さてさて、第七回はこの方だ!
陳星(チン・セイ/チェン・シン)
というか、このコーナー振り返ると濃い男が多いですな。
意図は別に無いんだが。
子供の時は特に彼と羅烈がかぶったのよね。
「ドラゴン太極拳」が羅烈で、「三十六房」が陳星・・・いや違うぞ!
「三十六房」も羅烈で、「新精武門」は陳星・・・
ってぐらいにいっつも迷ってました。今は迷うことは無いんですが、それだけ当時は特徴の類似しているように見えましたね。
陳星さんは主に倉田さんと共演作「餓虎狂龍」「猛虎下山」辺りが代表的な作品になるんでしょうか(未見)。やはり陳星さんもその風貌から悪役が多いですが、意外と善役、面白い役やってるのが特徴で、仕事を選ばないことも
"稼ぐための必死感"
が彼の場合はどうしても感じられて責められないですね。
苦労が顔に出るタイプ。功夫の腕は確かでしょう。
それではレビュー済みの作品紹介へ、どうぞ。。
---------------------------------------------------------
「執仇」('70)
スナイパーとして登場。
ムリヤリ白のスーツでスマーティに見せようと頑張っている姿が泣かせます。出番は少ないです。
「怒れるドラゴン/不死身の四天王」('74)
悪役ではなく主役四天王の1人にして、四天王最強の拳士を演じます。 が、劇中では終盤までパンチドランカー気分で役に立たなかったか。
鹿村さんとの鶏小屋での対決は迫力あります。
「レッドドラゴン :新精武門」('76)
記念すべきジャッキー羅維プロデビュー作の相手役を務める。
映画自体はあんまりダメですが、ジャッキーとの一騎打ちは迫力あっていいですよ。
「必殺!少林寺武芸帳 :四大門派」('77)
悪親玉の将軍です。
協力してくる片腕の悪坊主がサモハンです。お話は典型的な少林寺復讐劇ですが、功夫アクションは素晴らしい作品ですね。陳星vsカサノバ・ウォン先生の対決が特に見物です。
「少林寺・怒りの鉄拳 :三コ和尚與舂米六」('77)
サモハン監督デビュー作。
相棒に選ばれたのが引き続き陳星でした。つよ〜い三コ和尚を演じています。ラストバトルはこれまた素晴らしく陳星師匠のベストバウトの1つかもしれません(出演作品いっぱいあるからなぁ)。
「蛇形勺手2」('78)
功夫道場の館長役。しかも悪い道場。しょぼしょぼ。
実生活も厳しかったかな?
「達魔鐵指功」('78)
呂小龍(ブルース・リ)の師匠役として登場するも、前半のうちに江島と楊斯(ヤン・スエ)コンビに殺されてしまいます。
「截拳奪命斬」('80)
盗賊団の大ボスを演じています。
彼の悪役の中でも相当強大な役柄で何宗道、龍飛ら4人がかりで陳星をやっと倒します。 ここの薬でハイパー化した陳星が凄いです。
「新Mr.BOO!!アヒルの警備保障 :摩登保票」('81)
何気に何度も出てきます(全部同じ役なんだよね?)
「悪漢探偵 :最佳拍档」('82)
冒頭からマフィアボスとして結構出番あり。結構面白いです。
「上海13 :上海灘十三太保」('84)
終盤になって柔道着で現れる刺客。パワーは示したものの狄龍(ティ・ロン)にやられてあっさり敗退。
|