■2007にレビューした作品（全56作品たぶん）

「上海ドラゴン/英雄拳」
「片腕ドラゴン」
「洪拳興詠春」
「南少林寺vs北少林寺」
「獵魔者」
「吼えろ！ドラゴン　起て！ジャガー」
「裏街の聖者」
「鬼馬功夫」
「賊賍」
「つきせぬ想い」
「雍正與年羹堯」
「中国超人インフラマン」
「書剣恩仇録」
「マジックブレード」
「将軍家光の乱心　激突」
「プロジェクトBB」
「大刺客」
「復讐ドラゴン/必殺拳」
「五爪十八翻」
「ドラゴン･プロジェクト」
「恋のQピッド」
「Mr.BOO！花嫁の父」
「英雄十三傑」
「単騎、千里を走る。」
「キング･オブ･キックボクサー〜ファイナル」
「獨臂拳王勇戦楚門九子」
「鷹爪鬼手」
「チャイニーズ・オデッセイ2 永遠の恋」
「チャイニーズ・オデッセイ1 月光の恋」
「馬路小英雄」
「山東響馬」
「艷窟�~探」
「キング･ボクサー大逆転」
「カラテ愚連隊」
「龍を征する者」
「フィストバトル/拳撃」
「マスター・オブ・サンダー 決戦！！封魔龍虎伝」
「レスリー・チャンの神鳥英雄伝」
「ツインローズ」
「搏紮」
「エンター・ザ・フェニックス」
「キー・ホイ・クァンのドロボーズ」
「ワンナイト・イン・モンコック」
「七靈寶塔」
「香港極道/野獣刑事（デカ）」
「黒名單」
「火爺」
「香港極道 狼仁義」
「虎姑婆」
「飛龍伝説オメガクエスト 」
「ベリー・ゴーディ〜ラスト･ドラゴン」
「獨臂雙雄」
「PROMISE」
「鐵娃」
「男たちの絆」
「最佳搏殺」


最優秀作品・・・
「上海ドラゴン/英雄拳」
今年は上半期下半期ともに公私が忙しく、忙しさに慣れては更新ペースを取り戻し、忙しさに慣れては・・・の繰り返して結局更新数は前年などと比べて少ないものになってしまいました。それゆえに傑作に会う確立も低くなってしまったのは残念です。
この作品は張徹（チャン・ツェー）監督の代表作を挙げる時に必ず挙げなければいけない作品ですね。
アクション、ドラマ共に隙が無く張徹イズムの全てが盛り込まれており、余韻を残す秀逸なエンドシーンも含めて文句無しの傑作でした。


2007年成こ家班的Best10
「上海ドラゴン/英雄拳」
「片腕ドラゴン」
「洪拳興詠春」
「南少林寺vs北少林寺」
「獵魔者」
「吼えろ！ドラゴン　起て！ジャガー」
「裏街の聖者」
「鬼馬功夫」
「賊賍」
「つきせぬ想い」
Best10はこうなりました。
残念ながら今回、ジャッキー作品（「プロジェクトBB」）は入りませんでしたね。
でも正直な気持ちだから仕方が無い。
変わって天皇巨星・王羽（ジミー･ウォング）さんが2つも作品をランクインさせて頑張りました。パイオニアの強みと娯楽精神の勝ちです。張徹作品は3つということで流石は巨匠ですね。

最優秀主演俳優・・・
陳觀泰（チェン・カンタイ）
「上海ドラゴン/英雄拳」
文句無しですね。
やっぱり兄貴は最高！大哥！って感じですか。

最優秀主演女優・・・
袁詠儀（アニタ・ユン）
「つきせぬ想い」
これまた文句無しですね。っていうか、かなり今更って感じですが。
私は袁詠儀には余り興味が無いのですが、この作品での彼女は言うまでもなく素晴らしかったですね。

最優秀助演俳優・・・
鄭康業
「上海ドラゴン/英雄拳」
うーん・・・やはりなかなか古い香港映画では主演ばかりがクローズアップされて脇役がカッチリ描けてないのが多いかも。その中で脇役ばかりの鄭康業さんの役者人生の中で、これは代表作ではないでしょうか。

最優秀助演女優・・・
呉家麗（ン・ガーライ）
「つきせぬ想い」
これは彼女の演技力の高さを知ってほしくての受賞です。
見た目の好み云々は置いて、様々な作品で様々な役柄を演じ分けることが出来る彼女の奮闘は素晴らしいものがあります。

最優秀武術指導・・・
水怪
何細寶
何志偉
「賊賍」
何だか私の知らない人が受賞しました（笑
単純にこういった殺陣が大好きなんです。
他ですと五毒のチームワークも同等に素晴らしいですし、「雍正與年羹堯」での徐忠信の武術指導も光りましたね。

最優秀功夫対決・・・
王羽（ジミー･ウォング）
vs
龍飛（ロン・フェイ）他
「片腕ドラゴン」
「上海ドラゴン/英雄拳」のラストバトルも秀逸ですが、飽きさせないように爆笑の展開を作りまくったこの対決には勝てないかな。いつもは技術的な面を評価しての受賞となるのですが、今回ばかりはジミー先生の
"個人的な恨みをケチくさいスタイルで晴らす"
これが勝利です（笑

2007年成こ家班的対決Best5

「片腕ドラゴン」
王羽（ジミー･ウォング）
vs
龍飛（ロン・フェイ）他

「上海ドラゴン/英雄拳」
陳觀泰（チェン・カンタイ）vs大勢
というか、腹裂かれてどんだけ動けるねんって話なのですが。

「賊賍」
姜大衛（デビッド･チャン）、徐小強（ツイ・シャオチャン）
vs
高飛（コー・フェイ）、李麗麗（リリー・リー）
技術の勝利ですね。
特に高飛（コー・フェイ）、李麗麗（リリー・リー）は良かった〜

「南少林寺vs北少林寺」
五毒vs王龍威（ワン・ロンウェイ）vs韋白（ウェイ・パイ）
功夫映画の安心ブランド"五毒"ですから。

「雍正與年羹堯」
龍方（ロン・ファン）、徐忠信vs権永文、大勢のザコ
徐少強（ツイ・シャオチャン）と戦わないところは消化不良ですが、襲撃から始まる怒涛のラストバトルは非常に迫力があります。いいですね〜

最優秀音楽・・・
王福齢（ワン・フーリン）
「片腕ドラゴン」
なんで？・・って言われても、困るんですよ。
なんかあの雰囲気が大好きなので。
僕も今ハッと気づいたのですが、王羽作品にはメインテーマが好きな作品が多い。
「片腕カンフーvs空飛ぶギロチン」での今では王羽のテーマとも言うべきロック調のメインテーマはオリジナルなのでしょうか？あれも大好き。
「ドラゴン覇王拳」「ドラゴン覇王拳2」のメインテーマも大好き。「怒れるドラゴン/不死身の四天王」のあー♪あー♪メインテーマも大好き。「ドラゴン修行房」で使われてる差し替えと思われるBGMも大好き。勿論、「ドラゴン特攻隊」もんたよしのり主題歌も好きだし、オープニングの孫越（スン・ユエ）が唄うふざけた曲も好き。さらに「炎の大捜査線」のメインテーマも好き。
ジミー先生すげぇ！！

最優秀バカ作品・・・
「虎姑婆」
2007年は間違いなくこれだな。
そりゃ「中国超人インフラマン」の方が作品として遥かに面白いのですが、衝撃度は遥かに凌ぎますね。予備知識無しで観られた方はほんとにびっくりすると思います。「シックスセンス」どころじゃないかも？

最駄作・・・
「PROMISE」
今年はネタに困ることも無く、駄作を紹介する暇が結局あんまり無かったこともあって残念な気持ちも込めてこれになりました。


コメント：
上記でコメントしなかった作品の中では、やはり「獵魔者」が光りましたね。一度は観てもらいたい傑作アクションです。
その他、印象に残ったところですと、
「大刺客」での壮絶な王羽さんの散り様だとか、
「五爪十八翻」での元秋（ユン・チウ）さんのスマートな功夫とか、
様々な作品に出続けている陳惠敏（チャーリー・チャン）とか、
あ、そうそう
「マスター・オブ・サンダー 決戦！！封魔龍虎伝」
での倉田保昭vs千葉真一！
エッチか功夫、どっちかをしているだけの「火爺」とか、
ポルノか功夫、どっちかをしている「艷窟�~探」とか・・・おや。

更に2008年はどのような作品が待ち受けているでしょうか。
本年もよろしくお願い申し上げます。