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Contents |
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実は大好きな亜洲影帝。あんまり太っちゃダメよ。
※未見は入れてません。 |
英雄本色U
TA Better TomorrowU
■
俺ね、「英雄本色」で「狄龍の方が際立ってた」ってあるでしょ。
だからこそ、この続編では周潤發の見所が狄龍より増えてるんだと思うの。 例の如く、呉字森の好きな「おっさんが苦悩する姿」ってのは今回、石天さんに一任されてる感があるし、狄龍兄貴はもう張國榮弟と和解しちゃってるし。
格好いい部分を背負うのは周潤發だけにしてるな〜って感じ。
ウリの銃撃戦シーンについては、本当に凄いがプロデューサーの徐克も
「ウーさん、もうその辺で止めといた方が・・・・」
となだめたが、呉字森さん過剰演出止まらずって感じがある。凄い死体の山。呉字森さんに限らず、ジャッキー、サモハンも時々暴走します。これって前から言ってるけど、香港人の気質!
本作も前作もそうですが、少ないセリフで様々な意味を含ませる・・・
というか、言葉に頼らず、表情だけでタメを作るだけでメッセージを送る・・・
ってのが出来ないですよね。
これこそ日本人と香港人の感覚の違いなのかな?
本作で和解した狄龍、張國榮兄弟が再会し、
「兄さん、俺が間違っていたよ。あの時、おれはくっちゃらべっちゃら・・・・」 言わなくてもわかってるって。
銃撃に関してもセリフに関しても、も少し抑えた方がより良いと思うのですが。(「とんでもない!」と香港人の方は思われるのかも)
ジャッキー最近の暴走 「Who am I?」でラスト、悪CIA長官を捕まえる際に、これ見よがしに出てくる軍隊の数。何をどう考えても出しすぎです。個人的にはちょっとシラケルんですよね。
まぁサモハン「大福星」でも人が突然たくさん出てくるし(こっちは明らかにギャグだが)、お約束ではあるんですけど。
もちろん、本作の自分のポイントはここ、石天!(そりゃそうでしょ)
初めて観たときに「主演 石天」と出てきて、
「えっ!?出てるの!?・・・・・・・・・そしてどんな演技をするというの!?」 と凄く思った印象があります。まさかイジワル師範代じゃないだろうなって。
冒頭から凄くナイスミドルに扮してて、
「できるんじゃんやるじゃん」
と感心しておりました。思うにコメディアンは芝居上手。シリアスが出来るからこそコメディが出来る。
「基本的な抽象画や背景画が描けるからこそ、ピカソの絵が描ける」
そして中盤からは、自分の工場を乗っ取られ、娘・友達殺され、完全にラリってしまった石天さん。なんちゅうかこっちの演技は本領発揮と言っていいでしょう。むしろ安心したぐらい。
で〜
本作の大筋って結局「石天メイン」というか、石天さんだけやってろよっていうか。なんか周潤發があそこまで関わる必要があったのか?
自分のレストランを爆破させられなきゃならなかったのか?
なんでそこまでして周潤發さん石天さんをかばってるの? って気がしたし、狄龍兄弟にしてもあくまで
「師匠である石天さん事件に巻き込まれてしまった単なる被害者」
って感じがして、事件の当事者ではないと思うんですよね。前作に比べて決死の闘いに挑む動機付けが弱いと。
なるほど。だから張國榮が死ぬのかって思うんだけど、前作であんだけ苦労して命懸けでお兄さんが張國榮との和解に持っていったのに
「こんな簡単に死ぬんかいな」
って憤慨の気持ちの方が強かったな。前作の兄貴の苦労が報われないじゃんって。
なんか批判ぽくなっちゃいましたが、本当は好きです。何度も観てます。
特に周潤發と殺し屋との一騎打ち、至近距離での撃ち合いはもの凄いものがありましたね。な、なんか周潤發が勝ったように見えるけど、あんたも相当撃たれたんじゃ・・・?
一発二発撃たれたぐらいじゃ死にません香港人。
例え腹でも(普通即死でなくても気絶でしょう)。
も一つ好きなシーンはやはり「兄が弟を撃つシーン」ですね。
ここでの狄龍叔父さんのやり切れない表情は必見です。めちゃめちゃ格好いい。やっぱ「男たちの挽歌」はこれとセットで観るべきでしょう(まとまってね〜)
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■CAST&STAFF |
監督 |
呉字森(ジョン・ウー) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
狄龍(ティ・ロン) |
張國榮(レスリー・チェン) |
石天(ディーン・セキ) |
朱寶意(エミリー・チュウ) |
成奎安(シン・フイオン) |
曾江(ケネス・ツァン) |
簡慧珍(レジーナ・ケント) |
關山(クワン・サン) |
龍銘恩 |
劉兆銘 |
呉孟達(ン・マンタ) |
林沖 |
王正方 |
動作設計 |
程小東(チン・シュウトン) |
脚本 |
呉字森(ジョン・ウー) |
徐克(ツイ・ハーク) |
音楽 |
顧家輝(ジョセフ・クオ) |
製作 |
徐克(ツイ・ハーク) |
制作年度 |
1987 |
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老虎出更
Tiger on Beat
タイガー・オン・ザ・ビート
■
「これはドラゴン傑作選の方じゃないの?」
と自分で思いたくなるほど、功夫たくさんの刑事ものバディ・アクション映画。 そのバディが周潤發と李元覇。まだいたのか!李元覇! しかもこの後
「リーサル・ウェポン4」でハリウッドデビューまでしやがって、このこの!
ポスト・ジャッキー・チェン、袁和平の秘蔵っ子と呼ばれてデビューした彼。 しかしジャッキーの影響はでかく、こういった「ジャッキーに続け!」タイプのほとんどが
成功しませんでした。彼もその一人。(唯一成功したのが、これも袁和平の秘蔵っ子、甄子丹と言って良いかな。) 個人的には「まぁまぁ好き」
その功夫マンと組んで、今回は明るい兄ちゃん刑事の周潤發なんですが、 なんせ監督が劉家良、相棒が李元覇、敵役に劉家輝、徐少強・・・ クンフー大好き人間大集合じゃないすか!?
高飛まで!!
というわけで、見せ場が主演の周潤發に回ってくるはずもなく(いやいや回せよ)、李元覇が全編に渡って走りまくって大活躍!
ラストは悪役に回っちゃった劉家輝 (これを観たとき「あーあ。遂に彼までまわっちゃったか・・・」って無念の気持ちでした・・・) と、チェーンソーを持ってのクンフー決戦!(いいファイトしてます)
狄龍が途中でゲスト出演。
「男たちの挽歌」にあやかってだろうが、見せ場としては
周潤發&狄龍で銃撃戦になるわけもなく、狄龍は李元覇とクンフー合戦! つまり、「男たちの挽歌」にあやかって&劉家良監督の顔立ててなのだ。狄龍は昔から付き合いあるからね・・・・って周潤發がますます消えるじゃないすか!
逆に周潤發の方は、前半強盗に銃突きつけられて失禁してたくせに、後半になるとガンガン撃ってくる悪党に対して、ショットガンで勇敢に立ち向かう(唯一の見せ場)ので、
「前半の失禁はなんだったんだ?」
であるとか、利智を殴ったり便所に突っ込んだり(これが女性に評判悪い気)とか、まぁ周潤發目的で観た人はがっかり大半なのではなかろうか。
ただし、よくよく考えてみるとストーリーが、
【麻薬組織で取引のさい、バイヤーが裏切りヤクを持って逃亡、その関係でバイヤーの妹がバディコンビにかくまわれて、一時は周潤發との恋に落ちる一歩手前だったが、バイヤーは殺され、結局はバイヤーの妹も殺され、復讐でもしますか。
】
と明るいどころか陰惨な感じであり、周潤發が明るいキャラクターを演じてなければどうなったことだろうと思う面もある。はっきり言って周潤發がいなけりゃ評価は更に下がったと。
セットの高低差を利用してのクンフーアクションはなかなかのもんなんだが、 サモハンやジャッキーが散々披露している手法をであり、やっぱり新鮮味には欠けるし、ちょっと続編あるけど、それほどのもんじゃないかな。
でも下記の「非情の街」に比べたらこっちの方がずっといいが。
■CAST&STAFF |
監督 |
劉家良(リュー・チャーリャン) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
李元覇(コナン・リー) |
利智(ニナ・リー) |
劉家輝(リュー・チャーフィ) |
徐少強(ツイ・シャオチャン) |
高飛(コー・フェイ) |
成奎安(シン・フイオン) |
呉寧 |
姜大衛(デビッド・チャン) |
黄霑(ジェームス・ウォン) |
沈殿霞(リディア・サン) |
狄龍(ティ・ロン) |
動作指導 |
劉家班 |
脚本 |
曾國賜 |
音楽 |
泰廸羅賓(テディ・ロビン) |
製作 |
麥嘉(カール・マック) |
馮永 |
曾國賜 |
制作年度 |
1988 |
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義胆紅唇
City War
チョウ・ユンファ 非情の街
■
これはだめ。
「酔拳が売れてるから、ウチでは豚拳でも作ってみよう」
という感覚で作ってる。つまり、
「周潤發&狄龍コンビでそれなりに集客できるぞ」
「やっぱ流行のガンアクションでいくぞ」
「話は適当に復讐モノで家族でも殺しとけ」
「後は監督さんに任して昼寝でもしておこう」
この作品を観た感じ、上記の印象が強い。
妙に冗長して退屈な場面も多く、徐少強も新境地とも言えそうな悪役を演じているのだが活かされてはおらず、無理に見所を挙げれば周潤發の格好いい白スーツ姿くらい。
監督の孫仲は結構いいクンフー映画撮ってたと思うのだが。
■CAST&STAFF |
監督 |
孫仲(サン・チャン) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
狄龍(ティ・ロン) |
恬姐 |
徐少強(ツイ・シャオ・チャン) |
杜麗莎 |
羅烈(ロー・リエ) |
李家鼎(リー・カー・ティン) |
韓馬利 |
伊凡威 |
謝偉傑 |
麥徳羅 |
周文健 |
動作設計 |
元彬(ユン・ブン) |
脚本 |
童路 |
梁偉庭 |
鍾繼昌 |
主題曲 |
「熱溶〔イ尓〕與我」 梅艷芳(アニタ・ムイ) |
製作 |
石天(ディーン・セキ) |
制作年度 |
1988 |
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大丈夫日記
The Diary of a Big Man
大丈夫日記
■
周潤發が100%コメディに徹した作品。
そして調べてみますと監督の楚原が1964年に同タイトルの「大丈夫日記」を撮っているんですね。恐らくこれのリメイクではないかしら。
製作がリメイク大好き人間の徐克だし。
しかし冒頭のほんの5、6分程度で盛り上がりの設定である
王祖賢←(夫婦)→周潤發←(こっちも夫婦)→葉倩文
↑
(友人)
↓
李子雄、呉家麗
そしてこいつらの関係を怪しむ鄭則士刑事と、
この作品のウリであるドタバタ部分の核心から始まってしまい、
この映画、1時間30分騙しとおすつもりかよっ!?
と、三谷幸喜でもそこまで無茶はしないだろう無謀なスピード感にびっくりした。要は
「プロジェクトA2」の張曼玉(マギー・チャン)家で巻き起こるかくれんぼ騒動の豪華版が終わりまで続くだろうから
"そんなんだけで映画が持つのか"
と不安にもなった。
しかしそれはそれ合間にわびもさびも入れずに、ただただ香港娯楽映画のハイテンポでコトは進み、冗長してしまわないように次から次にトラブルが巻き起こる。適度なサブシチュエーションを盛り込んで観客を退屈させない演出はさすがベテラン監督だなぁと思わせるに十分だった。ジャンルの全く違う楚原作品「三少爺的劍」と比べても、そのスピードを落とさないテンポの良さは共通してるなと感じる。
今回の個人的ポイントはここだ。李子雄(レイ・チーホン)
やっぱ悪役としてイメージの強い人の良い人役ってのは興味あるよね。
「男たちの挽歌」で彼を悪役として起用した徐克が今度は気の良い友人役で起用ってのも、なんだかさすがだなと思う。本人も喜んで演じたのではないだろうか。
というわけで、劇中の李子雄はびっくりするほど人が良いのだ。
あんな悪友の周潤發なんかほっときゃいいのに、いつもいつも付き合ってくれる。最後のオチまで持っていきやがった。
周潤發ががオールラウンダーなのは十分わかっているからコメディアクターとしてもそりゃバッチリ。彼が一番映えるのはやっぱり
「グリーン・デスティニー」の英雄のように貫禄たっぷり優しさたっぷりな人間が良いとは思うが、ハリウッドでもこんなバカ周潤發が大暴れってのも見てみたいものだ。
またダブルヒロインである王祖賢と葉倩文については、ほんとに申し分ないいつもの頑張りようで可愛らしい。
物語は当初の杞憂も吹っ飛ばして、なるほどななるほどなと物語を上手くつないでくれる。
つーかなんだこりゃ、バカバカしいなぁ
と思いつつも振り返れば十分楽しかったわけで、その計算されたバカバカしさが楽しく、映画観るときぐらい暗いことなんか考えたくないと思えば十分に値する娯楽映画だろう。
それにしても歌下手だなぁ・・・周潤發。
■CAST&STAFF |
監督 |
楚原 |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
王祖賢(ジョイ・ウォン) |
葉倩文(サリー・イップ) |
李子雄(レイ・チーホン) |
呉家麗(ン・ガーライ) |
鄭則士(ケント・チェン) |
胡大為(デビッド・ウー) |
金燕玲(エレイン・ルイ) |
成奎安(シン・フイオン) |
太保(タイ・ポー) |
黄霑(ジェームス・ウォン) |
音楽 |
黄霑(ジェームス・ウォン) |
脚本 |
鄭忠泰(フィリップ・チェン) |
呉文輝(ン・マーファイ) |
製作 |
徐克(ツイ・ハーク) |
制作年度 |
1988 |
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伴我闖天涯
Wild Search
いつの日かこの愛を
■
結構好き。
俺、ちょっと「おとなしめ」の方が好きなのかな。
でも「英雄本色2」は好きだな。
実はやり過ぎの
「ワイルド・ブリット」も好きだな。あれ?・・・
まぁそれはまた今度にして、これとは全く関係ないけど、最近ゴールデンとかのTV番組で面白いのある?
なんか「他人の不幸」をネタにした番組とか、やらせ含みのブチギレ番組とかそんなのばっかりで、わざわざ観るなんて元々ほとんどしないけど、もはやBGM代わりで流しておくのも嫌なんだよね。
TVの中で文句言ってる人ばっかり出てきて、もう聴きたくもない。ニュースはネット拾いだし。
んじゃ、スポーツ番組をってとこなんだけど、私は野球ファンにはやっぱりなれません。サッカー中継は唯一、観るんだけどこれもあってもJリーグ週1回の2時間ぐらいですよね。それでもってしても
「TV消すのは寂しいの・・・彼女ください・・・・」
ってことで、この映画とか流すわけ。
なんとなく聞こえてくるよなこないよな(聞こえてるっての)メインテーマが好きなのよね。盧冠廷さんが作る音楽って手作りの暖かみ感があるよね。ほんわかしてる。「ツイン・ドラゴン」のオープニングとかね。役者としても良い味必ず出すし。(なにか?香港の裏方は必ず役者をしなきゃいけないのか?)
これって周潤發自体が企画興した作品やったよね。
鍾楚紅との「くっついてくっつかず」って感じのラブストーリーがなかなか良さげっす。
ラスト、結局別れたのかくっついたのかようわからんとこも良いんじゃないかな。もし刑事モノそしてアクションの面白さを期待するならば、この作品には観るべきところはグッと減るけど、周潤發のキャラクターだけ観るのであればなかなかにお薦めかな。
■CAST&STAFF |
監督・製作 |
林嶺東(リンゴ・ラム) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
鍾楚紅(チェリー・チェン) |
劉江 |
秦沛(ポール・チュン) |
黄光亮 |
谷峯 |
金燕玲(エレイン・ジン) |
陳卓欣 |
霍瑞華 |
尹志成 |
朱繼生 |
南燕(ナム・イン) |
張耀揚(ロイ・チョン) |
脚本 |
南燕(ナム・イン) |
音楽 |
盧冠廷(ローウェル・ロー) |
撮影 |
劉偉強(アンドリュー・ラウ) |
主題曲 |
「月亮代表我的心」 梅艷芳(アニタ・ムイ) |
製作 |
林嶺東(リンゴ・ラム) |
周國忠 |
制作年度 |
1989 |
阿郎的故事
All About Ah Long
過ぎゆく時の中で
■
主演の周潤發と張艾嘉(シルビア・チャン)がこぞって原案を出し合い、そちらを元に杜h峰(ジョニー・トゥ)が監督したヒューマンドラマ作品。
「阿郎的」とあるように、物語は
周潤發 子連れの貧乏男
張艾嘉 バリバリのキャリアウーマンながら元ユンファの恋人にして阿郎の母親
この2人の再会そして苦悩、恋に仕事に家族愛にそして命がけの挑戦と実に杜h峰監督らしくエモーショナルに表現されている。
制作年の'89年といえば「ゴッド・ギャンブラー」はじめ「いつの日かこの愛を」「狼/男たちの挽歌・最終章」
「アゲイン 男たちの挽歌3」とユンファ大忙しの年であり、その数あった出演作品の中で金馬賞の最優秀主演男優賞を受賞したのが本作である。
まぁブームに関わらず、賞は決まるものだと思うけど、しっかりとこの辺の賞も頂いていくあたりはさすが亜州影帝だ。
果てさて、そうなると数ある主演作を押しのけて本作での演技っぷりが受賞したのかな? ってとこに興味が湧くが、その辺はどうだったか。
■簡単に流れ
元・バイクレーサーながら今は引退してしがない飯場暮らしのユンファは一人息子の活発な阿郎と二人三脚仲良し父子家庭。貧乏ながらも幸せな家庭を築いていた。
さらに何となく応募したTVCMのオーディションに阿郎が合格。
「金持ちになれるかもね!」
と親子ともども喜ぶ。
CM出演契約の日。
彼ら親子の前に現れたCMプロデューサーはアメリカ帰りの張艾嘉。
実はユンファの別れた恋人でもあり、阿郎の実の母親だった。
妊娠中の自分を捨てたユンファを許せない張艾嘉と自分と息子を家から追い出した張艾嘉家ということで、2人はなかなか相容れるものではなかったが、お互いの一人息子である阿郎を通して仲を紡ぎ直していく。
とは言っても、さすがにシルビアには昔のような淡い恋心は無かったか。
まぁ妊娠中に蹴飛ばされたりしてたもんね。
阿郎がその時はらんだ子供だったことを知ったシルビアはやがて、アメリカに阿郎を連れて行きたいと思い出す。シルビアに連れて行ってもらった方が、明らかに裕福な暮らしを送れる事を理解している父・ユンファは阿郎を傍に置いておくか、母親の元にやらせるのかと苦悩する。
その辺の葛藤から阿郎と親子ゲンカをしてしまい、阿郎は母・シルビアの元へ。
「俺も一発奮起してやる!」
と思ったユンファは友人でありバイクレースのオーナーでもあった、呉孟達(ン・マンタ)に頼んで バイクレースに出場し、復活優勝を目指す。
「やっぱり父ちゃんの元へ帰りたい!」
とした阿郎そして張艾嘉は開催されたレース会場へ駆けつけるのだが・・・
終劇
■
何かのドキュメント番組でたまたま本作のメイキングを見たことがあるのだが、ユンファと阿郎がお母さんとこに行くの行かないので喧嘩するシーンの撮影中で何度やっても阿郎が本気で怒るユンファが恐くて泣いてしまい、演技が続けられずにユンファも困惑顔だったのが印象的。というか、この作品だったのかあのメイキングは。
まぁ、正直に言ってしまえば邦画でも洋画でも使い古された感のある親子ドラマの典型的なパターンで、これが日本の連続TVドラマだったりしたら死んでも見ないだろうけども、ユンファの映画だから観たってところはある。
今さらながらに香港でこういった浪花節な展開の物語やっても陰気臭くないんだよね。だから着いて行けるってところはある。自分の着眼点としては
・ドラマ全体は典型的な展開ではあるが、辛気臭くないので楽しく見れる→その辺がやっぱり香港映画だなぁ・・・と。 しかし一方で、
・ラストシーンがとても香港らしくなく見えるが、実はとても香港らしいというか中国らしいというか→その辺がやっぱり香港映画だなぁ・・・と。
香港人、中国人が求める陰と陽。陽がドラマ全体を指し、陰がラストシーンを指す。両者がくっきりとこの映画にあるってところが、本作の面白いトコかなと思います。
"香港映画 陰と陽の考察"
については「インファナル・アフェア」(←題名クリック)これを読んでみて下さい。
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■CAST&STAFF |
監督 |
杜h峰(ジョニー・トゥ) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
張艾嘉(シルビア・チャン) |
黄坤玄 |
呉孟達(ン・マンタ) |
王天林 |
余家倫 |
譚倩紅 |
施介強 |
芝芝 |
動作指導 |
程小東(チン・シュウトン) |
元彬(ユン・ブン) |
脚本 |
呉文輝 |
ケ忠泰 |
原案 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
張艾嘉(シルビア・チャン) |
主題歌主唱 |
許冠傑(サミュエル・ホイ) |
制作年度 |
1989 |
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喋血雙雄
The Killer
狼 男たちの挽歌・最終章
■
だめなんだー
申し訳ありませんがだめなんだー
本作に対する低い評価ってほとんど聞いたことない。
実際、タランティーノも褒めちぎってた作品だし、ベタ誉めの論評も随分と読んだ。しかも俺自身結構「なるほどなるほど」納得はしているんです。んだけども、自身は本作への評価はすこぶる低く、観てられない。後味悪い。
「安易に子供を撃ってほしくない、目を撃ってほしくない」
理由はこれだけでしょう。自身でも他に思い当たるフシがありません。
反論はほいほい自分でも浮かんできます。だいたい目を撃たれなければ物語が始まりません。ただ子供は・・・・・・
どのような理由であれ、撃たれたり殺されたりするとこを見たくないです。
これは完全に好き嫌いの問題で、イヤなもんはイヤ。それだけです。見れば見るほど・・・とスルメタイプかもしれないですが、さすがに2回しか観てません。 |
■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
呉字森(ジョン・ウー) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
李修賢(ダニー・リー) |
葉[イ菁]文(サリー・イップ) |
曾江(ケネス・ツァン) |
朱江(チュー・コン) |
葉榮祖(イップ・ウィンチョウ) |
伊凡威 |
黄光亮 |
成奎安(シン・フイオン) |
夏占士 |
黄炳耀(バリー・ウォン) |
黄柏文 |
呉少雄 |
林廸安 |
王坤(ウォン・クワン) |
動作設計 |
程小東(チン・シュウトン) |
劉志豪 |
音楽 |
盧冠廷(ローウェル・ロー) |
撮影 |
黄永恆(ウォン・ウィンハン) |
鮑徳熹(ピーター・パオ) |
製作 |
徐克(ツイ・ハーク) |
制作年度 |
1989 |
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英雄本色V夕陽之歌
A Better Tomorrow V
■
これは何だかスルメタイプの映画。と言いますかやはり、
「どこが英雄本色3なんだ!!」
って最初は皆さんご立腹されるため、 この映画そのものの良さを理解するのに時間がかかるのではないでしょうか。
ええと、形式としては「ドラゴンクエスト3」タイプでつまり、
「1,2につながる前の時代の物語」
ってとこを、表現してみましたってとこかな。
だから本作では「英雄本色」で華麗な銃さばきを見せる周潤發扮するマークが、まだ銃をちゃんと扱えなかったりします。
監督が徐克のため、当然呉字森テイストな銃撃戦や男の熱いドラマを味わえるわけもなく、焦点としては「ベトナム戦争への監督自身の想い」が中心となってきます。
当時のベトナム状況がいかに酷いものであったか、その辺と周潤發、梅艶芳、梁家輝の三角関係に目を凝らしていけばなかなかに面白い映画ではないでしょうか。
一つだけ不可解だったのは、香港で事業を興した(つまり完全カタギになった)周潤發達に対して、時任三郎組織が、
「香港から出ていけ!」
とベトナムに帰しつつ、ベトナムに帰ったら帰ったで今度は梅艶芳の取り合いをしてるというとこ。カタギになったんだから組織とはもう関係ないし香港いても構わないのでは?と思うし、ベトナムに来てやっぱり争うなら、帰す意味無いじゃん時任。とも思ってみた。
時任さん堂々としていて、またガタイも良いので周潤發と並んでも見劣りせず、なかなかですがわざわざ時任さんにしなくてもと言われてると・・・・うむむ。
それにしても梁家輝のちょっと頼りない兄ちゃん役は良いっすなぁ。
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■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
徐克(ツイ・ハーク) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
梁家輝(レオン・カーフェイ) |
梅艶芳(アニタ・ムイ) |
石堅(シー・キェン) |
時任三郎 |
張可頤 |
鄭偉倫 |
金揚樺 |
南燕(ナム・イン) |
動作指導 |
大白鯊 |
脚本 |
梁耀明 |
戴富浩 |
音楽 |
盧冠廷(ローウェル・ロー) |
撮影 |
黄永恆(ウォン・ウィンハン) |
製作 |
徐克(ツイ・ハーク) |
呉字森(ジョン・ウー) |
制作年度 |
1989 |
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賭~
God of Gamblers
ゴッド・ギャンブラー
■
個人的に王晶監督作品のベスト。
娯楽映画の王道にして周潤發の魅力たっぷりと、理屈抜きで楽しめます。 ほんと、理屈は抜いてください。難しいこと考えると一気につまらなくなるかも。
これの冒頭、好きなんだよね〜カジノで勝ちまくって
「この男、誰だ!?」
「賭神。」
賭~
だーだーーーー(BGM)
とタイトルが出てきて、うへーっ!しびれました。
間髪入れずにメインテーマから最初の対決!勝負は麻雀!
「牌を15枚取り合って合計で多い方が勝ち」
な、な、なんだそれ!?どこがどう麻雀なんだ!?
と当然湧いてくる疑問をよそに、お箸みたいなのを持って(専用棒ですか!?)カチャカチャ取り合う 周潤發vs鹿村!
なにが起こったかというかルールはさっぱりわからんが、何だか格好いい! 「21対20で、賭神さんの勝ち」
えーっ!?い、いや勝ったけど、えーっ!?
今のどこが麻雀どころか賭け事遊びなんだ!?
「次はサイコロです。数の少ない方が勝ち。」
疑問を挟ませる余地無し。次は私が勝負よ!
と完全に香港女優になってしまった西脇美智子とサイコロ勝負!
ここで周潤發、ネクタイを締め直して気合い一発!
BGMとシンクロしてサイコロを振る! なんだか凄いぞこの映画!
しかも周潤發、サイコロ1つ潰して数を減らす!という、
「確かな事は言えませんが、そのパワープレイはどうなんでしょう?」
ツッコミを入れたくなる勝負の付け方で見事勝利!
おお!この映画はすでに面白い。
結局、鹿村さんの頼みを聞くことになった優しい周潤發。
「この男を連れて行ってください。賭け事はダメですが。」
あーっ!そいつは向華強じゃねーか!社長さんじゃねーか!
しかも黒(以下割愛)
そりゃーこの男を連れて歩けば心強いわ、道行くチンピラも頭下げるわ、もしかしたらその関係で他の映画にも出演させられるわ、かえって身の危険も増えるわ・・・・あれ?
しかしこっからの展開で周潤發扮する賭神が頭打って、記憶喪失になってバカになるとは思えなんだ。ただ1ついいですか。
別に記憶喪失になったからと言って、なぜバカになるんですか?
「それは石天さんの領域にもチャレンジしたかったからです。」
と周潤發の声が聞こえてきそうだが、真相は監督が深く考えてなかったと思われ気分。
たぶん好みの問題にすぎないので、過大しないつもりだが、王祖賢に限ってはキャピキャピしてるほうが可愛い。
「青蛇」とか「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」での彼女はちょっと・・・当たり前でつまらない。
「シティハンター」での彼女もとても可愛い。んで、ここでもそう。
劉徳華&王祖賢連中に拾われたバカ賭神では、周潤發のチャーミングさが爆発。女性ファンにはたまらないでしょうな。
んでもって、後半復活したらまたまた格好いい賭神に逆戻りで貫禄たっぷりで、 女性ファンにはたまらないでしょうな。途中のアクションシーンでは銃撃戦もあって、社長の向華強も久しぶりにアクションで大活躍!
劉徳華はビルの竹組みでのアクションを見せるなどその辺りも充実。
かなり余談だが、昔テレビで 「香港ではビルを建てる時、竹で作る」 とか、わかわからんこと言ってて、
「それは昔の話じゃん。「続少林寺三十六房」観ろよ。」
って思ってたけど、本作観てびっくり本当に竹組むんですね。凄いや。
ラストも非常に胸のすくものだし、文句無しお薦め。
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■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
王晶(バリー・ウォン) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
劉徳華(アンディ・ラウ) |
王祖賢(ジョイ・ウォン) |
向華強(ヒュン・ワーキョン) |
鹿村泰祥 |
張敏(チョン・マン) |
呉孟達(ン・マンタ) |
西脇美智子 |
成奎安(シン・フイオン) |
音楽 |
盧冠廷(ローウェル・ロー) |
撮影 |
(チェン・チーマン) |
(ピーター・パオ) |
製作総指揮 |
向華強(ヒュン・ワーキョン) |
向華勝(ジミー・ヒョン) |
制作年度 |
1989 |
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縦横四海
Once A Thief
狼たちの絆
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これは面白かったんだけど、親父に間違ってビデオ消されて以来(相当消されてます)、 観てないので、今度観てから改めてレビューします。
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■CAST&STAFF |
監督 |
呉字森(ジョン・ウー) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
張國榮(レスリー・チェン) |
鍾楚紅(チェリー・チェン) |
曾江(ケネス・ツァン) |
朱江(チュー・コン) |
呉字森(ジョン・ウー) |
動作設計 |
郭振鋒(フィリップ・コク) |
脚本 |
呉字森(ジョン・ウー) |
秦小珍 |
高志森(クリフトン・コウ) |
音楽 |
林敏怡(バイオレット・ラム) |
製作 |
谷薇麗(リンダ・クック) |
張家振(テレンス・チャン) |
制作年度 |
1991 |
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監獄風雲U/逃犯
Prison On FireU
チョウ・ユンファinプリズン・オン・ファイヤー2
■
いきなり続編から入って、未だに1作目を観ていないのでなんとも言えない部分もあるのだが、未だ1作目を観てない理由こそが
「これがあんまり面白くなかったから」
なわけでもあったりする。
刑務所で虐められて虐められて最後に周潤發の怒りが爆発するというパターンです。うーん刑務所ものに食指が動かない自身の好みの問題かなぁ?
ラストで周潤發が戦う姿は格好いいんだけど、それ以外はつまらん。
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■CAST&STAFF |
監督 |
林嶺東(リンゴ・ラム) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
陳松勇 |
干莉 |
黄光亮 |
伊揚明 |
韓坤 |
徐錦江(チョイ・ガムコン) |
呉志雄 |
馮國輝 |
胡耀宗 |
龍彪 |
羅樹淇 |
洪志明 |
葉仲平 |
黎錦成 |
伍國健 |
李綺霞 |
馮瑞珍 |
李廣添 |
唐偉雄 |
張耀揚 |
動作指導 |
林満華 |
脚本 |
南燕(ナム・イン) |
音楽 |
盧冠廷(ローウェル・ロー) |
策劃 |
馮永 |
製作 |
麥嘉(カール・マック) |
制作年度 |
1991 |
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侠盗高飛
Full Contact
フル・コンタクト
■
何だかもの凄い後味の悪さだったのに、何故かまた観てしまう一本。
とりあえず怖いんすよね。人もバタバタ死ぬし。凄い血が出る映画。
じゃ、なぜ何回も観てしまう魅力があるのか?
っていうと、役者さんの強烈なキャラクターでしょうね。強烈すぎる。
特に任達華!
黄秋生だって十分気持ち悪さ爆発だったが、任達華!
あまりに醜悪な悪逆非道ぶりしかもホモで、その様はむしろ痛快。
この作品観てから(もしくは逆)「ファイナル・ファイト最後の一撃」でも観たらびっくりするよ、ほんとに。
しかしこれ、周潤發が主演じゃなかったらどれだけつまらん映画だっただろう・・・・
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■CAST&STAFF |
監督・製作 |
林嶺東(リンゴ・ラム) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
任達華(サイモン・ヤム) |
黄秋生(アンソニー・ウォン) |
柏安[女尼](アン・ブリッジウォーター) |
南燕(ナム・イン) |
符ト晶 |
陳治良 |
韓坤 |
李健生 |
秦虹 |
動作設計 |
劉家榮(リュー・チャーヨン) |
脚本 |
南燕(ナム・イン) |
音楽 |
泰迪羅賓(テディ・ロビン) |
撮影 |
(ラウ・ハンチュエン) |
制作年度 |
1992 |
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花旗少林
Treasure Hunt
フル・ブラッド
■
俺、これ大好きなのさ〜
でも支持してる人、少ないのねん。
ある程度のストーリー破綻をしてでも、
「面白い事詰め込めッ」
ってサービス精神を優先させたのがまずかったか。
そりゃ破綻はまずいわな、普通。
でもこれこそ香港って感じがして俺は好きなのねん。
周潤發の魅力である、
・得意の銃撃戦
今回は控えめ。その代わりちょっとしたクンフーもみせてます。
・優しさ、勇敢さ、寛大さ、その笑顔
やっぱこれでしょう。少林寺のチビ坊主を助けるときとか格好いいっす。
・コメディ演技も長けていること
何の抵抗もなくガンガンやりますから。
これら全部をほどよく詰め込み、さらに
・香港映画といえばテンポの良さだろ
そばで周潤發が銃弾に倒れているのに、館長様が別の因縁で「決闘だ!」 と言って、功夫対決始まりますからね。その前に周潤發治療しろって。
この辺が観る人観れば白けさせているんだろうけど。
・香港といえば功夫だろ
久しぶりに劉家輝もクンフーみせてます。
・功夫といえば少林寺だろ
・「少林サッカー」より一足先に「少林野球だ!」
こういう発想は前からずっとあると思う(「チャンピオン鷹」とかね)。
一番うまかったのが周星馳だっただけ。
香港はやっぱりクンフー!って部分も見逃さず。そして、
・呉倩蓮めちゃ可愛い
これ一作ですぐファンになりました。一番美しいのは少林野球の際のユニフォーム姿。キャラキャラしてもうるさくない。「風よさらば 天若有情2」ではなかなかセクシーな彼女も拝めます。
・ほとんど暴力的なシーンが無い
・なにげに劉家輝が館長様だ!(しかもめちゃくちゃだ!)
と個人的なツボもしっかり押さえられてるときちゃあ・・・・
最初の銃撃戦、敵となる日本人敵役。この人、知ってますか? 「BOSS」のCMに出てた怖いおっちゃんですよ。 |
■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
劉鎮偉(ジェフ・ラウ) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
呉倩蓮(ン・シンリン) |
劉家輝(リュー・チャーフィ) |
郭振鋒(フィリップ・コク) |
喬宏(ロイ・チャオ) |
朱江(チュー・コン) |
秦漢(チン・ハン) |
蔡宇 |
王敏徳(マイケル・ウォン) |
國村準 |
動作設計 |
郭振鋒(フィリップ・コク) |
脚本 |
按安 |
音楽 |
(ダニー・チャン) |
撮影 |
鮑徳熹(ピーター・パオ) |
製作 |
谷薇麗(リンダ・クック) |
制作年度 |
1994 |
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賭~2
God of Gamblers 2
ゴッド・ギャンブラー 完結編
■
これはつまんなかったなぁ〜
「賭神」の正式な続編なのに。
王晶が当時流行ってた猟奇的演出を取り入れやがったのも頂けない。
あの冒頭で観るの相当嫌になりました。
呉倩蓮が「花旗少林」と180度違うキャラを演じていたのは新鮮でしたが・・・ あんまり覚えてないもんで、今度観る機会があれば改めて。
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■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
王晶(バリー・ウォン) |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
呉倩蓮(ン・シンリン) |
向華強(ヒュン・ワーキョン) |
張敏(チョン・マン) |
梁家輝(レオン・カーフェイ) |
邱淑貞(チンミー・ヤウ) |
徐錦江(チョイ・ガムコン) |
呉興國 |
謝苗 |
羅家英(ロー・ガーイン) |
動作設計 |
元彬 |
馬玉成 |
音楽 |
盧冠廷(ローウェル・ロー) |
撮影 |
(アーサー・ウォン) |
製作 |
向華勝(ジミー・ヒョン) |
制作年度 |
1994 |
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和平飯店
Peace Hotel
大陸英雄伝
■
これは面白そうだ〜
って雰囲気が冒頭からなかなかに伝わってきて期待させたもんでしたが、 終わってみると
「う〜ん・・・・・・」
あんまり覚えてないもんで、今度観る機会があれば改めて。 |
■CAST&STAFF |
監督・脚本 |
韋家輝 |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
葉童(イップ・トン) |
秦豪 |
劉洵 |
劉曉〔丹三〕 |
魯芬 |
米奇 |
鄭祖 |
呉倩蓮(ン・シンリン) |
製作 |
呉宇森(ジョン・ウー) |
制作年度 |
1995 |
血仍未冷
The Replacement Killers
リプレイスメント・キラー
■
ついにハリウッド進出第一弾!
うむ・・・
「NYPD15分署」と同じ感想です。と書くだけじゃダメかの。
それよりもどうも映像センスに全然惹かれなかったなぁ・・・
やっぱり今までやってきたことの繰り返しで、そこに馴染みのない白人達が絡んでも面白くないのね。
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■CAST&STAFF |
監督 |
アントワ・フークア |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
ミラ・ソルビーノ |
マイケル・ルーカー |
ユルゲン・プロホノフ |
脚本 |
ケン・サンツェル |
製作 |
ブラッド・グレイ |
バーニー・ブリルスタイン |
製作総指揮 |
呉字森(ジョン・ウー) |
制作年度 |
1997 |
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再戰邊縁
The Corruptor
NYPD15分署
■
一言で言って、
「それは見た」
と文句を言いたくなったのが正直なところ。
ほとんどジャッキーと同じパターンで、
「ハリウッドお披露目作にすぎない」
さらに申し訳ないがジャッキーの場合は、香港映画の時に比べ「さすがハリウッド!」と思わせるよなスケール感があったり、いかにもハリウッドなクリス・タッカーのマシンガントークを
ジャッキーのアクションと絡ませたり、「シャンハイヌーン」のように西部劇ファンでも ウンウン!と唸れるように脚本に西部劇の含蓄があったりして、
「ハリウッドでしか出せない映画の面白さ」
をちゃんと含ませているのだが(もちろんアクションは香港より劣るが)、
本作にそれは感じられない。
単に舞台をアメリカに変えて「友は風の彼方に」と同じような事をやっただけのこと。
周潤發自体は凄く好きだし、確かに周潤發の格好良さだけは充分出てるので、個人的には「周潤發格好いい!」だけで見きってしまえるが、全く興味の無い人には良い評価は得られないだろう。
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■CAST&STAFF |
監督 |
ジェームズ・フォーリー |
出演 |
周潤發(チョウ・ユンファ) |
マーク・ウォールバーグ |
リック・ヤング |
ポール・ベン・ビクター |
アンドリュー・パン |
バイロン・マン |
エリザベス・リンゼイ |
脚本 |
ロバート・プッチ |
音楽 |
ダナ・サノ |
カーター・バーウェル |
撮影 |
ファン・ルイス・アンシア |
製作 |
ダン・ハルステッド |
製作総指揮 |
オリバー・ストーン |
テレンス・チャン |
ビル・カラーロ |
ジェイ・スターン |
制作年度 |
1999 |
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