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■ここはマニアックな作品ばっかに
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笑傲江湖
The Proud Youth
■
Freude, Schoner Gotterfunken, Tochter aus Elysium, Wir betreten feuertrunken,
Himmlische, dein Heiligtum. Deine Zauber binden wieder, Was der Mode
Schwert geteilt; Bettler werde Furstenbruder, Wo dein sanfter Flugel
weilt. Seid umschlungen Millionen! Diesen Kus der ganzen Welt! Bruder
- uberm Sternenzelt Mus ein lieber Vater wohnen. 2. Wem der grose
Wurf gelungen, Eines Freundes Freund zu sein, Wer ein holdes Weib
errungen, Mische seinen Jubel ein! Ja, wer auch nur eine Seele Sein
nennt auf dem Erdenrund! ×★■●×★■●×★■●・・・・・
ド、ドイツ語!? ・・・・・・ドイツ語吹替え!?
私が最初に観たのは何とドイツ語版・・ってまだ正規版は観てないのですが
せ、せめて英語にしてよ!これじゃー全然わかんねーべ。
というわけで全然わからん上に、
ベラベラベラベラふんけんふんけんベラベラベラベラふんけんふんけん
またこれがよく喋るんだドイツ人が。
静と動のわびさび台無し!ってほどでも無いけど雰囲気壊すなぁ・・・
本作は許冠傑の「スウォーズマン 剣士列伝(笑傲江湖)」ではありません。'78年に撮られたショーブラ武侠片です。
あっちの「スウォーズマン 剣士列伝」も十分話がややこしかったのですが、こっちはさらにややこしくて更にドイツ語で最後まで片鱗しか掴めませんでした。
じゃなんで傑作選に入れたのか?
その辺も含めて話を進めて行きましょう。
■お話?
※今から映像を見た限りでの説明を行いますが、はっきり言って
「ダウトを探せ!」みたいになってると思います。修正して正しい方向に導きたいと思いますので、幾らでもご指摘下さい。
また「笑傲江湖」を今、読書中とか観賞予定のある方にとってはネタバレしてるだろうから読まないことをオススメします。
オープニングは
↑画像は「少林三十六房」の汪禹。
滝(この滝セット?凄いな)の前で剣術を演舞する主演の汪禹。
残念ながらロール表示が無いのでキャストとかスタッフとかはこの段階で把握できません。
その演舞に割って入ってくる侠客が1人、また1人と増え、いつの間にやらバトルに。なかなか荘厳な感じのする格好良いオープニングです。
場面変わって何かの催しで侠客やら野次馬やらが集まっています。
少林僧がベラベラベラベラふんけんふんけん演説してますが流石ドイツ語。僧侶のボディランゲージだけしか頼りになれません。
それを取り巻いて見ている汪禹や呉杭生。何やら楽しそうです。
そして遠巻きに様子を見届けながら個人的な思いに更けるいつもの渋い眼差しをした凌雲。
出てたんか!
凌雲の回想シーンでは戦で殺された無残な戦場跡地が出てきますが、これが何を指すかはようわからず。
場面変わって劉慧玲の前に立ち塞がる陳惠敏。
陳惠敏はいやらしくもちょっかいを出し、劉慧玲の衣服を斬りつけます。
片乳丸出し!
どうもこの頃、乳にまつわる話が多いような気がするのだが・・・
(あれは元々俺がふったのだが)
汪禹が助けに入った。が、陳惠敏は強くて歯が立たず。逆に返り討ちにあってしまう。
陳惠敏は汪禹の弱さと劉慧玲のおっぱいを確かめると、
笑いながら得した気分でその場を後にした-------------------
場面変わって仏壇みたいなもんの前でベラベラベラベラの凌雲。
自分の技を封印するつもりだったのか、自らの剣を折る。
そこに井Eが現れて、凌雲の行動を静止する。
推測になるけど凌雲は組織から足を洗うつもりだったのではないかと。
で、剣を折ったものの井Eボスはそれを許さないと。
襲い掛かる雑魚ども!
凌雲は華麗にかわしたが、戦いに巻き込まれた妻も子供も殺されてしまう。
凌雲は自ら折った剣を再び持ち、立ち向かう!
この剣、自分で折ったから当たり前だけど柄が無いのだ!
凌雲は血だらけの手で柄の無い刃を握り締めながら戦うのだ!
あ、あんた格好良すぎ!!
しかし多勢に無勢で深手を負う。ここに謎の黒装束が現れ凌雲を救う。
助け出されて黒装束が誰だかわからなかったが、
汪禹&劉慧玲と会話をしたあとに、凌雲はどっかのおじさん(多分この人が黒装束の正体かと)と刺し合って2人とも自害してしまう。
なぜ自害!?
わからんけどとりあえず ゲスト出演か、ちぇっ。
汪禹は父ちゃんの元へ。こいつは盟主の息子なのか?・・・って、
馮淬帆(「五福星」のマジメね)が汪禹の親父!?
時代劇衣装だけど輪郭ですぐわかる・・・って、同じことをつい最近、他作品で書いた気がするのは気のせいか?(違うだろ)
汪禹は陳惠敏に負けてムシャクシャしてるのか、剣の練習。最中に不審な岩壁を発見。蹴破ってみるとすとん!突然、巨大な洞窟を見つける!
そこには何かが書いてあった・・・
ようわからんが功夫か剣術の奥義であったことは多分間違いなく、
その日から洞窟で汪禹はホネホネロック相手(ホントにホネホネロックが洞窟にぶら下がってるのよ)に特訓を重ねメキメキ腕を上げる。
凌雲より預かった(?)巻物を琴弾きの女性(施思)が解読してその後、宴が始まった。
汪禹が酔いつぶれて目を覚ますと朝。誰もいない。
画像は「風流残劍血無痕」の施思
再度、汪禹が施思と2人でダベっていると隠れていた侠客達が襲い掛かった。だが、修行を終えた汪禹の敵ではない。
その後、何かのお達しがあったらしく汪禹は親父一行に見放される。
理由はサッパリわからず。劉慧玲からも冷たい目で見られる。
でも汪禹は施思と仲良く出来てるのでそんなにへこんでないみたい。
森で1人、酒盛りしている王鐘と出会う汪禹。王鐘を襲いに来た徐蝦一行をぶった斬って2人は軽い友情で結ばれた-------------------
その後、王鐘と汪禹は元華、銭月笙らしき男達とかのいる屋敷へ剣のセールス?
なぜか戦いが始まり、汪禹の強さを認めた元華一行は洞窟に幽閉された男のところへ案内する。と、同時に元華一行は2人に襲い掛かる!
これを助け出した男と協力して打破!
助けた男(谷峯)は施思の父親でまたも盟主だったみたいだ。
そして彼を幽閉した勢力への仕返し。
そこで現れたのはオカマな田青さん。あははは!
これがまた強くてびっくり!
施思もバトルに参加してなんとかオカマ田青を打ち倒す。
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序盤から出てこなかった陳惠敏が再び現れ、偉い尼さん(?、もう何が何だか)を斬り殺す。尼寺に戻っていた劉慧玲の目の前で。その後、
陳惠敏は馮淬帆の部下・・森も斬り殺す。
さらに次々と汪禹の身内を斬り殺す陳惠敏。馮淬帆の妻も。
総帥の井Eも遂には斬り殺された!
馮淬帆は宿屋へ逃げ隠れる。
ついには再度の汪禹vs陳惠敏!
戦いの舞台を荒野から森へと流しながら、激しいソードバトルが続く!
柄にも刃が付いてたり、折りたたみが出来たりする剣を使いこなす陳惠敏に苦戦するものの、遂には汪禹の一突きが決まる!!
場面変わってここは最初に僧侶が演説していた場所。
馮淬帆が声高に何かを演説!
見ると馮淬帆の表情はしてやったり顔・・・・・・・
そう!
全ては馮淬帆の陰謀だったのだ!・・・・・・・・・・・・なにが!?
・・・い、いや・・・そうですね・・・・・・なんでしょう?
思い出してみれば、凌雲の事件も!幽閉事件も!井E殺害も!
みんな馮淬帆がのし上る陰謀だったのだ!・・・・・・・・・・・・・た、たぶん。
そこに現れたのは陳惠敏を連れた息子の汪禹!
何かを理不尽に感じていたかもしれない汪禹は陳惠敏に致命傷を与えずにいたのだ!
逆ギレした馮淬帆は息子と陳惠敏に襲い掛かる!
最後まで何だかよくわからなかった役柄の陳惠敏が死んだあと、
親子は戦いの場をオープニングの滝に変え、激しいソードバトル!
汪禹vs馮淬帆
な、なんだこの対決?
馮淬帆と功夫で対決って違和感あるなぁ。で、馮淬帆ってこんな若い時から既に頭がヤバイことに。
しかも滝に打たれてるもんだからさらに・・・って、同じことをつい最近、他作品で書いた気がするのは気のせいか?(だから違うって)
たくさんの人間が見守る中、壮絶な対決は当然の決着を迎え、
すっかり汪禹LOVEになっていた施思が美しい姿を現した・・・・・・
劇終
もうね。
あのね全然解説になってないね。ごめんね、ほんとに。
俺もこんなにもわかんないのは初めてよ。謎だらけ。
・凌雲はなぜ追われたか、そして自害したのか?
・陳惠敏はなぜ汪禹家を襲ったのか?
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※fake様HPの日記(01/7/30)を参照して判明しました。
こちらでストーリーを改めて書いてしまうと、それはfake様HPそのまま持ってくることにもなりかねませんので、少しの修正を加えてそのままにします。
fake様、参考にさせて頂きました大変有難うございました。
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■感想
最初に戻って話もわからなかったのに、
「じゃなんで傑作選に入れたのか?」
それは簡単です。
「アクションが素晴らしかったから」
話は元から破綻してるのか、俺がわかってないだけなのかその辺は不明なので評価にありません。
ただし、繰り広げられる功夫・剣術アクションは次から次へ色々とシチュエーションを変えて飛び出し、クオリティも高くてまったく飽きさせません。
全体的なアクションのボリュームもたっぷりで文句無し。
中でも個人的に3大バトルはまず、
汪禹vs元華、銭月笙ら
たぶん元華だと思うので、もう元華として説明しますが彼らとの戦い。錨を手にした元華を倒した汪禹は次々と対戦相手を変えて、今度は超大きい壷をお互いに片手で持っての剣技対決!これを制した汪禹はそのまま軽功を使う新たな敵とともに2Fへ飛び上がり、激しいチャンバラの末に元の場所に落下!全ての敵を制して涼しい顔をする!
汪禹、王鐘、施思、谷峯vs田青
どう考えてもこの対決は田青さんに不利な気がしますが、今回の田青さんは強いんですよぉ------------------------
※こちらも何故、田青さんがこんなに強かったのか?そしてオカマか?
が判明しました。これは強くて当たり前です。だって田青さんは、
実は林青霞(ブリジット・リン)が化けていたのです!!
じゃなくて!!
=
東方不敗だったのです!
「笑傲江湖」だから気づくべきでした。しかしまぁそう言われればそうなんだけど、余りにもキャラクターが違いすぎたなぁ。こりゃあびっくり。
林青霞さんの"東方不敗"は「笑傲江湖2之東方不敗/スウォーズマン 女神伝説の章」での当たり役で、相当有名になりましたね。
汪禹vs陳惠敏
これだけは天気の良い野外で行われます。お互いにたっか〜い崖を飛び回っては斬りかかり!場所を変えた森中では「侠女」を意識させるようなバトルを魅せてくれます!
他にも凌雲さんの見せ場はあるし、ラストの汪禹vs馮淬帆もなかなかです。
だから最後まで存分に楽しめました。徐克や制作費や技術がどうあれ、
本作>>>スウォーズマン 剣士列伝
です。このアクションの素晴らしさ。武術指導が誰なのかわかりませんでしたが、多分劉家良、小候、黄培基辺りじゃないのかなぁ・・・
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■CAST&STAFF |
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監督 |
孫仲(サン・チュン) |
出演 |
汪禹(ワン・ユー) |
馮淬帆(フォン・ツイフェン) |
陳惠敏 |
施思(シー・ズー) |
劉慧玲 |
王鍾 |
于榮 |
田青 |
凌雲 |
尤翠玲 |
井E |
・森 |
夏萍 |
王清河 |
谷峯 |
呉杭生 |
丁櫻 |
元華(ユン・ワー) |
銭月笙(チェン・ユーサン)? |
徐蝦 |
武術指導 |
唐佳(タン・チァ) |
黄培基 |
脚本 |
倪匡(イ・クオン) |
制作年度 |
1978 |
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