見だからよくわからんけど、その前作のヒロイン鄭裕玲(ドゥドゥ・チェン)があっさり殺されるのは良いのかなぁ・・・
陰陽奇兵 The Young Taoism Fighter 妖怪奇兵 ■ いわゆるオカルトコメディ功夫映画の1つ。 ジャッキーの「木人拳」「天中拳」等を監督した陳誌華作品である。 何故か羅維プロなのに袁家班メンバーで映画は固められているということで 何か"小さい者同士、肩寄せ合って"感が強い感じがするなぁ。 物語としては 陰陽道修行中の身であった袁日初が、様々な陰陽術を習い、ヒロインの劉皓怡を力を合わせて悪者退治するというシンプルストレート。 製作年度が1986年、「サンダー・アーム/龍兄虎弟」や「上海エクスプレス」が公開されていたことを考えるとこの映画は製作年度1978年みたいな出来映えで古くささは否めない。 この辺は昔は金が無くても知恵と努力で功夫映画は何とか追いつけたが 現代アクション主流となって、制作費を掛けられるプロダクションと低予算しか無いプロダクションではっきり差が出てきてしまったということだろう。 「ファイナルファンタジー」を作ったゲーム会社が生き残り、作れなかったゲーム会社らがこの世から消滅した・・・これと同じやね。 年代を考える必要の無い今となっては、そんな先入観はいらないのだが まぁ袁家班が作るアクションシーン以外にはそんなに見所も無く、決定的な凡ミスやシナリオの破綻は無いものの、全体的には凡庸一個下ぐらいの出来上がりなのは残念。 ヒロインの劉皓怡が大した美人ではないがハツラツとしており功夫もガンガンということで結構よか。 ラストの対決に袁日初が夢で見た拳法"夢見拳"を駆使して戦うあたりなんかは結構面白い。 劉皓怡 「夢と全然違うじゃないっ!!」 李文泰が陰陽和尚を愉快に演じているのは面白いです。 任世官はちょっとだけ出演。
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