さてさて、第三回はこの方だ!
黄正利(ホアン・チョンリー)
たくさんの方がまず何と言っても「ドランク・モンキー・酔拳」!
これでの殺し屋・鉄心役の強烈なインパクトを思い出すでしょうね。
ジャッキーの前に立ちはだかった最初のライバル!でしょう。
テコンドーで鍛えた次々繰り出される足技は手技メインの功夫映画ばかり観ていた香港の観客達にも大きな衝撃を与えました。
そして面白いことにと言いますか、彼の出ている功夫映画はみんなその功夫レベルの高いこと高いこと!
だからこそ今でも作品を選ぶときに彼の名前があれば、功夫迷としては安心できるわけです。
それではレビュー済みの作品紹介へ、どうぞ。
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「神腿鐵扇功」('77)
vs劉忠良! すでに高いクオリティの足技を放ちまくる彼の技量に感嘆!
「大武士與小〔金票〕客」('77)
vs陳星! やはり劣らぬ足技で主役の陳星を苦しめます!しかし・・・
「スネーキー・モンキー・蛇拳」('78)
vsジャッキー 鷹拳なのにやはり彼のメインは足!
vs馮克安、なんて悪役タイプ同志の戦いは冒頭に!
「ドランク・モンキー・酔拳」('78)
まぁ彼自身の役柄インパクトの強さ、作品が傑作であることも含めて これがNo.1なのは多分間違いないでしょう。
vsジャッキーは彼にとってもジャッキーにとってもベストバウトです。
「南北醉拳」('79)
vs袁信義 引き続き今度は酔拳も披露!
しかし酔蟷螂がちょい恰好わりぃ・・・
「激突!少林拳vs忍者」('80)
これはオープニングのゲスト出演。例によって画面が細長くなっており、確認しにくいのでご注意を。
「蛇猫鶴混形拳」('80)
イマイチ彼の使う拳法が今回は明確にされてないのですが、どっちにしろ本作のウリは「酔拳」の鉄心役と全く同じ衣装で現れて火星くんらを苦しめるのが見所です。
「死亡の塔」('81)
作品自体評価が低いですけど、vs唐龍マッチは彼のベストバウトの一つではないかしら(私は大好きです)。
「龍の忍者」('82)
出番は少ないですが、vs真田広之マッチがあるだけで凄いす。
「上海エクスプレス」('85)
日本忍者に扮してゲスト出演ですが、やっぱり得意の飛び三段蹴りを披露してくれます。
「デブゴンの霊幻刑事」('86)
vsサモハンマッチ!とやっと実現した夢のカード・・・なのに、サモハンの中途半端な役柄のせいでまともなバトルにならず。残念無念。
「天使行動」('87)
vs西条秀樹!? でもマジであります。思えば本当に様々な主役スターを相手にしてきた悪役スターですね。
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