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成拳

■第七回は陳星さんです 【03/10/18】 
こちらでは時期に合わせたり気まぐれだったりしながらも、不定期に自分の気になったアクター・アクトレスを紹介していきたいと思います。映画鑑賞の参考に・・・はならんかもしれませんな。


さてさて、第七回はこの方だ!
present
      陳星(チン・セイ/チェン・シン)

というか、このコーナー振り返ると濃い男が多いですな。
意図は別に無いんだが。
子供の時は特に彼と羅烈がかぶったのよね。
「ドラゴン太極拳」が羅烈で、「三十六房」が陳星・・・いや違うぞ!
「三十六房」も羅烈で、「新精武門」は陳星・・・
ってぐらいにいっつも迷ってました。今は迷うことは無いんですが、それだけ当時は特徴の類似しているように見えましたね。

陳星さんは主に倉田さんと共演作「餓虎狂龍」「猛虎下山」辺りが代表的な作品になるんでしょうか(未見)。やはり陳星さんもその風貌から悪役が多いですが、意外と善役、面白い役やってるのが特徴で、仕事を選ばないことも "稼ぐための必死感"
が彼の場合はどうしても感じられて責められないですね。
苦労が顔に出るタイプ。功夫の腕は確かでしょう。

それではレビュー済みの作品紹介へ、どうぞ。。

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執仇('70)
 スナイパーとして登場。
ムリヤリ白のスーツでスマーティに見せようと頑張っている姿が泣かせます。出番は少ないです。

怒れるドラゴン/不死身の四天王('74)
 悪役ではなく主役四天王の1人にして、四天王最強の拳士を演じます。 が、劇中では終盤までパンチドランカー気分で役に立たなかったか。
鹿村さんとの鶏小屋での対決は迫力あります。

レッドドラゴン :新精武門('76)
 記念すべきジャッキー羅維プロデビュー作の相手役を務める。
映画自体はあんまりダメですが、ジャッキーとの一騎打ちは迫力あっていいですよ。

必殺!少林寺武芸帳 :四大門派('77)
 悪親玉の将軍です。
協力してくる片腕の悪坊主がサモハンです。お話は典型的な少林寺復讐劇ですが、功夫アクションは素晴らしい作品ですね。陳星vsカサノバ・ウォン先生の対決が特に見物です。

少林寺・怒りの鉄拳 :三コ和尚與舂米六('77)
 サモハン監督デビュー作。
相棒に選ばれたのが引き続き陳星でした。つよ〜い三コ和尚を演じています。ラストバトルはこれまた素晴らしく陳星師匠のベストバウトの1つかもしれません(出演作品いっぱいあるからなぁ)。

蛇形勺手2('78)
 功夫道場の館長役。しかも悪い道場。しょぼしょぼ。
実生活も厳しかったかな?

達魔鐵指功('78)
 呂小龍(ブルース・リ)の師匠役として登場するも、前半のうちに江島と楊斯(ヤン・スエ)コンビに殺されてしまいます。

截拳奪命斬('80)
 盗賊団の大ボスを演じています。
彼の悪役の中でも相当強大な役柄で何宗道、龍飛ら4人がかりで陳星をやっと倒します。 ここの薬でハイパー化した陳星が凄いです。

新Mr.BOO!!アヒルの警備保障 :摩登保票('81)
 何気に何度も出てきます(全部同じ役なんだよね?)

悪漢探偵 :最佳拍档('82)
 冒頭からマフィアボスとして結構出番あり。結構面白いです。

上海13 :上海灘十三太保('84)
 終盤になって柔道着で現れる刺客。パワーは示したものの狄龍(ティ・ロン)にやられてあっさり敗退。


■特にこの1本!
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大武士與小票客('77)

一匹狼・陳星の格好良い姿がこれ!
「小僧。俺を仇を討ちたければ一緒に着いてこい。」
お話は時代劇にありがちなパターンですが、それがハマッてて好感、最終的に物語がどうなるのかも功夫映画にしては珍しく興味ある展開ですよ。
vs羅烈戦あり! 
いよいよ類似したタイプ同士の対決が始まります。
vs黄正利戦あり! 
足技の猛者とも戦います。
vs元彪(ユン・ピョウ)戦あり! 
さらにこんな対決まで用意されてるんですね〜

03/7/5 凌雲
03/7/19 羅烈
03/8/2 黄正利
03/8/21 黄家達
03/9/9 梅艷芳
03/9/27 成奎安

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